6・11 ~ 今こそ行動の時!&お知らせ
ここのところ当ブログを更新できなかった。
その理由は、政治にも原発事故にも幻滅したから……
というわけではない。
いや、もちろん幻滅はしているが、ここで挫けてしまっては悪どい連中に負けてしまうのである。
ま、私は50年近くを生きて、それなりにいい時代を過ごしてきたからそれでも仕方がないのだが、しかし孫子の代にまで思いをいたせば、ここで引き下がるわけにはいかない。。
私は子どもが好きだ。
よく電車の中などでキャーキャー言っている子どもをしかめっ面で見る人がいるが、私はぜんぜん気にならない。
それどころか、ほっぺたをチョンと突つきたくなる。
だが3・11以降、そういう子どもを見ていると、そんな衝動よりも本当に「今、なんとかしないと本当にこの子どもたちの将来は大変なことになる」と思いが先に立つ。
残念ながら、すでに彼らの未来は十分に大変ではあるのだが、それを少しでも軽減するべく行動することは、今の時代に生きるすべての大人の責務だと思う。
時々……
「自分は子どももいないし、そんなことは関係ない」
と冷やかに言う人がいる(私見では男性に多い)。
しかし、そういう人だって子どもたちが元気に成長してくれなければ、自分の老後が危ういのだ。
当ブログでは同じことのまたも繰り返しになってしまうが、現在のこの事態に対してそういう「想像力」を少しでいいから働かせていただきたいと思う。
現実問題として、3カ月にわたって福島の放射能はダダ漏れ状態だ。
これはもう本当にとてつもないことであって、時とともに“食”や“健康”について、ますますもって重大な影響が出てくるわけで、このまま放置すればするほど、その被害は幾何級数的に増大してく。
こういう中にあって、もっとも優先すべきは子どもや若い人の命と安全であり、その第一原則は「セーフティファースト」だと思う。
人類がいまだかつて経験したことのない放射能災害においては、どんなに用心しても、どんなに安全マージンを取っても取り過ぎることはない。
そのためには、これまで[原発は安全だ」と言い続けてきたすべての人間の言うことを信じないことが重要だ。そういう連中の言ってきたことはすべてウソ、デタラメ、あるいは間違いだったことは、この状況を見れば明々白々である。
にもかかわらず、原発をこれまで推進してきた自民党と、これからも進めようとしていた民主党が連立するだって? 冗談を言ってはいけない。
とここまで書いたところで、6月2日のエントリーと同じような内容になってしまったことに気づいた(脳みそがトロトロなのです)。
が、とにかく今、行動しなければ末代までの恥と禍根を残すことになる。
これまで妻は私が「やれ、小沢だ、検察だ」といってデモへ行ったり最高検へ前田恒彦を告発に行くのを冷やかな目で見ていた。その顔には「あまりヘンなことをしないで欲しい」という表情がありありと出ていた。
ところが、その妻が先日、「私も6月11日はデモへ行ってみようかな」と言った。
そう思う人が一人でも増えて欲しいと切に願う次第である。
・6.11 脱原発100万人アクション (No Nukes Action by a million people)
※最後に一つお知らせがあります。以前にもちょっと書きましたが、当ブログでこれまで書いてきた原発やメディアに関するエントリーをもとに電子書籍を刊行することになりました。タイトルは、
「東京電力福島第一原発事故とマスメディア」
です。詳細は近日、ご報告いたしますが、iPhone、iPad、アンドロイドにも対応したものとなる予定です。
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