<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<rdf:RDF
  xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
  xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
  xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
  xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
  xmlns:cc="http://web.resource.org/cc/"
  xmlns="http://purl.org/rss/1.0/">

<channel rdf:about="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/">
<title>誰も通らない裏道</title>
<link>https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/</link>
<description>
</description>
<dc:language>ja-JP</dc:language>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2017-05-02T07:45:38+09:00</dc:date>


<items>
<rdf:Seq><rdf:li rdf:resource="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/05/post-3d64.html" />
<rdf:li rdf:resource="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/05/post-6238.html" />
<rdf:li rdf:resource="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/04/post-44dc.html" />
<rdf:li rdf:resource="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/03/post-3f59.html" />
<rdf:li rdf:resource="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/02/post-6f97.html" />
<rdf:li rdf:resource="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/11/post-867e.html" />
<rdf:li rdf:resource="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/08/post-a6fb.html" />
<rdf:li rdf:resource="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/08/post-f565.html" />
<rdf:li rdf:resource="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/02/post-4c0e.html" />
<rdf:li rdf:resource="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/02/post-7e7c.html" />
</rdf:Seq>
</items>

</channel>

<item rdf:about="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/05/post-3d64.html">
<title>北朝鮮問題 ～ 本当に危機なら、なぜ諸外国は3.11と同じ対応をとらないのか？</title>
<link>https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/05/post-3d64.html</link>
<description>昨日の朝、テレビをつけたらワイドショーをやっており、相変わらず北朝鮮問題をえんえ...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>昨日の朝、テレビをつけたらワイドショーをやっており、相変わらず北朝鮮問題をえんえんと垂れ流していた（その次は森友だった）。<br />
朝食を食べながらこれを見ていて、ホントに日本は北朝鮮とよく似ているナと改めて思ったのだが、改めてというのは、かつて2006年に以下のようなエントリーを書いていたりするからだ。</p>

<p>・誰も通らない裏道　2016/10/26<br />
<a href="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2006/10/post_a2c7.html"target="_blank">北朝鮮についての続き</a></p>

<p>「北朝鮮は尋常でない」という報道を繰り返し垂れ流し、挙句の果てに総理大臣が「情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと。航空機、船舶等の安全確認を徹底すること。不測の事態に備え、万全の態勢をとること」などという指示を出し（そのくせ本人や閣僚たちはノコノコ外遊に出かけている）、また「北朝鮮による弾道ミサイル発射事案について」などという記事をホームページにアップする国はまことにもって尋常ではない。</p>

<p>さてしかし、、、<br />
「バカヤロー、彼の国は現実に弾道ミサイルをぶっ放しているじゃないか」という意見に対してひとこと。</p>

<p>もし本当に北朝鮮問題が緊迫しているのなら、3.11の時と同じことが起きます。<br />
しかし現在にいたってもまったくその気配はありません。</p>

<p>では、その同じこととは何か？<br />
3.11を思い出してみよう。<br />
あの時、諸外国は日本にいる自国民に対して避難指示を出し、飛行機まで差し向けた国すらあった。<br />
が、今回、そんな国はどこにもない。</p>

<p>3.11の翌週、電通、博報堂、ADKという日本を代表する広告代理店は数日ではあるけれども、「出社に及ばず」との指示を出している。<strong>あの電通です</strong>ら。なぜかというと、福島第一原発が危機に陥った瞬間、外資系のクライアントが引いてしまったりつかまらなくなったりしたからだ。みんな逃げることを最優先したのである。<br />
平日にもかかわらず東京駅の新幹線乗り場は大混雑。<br />
<strong>つまりあの時には本当に本当の危機だったのだ。</strong><br />
結果、３つの原子炉がメルトダウンするという前代未聞、有史以来、最大の事故が起きてしまったわけで、諸外国の認識は正しかった。もちろん同様の認識は原子力ムラにも日本政府にもあったが、これを公表すると大パニックになるということで情報をコントロールし、御用学者を総動員して嘘をつき続けたわけだ。<br />
不幸中のわずかな幸いは、最悪のなかでも最悪な事態はかろうじて逃れることができたことだった（菅直人というのはろくでもない総理大臣だったけれども、福島から全面撤退をしようとする東京電力を恫喝して引き止めたのは後世に残る業績であろう）。</p>

<p>しかして、先月も今月も広告代理店勤務の諸氏は元気に残業し、電通にいたっては平日は10時以降（だったかな？）は会社にいられないので土日に普通に出勤したりしているわけだ。<br />
都内は相も変わらず外国人観光客が大勢うろつき、彼らに対して大使館が早急な退避勧告をすることも注意を呼びかけることもない。<br />
日本以外で北朝鮮についてここまで大騒ぎしている国はどこにもいないのである。<br />
ま、アメリカは多少、騒いでいるが、この国だって自国民を日本から出そうなどという動きはまったくない。<br />
そして韓国では普通に大統領選挙が行なわれている。<br />
急に止まった東京の地下鉄に乗り合わせた外国人観光客は、さぞかし「ヘンテコリンな国だなあ」と思ったことだろう。<br />
こんな日本はやっぱり北朝鮮とよく似ているナと愚考する次第なのである。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>経済・政治・国際</dc:subject>

<dc:creator>kappaman</dc:creator>
<dc:date>2017-05-02T07:45:38+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/05/post-6238.html">
<title>ビッグデータ時代の共謀罪</title>
<link>https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/05/post-6238.html</link>
<description>共謀罪の真の目的が、政府にとって好ましからぬ思想の持ち主（その中には反原発や反米...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>共謀罪の真の目的が、政府にとって好ましからぬ思想の持ち主（その中には反原発や反米軍基地は当然含まれる）を監視して取り締まることにあることは、もはや明らかである。<br />
もちろん法案が成立したからといって、すぐにバシバシと取り締まるわけではなかろう。しかし、これによってさまざまな運動の動きが鈍る可能性は十分にある。<br />
つまりボディブローになるわけで、しばらくしたところで見せしめ的に共謀罪を適用すれば、さらに足は止まることになる。</p>

<p>大変に危ない法案なわけだが、もしこの法案とビッグデータが結びついたら、これはさらに恐ろしいことになるように思う。</p>

<p>たとえば私はAmazonで日常的に本を購入しているが、その傾向によって思想傾向は明らかになるわけで、そのデータを集積して分析すれば、政府が言うところの「一般人でない人間」というのは容易に特定できる。<br />
これは花見の時に地図や双眼鏡を持っている人間をマークするよりもはるかに簡単だ。</p>

<p>などと思っていたら、ちょうどビデオニュース・ドットコムで中央大学の宮下紘准教授の「ビッグデータに支配されないために」という映像があった（ダイジェスト版）。</p>

<p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/RFYMFQ0YpxU" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></p>

<p>このなかで宮下准教授がとくに強調しているのは、「一番正確で危ないデータはDNA情報」「DNAの配列を見て、この人は○○政党支持ですと導き出される。これは客観的に性格で本人の意志によって変えることができない。なおかつその子孫にまで予測ができる」ことの危険性である。<br />
となるとこれを敷衍すればDNAのプロファイリングから事前に「危険思想の持ち主」を特定することができるわけで、それはすでに十分に可能な段階に入ってきているわけだ。</p>

<p>いくらなんでもそこまではやらないだろうと思う人もいるかもしれないが、、、</p>

<p>「ホッブスは、国家とはリヴァイアサンであると言った。これは正しく万古不易の明言です。国家権力が自由に動き出したら、それをくい止める手立てはありません。なにしろ近代国家には、軍隊や警察という暴力装置がある。また人民の手から財産を丸ごと奪うこともできる。さらに国家の命令一つで、人民は徴兵され、命を戦場に投げ出さなければならない。こんな怪物を野放しにしておいたのでは、夜もおちおち寝ていることはできないでしょう。」（小室直樹）</p>

<p>これがまさに国家の本質である。</p>

<p>「だからこそ、近代西洋文明は持てる限りの知恵を振り絞って、この怪物を取り押さえようとした。その１つが　罪刑法定主義であり、デュー・プロセスの原則だったりするわけですが、そうしていろいろな法律でがんじがらめにしてもなお不安は残る。そこで法律や制度でぐるぐる巻きにしたうえに、更に太い鎖をかけることにした。それが憲法というわけ」で「憲法とは国家を縛るための命令」（いずれも同前）なのである。</p>

<p>これがまさに立憲主義のエッセンスなのだが、「日本人の多くは、国家権力のことを『お上（かみ）』と呼ぶくらいですから、国家は本来、善であると考えている。ここに大きな誤解がある」（同前）上に、現在日本の総理大臣は「立憲主義は古色蒼然たる考え方」と嘯き、さらに「憲法を国民を縛るための命令」へと書きかえることを自身の政治活動の最上位に置いている人物である。<br />
この状況で国家権力が共謀罪を手にすれば、行き着く先はDNA情報によって「一般人」と「一般人でない人間」が選別される社会なのではないだろうか？</p>]]></content:encoded>



<dc:creator>kappaman</dc:creator>
<dc:date>2017-05-01T04:42:02+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/04/post-44dc.html">
<title>金田勝年は最高の法務大臣である</title>
<link>https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/04/post-44dc.html</link>
<description>共謀罪の審議が始まった。
昨日は以下のようなアホなやり取りもあったという。

【...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>共謀罪の審議が始まった。<br />
昨日は以下のようなアホなやり取りもあったという。</p>

<p>【4/17決算行政監視委員会】キノコ採りも溶岩拾いも「共謀罪」！山尾志桜里「共謀罪」について安倍総理と金田法相に質問<br />
<iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/0FQ0TTu4mNI" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></p>

<p>今国会で頻繁に見られる金田と山尾のやり取りだが、どれを見てもまともなことを言っているのが山尾であることは火を見るよりも明らかであり、意味不明な答弁をグダグダと繰り返す金田の脳みそのとろけぶりときたら、これが元大蔵官僚（一橋大学卒）なのか？と目を疑うほどである。</p>

<p>しかし、だからこそ金田は共謀罪を通したい安倍政権、というよりその先にいる霞が関にとって最高の大臣なのだと思う。</p>

<p>そもそも共謀罪はまともな法案ではない。とくに今回はまたひどい。<br />
まともな法案でないのだから、まともに審議しても成立しない。<br />
ところが現在は「立憲主義は古色蒼然たる考え方」と口走る極めつけにまともででない男が総理大臣を務める政権である。<br />
当然、閣僚もまともでない。<br />
これはまともでない共謀罪を何がなんでも通したい霞が関にとっては千載一遇のチャンスなのである。</p>

<p>山尾と金田のやり取りを聞いていると、山尾の鋭い突っ込みに金田はまともに答えることはできない。こんなことが続けば、まともな人間だと大臣の椅子を放り投げて自宅に引きこもりたくなるだろう。<br />
ところがこの金田、なにしろまともでないので、どんなにやり込められても意味不明の答弁を続けることができる。<br />
こうなると時間がくれば、いずれ「十分に審議を尽くした」といって強行採決することができる。</p>

<p>つまりまともでない法案を成立させるための致命的に重要なポイントは、まともでない政権でまともでない人間を法務大臣に据えることであり、それに見事に成功した霞が関の面々からすれば、金田勝年こそは最高の大臣なのである。</p>

<p>もし答弁する時に「この法案はやっぱりチトおかしいんじゃないかな？」などという疑問が少しでも湧いたら最後、それが頭に引っかかってしまってあのようなグダグダ意味不明の答弁はできなくなってしまう。<br />
ところが67歳のこの大臣は共謀罪が成立した先のことなど知ったことではない。「ここで共謀罪を成立させれば大臣の名前は歴史に残ります」とでも囁かれれば、「オレも極めたナ」なんぞと思うのだろう。</p>

<p>今国会での森友問題や共謀罪の審議を見ていて、民進党の中にはまともな議員が結構いるんだなと思っている。世襲でない彼らは普通に勉強しているから頭がよく、十分すぎる常識があり、努力することの重要性を知っている。<br />
ところが、ここへ来てのその民進党の面々が相手にしているのは、彼らがこれまでほとんど見たことのなかったまともでない人間の集団である。</p>

<p>私はもちろん共謀罪には絶対反対だが、こうなると現時点でこのまともでない人間に勝つのはなかなか難しいのではないかとも思う。<br />
本来、こういう場合はメディアが先陣を切って批判するべきだが、そのメディアもまたまともでないのが事態を決定的に悪くしている。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>経済・政治・国際</dc:subject>

<dc:creator>kappaman</dc:creator>
<dc:date>2017-04-18T09:42:10+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/03/post-3f59.html">
<title>証人喚問と共謀罪</title>
<link>https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/03/post-3f59.html</link>
<description>とりあえず籠池夫妻の思想信条については脇においておく。
この夫婦はとにもかくにも...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>とりあえず籠池夫妻の思想信条については脇においておく。<br />
この夫婦はとにもかくにも小学校設立のために走り回り、府議や国会議員のもとへ足を運んでいた。が、たとえ与党にいても力のある議員はそうそういるわけではない。<br />
学校入学の陳情を受けて合否情報を先に学校側から聞き出し、合格していれば、それが実力であるにもかかわらず「なんとか合格しました」といってカネを受け取り、不合格であれば「残念ながらダメでした」と伝えるような事務所はゴロゴロある。<br />
実際、籠池氏が証人喚問で名前を挙げた議員に相談してもまったく物事は進まなかった（「問い合わせはしたがそれだけ」と言った議員がいたが、まさにそれしかせず、省庁からはまったく相手にされなかったわけである）。</p>

<p>ところが、時の総理大臣夫人がやってきて（籠池証言を信じるなら）100万円を寄附してくれて、さらに「一人でさせて申し訳ありません」と言ったという。そこには言外にか実際に言葉に出してかはわからないが、「これからは私（安倍晋三も含む）も協力します」というニュアンスが濃厚に出ていたのではないか？　もしそうなら、その際に夫人が「具体的なことは谷氏とやり取りしてください」と言った可能性は十分にある。このことをして、籠池氏は「非常にうれしく、これで物事が進んでいくと思った」のであり、その後、谷氏に手紙を書いたという推測は成り立ち得るだろう。<br />
なにしろそう言ってくれた相手は役立たずのチンピラや三下ではない、総理大臣夫人なのである。<br />
籠池夫妻の喜ぶまいことか。そりゃあ直後の運動会で｢安倍首相ガンバレ、安倍首相ガンバレ、安保法制国会通過よかったです｣ぐらいのことを幼稚園児に言わせたくなるのもムリはない（無論、それが正しいと言っているわけではない）。<br />
しかも、その後現実に、与党の連中も認める「ムリ筋」案件のハードルが消え去っていくのだ。<br />
まことにもって総理大臣の妻の威力、陳情処理能力は絶大だったわけである。</p>

<p>蛇足だが、二十年以上前、私は一度だけ付き合いのあった自民党の大物に属する代議士秘書に、知人のことで陳情したことがある。その効果はまことに絶大で、まさに神風。満額回答の知らせを受けた知人は狐につままれた顔で私を見て「信じられない」と言ったものだった。<br />
ことほどさように陳情が威力を発揮することがあるわけだが、もちろん秘書を通じて問い合わせを受けた側も、背後にいる議員のランクを見ているわけで、それが総理大臣夫人（＝総理大臣）であればどんなムリ筋でも通そうとするのは当然のことである。</p>

<p>それにしても、、、<br />
このたびの証人喚問を見ていて明らかだったのは、籠池氏を偽証罪で引っかけようという与党の満々の「意欲」である。当初は参考人招致でさえ消極的だった連中が、「総理を侮辱した」という理由で証人喚問に応じたのは、一にも二にも100万円の寄附をいい始めた目障りな人間を「偽証罪」でぶち込むためであろうし、いまもそれを虎視眈々とそれを狙っている。相手が民間人であろうがなんだろうが知ったことではない。<br />
これは安保法制の時も顕著であったが、安倍政権の最大の特徴はリーガルマインドの著しい欠如であり、目的のためなら法律などどう捻じ曲げてもよろしいという姿勢は際立っている。<br />
そういう連中が共謀罪を手にしたらどうなるか？　自分たちの気に入らない、目障りな人間をどんどんぶち込んでいくことは火を見るより明らかであり、この法案の目的はその一点にある。<br />
この最悪の法案を潰すための最善手は、アッキード疑獄で安倍政権を潰すことだろう。<br />
</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>経済・政治・国際</dc:subject>

<dc:creator>kappaman</dc:creator>
<dc:date>2017-03-26T15:20:20+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/02/post-6f97.html">
<title>東芝の今日は、日本の明日</title>
<link>https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2017/02/post-6f97.html</link>
<description>旧ソ連は1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所の破局事故から５年後に国家体...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>旧ソ連は1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所の破局事故から５年後に国家体制そのものが崩壊した。<br />
かつて小出裕章先生に、このソ連崩壊とチェルノブイリの破局事故は関連性を訊いてみたところ「ソ連の崩壊については複合的な要因があるけれども、その中の一つとしてチェルノブイリの事故は間違いなくある」というのがその答えだった。</p>

<p>そのチェルノブイリにしても、破局事故が起きた年の暮れには石棺が完成している。ところが日本では使用済み核燃料が事故を起こした原子炉内にあり、これを抜き取らないことには石棺にすらできない。しかしなにしろ放射能の数値が高く（直近では６３０シーベルトを観測）、人が近づけるレベルでもない。結果として水を注入する以外のことはできないが、それは放射能による汚染を絶望的に拡散させることになっている（現実問題として溶け落ちた燃料デブリを回収することは絶対にできず、現在の計画はまったくの夢物語である）。</p>

<p>こうした状況を鑑みるなら、やはり日本においても５年というのは一つの区切りではないかと思ってきた。しかしながら、丸五年を経て、表面上は日本では原発再稼働の流れが強まるだけで、国家体制を揺るがすようなことは起きなかった。</p>

<p>しかし、やはり原発の破局事故の影響は日本においても深く、かつ確実に進行しており、それがいま東芝という大企業を崩壊の瀬戸際に追い込んでいる。<br />
いまここでこの東芝の危機の詳細については書かないが、要するに00年代にアメリカのウェスティングハウスを買収し、原子力発電事業を拡大しようとしたことがすべての始まりだ。<br />
当時は「原子力ルネッサンス」などと言われた時代で、この買収によって東芝の体質が強化されたなどと評価されたが、筋金入りの反原発である私は当時から「アホなことをやる会社だナ」としか思わなかった。</p>

<p>そして、３・１１ですべてが暗転。原発は世界的に「衰退」がトレンドとなる（にもかかわらず成長産業などとのたまって自ら海外に営業して歩いた安倍晋三はウルトラ級のバカとしか言いようがない。しかもそのすべては失敗している）。<br />
わずかながら新規で建設している原発はあるものの、コストは鰻登りとなり、３・１１以前は一基3,000億円と言われた建設費は１兆円近くまで跳ね上がり、それでも安全性を再検証してみたらさらに１兆円はかかると言われ、しかも最終的に完成して稼働できるかどうかも定かでない。<br />
「原発は安い」などという神話はもともと与太話だったが、これにて完全崩壊したわけだ。</p>

<p>それにしても……。<br />
新規に建設するにしてもこれだけかかるのだから、既存の原発を再稼働するとなれば、よほどのカネをかけないと最新の原発と同じレベルの安全性を確保することはできないのではないか？という疑問は当然わいてくる。<br />
まして日本の原発の安全基準は「世界でもっとも厳しい」はずなのだ（このセリフを安倍晋三だけでなく、蓮舫までが口にするところに日本の政治の絶望的状況がある）。<br />
ところが、日本の電力会社は安全に対してコストをかけるのがよほど嫌いらしく、福島第一原発事故で本当の大破局からは逃れることのできた最大の要因である免震重要棟をつくる気もない（あるいは昨日のニュースによれば、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の免震重要棟は耐震強度が想定より低く、震度７には耐えられないという。しかも東電はこれを３年前から知っていたが隠していたという）。<br />
それでも再稼働が認められるのだから、実はその安全基準は相当に低いのである。</p>

<p>したがって日本の場合、原発の破局事故はもう一度起きるのではないかと私は予想しているのだが、たとえ運良くそれがしばらくは起きないとしても、すでに日本は破局事故を起こした原発が３機もあり、しかもまったく収束の気配がないという圧倒的な現実が目の前にある。<br />
今月に入って２号機の格納容器内にロボットを入れたところ空間放射線量は650シーベルトという驚くべき数値を記録したが、これでさえあくまで推定値である。<br />
日本人がすでに終わったと思っている原発事故は収束どころか、およそコントロールができるような状態ではないのだ。かといって放置したままでおけば、放射能による汚染は拡大の一途をたどり、国際的な非難を浴びることになる。</p>

<p>こう考えると、破局事故を拱手傍観しているヒマはない。現実的には燃料デブリの取り出しなど諦め、１号機から３号機までの使用済み燃料を取り出した後はチェルノブイリのように石棺にするしかない。だが、それにしてもいったいどれだけのカネがかかるのか、いつまでかかるのかわからない。<br />
確実に言えるのは、日本にとって福島第一原発事故は国家の存続を危うくするほどの重荷になるということで、東芝の今日の惨状は、日本の明日の姿なのである。</p>

<p>※もし東芝が「会社を再建するにあたって従業員の結束を強めるため、復活大運動会をグループ全体で開催する」と言ったら頭がおかしいんじゃないかと思われるだけだが、東京オリンピックはそれと同じことである。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>経済・政治・国際</dc:subject>

<dc:creator>kappaman</dc:creator>
<dc:date>2017-02-17T16:30:47+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/11/post-867e.html">
<title>トランプ当選翌朝の通販広告で露呈した、ジャーナリズムのお寒い現状</title>
<link>https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/11/post-867e.html</link>
<description>安倍晋三が大統領に就任もしていないトランプに会いに行った件で、佐藤優が厳しく批判...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>安倍晋三が大統領に就任もしていないトランプに会いに行った件で、佐藤優が厳しく批判している。</p>

<p><iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/QI_ImmUMdnU" frameborder="0" allowfullscreen></iframe></p>

<p>このなかで佐藤はこう言っている。</p>

<blockquote>11月9日の11時過ぎに鈴木宗男さんから電話がかかってきて、「大変だと。安倍総理が怒り心頭に発している。その前日に外務省の杉山事務次官が安倍さんのところへ行って「外務省の方で調査しましたが、われわれの分析でヒラリー・クリントンが逃げ切ります、大丈夫です」という報告をしたですよ。そうしたら蓋が開きかけたら違うじゃないかと。もう外務省の話は聞かないでいい。CNNとNHKで判断するからという状態になっているということで、いま外務省がビビリ上がっている。</blockquote>

<p>安倍晋三は9月20日にニューヨークでヒラリー・クリントンにだけ会っているわけだが、つまり外務省も官邸もなんのリスクヘッジもせずにヒラリー当選を勝手に決め打ちし、その路線でTPPを始めとする国内の政治日程もすべて固めていたわけだ。おそらくヒラリーが当選すればTPPについては何らかの心変わりがある感触もあったのだろう。</p>

<p>ところが結果はトランプ当選。これでパニックになった安倍がトランプに会いにいくと言い出したことを止められず、就任前の大統領にゴルフのパターを持参して会いに行くという、およそ前代未聞の恥さらし行動をしたわけである。</p>

<p>で、ここからが本題なのだが、トランプ当選が決まった翌日の日経朝刊の2面から5面までは以下のようになっていた。</p>

<p><br />
以下は↓URLへ。</p>

<p><a href="http://kappa-man.net/2016/11/24/nikkei_yomiuri/">・http://kappa-man.net/2016/11/24/nikkei_yomiuri/<br />
</a></p>]]></content:encoded>


<dc:subject>経済・政治・国際</dc:subject>

<dc:creator>kappaman</dc:creator>
<dc:date>2016-11-24T15:43:46+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/08/post-a6fb.html">
<title>ブログ更新情報 「“「権力の走狗」の走狗”であることを自ら告白する司法記者 ～ 『田中角栄を逮捕した男　吉永祐介と特捜検察「栄光」の裏側』を読む」</title>
<link>https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/08/post-a6fb.html</link>
<description>以下のURLに「“「権力の走狗」の走狗”であることを自ら告白する司法記者 ～ 『...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>以下のURLに「“「権力の走狗」の走狗”であることを自ら告白する司法記者 ～ 『田中角栄を逮捕した男　吉永祐介と特捜検察「栄光」の裏側』を読む」をアップいたしました。</p>

<p><a href="http://kappa-man.net/2016/08/29/001/"target="_blank">http://kappa-man.net/2016/08/29/001/</a></p>]]></content:encoded>



<dc:creator>kappaman</dc:creator>
<dc:date>2016-08-30T10:04:27+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/08/post-f565.html">
<title>ブログ更新情報 「久米宏から逃げた？　丸川珠代五輪相」</title>
<link>https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/08/post-f565.html</link>
<description>以下のURLに「久米宏から逃げた？　丸川珠代五輪相」をアップしました。

htt...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>以下のURLに「久米宏から逃げた？　丸川珠代五輪相」をアップしました。</p>

<p><a href="http://kappa-man.net/2016/08/23/coward_marukawa/">http://kappa-man.net/2016/08/23/coward_marukawa/</a></p>]]></content:encoded>



<dc:creator>kappaman</dc:creator>
<dc:date>2016-08-23T07:48:24+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/02/post-4c0e.html">
<title>「好き嫌い」で政治をやってきた前原誠司の絶望的政治センス</title>
<link>https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/02/post-4c0e.html</link>
<description>かつてNHKの将棋番組の正月番組で「大逆転将棋」というのがあった。
これはプロ棋...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>かつてNHKの将棋番組の正月番組で「大逆転将棋」というのがあった。<br />
これはプロ棋士とアマ（将棋に覚えのある芸能人）が対局するのだが、飛車角落ちなどハンデをつけて最初から指すのではなく、プロの対局の投了図からスタートする。つまりこの対局で勝った棋士の側をアマが持ち、投了した側をプロ棋士が持つのである。</p>

<p>なぜ、すでに勝敗の決まっている局面からなぜスタートするのかというと、実はアマチュアは投了図など見ても、その局面でどちらが勝っているかなどわからないから。<br />
一方、プロは何手、何十手までも先を読み、「こう指すと勝つな」「こう指されると負けるな」というのがわかる。ゆえに、素人からすると「どうしてこんな指しかけの局面で投げちゃうの？」というところで勝負がついてしまうのだ。<br />
そういうところからプロとアマ（もちろんアマ側にはプロのアドバイスが入るが）が対局するとどうなるか？</p>

<p>実はプロの勝負というのは、一手二手の違いで勝敗が決まる。<br />
つまり、アマがその一手二手を間違えるとたちまち勝敗の行方は混沌とし、さらに間違えるとあっという間にプロに逆転され、逆にアッサリと詰まされてしまうのである。</p>

<p>ここ最近、安倍政権はガタガタの様相である。<br />
それは当然のことで、要するにこれまでメチャクチャなことをやってきたのだから（ただしそれを隠して国民を騙し通せたのはマスメディアが全面的に協力しているからである）当然のことだ。<br />
甘利は「事実上のあっせん収賄」で大臣を辞任、その他の閣僚もまあデタラメ放題、そして党内もハチャメチャである（これば小室直樹博士が指摘するところの「アノミー」であるが、その件については別の機会に）。</p>

<p>そうしたなかで今年は参議院選挙が確実にあり、どうやら衆議院選挙も確実にありそうだ。<br />
そして今後のことを考えると、この選挙は重大な意味を持つ。</p>

<p>これより先は<a href="http://kappa-man.net/2016/02/13/bakamaehara/" target=”_blank”>こちら</a>で。</p>

<p>※ただいま当ブログの移転、統合ブログの開設準備中です。リンク先はそのブログの「誰も通らない裏道」へ飛びます。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>経済・政治・国際</dc:subject>

<dc:creator>kappaman</dc:creator>
<dc:date>2016-02-13T01:14:04+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/02/post-7e7c.html">
<title>井戸まさえ著『無戸籍の日本人』 ―― その絶望と希望が「日本の今」とシンクロする</title>
<link>https://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2016/02/post-7e7c.html</link>
<description>井戸まさえ著、『無戸籍の日本人』を読んだ。
そこに描かれた現実があまりにも重く響...</description>
<content:encoded><![CDATA[<p>井戸まさえ著、『無戸籍の日本人』を読んだ。<br />
そこに描かれた現実があまりにも重く響く力作、かつ労作で、とてもレビューと言えるようなものを書くよう力量は当方にはない。が、それでもせめて印象に残ったいくつかの部分についての拙い感想を書いてみたい。</p>

<p>著者：井戸まさえ<br />
タイトル：無戸籍の日本人<br />
版元：集英社<br />
初版発行：2016年1月10日</p>

<p><iframe src="http://rcm-fe.amazon-adsystem.com/e/cm?t=kappaman0a-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4087815951&ref=tf_til&fc1=000000&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>

<p>本書の著者は、自らの子どもが無戸籍になるかもしれないという現実を前に闘ったことがきっかけで、無戸籍者の支援に立ち上がる。<br />
現に存在する人間が存在しないことになってしまうという圧倒的な理不尽。それは想像を絶する過酷な状況であり、100%救済を必要とする問題であるはずなのに、国家は頑なに扉を閉ざして容易なことでそれを開こうとしないし、隙間を開けて見ようともしてこなかった。当然、政治家の動きも極端に鈍い。</p>

<p>だが、本書には心ある人も登場する。その一人が河村たかし（元衆議院議員。現・名古屋市長）。<br />
著者がこの問題を訴えるために議員会館内をいくら歩きまわっても反応がないなか、河村は熱心に話を聞き「交通費をかけて議員会館まで来て、何も持って帰れませんでした、じゃあ、かわいそうでかんわ。今から法務省に行くで。民事局長に会うぞ」と言い、即座に著者を連れて法務省へ乗り込む。そして民事局長に「わしゃあ、何度聞いてもわからんのだわ。でもこれがおかしいことだけはわかる。民事局長、なんとかしてやってくれ。じゃあな」と言って部屋から出て行く。<br />
私は河村という政治家があまり好きなタイプではないが、おそらくかつてはこういう政治家がたくさんいたのだろう（とくに保守のなかに）。<br />
たとえ票にならなくても、目の前にある理不尽に対して政治家がその力を使うのは、相も変わらず横行するカネのための口利きとは真逆の真っ当な政治活動である。</p>

<p>その一方で慄然とするセリフを吐く政治家もいる。その筆頭が柴山昌彦。国家の側に軸足を置く民法改正反対派であり保守派のこの人物は、無戸籍問題を熱心に説明する著者に対して何と言ったか？　該当部分を引用しよう（太字部分は筆者。以下同じ）。</p>

<blockquote><strong>「僕は『親の因果が子に報い』ってあると思うんです」</strong><br>
　柴山氏は言った。<br>
　私は聞こえないようにため息をつく。親が結婚に失敗したり、母が父からＤＶ被害を受けていた場合、子どもが、なんらかの負荷を背負っても仕方ない、と彼は言っているのだ。</blockquote><br>

<p>この部分を読んで、私は著者同様に思わずため息をついた。それも深々と（おそらく本書を読んでいる人が同様のため息をついたとしたら、それはこの部分に対してだろう）。<br />
「誰しも政治家を志すのであれば、よりよい社会を作ろうという動機が根底にあるはずだ」などと考えることがまったくの幻想であることを思い知らされる。<br />
それは本書に登場する稲田朋美も同じなのだが、総じて扉を固く閉ざす側の人びとが、現在、安倍晋三の周りに集っているように見える。</p>

<p>著者は言う。</p>

<blockquote>民法７７２条改正に反対する政治家たちと話していて、不思議な感覚にとらわれることがある。今の民法を基準に話していても、かみ合わない。議論にならないのだ。つい、問いかけたくなる。<br>
<strong>「もしかして今も、旧憲法、旧民法の世界で生きていませんか？」</strong>と。<br>
（中略）<br>
　たとえば地方の名家に生まれ、頭脳明晰で東大などのエリート校に進み、官僚や政治家へ、という男性の場合などは、常に権力の側にいるため、変わる必要も感じてこなかっただろう。新憲法、新民法が保証する権利や平等が必要な立場の人がいることなど、実感できないのかもしれない。<br>
　むしろ権利や平等を叫ぶ人に自らの安定した基盤（＝既得権益）を奪われる「恐れ」すら感じているように思える。</blockquote><br>

<p>まさにそのとおりだが、まったく同様のことが親や祖父の代から「安定した基盤（＝既得権益）」にどっぷり浸かった世襲議員にも言えるだろう。なかでも「頭脳明晰でない」安倍晋三は、その「旧民法を生きる人たち」の代表格であることは間違いない。そういう人物がトップに立って「立憲主義は古色蒼然たる考え方」と公言するに至った国はこれからどこへ向かうのか？　暗澹たる気持ちにならざるを得ない。</p>

<p>本書の救いの一つは、河村の他にも心ある人が登場することだ。<br />
その一人は著者とことあるごとに鋭く対立していた法務省の役人だが、この人物は閉ざされた組織の中で恐らくは精一杯の仕事をして著者を、そして読者を驚かせる。あるいはこの問題にマスメディアの側から光をあてた人びと。もはや総崩れ状態の様相を呈するメディアのなかにもジャーナリズム精神は残っている。</p>

<p>しかし――。<br />
だからこそ思う。「彼ら、彼女らに続く人はいるのか？」と。<br />
もっともっと心ある人が出てこなければ無戸籍問題はなくならない。が、さらに言えばこの国の将来もまた、その多寡にかかっているのではないか？　そんなことを本書を読みながら思った。</p>

<p>※追記１　私はこれまで松下政経塾出身者を十把一からげで「ダメ」と決めつけていた。が、著者が同塾出身者であることを知り、今さらながらそのようなレッテル貼りの危険さを反省した。湯浅誠によれば、「松下政経塾で鍛えられた者が社会問題と出会うと、一つの肩書や職能にはまらない働きをすることがある。」（「週刊文春」書評）のだそうだ。<br />
また湯浅はこの書評のなかで「タイトルは若干ストレートにすぎたかもしれない。『“存在しない”子どもたち』『“誰にも見られない”者たちの闘い』といった、フィクションとしても通用するようなタイトルが、本書の豊さを示すにはふさわしい。」と書いているが、私はそうは思わなかった。確かに本書は「手に汗握るサスペンスのよう」（湯浅）ではあるが、フィクションでは描き得ない圧倒的なリアリティの迫力は（自分には「事実は小説よりも奇なり」という陳腐な言葉しか思い浮かばないが）、直球勝負のタイトルでこそ伝わるのではないかと思われ、むしろそこに著者と編集者の意図を感じることができる。</p>]]></content:encoded>


<dc:subject>社会</dc:subject>

<dc:creator>kappaman</dc:creator>
<dc:date>2016-02-07T20:54:37+09:00</dc:date>
</item>


</rdf:RDF>
