2010年参議院選挙で民主党を大敗させた菅直人・枝野幸男の大罪
もう1本、facebook版「誰も通らない裏道」からの転載です。
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3年前の夏。勤めていた会社を早期退職した私は、とりあえず次の職を探す前に有田芳生さんの選挙を手伝いました。
そして、この選挙は民主党にとって非常に大事なものでした。
というのも、2009年の総選挙で圧勝した民主党でしたが、この勝利をさらに確実なものにして政策を実行するには、この参院選の勝利が必要だったからです。
それを誰よりもわかっていたのは小沢一郎でした。
だから、普天間問題で迷走した鳩山由紀夫と「政治とカネ」の問題でメディアに袋叩きにされた小沢は一緒に辞任したのだと思います。
すべては参議院選挙の勝利のために。
実際、菅政権の出だしの支持率は、非常に高いものでした。
したがって、普通に選挙をやっていれば、普通に勝てた選挙だったことは間違いありません。
ところが、、、
その選挙を普通でなくさせたのは菅直人本人でした。
この男は突如、消費税増税を口にし始めたのです。
財務大臣時代、すっかり財務官僚に洗脳されたことは明白で、「このままでは日本はギリシャのようになる」というデタラメを口走り始めました(ちなみに財務省は海外に対して「日本は財政危機ではない」と説明しています)。
これで民主党に再び吹き始めていた風がガラリと変わりました。
この時に選挙をやっていた身としては、まさに味方の総大将が後ろから鉄砲を撃ってきたわけで、以降、「何をやっているんだ、民主党は」という有権者の声に対してとにかく弁明から始めなければならなくなりました。
実際、ビラを配っていても、「菅直人はケシカラン」と怒っている人は山のようにいても、「小沢はケシカラン」という有権者は少なくとも私は一人も見かけませんでした。
そうして選挙結果はご存知のように大敗。自民(最近は「じたみ」というそうですが)の復活を許してしまいました。
その意味で、この時の菅・枝野(幹事長)という執行部の責任は本当に重大でした。
ところが、この二人は選挙後も居座り、メディアもこれを容認します。
この年の秋には民主党の総裁選があり、菅・小沢の対決となりました。小沢の演説には迫力があり、また聴衆も明らかに小沢支持に見えましたが、マスメディアは菅支持にまわり、結果、菅が再選されました。
ちなみに、この投票日。なんと検察審査会で小沢の強制起訴の議決がなされています。つまり、もし小沢が再選されたらすぐにこの件を持ちだして袋叩きにする準備ができていたわけです。
そして、この強制起訴については、素人の検察審査員に対して地検特捜部の検事が、虚偽の捜査報告書を提出していたことが明らかになっています。
就中、この検察審査会をリードした補助弁護士は公正中立どころか元検察官で、しかも脛に傷を持つ訳あり弁護士、さらには小沢一郎の小石川高校時代の同級生(同じクラス)だったことが明らかになっています。
もう一つ付け加えるならば、この弁護士を推薦した東京弁護士会は、会長個人の判断でこの弁護士を選んでいます。
まさに底知れぬ闇といってもいいでしょう。
話を元に戻すと、こうして菅が総理を続けた結果、国民の政権交代への期待は完全に崩壊したわけです。
私は菅や枝野、そして野田、前原、、、といった連中の何が最大の罪かと言えば、この点にあると思います。
現在の民主党は、もはや再び再生することは難しいでしょう。
なぜなら、この党の信用が崩壊したからです。
組織にとって何よりも重要なのは「信用」です。それが崩壊したのだから、つまり民主党は今風の言い方をすればブラック政党になってしまったわけです。
もし、3年前の参議院選挙で民主党が普通に勝っていれば、たとえ今回の選挙で自民が勝っても「ねじれ」は続いていたことになります。
それは現政権が行おうとしている憲法改正、原発再稼働、TPP、デタラメな経済政策に対してかなり有効な歯止めとなったはずです。
そう考えると、鳩山後に政権を担った民主党の面々、なかでも菅と野田の罪は本当に重大で、歴史に銘記されるべきものだと思います。
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関連リンク
・誰も通らない裏道(2010/07/13)
参議院選挙 ~ ズッコケ軍団の奇跡 その1
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コメント
枝野幸男元インチキ馬鹿官房長官は、頭おかしいんか
不景気な時代に大増税賛成したらいかんが
何考えとんぞ
消費税大増税法案取り消せこらっ
投稿: 消費税大増税凍結 | 2013/09/10 20:09
>■自民・石破幹事長「9条改憲し軍法会議設置する。もし戦争で従軍・徴兵拒否した場合、死刑か無期300年」
「公僕公務員の憲法違反発言は内乱罪である。石破を逮捕投獄死刑にせよ。」
日本国憲法前文「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」
日本国憲法第10章 最高法規---
第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
以上の如く、石破は主権者国民の繁栄と福祉のためにお仕えする下僕の独りとして日本国憲法によって選出された衆議院議員であり、国務大臣である。自分を国会議員にしてくれた日本国憲法を一言一句たりとも改変する資格も権限もない公僕公務員の分際であるのに憲法96条や憲法9条をかいへんするだの最高法規97条を改変するだの発言すること自体最高法規第99条に違反している、国民主権立憲法治国家国体に対する反逆者内乱罪テロリストである。内乱罪は死刑である。いま不逮捕特権は誰も使えないしなw安倍も同罪だが無知なるが故に死刑はちとかわいそうだから禁固300年くらいにまけてやろうw嫌なら今すぐに亡命せよw韓国がちょうどこいつらを待っているさw
投稿: 通りがけ | 2013/07/17 17:52
「親おもう心にまさる親ごころ」
文殊菩薩「ケネディ暗殺動画流出、真後ろから撃っただけである、内部犯行である、・・・」
http://iiyama16.blog.fc2.com/blog-entry-5628.html#more
へのコメントをまとめて示す。
JFKが尊敬した政治家は上杉鷹山。
つまり日本武士道こそが地球の指導者が必ず具えなければならない資質で在り躾である。
≪上杉鷹山(民の父母)≫
上杉鷹山について知りたければ田浦チサ子氏の著書を読むべし。
「こころのふるさと
高鍋・木城・串間紀行---宮崎県」
2008年2月17日発行
発行者 田浦 和孟
福岡県北九州市戸畑区土取町5-12
TEL 093-881-5303
印刷製本 瞬報社写真印刷株式会社
定価 本体2,200円+税
日本人でありたくば今すぐテレビを捨てて書物を多く読め。良書を多く読むことで日本人に必要な教養が身につく。
日本人を日本人たらしむるものは正しい躾と高い教養である。
小泉や安倍や福田や麻生や鳩山や菅や野田の小学生にも劣る教養の無さは、彼らが躾けと教養に満ちたほんとうの日本人ではないことを明らかに示している。学歴だけでなく躾を詐称しているのだ。学歴詐称は明白な公選法違反であるねw
躾の詐称は橋下徹、前原誠司、石原慎太郎についても全く同様である。以下同種の政治家官僚奇形司法マスゴミは枚挙にいとまが無いというか全員似非日本人躾けであるので略。
≪伝国之辞≫
上杉鷹山公35歳で隠居し養父上杉重定の実子治広に家督を譲った折「人君の心得三箇条」を伝授した。これを世に「伝国之辞」と称す。
一、国家は先祖より子孫へ伝候国家にして、我私すべき物は無之候。
一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物には無之候。
一、国家人民のために立たる君にて、君のために立たる国家人民には無之候
右三条御遺念有間敷候事
天明五巳年二月七日 治憲(花押)
治広殿 机前
≪上杉鷹山17歳春日明神に血判誓文を献ず≫
一、文武の修練は定めにしたがい怠りなく励むこと
二、民の父母となるを第一のつとめとすること
三、次の言葉を日夜忘れぬこと
贅沢なければ危険なし
施して浪費するなかれ
四、言行の不一致、賞罰の不正、不実と無礼を犯さぬようつとめること
これを今後堅く守ることを約束する。もし怠るときは、ただちに神罰を下し、家運を永代にわたり消失されんことを。
受け継ぎて国の司(つかさ)の身となれば
忘るまじき民の父母(ちちはは)
≪上杉鷹山公の言葉(田浦チサ子氏の著書より転記)≫
19歳初めて滅亡寸前の米沢藩の荒廃を訪れた晩秋
「我が民の悲惨を見るにつけ、絶望に襲われていた。そのとき、手を暖めている炭火が今にも消えそうになった。しかし、大事に辛抱強く息を吹きかけていると、よみがえらすことが出来た。同じように、わが治める土地と民を、よみがえらせることが出来る希望を抱くことができた。不可能ではないと思われる」
16年間藩政の立て直しに尽くしていたときの郡奉行役人への下知
「教師である役人は、常に地蔵の慈悲と不動の正義を忘れてはならない」
「赤ん坊は、自分の知識を持ち合わせていない。しかるに、親はこの要求を察知して世話をする。それは、真心があるからである。真心は慈愛を生む。役人は、民に対して父母のようにあらねばならない。教える者は考えを確実にしておかねばならない。そうでなければ、相手を混乱させるもとになる」
23歳の「七家騒動」保守不満派処断に先立って
「新体制に反対かどうか。自分の政治は、天意にかなっていないか」「他に優れた人物がいれば、藩主を代わってもよい」
年齢不詳時(すなわち常日頃)
「自己を修める者にして、初めて学を修める正念が出る。家を整える者にして、初めて国を統治できる」
隠居後(50歳頃か)孫娘(治広の娘)参姫に送った手紙要旨(田浦チサ子氏要約)
「人は三つの恩義を受けて育つ。親と師と君である。それぞれの恩義は極まりないが、とりわけ他にまさるは親の恩である。
よく整った家は、妻の夫に対する関係が、きちんとしなくては成り立たない。
倹約の習慣を忘れてはならない。
女の仕事に励み、同時に和歌や歌書に接して、心を磨くがよい。文化や教養は、それだけを目標にしてはならない。すべての学問の目的は、徳を修めることに通じている。そのため、善を勧め悪を避けるように教えてくれる学問を撰ぶ方がよい。
汝の夫は、父として民を導き、汝は母として民を慈しむがよい」
七十歳を前に藩主からお祝いの仕切料(生活費)増額申し出を謝辞して
「孔子は、七十にして心の欲する所に従いて則を踰えずといわれた。しかし、わたしのような凡人はとてもそうはいかない。仕切料の増額を受ければ心が緩み、わがままが出るのが凡人の常です。仕切料が足りないぐらいで欲望も起こらず、よい戒めになっているのです」
老いぬれば心のままを戒むと
古き教えをわれ守らなん
投稿: 通りがけ | 2013/07/17 13:39
「FAXとチラシ大作戦」
総務省テレビも新聞も週刊誌も、「小学生にもわかる憲法と不正選挙」の要点が簡潔に網羅された【凡例その一】や【幸せの和】を是非掲載すべきですね、公器であるならばw
掲載しやすいように著作権無しのPDFにしてありますよw
【凡例その一】http://image52.bannch.com/bs/M302/bbs/787532/img/0262597418.pdf
【幸せの和】http://image52.bannch.com/bs/M302/bbs/787532/img/0262596974.pdf
投稿: 通りがけ | 2013/07/14 06:35
一読者です。いつも共感しながら読んでいます。
◇小沢一郎氏の強制起訴に関する記述の中で、「就中、この検察審査会をリードした補助弁護士は公正中立どころか元検察官で、しかも脛に傷を持つ訳あり弁護士、さらには小沢一郎の小石川高校時代の同級生(同じクラス)だったことが明らかになっています。」とありますが、この補助弁護士が担当したのは田代政弘元検事の不起訴処分(八木啓代さんほかが告発した件)について判断した検察審査会であり、小沢氏を強制起訴した検察審査会ではありません。
◇「歴史的事実」の誤記がいささか気になりましたのであえてコメントさせていただきました。(一昨日にも投稿したのですが、反映されていないようなので)
投稿: 一読者 | 2013/07/12 14:06
<震災や原発事故を事前に注意喚起できた者による政策提案!>
http://nisimiyu.web.fc2.com/alertmails/ManifestSuggestion.htm
3/11震災の前日朝、宏観異常レポート掲示板に月の角度異常を報告、
その半年前から日本地震学会公式ML「なゐふる」で「すゑのまつやま」を
警告していたのは、世界で私だけです。
できた人の意見をこそ優先してください。
投稿: nisimiyu(西川美幸、前・日本物理学会代議員) | 2013/07/11 06:09
いつも敬意を表しつつ読ませていただいております。
この記事で、小沢氏を強制起訴した検察審査会をリードした補助弁護士が元検事であり高校同級生であったと読み取れるような記述がありますが、この元検事が補助弁護士を務めたのは、八木啓代氏他が提起した捏造操作報告書、田代政宏検事の不起訴処分の当否を扱った検察審査会においてです。
上記記述は全体の文意や趣旨を損ねるものではありませんので、このようなコメントをしたためることは僭越かつ無礼かと躊躇したのですが、やはり、検察審査会の闇を象徴する事実ですから、今一度、ご確認をされるべきかと思います。
投稿: 一読者 | 2013/07/09 22:13
しかし菅にしても野田にしても、
「首相にしてやる代わりに、アメリカの手先となれ!」
という悪魔の囁きに落ちた愚か者にすぎませんから、
一番悪いのは、後ろにいるアメリカではありませんか?
アメリカは竹中、小泉、前原、長島、菅、野田など、
目先の金や権力欲に、己の信念・祖国の国益など簡単に
捨ててしまえる「低レベルの、愚かな、クズのような
腐った輩」をよーく探しだし、そこへタイミングよく、
オファーを持っていってるわけです。
そんな志の低い奴らが政治家をやっている日本もいけ
ませんが、こうした奴らを権力の座につかせ、日本人の
資産を奪い取ってきた、そして今強奪し続けている
アメリカが、この世で一番悪いと思います。
投稿: あやこ | 2013/07/09 09:48
読み応えがあり、賛成ですが、一点、とても同意できない点があります。最後の「デタラメな経済政策」は量的質的緩和などの安倍政権の政策を指しているのですか。そうなら、真逆ですよ。これこそ、民主党政権がやらなければならなかったことでした。国民がけなげに耐え、政権交代の原動力になった20年のデフレ低迷から脱却する量的質的緩和をでたらめというようでは、管氏が財務省に洗脳されず参院選に勝ったとしても、いずれ民主党は国民に見放されたでしょう。
投稿: | 2013/07/08 10:07