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2011/07/20

かくも情弱な政治家たち

昨日、帰宅してパソコンを立ち上げると、ちょうど海江田と細野の記者会見が始まるところであった。
会見の内容を事前に知らなかったので、見るとはなしに見始めると、この両人は福島第一原発の収束に向けた工程表の第一段階をクリアしたと発表している。あまりにも素っ頓狂な内容に私は思わずtwitterで、

「ステップ1が完了だと? アフォか。メルトスルーした燃料はどこにあるんだか答えてみろや」

と品のないつぶやきをしてしまった(元々品がないと言われればそれまでだが)。
私はニコニコ生放送でこの会見を見ていたのだが、似たような感想を持っていたのはもちろん私だけではなく、したがってニコ生もtwitterも批判的なコメントが多かったと思う。
つまり――
国民は、もはや工程表の前提が崩れていることを知っているのである。少なくともネットの情報を見ていれば……。

↑の放送で小出先生もおっしゃっているごとく、要するに工程表などというものは作成時の前提がまったく崩れているのであって、もはやこんなものに拘泥することには何の意味もない(1分57秒あたりから)。
つまり、この会見で発表されたことは、最初から最後までウソなのだ。まさに、「平成の大本営発表」である……というタイトルでブログを書こうと思っていたら、すでに同じ表現をされていた方がいらっしゃった。

・世に噛む日々
本日、「工程表第一段階クリア」という「大本営発表」がありました。

私よりはるかに立派なブロガーがお書きになっていることに、もはや付け加えることはなにもない。

それにしても、なぜに海江田や細野、あるいは菅直人は、一般の国民でも知っていることについて、平然とこのような大ウソ会見ができるのだろうか?
少なくとも本当のことを知っていて、かつまともな神経をしていれば、まして国民の命を(一応)預かる政治家なら、このようなデタラメ会見をそう易々とできるわけがない。
それができてしまうのは、彼らが原子力ムラの利害関係者でよほどの大ウソつきか、はたまた官僚や東電が耳元で囁く話以外に情報の入手経路がないかのどちらかだろう。
しかして、菅も海江田も細野も、ついこの間までは野党議員だっただけに、自民党政権時代からどっぷり原発利権に浸ってきた与謝野馨あたりとはタイプが異なる。
とすると――
彼らは原子力利権にどっぷり浸かった人間から以外の情報ルートがないということになる。つまり、情弱(改めて書くまでもないが、「情報弱者」の略)なのだ。

私は先日、民主党の小沢系議員のパーティに出席してみた。もとより頑張って欲しい議員だから出席したわけだが、そこで率直に感じたのは、与党議員の中では頑張っている方だと思う議員でさえ、福島第一原発の破局事故に対する認識がまだまだ弱いのではないかということだった。
いくら非主流の立場にあるとはいえ、与党議員であればできることなどいくらでもあるはずだと思う。しかし、実際に何人かの議員と話をしてみると、もちろんやる気はあるのだが、スピード感が決定的に欠けているのである。
もはや福島第一原発の事故は、地元福島のみならず東日本一帯、食の問題を考えれば日本全体を一刻の猶予もならない事態に陥らせている。にもかかわらず主要大臣が情弱で、政権与党も動きが鈍い。かといって、最大野党は原発利権亡者の集団……。
なんとも八方ふさがりなこの状況の中で、次なる大事故が起こらないことを願うばかりである。

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