« 原発の是非は、小学生以上、40歳以下の人たちに問うべきだ | トップページ | 東京電力福島第一原発について 〜 東電はもはや本気で事態を収束させるつもりはない »

2011/05/16

原発問題を動かすことができるのは女性の力

昨日は以前に紹介した福島第一原発を考えるfacebookのグループの会合が東京であったので参加してきた。
人数は30人ぐらいだったろうか。まず私が驚いたのは、その多く(7割ぐらい)が女性だったことだ。

私は元大阪地検特捜部の前田恒彦を特別公務員職権濫用罪で告発したグループにも加わっているが、こちらはどちらかといえばやはり男性が多いし、また年齢もある程度以上である(デモ参加者の年齢も高い)。
実は検察にしても原発にしても、問題の本質はまったく同じところにある。しかし、検察の問題がなかなか広がらないのは、やはりどこか自分たちとは関係のない世界の話であるという意識が多くの人にあるからだろう(それでもソーシャルメディアの発達によって、以前よりもはるかに多くの人が声を上げ始めたが)。
一方、原発事故とそれに伴う放射能の影響というのは、自らにも降りかかってくる問題だ。まして、子どもを持つ親、なかでも母親はその意識がとても強い。もちろん母親だけではなく、これから子どもを産む人、すでに子育ては終わったけれども自分のこととして考える人、そして子どもはいないけれども、やはり女性の立場から考える人。とにかく、原発問題については女性の意識が大きく変化している。

それに比べると、私自身も含めて男性はぜんぜんダメですね。現在の社会的立場だとか地位だとか、そういうものを最優先して思考停止に陥ってしまう。
私は『橋のない川』を書いた故・住井すゑ先生が永六輔さん相手に「男はホントにダメだよねえ」とおっしゃっていた時のことを思い出した(ちなみに永さんはその時、「スミマセン、でも僕は男のオバサンなんです」と言った)。

昨日のことに話を戻すと、参加者の中にはまだ若い保育園のお子さんを持つという女性がいた。髪の毛は茶髪で、私は最初、お子さんがいるとは思わなかったほどである。
その方が言うには、「自分の地域は放射能にまったく無頓着の人ばかりなのだが、いろいろと見てみると意外に数値が高い。だから心配でしょうがないけれども、そんなことを言うのは自分だけで、周りからは頭がおかしいんじゃないかと思われているフシさえある。保育園の園長に相談しても、まったく関心がない」とのこと。
そこで私は「ツイッターはやっていますか?」と訊いてみると「登録の仕方がわからないから、それはやっていないんです」とおっしゃる。すると私を含めた周りの方々も「それはすぐにやった方がいい」と口々にアドバイス。
そう、ツイッターを使えば、自分は一人で孤立しているのではないということがわかる。いま、突然、ツイッターを始めても、周りにいる人たちがそれぞれに自分のアカウントから彼女の発言をリツイートしていけば、必ず彼女と同じ心配をしている人が見つかるだろう。そういう女性たちが結びついていくことは、今後、社会を動かす大きな力になる。
今回の原発事故の場合、これまで政治や経済にははっきり言えば関心の薄かった若い女性、お母さんが高い問題意識を持ち始めている。これは原発問題の今後を占う意味で最重要のポイントだと思う(情けない男どもは女性をバックアップする側に回ればいい)。
福島第一での破局事故以降、個人的には悲観的な見通ししか持てなかったが、昨日、私は初めて希望の光を見た。

|

« 原発の是非は、小学生以上、40歳以下の人たちに問うべきだ | トップページ | 東京電力福島第一原発について 〜 東電はもはや本気で事態を収束させるつもりはない »

コメント

NHKの呟きに…激怒?あんな事で?チマチョゴリ老人アナウンサーよりも…良いのでは?
合併が悪かったのか?
何だか?取り上げた新聞社は、おかしいのでは無いですか
ウィキリークスだかで暴露された事柄の方が重要でしょ?
日本国家外務省が米国に送った、
「米軍基地は、辺野戸以外にないと現政権を追い詰めろ…」
腐っていますね!外務省!
今すぐに!日本国民の税金での生活を辞めて、米国政府からスパイ手当をもらえ(怒)
如何に、外務省が売国奴かが解るね
まことに恐ろしい国、日本

投稿: 国民は悲しい | 2012/04/03 03:26

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 原発問題を動かすことができるのは女性の力:

« 原発の是非は、小学生以上、40歳以下の人たちに問うべきだ | トップページ | 東京電力福島第一原発について 〜 東電はもはや本気で事態を収束させるつもりはない »