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2011/02/20

香港のテレビ局による鳩山由紀夫インタビュー

香港のテレビ局による鳩山由紀夫のインタビュー動画を見ることができた。すでにいくつかのブログで紹介されているが、当ブログでも貼っておく(インタビューは23秒あたりから。それにしても、この女性インタビュアーは日本のメディアの連中とぜんぜん違ってまともだ)。

その前に孫崎亨氏のtweet。
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鳩山氏テレビインタビュー拝見。香港のテレビが実施しこの報道できない日本を見ると、マスコミやこの国は何かと思う。見て改めて鳩山氏が総理継続すれば日本にとりどれだけ幸せだったか確信。それを追い出したジャパンハンドラー、迎合した官僚、そして誰よりもそれを煽ったマスコミに怒りを覚える。
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元つぶやきはこちら
孫崎氏のtwitterはこちら


以下は上のインタビューでも触れられている鳩山の「方便」発言についての論評。

・岡留安則の「東京-沖縄-アジア」幻視行日記
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鳩山インタビューが掲載された直後、永田町、霞が関、大手メディアは一斉に鳩山バッシングを開始した。鳩山氏は「宇宙人」であり、個人の資質に問題があり、今回の発言は無視するか、なかったことにする火消しの流れが主流になった。批判の急先鋒は自民党だったが、他の野党も民主党執行部も沖縄の米軍には抑止力があり、これまで通り日米合意=辺野古新基地建設の方針に変更はないという官僚作成の答弁に終始した。鳩山氏の問いかけには直接答えず、何事もなかったように無視する挙に出た。枝野、菅、北沢、岡田も金太郎アメのようなコメントだった。
 だが、鳩山氏は言葉が軽いなどといわれるが、軽いのは民主党執行部も同じである。少なくとも、鳩山氏の言葉にはリアリティがある。真実を暴露したといってもいい。これまで明るみに出ることのなかった日米交渉の舞台裏が赤裸々に語られたことは、沖縄県民にすればプラスではあってもマイナスになることはひとつもない。今後の日米交渉を原点に立ち戻って進めていくための根源的な問題提起がなされている。
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全文はこちら→2011.02.19

・保坂展人のどこどこ日記
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「今頃になって、あまりに言葉が軽い」とこの「鳩山発言」は大変に不評だが、本質的な構図を告白している点に注目したい。私たちが、予感していた通りに鳩山元総理は「県外移設」を真剣に考えていたが、外務・防衛両省の安保官僚と背後にいるアメリカに締めつけられて屈伏したという構図だ。
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全文はこちら→鳩山「方便」発言と「沈黙と従属」の狭間に

・情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
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鳩山氏は、海兵隊の抑止力について、明確に、【「一朝有事のときに米国人を救出する役割だから、存在自体が直接、戦争の抑止、攻撃の抑止になるわけではない。】と断言した(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110213-00000000-ryu-oki)。
 これまでここまで明確に米軍の役割を説明した首相はいない。つまり、鳩山氏は、これまでの首相以上に安全保障の知識があったことになる。
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全文はこちら→日経の社説【放置できぬ鳩山氏「方便」発言】こそ放置してはならない。

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コメント

変な話、鳩山由紀夫がもっと「育ちが悪かったら」状況は違っていたのかも。殺害予告もあったと言われているし、もっと裏で何が起きているか、情報公開を徹底していれば、国民を味方につけて反転攻勢に出る事が出来たのかも。

投稿: 了 | 2011/02/21 09:45

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