記者クラブメディアが「ジャーナリズム」ではない証明映像
フリージャーナリスト、畠山理仁氏が総務大臣の記者会見を記者クラブの許可なく生中継した。
その経緯についてはこちら↓。
・田中龍作ジャーナル
ついに激突! 記者クラブVSフリージャーナリスト ~その1~
動画のアーカイブは↓。
ジャーナリズムとは、本来、ゲリラでなければならない。
そうでなかったら、権力がひた隠すウソや秘密を暴くことなど永遠にできないだろう。
ところが、↑に出てくるこの会見の幹事社の共同通信・藤田とかいう記者は、「この記者会見の主催権はクラブ側にある」と主張して「後ほど記者クラブと話し合え」と言う。
これに対して田中龍作氏が
「ジャーナリストでありながら、ジャーナリストの知る権利を奪って、恥ずかしいと思わないのかい?」
と応酬したのは、まことに真っ当な感覚としか言いようがない(時間がない方は20分~40分すぎあたりまでご覧ください)。
私はこの映像を見て、かつて長野県知事だった田中康夫が「すべての表現者に記者会見をオープン化する」という当たり前のことをした途端、長野県議会の既得権益崩壊を恐れる県議集団と一体となったメディアから激しいバッシングを受けたことを思い出した。
わずか1年前、私は↓の亀井静香の会見を見てワクワクし、
↓のようなエントリーを書いた。
亀井静香の会見生中継 ~ 既存メディアの崩壊と新しいメディアの誕生
当時、私は自民から民主への政権交代のビフォーアフターでは、大臣会見ですらこんなにも変わるものなのかと思ったものである。ところが、この亀井会見はすでにビフォーであり、片山会見がアフターとなっているのが2011年、年頭の現実だ。
この状況にこそ、菅“逆コース”政権の本質と現在の閉塞感が凝縮されていると私は思う。
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コメント
ジャーナリストと言うより情報屋だろ 情報を記者クラブで独占してメシ食いたいだけ
投稿: たし | 2011/01/10 17:46