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2009/12/09

マスゴミの大偏向報道にさらされる民主党が教訓とすべき前例

昨日、紹介した『田中良紹の「国会探検」-普天間問題から見える日本』は以下のように締めくくられている。

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一方で過去の自民党政権とアメリカ政府との合意がある。合意を作り上げた人たちは変更を飲めるはずがない。それがアメリカ側にも日本側にもいる。そこで綱引きが演じられている。外務省も防衛省もこれまでの立場を簡単に覆す訳にはいかない。それを言いたいだけ言わせるのも政治である。最近では連立を組む社民党と国民新党が合意の見直しを迫っているが、これは鳩山政権の応援団である。かつての自民党は必ず社会党に反対させ、それを理由にアメリカとの交渉を日本ペースにしようとした。

本来移設を急ぐ必要のないアメリカがここにきて強硬姿勢に出ているのは何故か。アメリカの裏の狙いが何かを読み解く必要がある。アメリカはグアムの基地強化に懸命である。それにどれだけ協力出来るのか。いずれにしても「山より大きな猪は出ない」。鳩山政権は沖縄県民の声を代表して交渉に当たれば良い。それにしてもどこの国の新聞とテレビかと思うばかりの論調を連日見せつけられるといつもの事ながらうんざりする。
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昨晩のNHKニュースウォッチ9を見た。ビールを飲みながらだったので真剣に見ていたわけではないが、それにしてもあまりの偏向ぶりに唖然とし、twitterに「21:17 NHKってAHK(アメリカ国営放送協会)に名称を変更したほうがいいんじゃね?」つぶやいてしまった。
同じく昨日の朝のとくダネ!。ここには田崎史朗が出演していて、ニヤニヤしながら気持ち良さそうに政権叩きをしていた。このときもtwitterに「08:29 とくだね!のゲストが田崎史朗。こんなの出すからマスゴミと言われる。」とつぶやいた(この田崎は一昨日の報道ステーションにも出演していたという。これについては植草一秀が書いてる)。

確かに鳩山政権はふらついている。これは事実である。
しかし、新聞を含めたこの間の叩きぶりはやはり尋常ではなく、田中良紹がいうように「どこの国の新聞とテレビかと」思わざるにはいられない。
折しもいま、私は遅まきながら上杉隆の「官邸崩壊」という本を読んでいるのだが、そのなかに興味深い部分がある。安倍内閣時代、官邸詰めの記者の間では「イチ・ロク・サンケイ」という言葉があったという。これは安倍に覚えめでたいメディアの略称で、NHK、TBS、産経の3媒体を指す。当時はこの3社(とくにNHKと産経)が圧倒的にスクープをものにし、一方で朝日や毎日に特オチが続いたそうだ。そういえば今年の3・3小沢秘書逮捕時にもNHKと産経の偏向ぶり、ミスリードぶりは際立っていたが、それは安倍時代から続く流れなのかもしれない(産経は小沢に議員失職の可能性がある、NHKは秘書が自供したというデマをそれぞれ垂れ流した)。

とはいえ、私に言わせれば、それ以外のメディアも含めてマスゴミである。
彼らは民主党が野党時代には全力で政権交代を阻止しようとした。しかしその意に反して政権は交代してしまった。結果、自民、財界、官僚と一緒に享受していた既得権益が失われつつある。となれば、マスゴミのミッションはただ一つ、どんなにウソ、デタラメを垂れ流してでも連立政権を引きずりおろす、あるいは自分たちの権益を確保できる政権に変質させるということである。
しかもそれには前例がある。
であるならば、民主党はよくよくこの前例を研究した方がいいと思う。なにしろ連立内にはその経験者もいるのだから。
ということでその前例はこちら

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