田中良紹 「総裁選は党分裂への一里塚」
ひと月ちょっと前にiPhoneを購入した。といっても旧型の3G(8G)である。
近所のヤマダ電機で本体一括購入が新規で7,800円だったので(MNPだと4,800円)衝動買いしてしまった、、、(もっとも最近はこの機種だと新規が4,800円、MNPは0円になっている orz )。
これが旧型ではあるが、しかし思った以上に便利である。
それまでは朝の通勤電車では新聞と雑誌を読んでいたのだが、iPhoneを購入したことでGoogleリーダーに登録してあるブログを読むことが可能になった。これはパソコン環境で読むよりも相当に時間の節約になるし、より多くのブログをじっくり読むことができる。実際、これまではどちらかというと時間の関係で読み飛ばしていたブログをきちんと読んでむようになり、意外な面白さに気づくことも多い。
アホな新聞記事を読んだ後にそういうブログを読むと、「いい加減、新聞をとるのはやめようかナ」と思う。
今朝もまずは日経に目を通した。
相変わらず民主党の政権運営に対してネガティブなことを書き連ねているわけだが、私が引っ掛かったのは「~との○○も漏れる」という表現だった。これが2か所に出てくる。
3面の「財源確保 いばらの道」という記事では「戦略室、財務省、刷新会議、各省庁の政務三役の役割分担はなお不透明。経済関係の省庁幹部からは『どうやるつもりなのか全くわからない』との嘆息も漏れる。」
5面「『前原流』改革矢継ぎ早」では「実は国幹会議廃止も特会見直しも国交省の官僚には寝耳に水。官僚からは『我々も大臣の方針に従うつもり。もっと信用してほしい』との声も漏れる。」
このように、どこぞの官僚がつぶやいたことをさりげなく挿入することで全体の主旨(この場合は民主党の唱える政治主導への疑義)を強調するような手法は、印象操作の常道である。
こういう記事をザッと見たあとにiPhoneで↓のようなブログ記事を読むと、そのレベルの違いをまざまざと感じる。
そうして、「政治を見る職人というのは、新聞で呆けたコラムを書く似非職人ではなく、こういう記事を書く人のことを言うんだろうナ」と思うのである。
・田中良紹の「国会探検」
総裁選は党分裂への一里塚
※iPhoneでブログを読むという環境は、新聞を広げたりめくったりするような煩雑さがなく、また混んだ電車の中で立っていても周りに迷惑をかけることなく片手でできるので大変に良好だ。しかも、たとえばBylineというアプリを使えば地下鉄の中でも読むことができる。その場合、見出しをタップすると全文が読めるブログはありがたい。反対に最初の数行だけが表示され、その先は新たに接続しないと読めない場合、パソコンではよく読んでいたブログでも飛ばしてしまうことも多くなった。
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