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2009/08/23

典型的なマスゴミの印象操作~これは選挙妨害ではないのか?(2)

有田さんの衆議院選挙辞退報道に関して、本人が激怒して否定した。
当り前の話である。
なぜなら、田中康夫参議院議員が衆議院選挙の公示日に自動失職することは最初からわかっていたことで、その場合に優先順位として有田さんに繰り上げ当選の最初の権利が与えられることもわかっていた。
そもそも田中康夫にしても、突然、衆議院選挙に出馬したわけではない。これはずっと以前から検討されてきたことであって、その際の対応についても田中・有田で十分に議論されてきたはずだ。
したがって、「にわかに繰り上げ当選問題浮上→衆議院選挙辞退」などあるわけがないのである。

その上で、Googleニュースでこの件の関連報道を見てみると、マスゴミのゴミぶりが見事なまでにさらけ出されている。その例としてスポニチを取り上げてみよう。
タイトルは「有田芳生氏“急転”出馬取り下げも!」。記事を見ると

今回の衆院選には、田中氏が急きょ鞍替えし、公明党の冬柴鉄三氏(73)への“刺客”として兵庫8区から出馬。公示日18日に立候補届を提出した時点で参院議員を自動失職しており、有田氏が繰り上げ当選の対象となっているが、その有田氏も今回の衆院選で、民主党の推薦を得て東京11区に出馬している。

別に田中康夫は急きょ鞍替えしたわけではない。最良のタイミングを見計らっていただけで、それが解散が決まったあとだったということ。が、この文章はまるで繰り上げ当選問題が突然、降ってわいたかのような書きようである。

 繰り上げ当選は田中氏の失職から20日以内に開かれる中央選挙管理委員会の選挙会で決定。辞退するかどうかの回答期限は中央選管の当選通知から5日以内。選挙会の開かれるタイミングによっては回答期限が衆院選の投開票日後となり、出馬、不出馬には影響を与えない可能性もあった。

 だが、選挙会は22日に開かれることが決定。回答期限は28日で、それまでに当選を辞退しない限り、公選法の規定により有田氏の衆院選の立候補は自動的に取り下げとなる。逆に有田氏がこのまま出馬を取り下げず、繰り上げ当選を辞退すれば、当選資格は平山氏に移る。同氏が辞退すれば欠員となる。

この部分は興味深い。おそらく選挙会の日程は「ケース・バイ・ケース」で決めるのだろうが、つまりそれは恣意的であるということ。今回の総選挙の状況から、有田さんを狙い撃ちにした可能性は十分にある。

 田中、有田両氏は21日午前、都内で対応を協議し、週明けに衆院選情勢を見極めて再協議する方針を確認。東京11区は自民党の下村博文氏(55)が優勢とみられ、永田町関係者は「有田氏が繰り上げ当選を受け入れる可能性が高い」と話している。

「永田町関係者」って誰だい? 両候補と利害関係のないまったくの第三者かね?
なんて聞くだけ野暮。こう問われれば、マスゴミは「ニュースソースは秘密です」と答える。

 ただ、民主党は有田氏を推薦しているため、東京11区に公認候補を擁立していない。同党幹部も有田氏の応援に回るなどしており「今(衆院選を)辞退しても自民党を楽にするだけだ」(民主党関係者)との声も上がっている。

民主党内部にもいろいろな人はいる。とくに東京11区は他党候補の応援なわけで、一枚岩なわけではない。そういう人物に取材をすれば、このぐらいのコメントは簡単に出てくるだろう。

しかしまあ、ひどい記事である。
やれブログやmixi、twitterも含めて公職選挙法違反記可能性がある、、、などといっておきながら、これは問題ないのか?と思うが、一方でこれぞマスゴミの典型的な印象操作の手法だ。
当ブログでも何回か書いたと思うが、事実と真実は違う。が、マスゴミは最初にタイトル(記事の流れ)を決めておいて、それにそって事実を寄せ集める。そうしてギリギリ誤報か誤報でないかという記事(これを作るのがマスゴミのプロ)を最初に流しておいて、問題があれば後から修正をする。しかし、最初に流した印象は消し去ることはできない。しかも、あとから修正した記事を流したとしても、それが返って誤報を流された側にとっては、さらなるダメージになるケースも往々にしてある。
マスゴミはこういう技術をひたすら磨いて権力の御用をつとめてきたわけだが、最近、「これはさらに危険だナ」と思うのはヤフーなどのポータルサイトに、こうしたニュースがタイトルもろとも掲載されること。それによってマスゴミが作り出した印象は、さらに恐ろしい勢いで増幅されることになる。

今回の有田さん関連のニュースもヤフーのトピックスに掲載された。それほど長い時間ではなかったようだが、この効果は絶大で、当サイトのアクセス数もそれと同時に急上昇している。その後、当選辞退報道も流れているが、有田さんと競合する候補たちは「板橋の地を捨てて参議院に当選したいと思うような候補でいいのですか」とやるだろう。これに対して「ウソをつくな」といっても競合相手たちは「だって新聞にそう書いてあったじゃないか」と答えればいい。
では、と新聞社に抗議をすれば、「独自の取材に基づいているのであって、それに他もみんな書いています」とシラッと言う。
そうして権力は、こういうメディアは問題視せず、ケース・バイ・ケースで自分たちに都合の悪いものだけ取り締まっていく。
「権力とはそういうものです。有田さんの場合、対立候補の一人は小沢一郎秘書逮捕の際に『自民党には捜査は及ばない』と断言した漆間巌と同じ役職を経験していますね」(永田町関係者)

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コメント

北朝鮮と変わらなかったんですね

有田さん、頑張れ

投稿: 日本は | 2009/08/24 06:39

同感です。私も有田さんを応援していますが、残念ながら板橋区民ではないので、比例区で応援しようと思ってました。ところが、あの記事を見た瞬間に「うそだろ!」と叫びました。有田さんの人柄を考えれば、有り得ない話だからでした。「これは絶対に有田さんを陥れるための記事なんじゃないの?」と思ったのです。でも、世の中にはマスコミに書いてあることをそのまま受取る人が結構多いので、心配です。

投稿: よめいなし | 2009/08/23 20:39

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