強盗犯に「あなたの家を守ります」と言われるような話
民主党のマニフェストが発表され、これに対する批判をマスゴミが垂れ流している。なんだか既視感のある光景だナ、、、と思ったらなんのことはない、小沢一郎秘書逮捕の時と同じ構図である。
ま、さすがにこの期に及んでは民主党の腰の据わらぬ諸氏もフラフラすることはないが、再度、こちらの文章を読み返していただきたいものである。
一方、本日の日経朝刊によると、自民党は前回の政権公約の達成状況について「郵政民営化など120項目の評価は『達成』が55件、『取組中または一部実現』が65件、『未着手』が0件」と発表、細田幹事長は「『公約の骨の部分は実現できていた』と強調した」そうだ。
そういえば先日の日曜日、どこかでやっていた討論番組に出ていた自民の石原ノブテルと公明の高木陽介も、公約の達成度をしきりに自慢していた。
で、これを見ていた私はあまりアホぶりに唖然とした。だって、「それだけ公約を達成してるのにこの体たらくなんだから、やっぱりあんたら政権担当能力がないんじゃね?」と突っ込まれて当然である。
今日の日経にはまた舛添ネズミ男のインタビューも掲載されている。タイトルは「聞こえよい政策 財政をほろぼす」。この男によると、「政権党として国民に聞こえのいい政策ばかり並べるべきではない」そうで、「聞こえのいい政策だけを積み上げていったら財政は破綻する」のだそうだ。すでに財政を破綻させ、国民生活の基本である年金制度を無茶苦茶にした連中が、どの口で言えるのか? これはもう強盗犯が「あなたの家のセキュリティを守ります」と言っているのと同じだ。
仮にも新聞記者がジャーナリストと称するのならば、「前回の参院選でアベシンゾーは『消えた年金は2008年の3月31日までに解決して、最後のおひとりまでしっかりとお支払いします』といっていたましたが、あれはどうなったんですか?」と聞くべきで、それこそが新聞記者の最大の仕事だろう。それができないならやめたほうがいい。
ところが、実際にはネズミ男の話をただ垂れ流すだけ。こういう紙面を見ていると、「そろそろ新聞もやめ時かナ」と真剣に思う。
・田中良紹の「国会探検」
民主マニフェストは「レーガノミクス」
・白川勝彦 「永田町徒然草」
再び「興一利不若除一害」
・植草一秀の『知られざる真実』
民主党マニフェストを批判する無知な人々(1)
民主党マニフェストを批判する無知な人々(2)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)


