小沢関連~日々、劣化するメディア
まずは「時事放談」。
・Aobadai Life
*****
本日のゲストは、塩爺と、渡部恒三だったわけだが、
最近、渡部恒三氏が、
記者団の前で、うっかり民主党内で小沢辞任を求める声が大きくなっている
というような趣旨のことをしゃべってしまったもんだから、
マスコミは、小沢の盟友が辞任を求めてている
というような印象報道を繰り返しているわけだが、
やっぱりこの日も、その話題。
しかし、渡部恒三氏が言っていることは一貫していて、
「まず今回の検察の西松検察の捜査は間違っている。
自民党の有力政治家の多くもかかわさているのに、
そちらは捜査をせずに、
野党第一党の代表の秘書だけを2ヶ月間も拘留することは、
これは法の下の平等に違反している。
私たちは大久保秘書は無実だと思っている。
その上で、私は、
次の選挙で勝つかどうかというこの一点だけで、
小沢代表はご自身で進退を判断するだろうといっている。
私は辞めるべきだとも辞めないべきだとも言っていない。
次の選挙を考えて、本人が決めると思っている」
ということで一貫しているのである。
しかし、そんな渡部恒三に、司会の御厨がたたみかける。
なんとか誘導質問で、失言をひきだそうという姿勢が
必死すぎて、その演技がまたB級なので、
見ているこちらとしても、呆れかえっている。
そして、党内で辞任を促す指摘がおきないのは不自然だとも、
塩爺も言ってもおり、
渡部恒三はあまりにしつこいので、
「民主党はただでさえ、元自民党や、元社会党や
いろんな背景の人がいる。
だから、ここで辞任論がわき上がると、
民主はバラバラではないか。ということになる。
だから、私は若い人、中堅と話をして、
今、批判が起こすことを、辛抱をさせている。
そして民主党は、もし小沢代表から新代表に
代わったとしたら、
そのときはバラバラでなく一致団結で支持する、
ということも言っておきたい」。
さて、司会の御厨の誘導質問はこれだけでは終わらない。
今度は、用意していたフリップボードで、
前原の発言、岡田の発言を並べて、
民主党の有力者からも辞任を求めていますよ、
ということ印象付けるボードで、
さらに渡部恒三の失言を誘導する。
さすがはマスゴミである。
あまりのしつこさに、ここまでするかと、
見ているほうも、唖然としてきた。
そして、
「いくら本人が判断するといっても、
リミットがあると思います。
その辞任リミットはいつになると思いますか?」
とまた来た誘導質問。。
渡部恒三氏は、とりあわない。
すると、まだやるか。。。
というほどのしつこさで、今度は、御厨は、
「小沢さんとの付き合いは、渡部恒三さんが一番長いのだから、
あなたが、(やめるべきだと)言ったらどうですか?」
渡部恒三氏は、さすがにイラっときて、
「政治家の出処進退は本人が決めるべき。
このことを重ねて申し上げる。
辞めるとしても悪いことをしたからではない。
大久保は潔白だ。
実際まちがったこともしていない。
それでもこういう状況の中で、
次の選挙に有利か不利かを考えて判断すべきだ」
で、ここでさすがに終わるかと思ったが、
御厨はまだやるのである。驚くほどのしつこさで。
よほど、プロデューサーか、ディレクターから、
渡部恒三に対して、辞任タイミングの期限を言わせろ、
という指示を受けているのだろう。
まだ言うのである。
「それでもリミットは迫っていますよね」
さすがに、渡部恒三も呆れて、
「小沢一郎は、15年以上前に、本人がウンといえば、
総理になれた。私はなるべきだとして、
徹夜で説得もした。
しかし、本人は総理とか、党首とか、
そういうものには未練がない。そういう人物だ。
今、必要なことは政権交代。
次の選挙に勝つことだ」
ここまできて、さすがにタイムアップ。
それにしても、今回の時事放談の偏向報道というか、
仕掛けられた「罠」というか、
マスゴミのマスゴミたるゆえんというか、
あまりにもひどすぎた。
こんなのが公共の電波をつかって放送をしていいものか。
政権交代後は、
真剣に、偏向報道をつづけるマスゴミの免許はく奪を検討してもらいたいものである。
*****
詳細は↓
渡部恒三の失言引き出しに、必死すぎる御厨貴。
※実のところ私は渡部恒三の発言に心配していたのだが、存外にまともであることに安心した。
続いて「ウェークアッププラス」。
・植草一秀の『知られざる真実』
*****
「徹底検証郵政民営化」と銘打つからには、「郵政民営化」推進派と「郵政民営化」懐疑派の双方から有力な論客を同人数出演させるのが、最低限必要だろう。
日大教授の岩井奉信氏は、私が主査を務めていた21世紀臨調政治部会の委員を務めていた人物だが、千葉県知事選で「完全無所属」の虚偽事項を公表して選挙活動を行なった森田健作氏の行動について、根拠をまったく示さずに「公職選挙法違反で摘発することは難しいのではないか」とのコメントを提供した人物である。典型的な「御用人」と見なして良いだろう。
竹中平蔵氏、偏向司会者、偏向コメンテーターの岩井氏、さらに自民別働隊の橋下徹大阪知事が出演するなかに、国民新党の亀井久興(ひさおき)氏が単身で出演し、論議に応じた。
4対1で論議して、公正な論議ができるとでも言うのか。「ただただ笑っちゃうくらいあきれる」番組制作スタンスだ。
それでも亀井氏は竹中氏の詭弁(きべん)にひるむことなく、堂々と反論を展開した。
*****
詳細は↓
遠吠えを繰り返す竹中平蔵氏は国会に出頭せよ
※亀井久興さんというのは、つきつめれば私と立場が違うのだろうが、非常に良質な保守政治家だと思う。
それにしても、、、
いまこのエントリを書いているパソコンのモニタ内で小さくテレビをつけているのだが、平然と岸井某が出ていることに唖然。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
恒三先生は見た目よりずっと思慮の深い人です。
中選挙区からの流れで、地元ではずっとすざまじい個人攻撃と中傷にさらされてきました。それを乗り切ってきたのですから、今回の件でも、軽々の発言はなさらないと信じています。
>※亀井久興さんというのは、つきつめれば私と立場が違うのだろうが、非常に良質な保守政治家だと思う。
意見、考えが違っていても耳を傾けたいと思わせる方ですね。
亀井久興さんとか、藤井裕久さんとか、いかにも「篤実」な方が若手にあまり見当たらないのが、さびしいです。
投稿: 地元 | 2009/05/03 13:16