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2009/05/22

とくダネ! そして週刊新潮

出勤途中、始発電車を待つために私の隣に並んでいた女性は大きなマスクをして、さらに厚手の帽子をかぶり、さらに手袋までしていた、、、

今朝のとくダネ!を見ると、新型インフルエンザが弱毒性だということについては言っていた。ところが、このコーナーのタイトルは「弱毒性だが、それでも危険な理由」となっている。で、何が危険かというと、弱毒性であっても慢性疾患のある人や妊婦、子供には危険だというのである。そうして画面ではしきりにマスクをした人が街を歩いている映像を流している。
しかし、およそ風邪などというのは、そのほとんどすべてが慢性疾患のある人、妊婦、子供にとっては危険なものだろう。にもかかわらず、高校生がアメリカに行ってちょっと流行の風邪にかかって帰ってきただけで大騒ぎをして、その学校の校長が記者会見をし、さらに会見途中で涙ぐんでいるのだから異様な光景である。
ただし小倉智昭が「こんなの校長が悪いわけじゃない」とか「アソー総理も選挙がなければCMには出なかったんじゃないか」とまともなコメントをしているのが救いだった。
とはいえ、この「〇〇だが、それでも〇〇な理由」というのはマスゴミがよく使う手法で、近いところでは「小沢の秘書のやったことは形式犯だが、しかし重大な問題である」というのと同様である。この手を使えば、どんな小さな事象でも大きく煽って国民に対して印象操作をすることができる。

話変わって週刊新潮。
この雑誌は年明けに朝日新聞阪神支局襲撃銃撃事件に関する記事で大失態を演じた。その結果、ここのところ部数も低下気味だったようである。ところが官房副長官という要職にあった鴻池祥肇の愛人同伴ゴルフ、温泉旅行のスクープが大当たり、この号は一気に部数を回復してひと息ついた。
ところで、このスクープに関して篠田博之がTHE JOURNALで以下のように書いている。

*****
 虚報事件で叩かれっぱなしだった『週刊新潮』が、政治家の女性スキャンダルという週刊誌らしいスクープを放った。5月21日号の「愛人同伴『ゴルフ&温泉』の小旅行でGWを謳歌した『鴻池官房副長官』涙目懺悔録」だ。表向きは「健康上の理由」だが、鴻池官房副長官辞任の原因がこのスキャンダルであることは明らかだ。

 鴻池氏はこの一月にも同誌に、二週にわたって同じ女性との不倫スキャンダルを報じられた。その時は苦しい言い訳で乗り切ったのだが、懲りもせず密会を重ねて再びターゲットにされたわけだ。しかも今回は新型インフルエンザ騒動の最中に、国家の危機管理にあたるべき人物が、熱海に不倫旅行をしていたというのだから、責任は免れないだろう。

 前回に続いて『週刊新潮』は隠し撮りした密会現場写真を掲載しているのだが、二人が訪れたホテルにあらかじめ張り込みをしているから、確実な情報を事前に把握していたわけだ。二人とも家庭を持ったダブル不倫だし、一度騒がれながらも関係を続けていたわけだから、恐らくどちらかの身内か関係者が危機感を感じて情報提供したのではないかと思う。

 それは記事を読んだ私の推測だが、鴻池氏自身も『週刊新潮』の取材に応じる代わりに情報源を教えろと記者に迫ったというから、身近な人から情報が漏れたのではないかと疑ったのだろう。結果的に週刊誌に連続して密会現場を押さえられたわけだから、この人には危機管理能力がなかったということだ。
*****
詳細は↓
週刊誌を読む:鴻池氏辞任に追い込む「不倫旅行」新潮スクープ

私もこの記事と写真を見て、これは相当に鴻池から近いところ(=権力に近いところ)から情報が漏れているナと思った。それが先週号。
そうして今週号の活版トップは「国民7割が幻滅『民主党』存在の耐えられないヌルさ」という5ページの記事である。電車の中吊り広告も右肩にこのタイトルが踊っている。
これを見て思ったのは、鴻池のスクープとこの記事がバーターだったのではないかということだ。
元々週刊新潮というのは権力と非常に近いメディアである。ところがその週刊新潮が朝日の件でズッコケた。
そこで、ここは一つ鴻池ネタを新潮にあげて恩を売っておこうと権力が考えたとしても不思議はない。それがなぜ鴻池だったのかはわからない。権力内部で何かの事情でやっかいな存在になりつつあったのか、あるいは最初からまったく無能でトカゲの尻尾切り要員だったのかもしれない。
週刊新潮にしてみれば、大失態のあとのスクープほどありがたいものはない。しかも結果として官房副長官のクビを取ることができたのだから、世間的には「やっぱり週刊新潮は大したものだ」ということになる。
ただし、このネタをもらう代わりに、これから衆議院選挙までの間、ことあるごとに民主党叩きをすることが条件としてついているはずだ。
もし、この推測が当たっていれば、週刊新潮はこれからも「オヤッ?」というネタ(つまり権力から流される意外なネタ)を使って民主党叩きを続けるだろう。

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コメント

今日5/24のサンプロに、竹中平蔵さんが出るとテレビ欄にありましたのでお知らせです。
竹中さんは、国会からの参考人招致を、衆議院からも参議院からも受けていますが、断っています。週刊ダイヤモンド5/23特大号には、下記の竹中さんへのインタビューがあります。

Q:「かんぽの宿」問題では、西川善文・日本郵政社長が再三にわたって国会に呼ばれています。竹中さんも参考人招致されていますが、お断りになった。
A: 公社の総裁と日本郵政の社長は違うんですよ。国会は「公社」と同じ感覚で呼び出している。日本郵政は民間企業ですから、(度重なる国会招致が)結果的に企業経営を妨害しているということを懸念します。私?三日後の昼何時に来いと言われて行けるわけないじゃないですか。普通のビジネスマンは予定が入っていますよ。

「反戦な家づくり」さんのコメント欄にあった参考人招致に応じた町田徹さんがラジオで語っていたという下記とは少しずれがあるような気がします(検索ではラジオで聞いたという伝聞しか見つからず)

「向こう半年全くスケジュールに余裕がない」
それに対し国会の方でスケジュールを合わせるという話まで出たが
「合わせて貰っても無理」
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-684.html

投稿: 散策 | 2009/05/24 08:50

鴻池氏の記事の用意周到さについては、二階堂コムが結構書いてました。
私が、鴻池さんと推測される最近注目した発言は、『鉄砲を撃ってきたのを鉄砲で撃っても当たらない。(ミサイルを)撃ってきたら当たるわけがない』と北朝鮮のミサイルに対するMDを評したものでした。

投稿: 散策 | 2009/05/22 23:43

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