小沢関連~産経新聞記事への重大な疑問
明日売りの週刊SPA!を見た。今週の「田中康夫 東京ペログリ日記」は3月8日(日)~3月17日(火)まで。
その3月13日(金)にはこう書かれている。
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3月13日(金)
八重洲富士屋ホテル。小沢一郎代表と40分近く2人で懇談。
「激動の時代の権力闘争 それでも『小沢』に期待する」と題して当時、慶應義塾大学教授の畏兄・江藤淳氏が「諸君」1993年1月号に寄稿した論考。その2年前の「Voice」1月号で、「政治家の志とは何か 激変する内外政局に果敢に対処する若き領袖の情熱」を江藤淳氏と語った対談。2つの複写(コピーとルビ)をお持ちする。
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以下、諸君の江藤淳の原稿内容について触れている。
一方、昨晩のMNS産経ニュースにアップされている「【民主党解剖】第二部(1)小沢ショック 不満蓄積も不気味な静寂 動けぬ反小沢」によると、、、
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13日には、新党日本代表の田中康夫が宿泊先のホテルに小沢を訪ね、かつて小沢の政治構想力を絶賛し、親身になって助言していた文芸評論家の江藤淳(故人)のコラムを手渡した。小沢はほおを緩めて紙をめくり、こう語った。
「懐かしいなあ。江藤さんは本当にボクを支援してくれた。後で改めて読んでみるよ」
コラムは、江藤が産経新聞(平成9年3月3日付)に書いた「帰りなん、いざ 小沢一郎君に与う」。新進党の運営に苦慮する小沢に対し、いったん議員辞職して故郷の岩手県水沢市(現奥州市)に戻り、他日の再起を促した檄文(げきぶん)だ。田中の訪問はあくまで激励目的だったが、意図せぬ皮肉なプレゼントとなったようだ。
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と見てきたがごとく書いているが、田中が小沢に手渡したものはまったく違う。
どちらが正しいのか?
これは普通に考えれば田中康夫に決まってますね。当事者なんだから。
産経に記事が出ることがわかっていて田中康夫が違うことを書いたという可能性もあるが、SPA!の原稿の入稿は先週末であろうから、昨晩の産経の記事より後に書いたということは絶対にない。
ではこの記事を書いた記者は何を根拠に産経新聞のコラムだと断定したのか。
ニュースソースはどこなのか? 小沢、田中の2人にきちんとこの情報を当てたのか?
記者が上げてきた原稿をデスクはきちんとチェックしたのか?
是非ともきちんと公表して欲しいものである。
もし、この時に田中が小沢に手渡したものが産経新聞のコラムでなかった場合、「コラムは、江藤が産経新聞(平成9年3月3日付)に書いた「帰りなん、いざ 小沢一郎君に与う」。新進党の運営に苦慮する小沢に対し、いったん議員辞職して故郷の岩手県水沢市(現奥州市)に戻り、他日の再起を促した檄文(げきぶん)だ。田中の訪問はあくまで激励目的だったが、意図せぬ皮肉なプレゼントとなったようだ。」という部分は露骨、かつ重大な捏造記事と言わざるを得ない。
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