小沢関連~発端は長野県知事選&秘書の自殺
・田中康夫「奇っ怪ニッポン」
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「『国家権力が常に正しい訳ではない』と不快感を露(あら)わにした」。先月27日に共同通信が報じた“天に唾(つば)する”が如き発言の主は、村井仁・長野県知事。言わずと知れた西松建設からの「献金」を巡って、東京地方検察庁特捜部から参考人として複数回に亘(わた)って事情聴取を受けた直後、「20年来の側近」は何故か首吊り自殺に及びました。
第一次小泉純一郎内閣で国家公安委員長を務めた人物の“高言振り”を忖度(そんたく)すれば、「自身の在任中に限っては『常に正しかった』」という認識なのでしょう。
然(さ)れど、「西松建設『長野県知事陣営に資金』関係者供述」なる見出しを冠して先月26日付の日本経済新聞は、「同社の関係者が東京地検特捜部の調べに対し『村井仁・長野県知事陣営に知事に当選する前、裏金から資金を提供した』との趣旨の話をしている事が25日、関係者の話で分かった」と報じています。
「西松建設側から知事周辺に渡った一千万円以上が裏金に使われたと見て捜査、側近は長野市内で自殺した」と共同通信も配信しています。田中康夫3選を阻止するべく、長野県出身の飯島勲秘書官が“陣頭指揮”した2006年夏の知事選挙を想起しました。
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天に唾する如き この発言
・二木啓孝「ザ・ジャーナル」
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検察は西松建設関連の捜査でとんでもない失敗をしている。先月24日、長野県知事の村井仁氏の元秘書である右近謙一同県参事が自殺した。大きなニュースにはならなかったが、検察からすれば地方自治体の首長を追及しようとしていたにもかかわらず、関係者に自殺されたことは大ペナルティだ。そこで、別のところで失地回復する必要があった。それが小沢代表だった。
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「小沢代表だけ捜査するのはおかしい」
・山口一臣「ダメだめ編集長日記」
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3月5日付のNewsSpiralで二木さんが指摘されていたように、
3月末の人事異動が目前に迫るなか、
かっこうの「大捕物」になる予定だった事件の被疑者に自殺されるミスを犯し、
「なんか他にネタないか?」と探したところ、
「小沢代表の案件ありまっせ……」
と、失地回復を狙ったのか、今回の捜査だったのは?
との疑いは確かに消えません。
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納税者の視点で検察の捜査を監視しないと
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