それでも政権交代が起きなかったら、、、
昨日、掲載しようと思っていたものを1日遅れでアップします。
日経朝刊(2/18)社会面、中川昭一辞任関連記事を読んでのけぞった。
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自民党の石原宏高衆議院議員は「重要な国際会議の後にああいう姿をさらすこと自体、自己管理ができていない。政治家として問題」と中川氏の「資質」を疑問視。
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ここまでくると怒りや呆れを通り越して爆笑である。
石原宏高に資質を疑問視されるとは! もはやコント作家でも書けない筋書きだ。
しかし私がのけぞったのはこのコメントに対してではなく、石原宏高に取材に行った記者に対してである。この記者の資質にも相当な疑問があるんじゃないですかね?
いまだ山本一太なんぞをスタジオによんでいるテレビ局の制作担当者も同様。
一方、麻生は相変わらず「任命責任があるというのなら、そりゃあると思います」などとうそぶいている。つまり「あんたらがそーゆーふーに言うのならあるんでしょうよ」と言っているわけで、まったくもって反省していない。
第一、この男はあれだけの醜態をさらした中川に対して「絶対守るから」と言ったというから、世襲議員同士というのは一般の国民にはおよそ理解できない何か特別な感覚、絆で結ばれているのだろう。
しかし、この日の新聞を見ていて私の心胆を寒からしめたのは中川関連問題ではなく、麻生-オバマ会談の日程がついに決まってしまったという記事だ。
その日は2月24日。これではいくらなんでもまだ麻生は辞任していないだろう。
私は麻生がオバマと会談したら世界中に恥をさらすことになることになると思っている。
もっとも、このたびそれ以前に恥をさらした男が登場したわけだが、うがった見方をすれば麻生-オバマ会談がもたらす衝撃を少しでも和らげるために中川にあんな会見をやらせたのではないかとさえ思ってしまう。だってあれだけヘロヘロならば、事務方の官僚だってさすがにこのまま会見に出していいものかと思うでしょう。だとしたら「体調不良」ということにして日銀総裁だけ出席しておけば、さまざまな憶測は呼ぶだろうが、ここまで恥をかくことはなかったのだから。
それにしても、、、
日本の政治もここまでくると、たとえ民主党が頼りなくても、あるいは与党が麻生を引きずり降ろして小泉を再登場させようとも政権交代をするしかない。
そうでなければ、この国は北朝鮮とまったく同じレベルの奇異な国、特殊な国として、世界中から孤立して笑われることだろう(すでに十分それに近いレベルに達しているが)。
一応、民主主義国家を自称し、言論の自由を保証しているというのならば、政権交代が起きないはずがない。
というか、普通の国だったらとっくの昔に暴動が起きている。
それが起きないというのは、つまりこの国の国民は骨の髄にまで霞ヶ関による独裁がしみ込んでいるからである。
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