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2009/02/25

国辱外交

「大統領、日本からヒラリーがアジアを訪問するのならば、是非、最初に日本を訪問してくれないかと言ってきました」
「ん?日本? そんなところへ行ってどうする(-_-)?」
「おそらく日本の総理大臣があまりにも人気がないので、その対策ではないかと思われます」
「しかし、日本の総理大臣、、、名前はなんだったかな、、、」
「アソーです」
「ん? asshole! (゚0゚;)?」
「いやまあ、、、そんなような名前です(-_-)」
「そうだな、、、まあヒラリーには中国へ行ってもらおうと思っていたから、前に寄ることはできるが、このご時世にムダなカネを使うと共和党の連中もうるさいし、、、何か大義名分が必要じゃないか?」
「では、日本も間もなく政権交代があるようなので、次の総理大臣になる民主党のオザワに会うことにしたらどうでしょう? これだったら日本に寄る意味もあります」
「ををっ、そうしてくれ。それなら十分に意味がある」


「大統領、民主党のオザワがヒラリーと会う時間はないと言ってきました」
「ナニ? わざわざヒラリーが会ってやるといってるんだぞ。assholeはいつでもOKといっているそうじゃないか! どういうことだ(-_-#)」
「どうやらオザワというのはひねくれ者というか、一筋縄ではいかないようです」
「とにかくわざわざカネを使って日本へ行くんだったらオザワと会わないとしょうがない。絶対にアポをとれ(-_-メ)」


「大統領、オザワはそっちがどうしても会いたいというなら時間をつくってもいいといってきました」
「うーむ、イヤなヤツだな。けれどもしかたない、ここは会うしかないだろう」


「大統領、例の日本の総理大臣が、是非、わが国を訪問したいといっています」
「ん? この間、ヒラリーが会ったから十分だろ」
「いつでもいい、どんなに短くてもいいから、大統領を訪問する最初の指導者になりたいとのことです」
「assholeがそんなことを言ってるのか。正真正銘のassholeだな。とにかくこっちはいまそれどころじゃないんだ。まあ面と向かって断るのもなんだから、1時間しか時間がないとでもいっておけばあきらめるだろ (-。-;)」


「大統領、1時間でもいいと言ってきました(-_-;)」
「ナニ? そんな意味もない会談のためにカネと時間をかけてくるというのか? そもそもこっちが断っているということがわからんのか(-_-#)」
「とにかくそれでもいいと言っています」
「よし、会食をする時間も共同会見をやる時間もないと言ってくれ。そこまで言われればあきらめるだろう」


「大統領、日本政府より、忙しいなかを時間をいただいたことを総理大臣は大変に感謝しているとのメッセージが届きました(-_-;)」

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2009/02/19

それでも政権交代が起きなかったら、、、

昨日、掲載しようと思っていたものを1日遅れでアップします。

日経朝刊(2/18)社会面、中川昭一辞任関連記事を読んでのけぞった。

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自民党の石原宏高衆議院議員は「重要な国際会議の後にああいう姿をさらすこと自体、自己管理ができていない。政治家として問題」と中川氏の「資質」を疑問視。
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ここまでくると怒りや呆れを通り越して爆笑である。
石原宏高に資質を疑問視されるとは! もはやコント作家でも書けない筋書きだ。
しかし私がのけぞったのはこのコメントに対してではなく、石原宏高に取材に行った記者に対してである。この記者の資質にも相当な疑問があるんじゃないですかね?
いまだ山本一太なんぞをスタジオによんでいるテレビ局の制作担当者も同様。

一方、麻生は相変わらず「任命責任があるというのなら、そりゃあると思います」などとうそぶいている。つまり「あんたらがそーゆーふーに言うのならあるんでしょうよ」と言っているわけで、まったくもって反省していない。
第一、この男はあれだけの醜態をさらした中川に対して「絶対守るから」と言ったというから、世襲議員同士というのは一般の国民にはおよそ理解できない何か特別な感覚、絆で結ばれているのだろう。

しかし、この日の新聞を見ていて私の心胆を寒からしめたのは中川関連問題ではなく、麻生-オバマ会談の日程がついに決まってしまったという記事だ。
その日は2月24日。これではいくらなんでもまだ麻生は辞任していないだろう。
私は麻生がオバマと会談したら世界中に恥をさらすことになることになると思っている。
もっとも、このたびそれ以前に恥をさらした男が登場したわけだが、うがった見方をすれば麻生-オバマ会談がもたらす衝撃を少しでも和らげるために中川にあんな会見をやらせたのではないかとさえ思ってしまう。だってあれだけヘロヘロならば、事務方の官僚だってさすがにこのまま会見に出していいものかと思うでしょう。だとしたら「体調不良」ということにして日銀総裁だけ出席しておけば、さまざまな憶測は呼ぶだろうが、ここまで恥をかくことはなかったのだから。

それにしても、、、
日本の政治もここまでくると、たとえ民主党が頼りなくても、あるいは与党が麻生を引きずり降ろして小泉を再登場させようとも政権交代をするしかない。
そうでなければ、この国は北朝鮮とまったく同じレベルの奇異な国、特殊な国として、世界中から孤立して笑われることだろう(すでに十分それに近いレベルに達しているが)。
一応、民主主義国家を自称し、言論の自由を保証しているというのならば、政権交代が起きないはずがない。
というか、普通の国だったらとっくの昔に暴動が起きている。
それが起きないというのは、つまりこの国の国民は骨の髄にまで霞ヶ関による独裁がしみ込んでいるからである。

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2009/02/13

クルマ離れと活字離れ~自動車産業と紙媒体の共通点(3)

若者のクルマ離れ、活字離れは自動車産業、紙媒体にとってそれぞれ頭の痛い問題である。
が、これはなかなかに解決が難しく、速効性のある対策というのは見当たらない。
スズキの鈴木修会長は、昨年末の日経のインタビューのなかで「自動車復活のカギを握るのは、やはり米国市場の動向か」という記者の質問に対して「違う。クルマ離れ対策が急務だ。今の若者は堂々と『免許を持っていない』と言う。自動車は構造不況に陥る恐れがある。ピアノの販売不振に直面したヤマハがピアノ教室を展開して子供への関心を持たせたように、自動車業界も車を売るための手段を再構築する必要がある」と答えている。
これは鋭い指摘だと思う。
ただ、ここで難しいのは、これからのクルマというのは、もはやこれまでのように運転を楽しむとか、気持ちのいいドライブをするだとかという要素をどんどん削ぎ落としていく可能性が高いということだ。できるだけ速く走るためにコーナーで後輪を滑らせるよりも、A地点からB地点までを安全に、しかも環境に負荷をかけずに走ることが優先され、どうしても運転を楽しみたいのたらばカネを払ってサーキットでやってくれという時代が来るかもしれない。そうしたなかでクルマという商品の魅力をどうやって伝えていくかということには知恵が必要だろう。
とはいえ、鈴木会長が指摘するようなクルマへの興味を喚起する対策(とくに若年層への)が、自動車産業にとって今後、非常に重要になってくることは間違いないと思う。

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2009/02/04

自動車産業と紙媒体の共通点(2)

前回のエントリから間があいてしまった。
この間、私が見る限り、紙媒体の広告の状況は本当に日に日に悪くなっている。
そうしたなか、先週発売の週刊東洋経済の特集は「テレビ・新聞陥落!」だった。噂では業界人たちがこぞって購入したため、販売状況はきわめて良かったとのこと。タイトルに「雑誌」が入っていないのは、すでに陥落済みということなのか、、、


続きを読む "自動車産業と紙媒体の共通点(2)"

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