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2008/08/22

いま問われているのは“了見”である

民主党の代表選は野田佳彦の出馬が焦点になっている。
野田は「民主党が政権担当能力を向上させるには、複数候補による政策競争などが明確になる代表選が必要と主張」(日経)しているそうだ。
この男、ぜんぜんわかっていない。
いますべての政党、すべての議員に問われているのは政策なんかじゃない。“了見”なのである。
もはや国民は自民党の個々の政策に対して呆れているわけではない。財政再建派だの上げ潮派だの、突き詰めれそんなことはどうでもいいのであって、要は既得権益まみれのデタラメ政治、今日の新聞報道で言えば総選挙を先延ばしにするために15カ月予算を組もうなどという、その姑息な了見に見切りをつけつつあるのだ。

そこで民主党である。
国民が民主党に求めているのはただ一つ、政権交代だ。
少なくとも小沢一郎はそこにファースト・プライオリティを置いているように見える。そうして、「いくら参議院選挙で勝ったといっても次の選挙は死にものぐるいでやらなかったら負ける。今のままでは勝てない」と言っている。半世紀以上の長きにわたって権力を握ってきた自民党は、手負いの状態だからこそありとあらゆる策略を張り巡らせてくる。だとすればこの小沢の了見と見立ては正しい。
一方、野田という人物は政策が重要ということらしいが、要は自分は小沢とは違うということを言いたいのだろう。それは今回、勝てなくても代表選に名乗りを上げることで次への布石を打ちたいということに他ならない。つまりこの男にとっては腐りきった自公政治を変えることよりも自分の都合の方が優先順位が上なわけで、つまりそういう了見の男なのである。
野田が実際に代表選に出られるかどうかはわからないが、少なくとも今回出馬を模索した時点でその了見は十分にわかった。そして私はもしこの男が民主党の代表になる日が来たら、イヤイヤであっても投票してきた民主に一票を入れることはない。

それにしても、、、
この代表選がらみの報道で出てくる野田支持のグループの名前が花斉会、前原支持のグループが凌雲会。このネーミングを見ただけで幼稚な政治ごっこの匂いを感じるのは私だけだろうか?

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