官僚機構は漬物瓶
しばらく前に妻のもとに届いたねんきん特別便のことを書いた。
それからヒマを見つけては電話をしていたそうだがなかなかつながらず、最近、やっとこさつながった。
そこで早速、自分の年金記録を問い合わせてみると、「該当する記録が1件ある」との答えが返ってきたという。
しかし続いて出てきた言葉は、、、
「確認するのに3カ月から1年かかります」
かつて20年ぐらい前、「醜い中国人」という本が売れたことがある。この本の中で著者は長い年月にわたって育まれた中国の因習、文明的でない行動様式を「漬物瓶文化」と名付けていた。この本は文化論としてはなかなか興味深いものであったが、同時にいまに続く中国批判のきっかけとなった本の一つだったと思う。
しかしどうしてどうして、日本の官僚の「漬物瓶」ぶりも大したものだ。
財政が破綻しようが環境がぶち壊れようが道路やダムをつくりつづけ、国民の年金は勝手に流用、あげくのはてに
「100年安心プラン」といっていたのもつかの間、制度自体が根本的にデタラメだったことが判明、しかも期限を切って調査を約束したにもかかわらず、どこ吹く風で約束破り。
この国の政府や官僚の国民に対する態度というのは、少なからぬ日本人が大嫌いな中国人よりもタチが悪くて始末が悪いのではなかろうか。
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