« 農業崩壊と日銀人事 | トップページ | 鳩山邦夫の死刑執行には官僚独裁のエッセンスがつまっている »

2008/04/10

爆笑問題の日曜サンデー

「伊集院光 日曜日の秘密基地」の後番組である「爆笑問題の日曜サンデー」の録音をやっと聴いた(といっても全部ではないのだが)。
その感想をひとことで言うと、、、

イマイチ(^_^;)。
ま、これは仕方がない。ここ最近のラジオの中でも完成度が頭一つ抜け出ていた秘密基地の後なのだから、いくら爆笑問題といえども現時点で比較するのは気の毒といったところ。せめて秘密基地(最初は日曜大将軍)の第1回と比較しなければ公平ではないが、残念ながらこれは聴いていない。
ということで新番組に対してはちょっと厳しくなってしまうのだが、いくつか感想を書いてみる。

まず、これもいたしかたのないことだが、太田、田中とも力みすぎ。その結果、全体のトーンが非常にうるさい感じになってしまっていた。またコーナーの企画がもの足りない。
その結果、秘密基地のように聴き入ってしまうということはなかった。
私は番組をmp3形式で録音して携帯に転送、それを歩きながら聴いている。夜にウォーキングをしているときには集中して聴けるが、昼間、営業の移動中に聴くときにはふと考え事をすることもある。そうなると番組のことなど頭に入らない。秘密基地の場合、こういった時には巻き戻して聴いたものだが、新番組ではそこまでの気分にはならず、聴き流してしまった。

コーナー別に見ていくと、まずフリートークの後、13時台はラジオサンデージャポン。テレビのサンジャポの裏話ということなのだが、ワタシ、テレビのサンジャポは見てません。なのでここは聴き流しタイム。
14時台は27人の証言、これは毎週一人の人物をピックアップしてその人物に関する証言をゲストの芸人が集めてくるというコーナーで第1回は手塚治虫。ところどころ聴きどころはあったけど、引き込まれるほどではなかった。
15時台はサンデーカラオケベスト10と田中裕二のサンデー競馬小僧。実はここの1時間はまだ聴いてません(^_^;)。TBSでの競馬中継は初めてのことらしいんだけど、ワタシ、あまり競馬に興味がないんですよね。
一方、秘密基地時代の15時台は日曜ゼミナール。毎週、硬派なニュースネタをゲストがわかりやすく解説していたのでとても役に立っていたのだが、、、
そして16時台は赤坂応接間。これはゲストコーナーで、第1回は毒蝮三太夫。つまらなくはないけど伊集院がやっていた秘密基地VIPルーム、あるいは久米宏のスポットライト(いずれもゲストコーナー)のように相手とじっくりトークをするというよりも、楽屋落ち話を交えつつにぎやかに雑談している感じ。ということでここも聴き流しタイム。

ざっと以上のような印象だったのだけれども、聴き流すというのはラジオにとって本来、悪いことではない。むしろ仕事をしたり、クルマで移動している人にとっては交通情報やニュース、天気予報を交えながら適当に面白くて聴き流せるほうがいいはずで、つまりリスナーによって番組の評価も異なってくるはず。
逆に秘密基地の場合、クルマに乗っている間だけ聴いていた結果、肝心な部分を聴き逃してしまうと「あの話の結末はどうなったんだったんだろう?」というモヤモヤした疑問がずっと残ってしまうというようなことも多々あり、ラジオ番組にしては濃密過ぎたという言い方もできるかもしれない。

ということで秘密基地が好きだったリスナーからするとちょっと物足りないという印象はぬぐえなかったが、これからいろいろな部分を調整、ブラッシュアップしていって欲しい。そうすれば新たなTBSの看板番組になる可能性は十分ある。
希望としては太田光にラジオならではのトークをもっと期待したいですね。
それとアシスタントの友近については現時点ではまだいいとも悪いとも評価できないかな。

|

« 農業崩壊と日銀人事 | トップページ | 鳩山邦夫の死刑執行には官僚独裁のエッセンスがつまっている »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。