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2008/01/24

菅野さんの卵

たびたび書いていることだが、TBSでオンエアされている「久米宏ラジオなんですけど」のなかでもとくに面白いのはゲストコーナーである。さまざまな分野から招かれるゲストは有名人よりもむしろ学者であったり職人であったり、ある分野のスペシャリストであることが多い。そういったゲストと久米宏のトークは実質30分ほど、たとえばテレビであればこれほどの時間を取ることは難しいのだろうが、しかし実際に聴いていると非常に短い。つまりそれほど面白いわけである。

このゲストコーナーの今年1月12日のゲストは農家の菅野芳秀さん。初めて聞くお名前だったが、山形県長井市で農業を営むかたわら、レインボープランといって市内のほぼ全戸の生ゴミを回収して堆肥をつくるシステムを中心になって作り上げ方であった。
この方の話が実に面白かったのだが、それと同時にしゃべり方か魅力的であった。山形県の農家の方というと失礼ながらイメージとしては朴訥で言葉少なという感じだがなかなかに軽妙洒脱で、しかもその一方で声に人柄がにじんでいる。また話の随所にちょっと洒落たウソが含まれており、これにさしもの久米宏が引っかかったり振り回されたりする。この番組をスタート直後からずっと聴いているが、個人的印象ではこれだけ久米宏が相手の開けた穴に落ちたのは初めてだった。
そこでどんな方なんだろうと思って番組のホームページを見る。
また久米宏のプライベートサイトにも番組のページもあり、スタジオの風景がアップされている。私はよくラジオを聴いてから「今回のゲストは実際にはどんな人だったんだろう」ということが気になり、こちらで確認するのだが、タイムラグがあって今年に入ってからの分はまだアップされていない。

さてしかし、菅野さんの場合はご自身のブログがある。このブログのことはラジオでも言っていたので、オンエアを聴いた直後に検索をしてRSSリーダーに登録をしておいたら、昨日更新されており、番組出演後の顛末記がアップされていた。
そうか、こういう環境で菅野さんは鶏を飼っているんだな。
ということで番組で話題になっていた卵を注文してみたくなった私(生卵の黄身に爪楊枝を刺しても黄身が崩れない)。

ちなみにブロイラーでの養鶏というのは、国によっては禁止されているということを番組でも菅野さんが言っていたが、本当に食品流通についてよく知っている人は牛肉や豚肉よりもむしろ鶏肉の方を(危ないということで)食べないという話もどこかで読んだ記憶がある。


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