ある博士の思い出
「博士の愛した数式」を読んでいた間中、一人の博士のことが頭に浮かんでいた。
私が存じ上げていたその博士は数学者であったが、広い意味での社会学者でもあった。
「博士の愛した数式」の解説を書いている藤原正彦によると、数学者というのは奇人変人というのが通り相場なのだそうだが、私が知っている博士も強烈な個性の持ち主だった。
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「博士の愛した数式」を読んでいた間中、一人の博士のことが頭に浮かんでいた。
私が存じ上げていたその博士は数学者であったが、広い意味での社会学者でもあった。
「博士の愛した数式」の解説を書いている藤原正彦によると、数学者というのは奇人変人というのが通り相場なのだそうだが、私が知っている博士も強烈な個性の持ち主だった。
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昨日、今上天皇は74歳の誕生日を迎えられた。
人生80年時代とはいえ、そうそう無理はきかなくなりつつあるお年である。
にもかかわらず熱心にご公務に取り組まれるお姿には、ただただ頭が下がるばかりである。
日経の記事によれば、陛下は誕生日に先立つ会見で、「年金の問題が解決の方向に向かっていくことを願っています」、「生活の基本である食と住に関して、国民に不安をもたらすような事情が明らかになったことは残念」「戦後の復興と、その後の国の発展を目指し、一生懸命まじめに働いてきた人々が、高齢になって不安を持つことがないように解決に向かっていくことを願っています」「弱い立場にある人々が取り残されてしまうことなく社会に参加していく環境をつくることが大切」と述べられたという。
なんという真っ当さであろうか。
おそらく薬害肝炎問題についても陛下は心を痛めておられたであろう。
そこには「支持率が急落」し、「このままでは選挙が戦えない」という理由で薬害肝炎の一律救済を打ち出した総理大臣とは根本的に違う、何よりも国民の幸福を最優先する目線がある。
いま、この時代に今上天皇の存在とそのお言葉は貴重である。
それだけにメディアは今上天皇(他の皇族も含めて)の会見の全文を公開すべきである。
今上天皇が発せられるお言葉でさえ、利権構造の中にいる連中に不都合な部分をとりのぞいて報道するというこの国のメディアの不敬行為は許されるものではない。
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伊集院光の日曜日の秘密基地(TBSラジオ)で、この秋口から始まったコーナーに「負けたらお蔵インタビュー天国と地獄」というのがある。
これはお題を与えられた若手芸人が街に出て道行くひとたちにインタビューをするという企画で、毎回、2人の若手芸人がまずは自分のとってきたインタビューのなかから面白い話をダイジェストで放送、さらに自分のイチ押しのインタビューを流すのだが、これは途中でぷっつり切れる。
そうしてリスナーから、この後、どちらのインタビューの続きを聞きたいかを投票で募り、勝った方のインタビューだけを放送するというので負けた方はそのままお蔵入りしてしまう。
とても面白いコーナーなのだが(伊集院の番組の企画力というのはすごい)、問題はこの負けた方で、これは聴きたいと思っても永久に聴けない。
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今日の日経2面を何気なく見ていたら「防衛省改革『官邸主導で』」という見出しの記事が出ていた。
それによると政府は、不祥事が続く防衛省・自衛隊のあり方を議論する有識者会議「防衛省改革会議」の第二回会合を首相官邸で開いたそうである。
総理大臣なる人物は「国民の信頼回復には出直しのための改革が必要だ。改革を思い切って進めて行くには官邸指導で取り組むことが必要だ」と強調したそうである。
で、その有識者会議の座長というのが、、、
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今朝の日経朝刊に「原発災害時 住民の避難経路算出 原子力安全基盤機構などがシステム 被害情報を管理」という見出しの記事が出ていた。
リードを読むと「原子力発電所の安全技術の開発に取り組む原子力安全基盤機構と防災科学研究所は、地震などで原発が被害を受けた際に情報共有や被害対策を瞬時に進められる防災システムを開発した。道路の被害状況や放射能の汚染情報から、自動的に住民の避難経路を提示する。九州で実証試験を実施するほか、国際原子力機構のプロジェクトとして発展途上国で運用を開始する」という。
ちなみにこの原子力安全基盤機構というのは経産省系の独立行政法人である。
記事の本文の冒頭は「新システムは自治体のコンピューターや、原発周辺に設置した放射能センサー、携帯情報端末などで構成。自治体は地理情報や道路状況、住民の年齢などを登録。地震が発生すると揺れの大きさから建物や橋の築年数、構造などをもとに倒壊の有無を自動予測する。放射性物質が漏れ出た場合は、原発周辺のセンサー情報から汚染の広がりを判断し、避難経路を割り出す」となっているのだが、これを読んでまず思うのは、、、
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