フライデーの発売中止
本日売りの写真週刊誌「フライデー」が発売中止になったという。
巷間伝えられるところでは時津風部屋に関する記事の中での写真の誤掲載だという。
皇室や政治家、企業がらみ以外のところで発売中止に追い込まれたわけだから相当に大きなミス、おそらく1色グラビアのトップ記事でのミスだったと思われる。
それにしてもフライデーとしては痛い失敗である。
これによる単純な販売収入を失うほかに、流通に対してお詫びをして回らなければならないし、当該号に入っていた広告クライアントに対するケアもしなければならない。
最近のフライデーははっきりいって広告媒体としては厳しいものがあり、したがって広告売り上げのダメージは大した額ではないと思われるが、それでも大きなクライアントが入っていれば事はそう簡単ではない。むしろ当該号のセールスが不調で無理やり入れた広告の方が多かったケースだと被害は少なくなる。またタイアップ広告が入っていたりすると話はより複雑になるだろう。
ここ最近、政治、芸能、スポーツとさまざまな分野で大きなニュースが飛び交っているため、とくに週刊文春、週刊新潮(あるいは週刊朝日)の売れ行きが非常に好調だった一方でフライデーの部数は落ち気味だったと聞く。それだけに乾坤一擲の勝負をかけた号だったのかもしれないが、発売中止ということでその読者が文春、新潮に流れれる可能性は少なくないだろう。
ちなみに今朝のワイドショーで週刊朝日の山口編集長が「過去にこのようなケースは記憶にない」といっていたが、実は20年ほど前に女性自身で起きている。これは当時、闘病中だった昭和天皇の写真の掲載ミスだったと言われている。
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