2011/09/30

止まらない放射能汚染 ~ 2019年、ラグビーW杯は日本で開催できるのか?

ニュージーランドで開催されているラグビーW杯で、日本代表は1分3敗とグループリーグの最下位に終わった。
このラグビーW杯というのは歴史が浅く、最初に開催されたのは1987年。したがって日本ではあまり馴染がないが、いまやスポーツイベントとしての規模は、サッカーのW杯、オリンピックに次ぐものだという。
このラグビーW杯に日本は第1回から連続出場をしており(ただし第1回は招待制だった)、その意味ではサッカーよりも立派だが、しかし成績の方は芳しくなく、過去7回の通算成績は1勝2分21敗と惨憺たるものである。
とくに1995年のニュージーランドとの対戦では145失点(得点は17点)という大失態を演じてしまい、ラグビーをよく知らない人でも「なんだか恥ずかしいぐらいに大敗した試合があったナ」とご記憶の方も多いかもしれない(映画「インビクタス」ではマンデラがニュージーランドの予選での成績をたずねるシーンで対日本戦の結果が「145-17」と聞いて、「145点!?」と驚くシーンがある)。

とまあ、なかなか結果を残せない日本代表なのだが、8年後の2019年には日本でこのラグビーW杯が開催されることになっている。
ラグビーファンの私としては今からとても楽しみであるが――
しかし一方で2019年の日本で果たして本当に世界規模のスポーツイベントを開くことができるのだろうか?という疑念、あるいは不安も捨てきれないのだ。
というのも、これだけの大会となれば、日本各地で試合をしなければならず、当然、首都圏を含む東日本でも少なからぬ試合をしなければならないだろう。しかし、それは可能なのか?
問題はその時の福島第一原発をめぐる状況にかかっているだろう。

いま、マスメディアでは福島第一原発の1~3号機の原子炉がすべて100度以下となったという東京電力の発表情報をしきりに流している。それだけを聞いていると、あたかも事態は収束へと向かっているかのようだ。
たとえば、読売新聞はこのような記事を書いており、あわせてそこにこのような図を掲載している。
が、一方で、京都大学の小出裕章氏は、もはや原子炉はそのような状態ではないと言う。


溶けた燃料が地下水を汚染する可能性 投稿者 HEAT2009

では、東京電力と小出氏のどちらの言っていることが正しいのだろうか? 
私には技術的なことはわからないが、しかしどちらが信用できるかと言えば、小出氏に軍配を上げざるを得ない。なにしろ、東電は3.11前まで「原発の破局事故など絶対に起きない」と言い、小出氏は「絶対に起きる」と言っていたのだから。
となると、これから先、事態はおそらくは小出氏の予想する方向へと進むだろう。しかも、小出氏が求めているような対策は遅々として進んでいない。であれば、事態はより悪化する他はない。
チェルノブイリの事例を見るまでもなく、放射能災害というのは広範囲に、しかも非常に長期間にわたって影響が残る。このことを海外の人は知っているから、当然のことながら、来日公演がキャンセルになる事例も出ている。

・セシウム飛散、250キロ以遠にも 群馬の汚染地図公表

セシウム汚染の帯、首都圏に 千葉・埼玉の汚染地図公表

※注「文部科学省による広域航空機モニタリング計画について 」によれば、この調査はその他の都県でも行なわれている。

そうしたなか、8年後、たとえ屈強なラガーマンたちといえども、彼らが喜んで日本にやって来るとは、現状では私にはどうしても思えないのである。

ところがそれほど深刻な状況であるにもかかわらず日本では……
たとえば昨晩のNHKニュースウォッチ9のニュースの並びは、

(1) チュートリアル福田摘発
(2) トイレに1000万円
(3) むち打ち刑撤回
(4) イチロー記録ストップ

だったそうだ(私は未見だったが、視聴していたテレビマンからの情報)。
おそらく、これこそが岡庭昇氏が言うところの最高度の言論操作なのであろう。
つまり、本当に重要なことは何一つ伝えないことで、原発には何の問題もないという洗脳をしているわけだ。
この大本営発表とは比べものにならないほど洗練された言論操作に、果たして日本人はいつになったら気づくのだろうか?

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かくもさまざまな言論操作

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『東京電力福島第一原発事故とマスメディア』

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戦後日本の思想

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2010/02/18

「インビクタス/負けざる者たち」を見て、サッカー日本代表のことを考えた

先日の日曜日に息子と一緒に近所のシネコンで「インビクタス/負けざる者たち」を観た。
私は一応ラグビーファンなので、1995年のラグビーワールドカップ南アフリカ大会での日本代表の試合はテレビ観戦していたし、この映画のハイライトとなる決勝の南アフリカ(スプリングボクス)対ニュージーランド(オールブラックス)戦も観ていた。
といっても単純に観戦していたに過ぎず、ネルソン・マンデラについても今日まで上辺の知識しかなかった。
したがって、27年間にわたって政治犯として投獄され、1994年に南ア史上初の黒人大統領に就任したマンデラが、翌年開催されるラグビーワールドカップを白人と黒人の融和のまたとないチャンスとみて、これに賭けていたことは知らなかった。
それにしてもこの映画で描かれているマンデラの胆力、眼力、そして自分を迫害した続けた白人を赦す奥深い人間性(そんな言葉でも足りないが)を見ていると、一国の指導者、あるいはトップが持つべき資質とは何かを考えずにはいられなかった。
そして、エンドロールで実際のマンデラがスプリングボクスのジャージを着て競技場で大観衆に向かって笑いながら手を振っている当時の写真が映ると、このシーンをリアルタイムで見ていたことを思い出して胸が熱くなった。

さて、同じ日の晩はサッカーの東アジア選手権の日韓戦があった。結果はご存じの通りで日本惨敗。
私はかねてより日本代表監督は代えた方がいいと思っていたのだが、この試合を見てますますその思いは強まった。
何しろゴールへの道筋が見えない。もちろん選手たちはオフ明けにも関わらず一生懸命に体を動かしているのだろうが、何か漫然とやっているように見える。しかも一方では狭いところでのパス交換という戦術(?)に拘泥している。
こんな様子を見ていたら、私は1995年のラグビー日本代表を思い出した。

「インビクタス」の中で本筋とは別の部分で私には印象的なシーンがあった。それはマンデラがロムー(当時の世界最高選手)を擁するオールブラックスがいかに強いかをクルマの中で聞いているシーンだ。この大会のオールブラックスの予選の戦績を聞くマンデラ。
「アイルランド戦は43-19、ウェールズ戦は34-9、日本戦は145-17、、、」
するとマンデラはビックリして「145点?」と聞き返す。
そう、この試合こそが日本のラグビー関係者やファンを長く悩ますトラウマとなった大惨敗試合なのである。
もちろん私もテレビで観ていたし、今でもこの試合を録画したビデオは所持している(再生したことはないが)。
今、思い出してみると、この試合をなんと形容すればいいのだろうか、、、とにかく正視に堪えられなかった。
ワールドカップという最高の舞台、全力で来る世界一の相手に対し、すでに予選敗退が決まった日本は何もできず80分間、ほとんど攻められ続けた。
当時はまだインターネットではなくパソコン通信の時代だったが、ラグビー関連の会議室(掲示板のようなもの)で、「恥ずかしい」と書き込んだ人がいて、それがきっかけとなってずいぶんと議論になった記憶がある。
その後、何人かのラグビージャーナリストがこの大会について書いた文章が発表されたが、それによってチーム内部に深刻な対立があったことや士気の低い選手が少なからずいたこと、そして何よりもまったく無能だった監督の存在が明らかになった(実は監督の無能さはそれ以前からわかっていたのだが、ここまでひどいとは思っていなかった)。
つまりこの145失点は単に絶望的な実力差の結果だったのではなく、多分に“人災”の要素が含まれていたのである。
私は大変に弱いラグビーチームを応援しているからよくわかるのだが、いくら強い相手と試合をしても145点も取られるというのは、それはそれで大変である。たとえば大学の1部のトップチームと2部リーグの弱いチームが戦っても100点差はつくだろうが、それ以上の差はなかなかつくものではない。
ところがそれだけの得点差が国同士のテストマッチで、ましてワールドカップという舞台でついてしまったのである。

サッカーに話を戻すと、私は今の日本代表を見ていると、南アフリカの地で行われるワールドカップにおいて、歴史的惨敗という悲劇が再び起きるのでははないかと不安になる。
岡田監督はワールドカップにおいてベスト4を目指すという。個人的にはなんとも荒唐無稽な目標だと思うが、監督自身がそういう目標設定をすることは悪いことではない。
しかし、いったん口にした限りは、それを少なくとも選手に信じ込ませなければならない。そのためには単なる戦術立案や選手起用にとどまらず、ミーティングなどでの言葉の力が必要だろう。どんなに難しい目標であっても、選手が「この人についていけば、実現するかもしれない」と思えば組織は変わる。
ところがいまの日本代表には、選手が監督の言っていることを信じているフシが感じられない。しかも監督は監督で選手に対して「そんなことではベスト4にはなれないぞっ!」などとやっているらしい。そんなことでは、とてもではないがいい結果は出るとは思えない。

ラグビー日本代表が145失点した試合は、実はオールブラックスはレギュラーメンバーではなかった。したがってロムーも出場していない。予選突破を決めていたオールブラックスは、控え選手を中心のメンバーを組んだのだが、彼らは決勝トーナメントでの試合出場を目指してアピールをするために非常に士気が高かったという。一方の日本は予選敗退が決まっており、何の目標もないなかで世界一の強豪を相手にし、しかもレギュラーの何人かは出場をしなかった。監督は「大惨敗しなければいい」ぐらいのことしか考えていなかったという。

日本のサッカー関係者やファンは、今こそラグビー日本代表がなぜ南アで大惨敗したかを研究した方がいいと思う。


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2008/12/31

今年の○と× その2

立川談春の「赤めだか」に○。

その談春の高座は4回ほど聴いたけれども、とくに12月27日よみうりホール「三人集」(柳亭市馬、立川談春、柳家三三)での除夜の雪、棒鱈に○。ついでに柳亭市馬の掛け取りにも○。あっ三三さんも良かったです。

浦和レッズ対柏レイソル(埼玉スタジアム)での柏フランサのゴールに○。

http://jp.youtube.com/watch?v=9t2DUEKBlOw

これは観戦していて目の前で見たのだが、途中出場してほとんど何もしていなかったフランサが試合の最後の一瞬のチャンスをものすごい集中力でものにしてしまった。私や息子、そうして周りにいたレッズファンすべてがその瞬間、静まり返った。

ジェフ千葉をJ1に残留させたミラー監督に○。
毎年、戦力を引き抜かれながら上位に進出した大分のシャムスカ監督に○。
同様に鹿島のオリベイラ監督にも○(チームは好きではないが)。
企業にしてもスポーツにしても、やはりトップの力量がもっとも大切なことを実感。なかでもこの3人はみな言葉の使い方が巧みらしい。これこそが最重要ポイント。
その意味では、社長に復帰したスズキ自動車の鈴木修会長に来年は要注目。先日、日経でインタビューを受けていたのを読んだが、稀代の実力経営者がこの時代をどう乗り切るかは見ものだと思う。
ということで新監督にフォルカー・フィンケを選んだ浦和レッズに○。27日の「久米宏ラジオなんですけど」に電話出演した祖母井秀隆(千葉にオシムを連れてきた人)がフィンケに太鼓判を押していたことに安心。

今年もその「ラジオなんですけど」と田中康夫出演の「アクセス」に○。前者はゲストとのトークが絶品。後者は自分の考えの基本となることを示してくれる。来年はいよいよ選挙がある。田中康夫にさらなる期待を込めて○。民主党が政権をとったとき、おかしな方向にいかないように、是非、政権に入って欲しい。
来年は大変な年になる。そのとき基本となるのは「人間(じんかん)に光あれ=すべてのものに平等に光があたるように」という考え方だと思う。

30年ぶりに釣りにハマッたことに○。とくに太刀魚釣りは面白かった。

さて、こうしてみると少なからぬ○は自分が実際にライブで見たり聴いたり経験したことである。
Webの力や影響力がますます強まるなかで、しかし一方、だからこそライブの価値もまたますます上がるという伊集院光の説は正しい。

最後にもう一つ○を書きたいのだが、その前に今年、本ブログで書きかけて結局アップしなかったものが四つあった(最後まで書ききれなかった)。それは「講談社の月刊現代休刊」「日本テレビとテレビ東京の赤字転落」「本当に景気が悪くなるのは年明けから」、そうして「二人の学習院大OB」であった。最後のテーマは今上天皇と現総理大臣について書こうとしたものだが途中で挫折してしまった。

ということで今年の私の最大の○は、世間の人にはまったく興味もないし知らないことなのだが、、、
本当に長い間(10年以上)低迷を続けてきたあるラグビーチームにようやく復活の兆しが見えたことに◎。
時間があれば↓の2分25秒のタックルを見てみてください。この凄まじいタックルが一つのチームをChangeさせた。

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2008/01/20

トップリーグ-東芝府中対NEC

昨日の午後テレビで東芝府中対NECの試合を見た。
ラグビー観戦歴は野球の次に長いが、ここ数年は主たるラグビー観戦はほとんど12月前半で終わってしまい(つまり大学中心)トップリーグの試合は年に数試合しか見ない。したがってここのところの順位も三洋がトップであり東芝が2位だったことを知っているぐらい(ちなみに私は基本、東芝ファンである)。
とまあそれぐらいの知識で前半の途中から見始めたのだが、、、

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