2012/03/13

君が代斉唱を強制する不敬な人びと

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「やはり、強制になるということではないことが望ましいですね」

(平成16年10月28日の園遊会で、米長邦雄(当時東京都教育委員会委員)が「日本中の学校にですね、国旗を挙げて、国歌を斉唱させるというのが、私の仕事でございます」と言った際の今上天皇のお言葉)
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以下のようなニュースがあった。

国歌斉唱「口動いてない」教員、校長がチェック

 大阪府立和泉高校の卒業式で、国歌斉唱の際、教職員が本当に歌っているかどうかを、校長が口の動きで確認していたことがわかった。
 口が動いていなかった教員のうち、1人が歌わなかったと認め、府教委が処分を検討している。国歌起立条例を提案した地域政党・大阪維新の会代表、橋下徹・大阪市長は「服務規律を徹底するマネジメントの一例」と絶賛。しかし、その徹底ぶりに反発もある。
 同条例の成立を受け、府教委は府立学校全教職員に、起立斉唱を求める職務命令を出していた。和泉高の中原徹校長によると、今月2日の卒業式では、教頭らが教職員約60人の国歌斉唱時の口の動きをチェック。その結果、3人の口が動いていないとして、個別に校長室に呼び、1人が「起立だけでいいと思った」と不斉唱を認めたという。(読売新聞 3月13日(火)7時52分配信)

これを読んだ瞬間、私はこの和泉高校の校長、あるいはその友人であるという大阪市長は、いったいぜんたいなんという不敬な連中なのだろうと目が点になり、頭がクラクラした。
その理由は他でもない。今上天皇が冒頭に掲げた通り、君が代の斉唱は強制しないことが望ましいと表明されているからである。

私はもうこのブログでは再三再四表明している通り、今上天皇を心より敬愛し、尊敬している者である。
その今上天皇が、望ましくないとおっしゃられていることを強制するということは、すなわち不敬であり、反天皇行為である。
今上天皇主義者である私は、これを断じて許すことはできない。

そもそも──。
かねて今上天皇は日本国憲法を遵守することを表明されており、その憲法には、思想・信条の自由が明記されている。

私は今ここで日本国憲法の良し悪しを論ずるつもりはない。
なぜなら現に憲法は存在しているのであって、不備があれば手続きに則って改正をすればいいだけの話だからだ。
しかし、存在するものは守らなければならず、そして今上天皇は日本国の象徴として「遵守する」とおっしゃられているのである。

ひょっとしたら陛下ご自身も「国民全員、君が代を歌うべし」と心の底では思われているのかもしれない(あくまで仮定の話)。だが、憲法に思想・信条の自由が明記されている以上、それは強制できないというのが陛下のお立場であろう。

そういう陛下のご心情をまったく無視して、口が動いている動いていないなどというまったくの些事、表明上の行為をチェックするというのは、繰り返しになるが、不敬中の不敬行為である。

「ではお前さんならどうするんだ?」という問いがあるかもしれない。
一応、それに答えておくと(ちなみに教員免許は持っている)、私は起立しないし声を出して君が代を歌うことしない。
しかし、着席しつつ口は閉じていても、心の中では今上天皇と皇后陛下のご尊顔を思い浮かべて最大級の音量で君が代を歌うのである。
なぜなら私は心の底から両陛下を敬愛しているからである。
表明上だけ口パクしている人たちとは心根が違うのである。

君が代は、千代に八千代に
さざれ石の巌となりて
こけのむすまで

私は今上天皇の精神が、「千代に八千代に こけのむすまで」続いて欲しいと心の底から願っているのである。
したがって、「君が代」を万年単位にわたって放射能で汚すだけ汚した東京電力もまた、歴史上、最大の不敬集団として、断じて許すことはできないのである。


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2009/04/13

奇蹟の今上天皇

昨日、NHKスペシャル「象徴天皇 素顔の記録」(再放送)を見た。
私が読んでいるいくつかのブログで話題になっていたのだが、本放送(10日)を見逃してしまったので、日を置かずしての再放送はありがたい。

さて、この番組を見て私は改めて今上天皇の素晴らしさを再確認した。
かつて、まだ昭和の時代に小室直樹博士は「奇蹟の今上天皇」という本を書いた。もちろんこの時点での今上天皇は昭和天皇なわけだが、私はいまの時代に明仁天皇がいらっしゃることこそが奇蹟であると思う。

今上天皇と皇后陛下が皇居内を散策するシーンなどを見ていると、そのお二人の会話の内容、喋り方など、「本当の育ちの良さというのはこういうものなんだろうナ」と思わずにはいられない。
比較すること自体が不敬だが、アソーのような、ただカネがあるというだけの成金とは本質的に人間としてのレベルが違う。

だって今上天皇のマイカーは平成3年式のホンダ・インテグラですよ。しかもマニュアル。この映像、ホンダは嬉しかったでしょうなあ(ちなみに今上天皇がかなりのクルマ好きらしいことは以前から知っていた。徳大寺有恒さんの「ぼくの日本自動車史」には、その昔、鎌倉の若宮大路をクルマで走っていたら、前方から当時は皇太子だった今上天皇が、まさにプリンスを運転してすれ違ったことが書かれている)。
で、今上天皇はご自分でインテグラのステアリングを握り、皇后陛下を助手席に乗せて皇居内のテニスコートまで走るわけだ。
こうなってくると、男性誌で自分のクルマを自慢している自称・上流階級の連中が、すべてただのバカに見えてしまう。

そして今上天皇の沖縄への思い。また大規模な災害があるとなるべく早く現地に入り、被災者を激励する両陛下。
さらにサイパンへの慰霊の旅にも触れていたが、この時、韓国人戦没者の慰霊塔にまで訪れたことは割愛されていた。
まあここらへんは微妙な問題でNHKとしても避けざるを得なかったのだろうが(そもそも当時、この件についてはほとんど報道されなかったのではないか?)、しかし実はここにこそ今上天皇の意志がある。

天皇(制)というのは差別構造の頂点に位置するもので、垂直的な存在であるはずなのに、驚くほど水平的な視線をお持ちの今上天皇は、繰り返しになるが「奇蹟」である。

※今上天皇のネクタイは、きちんとディンプル(くぼみ)が作られていて、これも良かった。

※NHKはこーゆー番組を作っている分には、さすがだと思う。あと、昨日放送された楽天イーグルス・山崎武司の「課外授業 ようこそ先輩」も良かった。


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2009/04/10

不敬企業、不敬メディア

このブログの内容を見て、筆者はどちらかというと左巻きではないかと思われる方が少なからずいるかもしれない。
が、そんなことはありません。
なぜなら、、、
私は大変に今上天皇を敬愛しております(これは過去にも何度か書いているが)。
とくに小泉以降、安倍、福田と続き、ついには史上最低のチンピラ総理を抱える今日、今上天皇がそこはかとなく醸し出すリベラルな雰囲気、国民、そして周辺諸国への柔らかい目線は、この国の信用をつなぎ止める最後の砦となっているのではないかとすら考える次第である。
その今上天皇と皇后陛下がご結婚50年を迎えられたことは誠にもって慶賀に堪えない。

ところが、この慶事を報ずるに際し、本日の日経朝刊1面では両陛下の写真を掲載したすぐ隣に「柏崎刈羽原発 月内にも運転再開」などという記事を掲載している。
私の考えでは東京電力こそは、断トツ日本一の不敬企業である(電力会社はどこも同様だが)。
数日前、日経はこの発電所の運転再開に関して、相も変わらぬ論旨を展開していた。曰く原発はコストが安い、地球温暖化意に有効などなど、、、
これは以前にも書いたが、原発の発電コストが安いなどというのは、放射能廃棄物の処理、あるいは廃炉の処理などのコストをまったく計上していないからでしかない。しかも、これがいったいいくらになるのか?最終処分場を見つけることはできるのか?などといった山積する難問についてはまったくまともな結論が出ていないのである(そうしたなかで、いま六ヶ所村ではこれまでとは桁違いの放射能汚染が進行中である)。
結果、これらのツケはすべて後世に先送りされる。現在、ハチャメチャなことをやっている連中(しかも暴利をむさぼっている)は誰一人として責任をとるわけではない。この圧倒的な無責任は国民に対する挑戦であり、イコール国民統合の象徴である天皇に対する不敬である。

そして、このような不敬企業の記事を、国民的慶事の隣に掲載するメディアもまた不敬である。

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2008/05/21

日本は天皇を中心とした国になればいいんじゃないかな?

「防衛省は19日、神奈川県内で2002年に起きた在日米兵によるオーストラリア人女性暴行事件で、米兵に代わって見舞金300万円を女性に支払うことを決めた」というニュースを見た。
日本がアメリカになめられていることは十二分に認識しているつもりだったが、本当に徹頭徹尾コケにされているわけである。

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2007/12/24

今上天皇のご健勝を願う

昨日、今上天皇は74歳の誕生日を迎えられた。
人生80年時代とはいえ、そうそう無理はきかなくなりつつあるお年である。
にもかかわらず熱心にご公務に取り組まれるお姿には、ただただ頭が下がるばかりである。
日経の記事によれば、陛下は誕生日に先立つ会見で、「年金の問題が解決の方向に向かっていくことを願っています」、「生活の基本である食と住に関して、国民に不安をもたらすような事情が明らかになったことは残念」「戦後の復興と、その後の国の発展を目指し、一生懸命まじめに働いてきた人々が、高齢になって不安を持つことがないように解決に向かっていくことを願っています」「弱い立場にある人々が取り残されてしまうことなく社会に参加していく環境をつくることが大切」と述べられたという。
なんという真っ当さであろうか。
おそらく薬害肝炎問題についても陛下は心を痛めておられたであろう。
そこには「支持率が急落」し、「このままでは選挙が戦えない」という理由で薬害肝炎の一律救済を打ち出した総理大臣とは根本的に違う、何よりも国民の幸福を最優先する目線がある。
いま、この時代に今上天皇の存在とそのお言葉は貴重である。
それだけにメディアは今上天皇(他の皇族も含めて)の会見の全文を公開すべきである。
今上天皇が発せられるお言葉でさえ、利権構造の中にいる連中に不都合な部分をとりのぞいて報道するというこの国のメディアの不敬行為は許されるものではない。


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2007/12/18

真っ当でない連中と真っ当な方

今日の日経2面を何気なく見ていたら「防衛省改革『官邸主導で』」という見出しの記事が出ていた。
それによると政府は、不祥事が続く防衛省・自衛隊のあり方を議論する有識者会議「防衛省改革会議」の第二回会合を首相官邸で開いたそうである。
総理大臣なる人物は「国民の信頼回復には出直しのための改革が必要だ。改革を思い切って進めて行くには官邸指導で取り組むことが必要だ」と強調したそうである。
で、その有識者会議の座長というのが、、、

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