2011/11/23

立川談志師匠の訃報に接して

立川談志師匠がご逝去されたとのこと。
心よりご冥福をお祈りいたします。
私が師匠の姿を拝見したのは、昨年12月26日の「年忘れ 市馬落語集」のゲスト出演が最後でした。
ご体調が悪いとの噂は耳にしていましたが残念という他はありません。

↓今にして思えば夢のような昭和の大天才の共演。

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2010/12/29

昭和20年代と平成20年代

26日に柳亭市馬の落語会、「年忘れ 市馬落語集」に行ってきた。
プログラムは2部に分かれていて、1部は市馬、柳家三三、立川志らくによる落語競演。そして2部は昭和歌謡大全集と題して、市馬得意の昭和歌謡をたっぷり聴かせるという構成である。
しかも、この2部には立川談志がスペシャルゲストとして登場。昭和歌謡の話といくつかのジョークも披露して場内はやんやの喝采。さらに志らくも一曲、歌うというオマケつき。立川談春著の『赤めだか』を読むと、志らくの歌というのはその昔、聴いている人が転げ回って笑ってしまうようなものだったらしいが、フルバンドをバックにして、志らくはいたく真っ当に「東京の空青い空」昭和歌謡を歌っていた。
フィナーレは歌いあげる市馬に舞台袖から談志、志らく、三三、さらに市馬の弟子の市江まで登場して、みんなで手を振ると、やんややんやの大喝采の中で緞帳が下りたのだった。

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この市馬、私の大好きな落語家なのだが、生まれは1961年の12月。私は1962年の3月だから同級生ということになる。そして、これは市馬自身が言っていたが、昭和歌謡というのは子供時代にすでに十分、懐メロだった。しかし、市馬はこの昭和歌謡が好きで好きでしょうがなっかたという。一方、私はというと、やっぱり子供の頃はそういう懐メロは好きじゃなかったし、昭和歌謡の歌番組というのは祖父母が見るものだと思っていた。

だが、昨日、九段会館という歴史を感じるホールの中で怪しいスポットライトに照らされた市馬が歌う昭和歌謡を聴いていると、「終戦後の日本というのは、現在とは比較にならないほど厳しく貧しい時代だったけれども、しかし今よりも希望に満ちていたのかもしれないナ」と思い始めた。
まあ観客もほぼ100%昭和の人というシチュエーションの中、ノスタルジーと言われてしまえばその通りなのだが、しか「貧しかったけれども、希望や夢があった」昭和20年代と「物質的には豊かだけれども、先行きが見通せない」平成20年代のどちらが息苦しいかといえば、私は後者だと思う。

この年末に来て、菅政権はその本性を恥ずかしげもなく、かつ余すところなく曝け出している。
法人税を減税する一方、普天間移設を拒否している名護市に対しては再編交付金を不交付にしたという。北沢なる防衛大臣とやらは「(普天間飛行場移設に)反対は(不交付という)覚悟の上でやるものだ」と述べたそうだ。
小沢一郎を国会へ引きずり出すべく目の色を変える一方で、「国民の生活が第一」という政治姿勢とは真逆の政治勢力に連立をもちかけたあげく拒否られる始末。
都議会に目を向けると、民主党がこれまで反対してきた青少年健全育成条例の改正案(といっても別に内容が大きく変わったわけではない)を石原慎太郎が提出するや、コロリと態度を変えて賛成に回り、この法案は成立した。民主党都連は菅直人のお膝元であり、かたや石原慎太郎はたちあがれ日本という党名の命名者。なんともわかりやすい構図である。このままだと築地市場の移転も時間の問題だろう。

こうして見てみると、菅直人がやっていることは政策の針を自民党時代に戻すこと、つまり霞が関独裁と既得権益者のための政治に戻すことであり、その言動は逆コースの先導役であるマスメディアとピタリと一致する。
私は昨年最後の当ブログのエントリー「2009年の○と×」で「まずは政権交代に○。」と書いたが、驚くべきことに事態は政権交代前よりも悪くなっている。
しかもそう思っているのは私だけではない。
作家の小林信彦氏は少し前の週刊文春のエッセイで「敗戦後の六十五年を見てきたぼくは、最悪の時代に突入したと思っている。」と書いていた。
このところ私は、「これまで生きてきた48年間の中で、いまがもっとも悪いのではないか」と思っていたのだが、小林氏が同じように感じていたことに背筋が寒くなる。
あと数日後には2011年がやって来る。間違いなく言えると思うのは、後から振り返った時、この年が大きな分岐点になっているのではないかということだ。

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2009/01/21

公立学校の小中一貫教育で教育の質は向上するのか?

昨日は今年になって初めて落語を聴きに行った。柳亭市馬と橘家文左衛門がそれぞれ二席ずつ。個人的には市馬目当てで行ったのだが、文左衛門も非常に面白く、今後は文左衛門出演の落語会も気になってきた。

この会の前座には小朝の弟子という春風亭ぽっぽが出演した。まだ若い女性(というより女の子)で落語家になって日も浅いようだが、なかなかどうして淀みなく話す。前座としてはまあ聴けるレベルである。とはいえ、もちろん文左衛門、市馬の両師匠とは格段の差があるわけで、一人前の落語家になるためにはまだまだ修行を積まなければならない。

とここで話は急転。

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2008/12/31

今年の○と× その2

立川談春の「赤めだか」に○。

その談春の高座は4回ほど聴いたけれども、とくに12月27日よみうりホール「三人集」(柳亭市馬、立川談春、柳家三三)での除夜の雪、棒鱈に○。ついでに柳亭市馬の掛け取りにも○。あっ三三さんも良かったです。

浦和レッズ対柏レイソル(埼玉スタジアム)での柏フランサのゴールに○。

http://jp.youtube.com/watch?v=9t2DUEKBlOw

これは観戦していて目の前で見たのだが、途中出場してほとんど何もしていなかったフランサが試合の最後の一瞬のチャンスをものすごい集中力でものにしてしまった。私や息子、そうして周りにいたレッズファンすべてがその瞬間、静まり返った。

ジェフ千葉をJ1に残留させたミラー監督に○。
毎年、戦力を引き抜かれながら上位に進出した大分のシャムスカ監督に○。
同様に鹿島のオリベイラ監督にも○(チームは好きではないが)。
企業にしてもスポーツにしても、やはりトップの力量がもっとも大切なことを実感。なかでもこの3人はみな言葉の使い方が巧みらしい。これこそが最重要ポイント。
その意味では、社長に復帰したスズキ自動車の鈴木修会長に来年は要注目。先日、日経でインタビューを受けていたのを読んだが、稀代の実力経営者がこの時代をどう乗り切るかは見ものだと思う。
ということで新監督にフォルカー・フィンケを選んだ浦和レッズに○。27日の「久米宏ラジオなんですけど」に電話出演した祖母井秀隆(千葉にオシムを連れてきた人)がフィンケに太鼓判を押していたことに安心。

今年もその「ラジオなんですけど」と田中康夫出演の「アクセス」に○。前者はゲストとのトークが絶品。後者は自分の考えの基本となることを示してくれる。来年はいよいよ選挙がある。田中康夫にさらなる期待を込めて○。民主党が政権をとったとき、おかしな方向にいかないように、是非、政権に入って欲しい。
来年は大変な年になる。そのとき基本となるのは「人間(じんかん)に光あれ=すべてのものに平等に光があたるように」という考え方だと思う。

30年ぶりに釣りにハマッたことに○。とくに太刀魚釣りは面白かった。

さて、こうしてみると少なからぬ○は自分が実際にライブで見たり聴いたり経験したことである。
Webの力や影響力がますます強まるなかで、しかし一方、だからこそライブの価値もまたますます上がるという伊集院光の説は正しい。

最後にもう一つ○を書きたいのだが、その前に今年、本ブログで書きかけて結局アップしなかったものが四つあった(最後まで書ききれなかった)。それは「講談社の月刊現代休刊」「日本テレビとテレビ東京の赤字転落」「本当に景気が悪くなるのは年明けから」、そうして「二人の学習院大OB」であった。最後のテーマは今上天皇と現総理大臣について書こうとしたものだが途中で挫折してしまった。

ということで今年の私の最大の○は、世間の人にはまったく興味もないし知らないことなのだが、、、
本当に長い間(10年以上)低迷を続けてきたあるラグビーチームにようやく復活の兆しが見えたことに◎。
時間があれば↓の2分25秒のタックルを見てみてください。この凄まじいタックルが一つのチームをChangeさせた。

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