2011/12/31

2011年の○と×

今年は人生49年でもっともひどい年であった。
ということで2011年の○と×、というよりも×と○。

最大の×はもちろん東京電力福島第一原発の破局事故。
私は当ブログで、原子力発電所が破局事故を起こす可能性は十分にあり、しかも電力会社ほどデタラメなものはないということを再三、書いてきた。
たとえば↓

・北朝鮮についての続き

・予定調和国家

・北朝鮮よりタチの悪い会社

・不敬企業、不敬メディア

しかし、それにしても、ここまでの事態(原発3機がメルトスルー、さらに使用済み核燃料のつまったプールのある建屋がボロボロ)が起きると、驚愕、慄然とするより他はなかった。
しかもさらに驚くべきことは、ことここに至っても、マスメディアはほとんどまともな真実を伝えないことである。
私はいまでも事故直後の春先、テレビに流れた東京電力のお詫び広告についてこだわっている。
あの時の広告の実施料金はいくらだったのか?
東京電力はダンピングが激しい広告業界にあって、間違いなく正規料金を支払うクライアントである(なにしろ総括原価方式だから、広告料金の値引き交渉などする必要がない)。その東電が、あのお詫び広告で正規料金をメディアに支払ったとしたら、それは福島県民の補償よりもメディア対策を優先したことを意味する(もちろん広告代理店にもマージンがガッポリ入る)。
そして、調べる手立てはないけれども、3.11後のメディアの状況(とくにテレビ)を見ると、相当に高い確率で正規料金での取引がなされたのだと私は思う(金平茂紀なんぞは、まず自社の広告局へ行って、お詫び広告の料金を調べるべきだろう。なにしろ自分自身の給料の中に東電からのカネが入っている可能性があるのだから)。

・原発広告とメディアの関係(2011年3月2日記)

・広告不況がもたらすマスメディアのもう一つの劣化(2011年2月7日記)

東京電力とマスメディアに最大の×。

Small
『東京電力福島第一原発事故とマスメディア』
※紀伊国屋BookWebやソニーリーダストアなどへは左のリンクから。

同じく野田政権に最大の×。
私はかねて、少しの例外をのぞいて、「新政権は最悪を更新する」と思っているのだけれども、まあ野田政権はもちろん例外ではない。
しかし、この政権こそ独裁権力としての霞が関にとっては予定通りにできたもだろう。
思うに、ある時期から霞が関は自民党政権の存続を諦め、いずれ政権交代が起きることを視野に入れた。
しかし、ここで小沢一郎に政権を取られてはなんとしても困る。そこで、小沢一郎の“政治とカネ”のスキャンダルを捏造して、次期総理大臣が約束されていた小沢を民主党代表の座から引きずり下ろした。
ここで私は思うのだが、もし小沢が政権交代時にそのまま総理大臣となっていたら、今とはずいぶんと異なった世の中になっていただろう。そして、間違いなく東日本大震災、そして福島原発破局事故に対する対応も違ったものになっていたと思う。
その意味で、あの時に小沢スキャンダルを仕掛けた連中は万死に値する。
ということで検察と検察審査会に最大の×。

以上、こうして見ていくと2011年に起きた不祥事、不幸は、すべて日本のこれまでの権力機構の腐敗に由来していることがわかる。
ところが、依然としてこの体制は続いているのである。そして、そうである限り、私は第二の破局(「野田破局」)が来ると予想している。
なにしろ、放射能による災害は今でも続いているのであって、しかも広まっている。
「来年はいい年にしましょう」とは年末の決まり文句だが、残念ながら核による災害というのはわれわれの人智に及ぶところではなく、これから年を追うごとに状況は悪くなるだろう。

悪い話はこれぐらいにして、あとはサラッと。

ネットメディア、自由報道協会に○。
東京電力の会見を中継し続けた岩上安身氏のIWJは、絶望的なマスメディアと真逆の可能性をますます広げている。

東京新聞に○。2年ぶりぐらいで新聞購読を再開。「こちら特報部」は素晴らしい。

facebookに○。複数の小学校時代の友人を発見。

「久米宏ラジオなんですけど」と「伊集院光 深夜の馬鹿力」に○。
この二つの番組は相変わらず愛聴しているが、とくにラジオにおける久米宏の存在感は圧倒的。番組の企画力も素晴らしい。ちなみにこの二つの番組は同じプロデューサー。

しかしながら、総じてTBSラジオに×。
私は長らくTBSラジオがメインのリスナーだったが、上記の番組以外はもうあまり聴かない(永六輔さんの番組と「宮川賢バカバカ行進曲」「安住紳一郎の日曜天国」は聴くが)。TBSは伊集院に土下座して、日曜の午後に戻ってきてもらったほうがいいです。

逆に文化放送に○。
吉田照美の番組はとくにイイ! その他の番組もなかなかよく、平日につけるラジオはすっかり文化放送になってしまった。

立川談志師匠の訃報に×。しかして落語界のますますの活況に○。
個人的には今年は柳亭市馬を聴いた一年。
その市馬の年末の「年忘れ市馬落語集」に○。
この会に出演していた春風亭一之輔と桃月庵白酒に○。

中日のセ・リーグ優勝に○。そして落合監督の退任に×。
ま、来年のプロ野球はもう巨人で鉄板でしょう。

浦和レッズに×。来年は少しはよくなるかな。

最後に母校のサッカー部に○。
最近、スポーツはすべてダメダメなわが母校。ところが、サッカー部が関東大学リーグで初優勝。
大学選手権(インカレ)も決勝へ。
攻撃的で華麗なパスサッカーで、是非とも初出場、初優勝を!


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2011/03/02

合掌 与那嶺要氏

元中日ドラゴンズ監督の与那嶺要氏が亡くなったという。

与那嶺要氏死去、85歳=首位打者3回、中日優勝監督―プロ野球

名古屋とはまったく関係のない(ナゴヤ球場にもナゴヤドームにも行ったことがない)私が、熱烈なドラゴンズファンになったきっかけは、昭和49年に巨人のV10を止めたからだった(元号は嫌いだが、これだけは昭和で表記しないとしっくりこない)。
当時、中学1年。物心がついた時からプロ野球は巨人が優勝するものだと思っていた。その強くて、しかも大嫌いな巨人の連覇を止めたドラゴンズに私はすっかり魅せられた(当時から筋金入りの読売嫌い(爆笑))。
その当時の監督が与那嶺要氏で投手コーチ(ヘッドも兼任していたかな)は故・近藤貞雄氏だった(それから8年後にセリーグ優勝した時の監督がこの近藤氏で、私は横浜球場で優勝をかけた横浜大洋3連戦をすべて観戦、近藤監督の胴上げを自分の目で見た)。

与那嶺要氏のご冥福を心よりお祈りいたします。

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2009/05/05

無題

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2008/12/02

落合は“吐き捨てた”のか? 小沢は“挑発”したのか?

Webを眺めていたらこんなニュースにお目にかかった。
来季から楽天に移籍する中村紀洋について、「おそらく落合監督ならばこんなコメントをするだろうな」と思っていたその通りのものだったのが嬉しい。
このコメントを見て改めて感じるのは、落合博満という人物がきわめて真っ当な感覚の持ち主であるということだ。
ところが相も変わらずこの監督へのバッシングはことあるごとに行われている。
先日もWBCの日本代表候補に挙げられた中日の全選手が辞退したことについて、さまざまなメディアで落合叩き、中日叩きが行われた。もちろん中日側の反論を掲載していた雑誌もあったが、全体としてメディアは「日本野球界全体が協力しようとしているWBCなのに中日だけ、そして落合だけがわがままをいっている」という“空気”を作ることに傾注し、それは成功した。
これに対する落合の会見の内容はこちら

これを読むと、落合の言っていることはきわめて当然のことだと私は思う。
その一方でこの記事の書きようには非常に引っかかる部分がある。
たとえば「「1回しか話さない」と断った上で独演会が始まった。」とある。落合が会見に応じたのに、わざわざ「独演会」という単語を使うことによって一方的にまくしたてたという印象を与えたいのだろう。が、これはひっくり返して言えば、記者はただご意見を拝聴しているだけに過ぎないということでもある。取材対象との関係が必ずしも良好に構築されていないとしても、相手が会見をしているのならば質問なり反論をすればいい。実際にはしているのだろうが、それをわざわざ「独演会」とネガティブに書くのは恣意的な情報操作である。

あるいは「さらに代表引退を表明した宮本(ヤクルト)や上原(巨人)を引き合いに出し「そういう一部の人間には配慮するのに、こっちはメッタ斬りするのか」と吐き捨てた。」とか、「また昨年12月の北京五輪アジア予選のメンバーから外れた松中(ソフトバンク)にも言及。「けがをしたときにどうなるんですか、と聞いたら外された。(ファンから)首くくって死ねといわれて、誰かがフォローしてやってくれるのか? 負けて被害を受けるのは選手なんだ。二度と味わいたくないと思う人間がいても不思議はないだろ。(代表に)来いといえば全部出てくると思うのは大間違いだ」とまくし立てた。」という部分。落合としてみれば、当たり前の怒りの表明だし、自分たちの選手を守るための発言としか思えない。それをわざわざ「吐き捨てる」「まくし立てる」などと書く。そういうやり方をするから落合自身も記者を相手にする気が失せるのだろうが、実はこれこそが巧妙に空気を作り世論を引っ張るマスコミ一流のテクニックである。

このような事例は日々さまざまなところでお目にかかるのだが、やはり最近引っかかったのが先日の党首討論翌日の記事だ。

「小沢氏は討論冒頭「二年半余り前に民主党代表に就任して、三人の総理に三回目のお祝いを申し上げることになった。近いうちに四回目のお祝いを申し上げる状況になりかねない」と衆院選なしに「安倍-福田-麻生」と続いた首相交代劇を皮肉った。
その上で「選挙の洗礼を受けた首相がリーダーシップを発揮するのが民主主義」と麻生政権の正統性に疑問符を突きつけて挑発。「私の初当選も十二月。年末の選挙は往々にしてよくあった」などと早期解散を迫った。」

これは11月29日の日経朝刊、党首討論に関する記事の一部である。
まず小沢が「皮肉った」という部分。これはTBSラジオのアクセスで武田記者指摘していたが、小泉が総理時代に「自分はずっと総理大臣なのに民主党の代表はコロコロかわる」といったことへの意趣返しである。ま、皮肉といえば皮肉だが、そういう裏がある。
さらに続いて「正統性に疑問符を突きつけて挑発」とあるが、麻生政権の成り立ちに疑問を投げかけるのは至極真っ当、当たり前のこと、少なからぬ国民が「とにかく早く選挙をやってくれ」と思っている。つまりこれは当然の質問で、わざわざ「挑発」などという言葉を使う必要はない。
さらにこの記事では「(小沢が首相の資質に疑問を呈して)討論も終盤で「首相が反論して墓穴を掘ればもうけ物」といった思惑がにじむ指摘だったが」と書いている。が、この記事を書いた記者がいかなる根拠で「小沢の思惑」を感じ取ったのかはわからない。

とこのように、新聞記事、あるいはテレビのニュースは、一見、客観報道をしているようなフリをして、実は文章やコメントの隅々に自分たちが誘導したい方向へと印象づける単語を使う。これを日々、読者や視聴者に刷り込むことで世論を形成していくのである。
だからといってアソーのように新聞を読まないというわけにもいかない。
ではどうするか。個人的には「いま読んでいる記事について、聞いているニュースについて常に真実であるかを疑ってかかる」ことが必要なのだと思う。

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2008/08/05

祝!山本昌広200勝!

うだるような暑さの中、ロクなニュースがない今日この頃、、、

中日ドラゴンズの山本昌広投手がついに200勝を達成
心からお祝い申し上げます!

日大藤沢高校を卒業後、入団4年間は勝ち星なし。大卒の200勝投手がいないことを考えると、これは空前絶後の記録といえる。しかも43歳を目前にしての記録達成、それもキッチリとローテーションを守っての今季7勝目なのだから素晴らしいとしか言いようがない。

今年の交流戦で楽天の野村監督に「こういう極意のような投球をされると楽天はまだ打てない」と言わしめた投球術はまだまだ通用するはず。
これからも40代の希望の星としてもっともっと勝ち星を積み上げること期待してます!

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2007/10/31

落合博満は“深い”

30年来の中日ファンである。といっても名古屋とは何の縁もゆかりもない神奈川出身で、ナゴヤ球場にもナゴヤドームにも一度も訪れたことはない。
では、なぜドラゴンズファンになったかというと、そのきっかけは巨人のV10を阻止したからである。つまり読売嫌いなのだ。
以後、30年にわたり中日を応援し、その間、二度のリーグ優勝をスタジアムで見た(1982年と1999年)。
とはいえこの30年の間には力を入れて応援していた時期とそうでない時期がある。傾向的にいえば年をとるとともに熱意が薄れつつあるのだが、ここ最近、落合が監督になってからは再び力を入れて試合を見ている。
それは落合監督が“深い”からだ。

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