2011/09/12

鉢呂辞任と柳田辞任の共通点

今回の鉢呂経産相の辞任騒動を見ての私の第一印象は、柳田稔が法務大臣を辞めた時に酷似しているナということだった。

といってもすでに忘れかけている方々も多いだろうが、菅内閣の法務大臣だった柳田は、第一次菅内閣の法務大臣に就任したが、それからわずか2カ月ほど後に行なわれた地元での大臣就任祝いのパーティの席上での発言をマスメディアが失言として大々的に報道したことで辞任に至った。

その柳田は法務行政については確かにまったく素人だった。だが、それを言うなら歴代の法務大臣にも素人はたくさんいたし、たとえ玄人でも官僚の軍門にあっさりと下る人間もいる(たとえば千葉景子)。そもそも、大臣に求められるのは知識よりも見識であろう。

・千葉景子、死刑を執行 ~ 霞が関の高笑いが聴こえる

そこで柳田であるが、彼は当時、村木厚子氏の冤罪事件でその威信が地に堕ちた検察を立て直すべく、「検察のあり方検討会議」を立ち上げて、そこに郷原信郎、江川紹子といったメンバーを入れた。つまり、それなりの見識で検察改革に「やる気」を見せていたわけだが、その途端に「法相は国会答弁では二つ覚えておけばいい。『個別の事案については答えを差し控える』と『法と証拠にもとづいて適切にやっている』だ」という、どこが悪いのかさっぱりわからない発言をマスメディアにピックアップされて辞任に追い込まれたのであった。

・柳田失言騒動に対する違和感の正体

そこで鉢呂に話を戻す。
私は「死の街」発言にしろ、本当はどのような表現をしたのかいまだに曖昧な「放射能をつける云々」の発言にしろ、そんなことで辞める必要はまったくないと思っていたが、辞任の記者会見を見ていた人のツイートの中には、「こんなことで辞めるということは、所詮、その程度の人物だったということ」という主旨のものも少なくなかった。そして、その気持ちも私は非常にわかる。
鉢呂は社会党出身ということだが、辞任会見を見ている限り、確かに政治家として信じた道を貫こうという胆力が不足していることは否めない。
しかし一方で、柳田の時と同様、鉢呂もまた原発に対して、現職の国会議員のなかではかなり真っ当な部類に属する見識を持っていたこともまた間違いない。
(↓ブログで紹介されているツイートも是非、参照されたい)

・晴れのち曇り、時々パリ
マスコミ独裁暗黒国家『ニッポン』。閣僚を怒鳴りつけるチンピラ記者が支配する国。もはや戦争だ。

・スロウ忍ブログ
鉢呂経産相が不適切発言の責任を取り辞任。マスゴミによる揚げ足取りに負けた脱原発派議員。

・河野太郎ブログ
無念の経産相、辞任

そして鉢呂は経産相に乗り込んで、その見識を披露した瞬間に、マスメディアによって大バッシングを受けて辞任したわけだ。まさに柳田辞任にソックリである。

それにしても、↓の会見映像での記者連中の傲慢さは呆れるしかない。とくに15分あたりからは田中龍作氏のブログにも書かれている通りである。

・田中龍作ジャーナル
鉢呂経産相辞任 記者クラブに言葉狩りされて









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この会見を見てわかるのは、3・11の地震直後、福島第一原発の原子炉がおかしくなり始めた時点で現場からの全面撤退をしようとした、つまり後のことは知ったこっちゃないということで逃げ出そうとし、それができないとわかると、今度は自分たちに責任ができるだけ降りかからないように、これまで以上にウソとデタラメをまくしたて、出さざるを得ない資料は黒で塗りつぶすという、そういう大犯罪企業に対しては何ら責任追及をしない連中が、その大犯罪企業を真っ当に監督しようとしている大臣の首をとって喜々としていることだ。
ということは、つまりマスメディアも大犯罪者側の紛れもない一員なのであろう。

さて、そして――。
後任の経産相は、原子炉がメルトダウンしているにもかかわらず、「ただちに影響はない」と言い続けて電力会社を泣いて喜ばせた“あの枝野”だという。
柳田の後の法務大臣が“あの仙谷”だったことを考えると、今回もまったく同じパターンだと言えるが、それだったら最初から枝野を経産相にしておけよとも言いたくなる。
実はそうせずに、なぜ野田がわざわざ最初に原発に慎重な人間を経産相に据えたのか、その真意が私には測りかねたのだが、ひょっとして内閣発足の頭から前官房長官の枝野を起用すると叩かれるということで、反原発でうるさい鉢呂を潰してから枝野を起用しようというシナリオが最初からあったのかもしれない。
とこれは自分で書いていても相当にうがった見方だナと思うが、もしこれが当たっていたら、霞が関をバックにした野田という男は相当に手強い。

Gwngos
かくもさまざまな言論操作

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『東京電力福島第一原発事故とマスメディア』

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2011/05/25

お知らせ

昨日、アップしたエントリー、「闇の検察と闘う」ために声を上げたハンパ者内で紹介したシンポジウムの動画アーカイブがアップされましたので、映像を貼りつけました。
是非、ご覧ください。
市川氏の紹介が1時間21分過ぎから、実際に話をし始めるのは1時間23分50秒あたりからです。

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2011/05/24

「闇の検察と闘う」ために声を上げたハンパ者

当ブログでも告知したが、昨日、明治大学で「検察、世論、冤罪」と題されたシンポジウムが行なわれた。事前に告知されていたのは、司会が岩上安身、パネリストは八木啓代、郷原信郎、山下幸夫、山口一臣の各氏。
事前に郷原氏がツイッターで「サプライズがあるかも」というツイートを流していたので、「何があるんだろう」と思いながら会場に入った。
定時が来て舞台に登壇したパネリストを見ると、事前の告知よりも一人多く、一番右はじに座っている人物は予定には入っていなかった市川寛という名前の元検事(現弁護士)だった。そして私はこの人物を偶然、その前日にテレビで見ていた。テレビ朝日の「ザ・スクープスペシャル 検証!検察の“大罪”~権力エリートたちの『暴走』~」に出演していたのだ。

以下、その番組の市川氏の出演部分の番組告知。

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■こうして冤罪は作られる!元検事が実態を初告白

2000年に発生した佐賀農協事件で、「ぶち殺すぞ!この野郎!」と怒鳴って自白を強要、厳重注意処分を受けた元主任検事が、実名顔出しで検察の捜査の実態を語った。
「大阪の事件は『ああまたか』と思った。
検察は正義の役所だから、負けるわけにはいかない。
僕らはその最前線の兵士。
戦場で人を撃ち、申し訳ないと言ってたら、自分が撃ち殺される。」
次席検事の主導の下、複数の検事が組織的に行った調書でっち上げは関係者にまで及び、事実とは異なる供述調書が作られていったという。 その当事者たちが次々と口を開いた。
「事前に全部、作文してある。」 
「真っ白なものも真黒に出来ると、身震いしました。」
「署名捺印しなかったら帰さないと、何時間も放置されました。」
冤罪と闘い続け、ついに無罪判決を勝ち取った副島勘三さんは去年2月に亡くなった。
死の直前まで、「私の人生をめちゃくちゃにした主任検事を一生忘れない」と語っていたという。
6年ぶりに佐賀を訪れたその元検事が、家族に土下座し、墓前で検察の再生を誓った。
「副島さんら関係者が味わった苦痛は計り知れないと思います。
これ以上、犠牲者を出さないために、全てをお話しするのが僕の謝罪です。」
************

その市川氏がいったい何を喋るのか? それこそが、まさにサプライズだった。
今回はパネルディスカッションではあったが、まずは八木、郷原、山下、山口、市川の順で一人15分ということで(実際にはもっと長かったが)自分の意見をプレゼンした。最後の順番が来るまでの間、市川氏は時折、メモ書きなどをするものの、その他は背筋をピンと伸ばして会場の一点を見つめている。
そしてついに市川氏の順番がやってきた。氏がどのような話をしたのか? これは是非、その部分だけでも実際に動画で見ていただきたい。とにかく検察の体質を告発する驚くべき内容だ。
(↓動画の1時21分過ぎから岩上安身氏による市川氏の紹介が始まります。 ※動画のアーカイブがアップさたので差し替えました)。


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一つだけコメントをしておくと、市川氏によれば検事とは大きく3つのタイプに分かれるそうだ。
まず第一は「上司からどのような指示を受けようとも検事としての良心に反するものであれば、それがどのような偉い人からのものであっても必ず理論的、あるいは感情的に自分の筋を正して意見をし、そして自分の主義主張を貫ける申し分のない検事」、もう一つのタイプは「正反対に上司から言われたことは何でも言うことを聞く。何の悩みも持たないロボット検事」、そしてもう一つが「上司からの命令には『おかしいな』と思いながらも、しかし反抗はできない。ロボットでもなければ、申し分のない検事でもないハンパ者」。
そして市川氏は自分はハンパ者だという。
しかしながら――。
市川氏はこう言って話を締めくくった。
「ハンパ者でなければ検察庁の暗部、あるいは事実は少なくとも外には漏れないであろうと思っている。なぜなら、自分の主義主張をいかなる上司とのせめぎ合いにおいても貫ける検事は、自分の思った仕事ができるという職場なので検察庁は居心地がよいところ。だからどのような出来事があっても少なくとも検察庁の外には発信しない。ロボット検事は何も考えていないので、上司から言われたことは『はい、はい』とやる。だからロボット検事からもおそらく検察庁で起きていることは外には出てない。
これに対して、ハンパ者は良心の呵責に苦しみつつ、しかし従ってしまう。つまり撃ちたくもない鉄砲を撃ってしまった。そして、ベトナムなりイラクに従軍した兵隊と同じように、兵役を免れて家に帰ってくるとハタと我に返って撃ってしまった敵方の兵士が夢枕に立つ。そして悩み苦しむ。
自分は検察庁を離れてすでに五年ほどになるが、ようやく夢から覚めた。大変な取り返しのつかない過ちを犯した輩ではあるが、そうであるがゆえにその償いとして、検事になってはならなかった人間として、自分が見てきたこと、聞いてきたこと、経験したこと、ひょっとしたら裁判官も弁護士も、いわんや一般市民も知らないだろうことを伝えていくのが、ひょっとしたら自らに与えられた償いの道であるとともに、役目ではないか」
市川氏がこう話し終えた後、期せずして会場からは拍手が沸き起こった。
私も拍手をしながら、心の中で別のことを考えていた。
「東京電力からもハンパ者が出てこないものか……」

以下のPDFはこのシンポジウムで話に出てきた「闇の不正と闘う」という文書で、大鶴基成(現・最高検察庁公判部長)が東京地検特捜部長時代に書いたものだ。呆れるほどの上から目線で、かつ根本的な部分の感覚がズレている。しかも文章もグダグダ(PDFは左から2番目の「view in fullscreen」のボタンをクリックすると拡大されます)。
ということで、最後に私が「闇の検察と闘う」というタイトルで書き直してみた。

Ya Mi


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「闇の検察と闘う」

近年の検察問題に関心をお持ちの皆さんはお分かりでしょうが、法務検察(とくに特捜部)はマスメディアで報じられるような表の世界ばかりではありません。ネット等で指摘されているとおり、その裏面には、特定の狙いを定めた人間に対して冤罪を作り上げるシステム、マスメディアを巻き込んだ大規模な「空気作り」など悪質な捜査が少なからず見受けられます。毎日朝早くから夜遅くまでひたすら真面目に仕事をしている一般の人びとは、このようなことを知りませんが、事実を知れば憤慨されることと思います。
しかし、実際に法務検察の内部で進行している腐食は、ネットで指摘されるところにとどまるものではありません。悪質な冤罪事案であるにもかかわらず、外形的にはさも合法的であるかのように見えるため、なかなか冤罪事件として脚光を浴びるものや、巧妙な隠蔽工作が行なわれているためそもそもまったく捜査側には問題のない事件としてそれ以上は探知さえされないものなど、法務検察の闇の部分の広がりは想像以上のものがあります。世の中の人に知られることのないまま、あるいは冤罪事件として再審請求の手続きが取られることのないまま、自身の手柄と出世を求めて魑魅魍魎とも言うべき検事たちが暗躍し社会を蝕み続けているようなのです。このような腐食は公正であるべき社会の根幹に歪みを及ぼし、すでにその土台を揺るがすまで至っています。

本来、法務検察を目指す人の役割は、社会の公正を確保することであり、したがって検察の闇の部分に光を当て、腐食を切除することにあります。もちろん、腐食検察に巣くう人たちは狡猾であり、簡単に冤罪作りを認めるような愚かな真似はしていません。手掛かりをつかまれないように、二重三重に防御手段を講じ、関係法令も十分検討し、処罰法規をすり抜けるようにした上で動いているのが常であり、この検察の闇を暴き出して冤罪を立証するのは至難の連続です。

このような困難を打開して法務検察を正すことを進めるためには、おかしな捜査をおかしいと感じることのできる素朴な正義感と、実直に生活している人々の生活と利益を守ることに対する熱意と法律適用を多角的に検討し駆使する能力です。「そんなことをしても検察が認めるかどうかわからない」とか、(専門的な言い回しになりますが)「冤罪事件としての筋が悪い」とか、「法令の趣旨からは合法であろうが判例がないのでどのようにしたものか」などの理由で、告発を躊躇しがちにもなるのですが、しかし、そもそも腐食に利益を貪ろうという人たちは告発されないように巧妙な仕組みを作っているのですから、多少の困難を前にしてあきらめたのでは彼らの思うつぼです。額に汗して働いている人々や働こうにもリストラされて職を失っている人たち、法令を遵守して経済活動を行なっている企業などが、だまされ、不公正がまかり通る社会にしてはならないのです。
闇を覆っているものがどのような権力的勢力であろうと、どれほど困難な障害が立ちふさがっていようとも、ひるまず、たじろがず、あきらめず、国民のため、社会のために、この闘いに一身を投げ打ってもよいという人たちの団結によってのみ難局を打開して進むことができます。このような志を抱く人たちが、市川氏の後に続いてくれることを待っています。
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これだけの告発をした市川氏を、法務検察が黙って見過ごすとは思えない。今後、マスメディアを動員して卑劣な攻撃を仕掛けてくることは十分に予想される。
シンポジウムで八木さんが「みんなで守ってあげてください」と呼びかけたが、多くの人が法務検察に対して厳しい監視の目を向けることが何よりも大切だろう。

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2011/05/19

シンポジウム ~ 「検察、世論、冤罪」のお知らせ

5月23日月曜日、18時30分より、明治大学駿河台キャンパスのアカデミーホールにて、「検察、世論、冤罪」と題したシンポジウムは開催されます。
入場料は無料、一般公開で予約は不要です。

詳細は → こちら

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2011/05/04

東京電力福島第一原発事故について 〜 110502『「20ミリシーベルト」撤回要求対政府交渉「文科省、原子力安全委員会との交渉」』

いま、霞ヶ関の連中は東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の大事故の混乱に乗じて、やりたい放題を始めている。
私も関与している、元大阪地検特捜部の前田恒彦の「特別公務員職権濫用罪」での告発は、最高検で不起訴になったあと、検察審査会へと舞台を移した。
が、さんざん時間稼ぎをした挙げ句、結果は「不起訴相当」。

詳細は↓をご覧いただきたいが、日本の官僚というのは、とことん腐りきっている。日本は民主主義を装った完璧な霞ヶ関独裁国家だったが、もはやその独裁の肝となっていた“民主主義風の手続き”さえ端折りはじめたようだ。

・八木啓代のひとりごと
やはり、検察審査会に大義がないことが明らかになりました

そして↓の映像。私はここに映っている霞ヶ関の連中を見ていて、思わずディスプレイを殴りつけそうになった。

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2011/04/23

今週思ったこと 〜 御用学者の本音、自己責任バカのデタラメ他

「今週思ったこと」をアトランダムにずらずら並べます。

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一昨日の朝、朝食を食べながらテレビ朝日のワイドショーを見ていた。鳥越俊太郎らが下ろされて、他局から人気のアナウンサーを引っ張って以降、ダッチロールしている時間帯だが(テレ朝からすれば、それ以前の番組内容は本意ではなく、こういう他局と一緒のバカ番組をやりたかったということなのだろうが)、一昨日は意外にもそこそこまともなことをやっていた。
それは浜岡原発についてで、その危険性をコメンテーターが指摘していたのだが、解説に出てきた国立大学の名誉教授はグダグダと「津波についての対策を二重、三重に、、、」などとアホなことを言っている。浜岡というのは、津波の問題でなく(もちろんそれもあるが)、東海大地震の予想震源域の真上に原子炉があるということである。
そこでコメンテーターが、「とにかく浜岡は止めるべきではないか」と問うと、名誉教授は「日本の電力の三分の一は原子力で、、、」と答えた。そこで、コメンテーターが「それとこれとは別で、とにかく浜岡は止めるべきでしょう?」と再び問うと、この名誉教授はこう言った。

「そういう意味では浜岡だけでなく、どこも同じように危ないわけです」

「あっ、この人、本当のことを言っちゃった」と思った。
ちなみに、これは私が一度だけお目にかかった故・高木仁三郎氏と同じ意見である。


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東京電力や経団連の会長は、「1000年に一度の津波は想定外」をしきりに強調しているが、一方でこの連中は高レベル放射性廃棄物を万年単位で管理すると言っている
まったくのナンセンスである。
つまり、原子力産業というのは、ずっと以前から「次の世代のことなど知ったことではない、ただひたすら自分たちがカネ儲けができればいい」という基本方針のもとに続いてきたのだ。

その東京電力というのは経団連会長を多く輩出し、経済界の中心会社として数々の提言を行なってきた。
したがって経団連は自由主義経済を終始推進してきたわけで、何かと言えば「自己責任」を強調してきた。
ところがこの「自己責任バカ」企業が起こした大事故の損害賠償をするにあたって、電力料金を値上げする案があるという。しかも、消費税を上げることも検討されているようである。
アホなことを言ってはいけない。まずは「自己責任バカ」が出せるカネをすべて吐き出させることが第一だろう。電力料金や増税はその後の話だ。

・植草一秀の『知られざる真実』
東電勝俣会長が原発損害賠償での経営破たん示唆


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「AERA」の「放射能がくる」という表紙は激しい批判にさらされたが、ではなぜ枝野の福島訪問は批判されないのか?


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20日(水)は八木啓代さんのライブへ行ってきた。なんとゲストが郷原信郎氏である。それもトークに登場するのではなく(Sax)だというのである。これは行かなければなるまい。
もっとも、その前の打ち合わせが長引いてしまったため、1部の最後に滑り込み。したがって郷原氏の演奏は最後のところしか聴けなかった(アンコールもあったが)。
そして1部終了後には八木さんと郷原氏のトークがあった。↓








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これを聞いていて印象的だったのは、郷原氏が「東電という日本を代表する企業のコンプライアンスがあんなにダメだとは、衝撃だった」と言っていたことだ(12分30秒あたりから)。ちなみに郷原氏は東電の株を1000株所持しているそうだが、コンプライアンスを指導する立場の人間の責任として、紙くずになるまで持ち続けるそうだ。
つまり、あの郷原氏にしても、東京電力がここまでデタラメな企業だとは思っていなかったのである。
しかしーー。
原発に反対している人であれば、誰もがそんなことはずっと前から知っていた。
東電(に限らず電力会社)は、自分たちには莫大な利益をもたらすが、一般国民にとってはなんの利益ももたらさない、どころか信じられないほど大きなツケだけを押しつける原発を建設するため、建設予定地の地元の住民を分断して推進派をつくり、カネで横っ面を引っぱたく一方で反対する住民を徹底的に抑えつけてきた。また、原発ができれば、今度は協力企業という名の下請けどころか孫請け、さらにその下請け、孫請け……から人を集め、人権もへったくれもない環境で労働させ、その人たちが被曝をすれば握りつぶすというようなことをえんえんとしてきたのだ。
そして、コスト増の要因となる安全を徹底的に軽視し、原発の危険性を指摘する人のことは歯牙にもかけなかった。もちろん保安院やら安全委員会など、電力会社の息のかかった連中、あるいは原発を推進してきた自民党も同様で、国会などで原発についての質問が出ても、誠意のかけらもない、本当にけんもほろろの答弁しかしてこなっかた。
つまり原子力を推進してきた集団というのは、コンプライアンスもへったくれもない、ただの超トンデモ集団だったのである。
にもかかわらず、あの郷原氏でさえ、そういうことをまったく知らなかったという。私はここに日本のエリート層の弱さを感じるのだ。
もちろん私は郷原氏を批判するつもりはまったくないし、こういう世の中になってしまったなか、ますます貴重な存在だと思っている。検察問題だけでなく、原発の問題にもどんどん切り込んで欲しい。が、それとは別に、これだけデタラメな原子力発電がここまで長きにわたって続いてしまい、結果としてチェルノブイリと並んで人類史上最悪の大事故を起こしてしまった一つの原因として、郷原氏のみならず、多くのエリート層の認識の甘さ(弱さ)があったような気がするのだ。

で、ここからは原発の話ではないが、大阪地検の元検事・前田恒彦の証拠隠滅罪での実刑が確定した。震災と原発の衝撃があまりにも大きかったがゆえ、本来なら大ニュースであるはずの前田の件はひっそりと処理されたわけだが、これは検察にとっては予定外の幸運だっただろう(そもそも、こういう非常には、どさくさに紛れて平時だったら紛糾するような法案を通してしまうようなことをするのが、この国の官僚というものである)。
しかしながら、検察審査会へと舞台を移した前田の「特別公務員職権濫用罪」の告発については、まだなんの結論も出ていない。これまた検審(の裏にいる法務官僚)が、この非常事態に乗じて、引き延ばしを図っている可能性は十分あるだけに、今後もしっかりと対応していかなければならないと思っている。

長くなってしまったが、最後に八木さん、郷原氏のライブの模様を貼っておく。
まず第1部。郷原氏の登場は35分30秒あたりから。ボーカルもあります(ビックリ)。








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そして第2部。ビクトル・ハラの曲を挟んで、「ラブ・ミー・テンダー」の忌野清志郎バージョン(36分30秒あたりから)。私はこれらの曲を聴きながら、「ああ、日本はこういう曲をシリアスな状況の中で受け止めなければならなくなったんだナ」と改めて思った。
なお、アンコールでは再び郷原氏も登場します(56分過ぎから)。








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2011/01/22

大久保元秘書、石川議員の報道に見る検察と朝日の深い関係

私は埼玉県南部に住んでいる。なのでこの地域の新聞は最終版ではないということを前提にして、、、

昨日(1月21日)の午後、近所の図書館で新聞の朝刊を見た。
まず最初に見たのは日経で、社会面の右肩に「大久保元秘書の調書撤回」と「石川議員の録音 証拠採用」の記事がある(各画像はクリックすると拡大されます)。

0121nikkei

この記事を読んだ後、「朝日はどう書いているんだろう」と思って見たみたのだが、どこにも見当たらない。おかしいな、、、と思って再度、最初から最後までめくってみたのだが、やはりないのである。
だから、私はtwitterでこんなことをつぶやいた。

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いま図書館で朝日の朝刊をみたんだけど、小沢秘書の公判前手続きで大久保さんの供述調書を検察が撤回したのと、石川議員の聴取録音の書き起こしが証拠採用されたことがどこに書いてあるのかわからんかった。
posted at 16:47:08
******

この時にはあまり時間がなかったので、その他の新聞は確認せずに図書館を出て、都心へ出た。
そして、お金を下ろそうとコンビニに入ったら、18時過ぎにもかかわらず朝日の朝刊がまだおいてあったので、これを購入して紙面を見てみると、社会面見開きの右ページにこの記事はあった。

0121asahi2

ただし、記事内容は大久保元秘書の調書のことのみで、石川議員については「調書の任意性や信用性を争う方針を固めている」と書いてあるだけで、「録音」や「手紙」についての言及は一切ない。
「それにしても、こんなところに書いてあるものを見落としちゃったのかな、、、」と思って、先ほど図書館に行って昨日の朝日の朝刊を確認してみた。その画像が↓。都心で買ったのと同じ箇所である。

0121asahi

やはりない。そこで、昨日の夕刊を見てみると、やっとその記事が発見できた。

0121asahi3

それにしても、なぜ朝日の朝刊にこの記事はなかったのか。埼玉版では締切の都合でこの記事が朝刊には入らなかったのか? ま、その可能性もあるので、ついては他の新聞の朝刊を確認してみた。
まずは読売朝刊。

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見出しは調書の取り下げだが、一応、最後にチラリと石川議員の方のことも出てくる。
続いて毎日朝刊。

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こちらは石川議員の録音のことがメインだが、最後に大久保秘書のことも。
続いて東京朝刊。

0121tokyo

こちらは石川議員のことのみで、大久保の「お」の字もなし。
最後に産経朝刊。

0121sankei

なんと、産経は石川議員のことを大々的に書いて、さらにその下には(画像では切れているが)大久保秘書のことも書いてある。

こうして見ると、埼玉県(南部)版として配られた新聞の中で、朝刊に陸山会関連の記事がなかったのは朝日のみである。ということは、少なくとも朝日だけ締切の問題があったということはなかろう。
とすれば、これはもう意図的に外したとしか思えない。しかも、埼玉県南部ですらこの記事が入っていないということは、都心部以外のその他の地域でもやはり入っていないだろう。
さらに言えば、夕刊の部数は朝刊よりも相当に少ない

と、以上のことを考え合わせると、少なくとも検察に対してもっとも気を遣っているのは朝日ということになる。
なにしろ大久保元秘書の件も石川議員の件も、検察にとっては大変に困った事態なのだ。それをできるだけ目立たない形で報道するところに、検察と朝日の深~~~~~い関係が見える。

※関連エントリー
・「前田恒彦の特別公務員職権濫用容疑は不起訴」報道に見る、検察とメディアのズブズブの関係

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2011/01/21

検察の暴走を許した第一級の戦犯はマスメディアである

2月7日から始まる小沢一郎元秘書3人の裁判の公判前手続きで動きがあった。
以下は本日の日経社会面の記事。

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陸山会事件 大久保元秘書の調書撤回
検察側 前田元検事が作成

 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、虚偽記入罪に問われた元秘書の3人の公判前整理手続きで、元秘書、大久保隆規被告(49)が虚偽記入を認めた捜査段階の供述調書すべてを、証拠請求していた検察側が撤回したことが20日、関係者の話で分かった。同日の東京地裁(登石郁朗裁判長)での公判前整理手続きで取り下げたという。(以上リード)

 大久保元秘書は公判で無罪主張の方針。法曹関係者によると、否認している被告の調書撤回は異例。供述調書は大久保元秘書の関与を示す数少ない証拠の一つとされ、公判で検察側は難しい立証を迫られそうだ。
 関係者によると、大久保元秘書の調書は、大阪地検特捜部の捜査資料改ざん事件で、証拠隠滅罪で起訴された元主任検事、前田恒彦被告(43)が作成していた。大久保元秘書は「虚偽記入を認める供述調書に、無理やりサインさせられた」などと主張している。
 大久保元秘書は昨年9月の第1回公判前整理手続きで、起訴内容を争う姿勢を示し、弁護側も数通の調書の任意性を争っていた。
 弁護側が供述調書の証拠採用に同意せず検察側が撤回しなかった場合、公判で前田元検事が証人として出廷し、取り調べの実態を証言する可能性があった。このため今回の撤回について、「検察側には証人尋問を避ける狙いがあった」との指摘もある。
 大久保元秘書や元秘書で衆院議員、石川知裕被告(37)の初公判は2月7日の予定。7月まで月4回のペースで審理を進めていく。公判での争点は、大久保元秘書の供述調書の任意性や、小沢氏に虚偽記入を報告し、了承を得たとする石川議員の供述調書の信用性となる見通し。
 起訴内容によると、石川議員らは、陸山会が2004年10月に購入した東京都世田谷区の土地代金に充てた小沢元代表からの借入金4億円を、同年の収支報告書に記載していなかったなどとされる。
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石川議員の録音 証拠採用

 陸山会事件で、東京地裁は20日、元秘書で衆院議員、石川知裕被告(37)が東京地検特捜部の再聴取の様子を録音した記録や、勾留中に取り調べの様子を記した弁護士宛の手紙数通の証拠採用を決めた。石川議員を取り調べた検事の証人尋問も決定した。
 関係者によると、公判では、石川議員側は録音記録や手紙をもとに、小沢氏に虚偽記入を報告・了承したとする捜査段階の供述調書の任意性も争う。これに対して検察側は取り調べ検事の証人尋問で反証するとみられる。
 録音記録は、昨年5月17日に石川議員の約5時間の再聴取でのやり取りを書面化。1月7日に証拠申請した。「今回の再聴取で供述をひっくり返せば、小沢氏の圧力があったという印象を検察審査会に与え、議決に影響が出る」など誘導を疑わせる発言があったという。
******

まずは大久保元秘書について。
そもそも大久保氏は一昨年3月、まだ小沢一郎が民主党代表の時代(総選挙前の野党時代)に、西松建設からの違法献金があったということで逮捕・起訴された。したがって、当時、この事件は「西松事件」と呼ばれていたわけである。
公判のポイントは献金をした政治団体に実態があったかどうかで、検察は大久保氏が西松建設のダミー団体であることを認識したうえで献金を受け取ったと主張したが、よりによってその検察側の証人が「実態はあった」と証言してしまった。これにより、検察が描いた事件の構図そのものが崩壊してしまい「西松事件」なるものは雲散霧消してしまった。

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2政治団体「ダミーと思わず」西松元幹部が証言(2010年1月13日21時23分 読売新聞)

 準大手ゼネコン「西松建設」から小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」などへの違法献金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入など)に問われた小沢氏の公設第1秘書で同会の元会計責任者・大久保隆規被告(48)の第2回公判は13日午後も、岡崎彰文・元同社取締役総務部長(68)の証人尋問が行われた。
 岡崎元部長は、同社OBを代表とした二つの政治団体について、「西松建設のダミーだとは思っていなかった」と証言した。
 公判では、大久保被告が両団体を同社のダミーと認識していたかどうかが争点で、審理に影響が出そうだ。
 岡崎元部長は、裁判官の尋問に対し、「二つの団体については、対外的に『西松建設の友好団体』と言っていた。事務所も会社とは別で、家賃や職員への給料も団体側が支払っていた」と説明。前任者に引き継ぎを受けた際にも、「ちゃんとした団体で、問題はないと言われていた」と答えた。
 昨年12月の初公判で、検察側は、同社が信用できる社員を政治団体の会員に選び、会員から集めた会費を献金の原資にしていたと指摘したが、岡崎元部長は「入会は自分の意志だと思う。私自身は、社員に入会を強要したことはない」と述べた。
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しかし、そもそもこの「西松事件」こそが、小沢一郎が民主党が代表辞任するきっかけとなったのであって、当時、マスメディアは、これをきっけかけに小沢に対して代表辞任を迫った。
たとえば↓のような調子で。

・岸井成格 「小沢秘書逮捕と見るに堪えない政局」

その「事件」そのものがなくなってしまったのだから、これはもう大変なことである。
だから当時、私も↓のようなエントリーを書いた。

・西松事件の訴因変更こそ大事件ではないのか?

ところが、検察はその後どうしたかと言えば、今度は「陸山会の虚偽記載事件」なるものをでっち上げ、石川知裕議員と一緒に大久保氏を再び逮捕し、ぬけぬけと訴因変更をしたのである。
そして、マスメディアは「西松事件」のことなどなかったことにして、引き続き小沢一郎に対して「政治とカネの問題」を突きつけた。
ちなみに↓は大久保氏逮捕時の読売新聞だ。

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大久保秘書も逮捕、石川議員は容疑認める

 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、東京地検特捜部は16日午前、同会の元会計責任者で小沢氏の公設第1秘書・大久保隆規被告(48)(西松建設の違法献金事件で公判中)を政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で逮捕した。
 特捜部は15日夜、同会の事務担当者だった石川知裕・衆院議員(36)(民主)と、石川容疑者の後任の事務担当者だった池田光智・元私設秘書(32)も同法違反容疑で逮捕しており、この事件の逮捕者は計3人になった。
 関係者によると、石川容疑者は特捜部の調べに対し、土地代金に充てた4億円の収入などについて、「あえて政治資金収支報告書に記載しなかった」と容疑を全面的に認めている。
 大久保被告は16日朝、岩手県釜石市の自宅から東京地検の係官に任意同行され、新幹線で上京後、東京地検で逮捕状を執行された。
 発表などによると、大久保被告の逮捕容疑は、池田容疑者と共謀し、2007年5月頃に同会から出金した4億円の支出を07年分の収支報告書に記載しなかった疑い。このほか、同会が04年10月29日に購入した土地の代金に充てた4億円の収入などを、04年分の収支報告書に記載せず、土地代金など約3億5200万円の支出を05年分の収支報告書に計上した疑いも持たれている。
 関係者によると、大久保被告はこれまでの任意の事情聴取で、「土地を購入することは聞いていたが、資金のことはわからない」などと容疑を否認している。
 事件を巡っては、中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)の元幹部らが、国土交通省発注の胆沢ダムの工事を下請け受注した謝礼として、04年10月には石川容疑者に、05年4月には大久保被告に、それぞれ現金5000万円を渡したと特捜部に供述。石川容疑者と大久保被告は全面否定しているが、水谷建設側は「大久保被告から要求された」としており、特捜部はこの資金提供についても大久保被告を追及する。

Yomiuri_online

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ここで興味深いのは以下の部分。

関係者によると、石川容疑者は特捜部の調べに対し、土地代金に充てた4億円の収入などについて、「あえて政治資金収支報告書に記載しなかった」と容疑を全面的に認めている。

この記事は1月16日に書かれたものだが、石川議員が逮捕されたのは前日の15日。これから本格的な取り調べを受けるという段階である。つまり、この記事は単に検察の描いたストーリー(というか願望)をただそのまま垂れ流して書いているに過ぎない。そうして、「大久保被告を追及」したのが、あの前田恒彦だったわけだ。今回、検察はその前田が作成した供述調書を自ら撤回せざるを得なかった。

かくして、大久保氏に対する検察の謀略・捏造は再び失敗に終わった。もちろん石川議員についても同じことで、となれば、当然のごとく小沢一郎の強制起訴もまた無意味なものになる。
まことにもって、この国の権力の横暴ぶりというのは凄まじい。
にもかかわらず、日頃、「権力をチェックするのがジャーナリズムの仕事だ」などと嘯いているマスメディアは、チェックどころか検察と一体となって小沢を叩きまくっている。
私は思うのだが、もしジャーナリズムがまともに機能していれば、検察もここまでメチャクチャかつデタラメなことはできなかっただろう。その意味で、権力と同等以上にマスメディアの責任は大きい。
今日、twitterを見ていたら、「週刊朝日」編集長の山口一臣が「検察が国民に与えた損害ははかりしれない。」とつぶやいていた。思わず私は「検察と一体化したマスメディアが国民に与えた損害もはかりしれないと思いますけどね。とくに朝日新聞」とリツイートしてしまったのだが、権力の暴走を許した第一級の戦犯は間違いなくマスメディアである。


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2011/01/12

検察審査会でアウェイ気分を満喫!

すでに前エントリーで書いたとおり、昨日は東京第一検察審査会へ、審査申立書を持参した。
これは昨年11月1日、最高検察庁に元大阪地検特捜部検事の前田恒彦を「特別公務員職権濫用罪」で告発したものの、不起訴となってしまったからである。
勝手なストーリーをつくって罪のない人間を陥れ、うどんをこねるように調書をでっち上げて冤罪を作り上げるのが日本の検察の得意とするところであるが、身内の不祥事については徹底的にヌルイ。これでは法治国家として示しがつかんでしょう、、、というのが、ま、一般的な国民感情であろう。
だったら、「国民から無差別に選ばれた」(はずの)検察審査会の方々に審査していただきましょうや、、、というわけである。

その検察審査会は霞が関の東京高裁や地裁が入っている合同庁舎の3階にある。
裁判所なので、入口で荷物のチェックさえ受ければ誰でも建物内に入ることができるのは、最高検への告発時と大違い(笑)。
そしてエレベーターに乗って3階へ。すると↓のように検察審査会の入口がある。

Img_6807

その方向へ進むと検察審査会の部屋があって、この中に第一から第六までの検察審査会があるわけだ。

フロアはなかなか広い。しかし、机や人の数はそれほどでもなく、したがって非常にスペースに余裕がある。
私がかつて勤務していた会社なんぞはスペースに余裕がなく、机と机の間を人が縫って歩くような感じだったが、まあこちらは広いものである。そこへ申立人の代表以下5人が入っていくと、、、
何やらビミョーな空気である。
そして、室内にいる、さほど多くない人たちからの強烈な視線が怪しい5人組に、、、(笑)。
で、まあしかしそんなことを気にしていても仕方がない。申立人の代表が職員に声をかけると、すぐに男性職員が対応してくれて、ほどなくもう一人、女性職員もやって来た。
代表は来意を告げて審査申立書と申立人の目録を職員に見せ、そして審査の流れなどを簡単に聞く。
申立書のあて先は東京第一検察審査会であるが、これはあくまで申し立ての受付先であって、その後、第一から第六までのどの検察審査会で審査をするかが決まるという(それは事前にわかっていた)。そして、それが決定すると申立人に通知が来る。といっても、申立人の数は多い。なので、その通知は代表のところへ来るという。

そこでクイズです。

Q:この申し立てを行った「健全な法治国家のために声を上げる市民の会」の代表の名前は「八木啓代」さんと言いますが、名前にルビをふってみてください。

A:「やぎ・のぶよ」

もちろんご存じの方も多いだろう。が、まったく知らない、かつ初対面であれば、「啓代」を「のぶよ」とはまず読めないはずである。
ところが、、、

対応した女性職員の方は名前の読み方を訊くこともなく、「通知は〔やぎのぶよ〕さんにお送りすればいいですね」とおっしゃったのである。
ちょっと離れたところでこの様子を見ていた私は「あれ、名前にルビがふってあったのかな?」と思った。なので、検察審査会を出て1階ロビーに戻ってから「名前にルビをふってあったんですか?」と訊くと、八木代表いわく、

「ふってあるわけないじゃない。それどころか、生れて初めて初対面の人に名前をちゃんと読んでもらったわよ(笑)。つまり、私たちが来るのを待ってたんだね」

なるほど。そうしてみると思い当たることがある。
検察審査会にいた時間は短かったが、ムードは完全にアウェイ(笑)。その突き刺さるような視線は、同行した方も、

「すごっかたですねー(^_^;)」

とおっしゃったほど。
もちろん、前日の夜にはネット上で「明日、検審へ行く」ということをこちらで流していたわけだが、つまりその情報がちゃ~~~んと検察審査会の職員の方々へも届いていたわけですね。
だから、われわれが入っていった時の心境は、

ついにキタ━━━━━━━(゚д゚)━━━━━━━!!!!

という感じだったんでしょう(爆笑)。
いやはや職員のみなさま、お昼前のひととき、お騒がせして申し訳ありません。
でも、おかげさまで検察審査会がどちらの方を向いているかもおぼろげながら感じることができました。
ま、それはともかくとして、、審査の結果を楽しみにお待ちしております。

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2011/01/11

速報 ~ 東京第一検察審査会に申し立てをしてきました

本日、東京第一検察審査会に、元大阪地検特捜部主任検事の前田恒彦の特別公務員職権乱用罪での不起訴処分に対して、検察審査会に申し立てを行いました。

・検察審査会宛審査申立書

・プレスリリース

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