2012/08/10

従米メディアの真骨頂
読売新聞政治部著『民主党 迷走と裏切りの300日』は
『戦後史の正体』の最高の副読本だ!

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 このように米国は、好ましくないと思う日本の首相を、いくつかのシステムを駆使して排除することができます。難しいことではありません。たとえば米国の大統領が日本の首相となかなか会ってくれず、そのことを大手メディアが問題にすれば、それだけで政権はもちません。それが日本の現実なのです。

孫崎亨著『戦後史の正体』より
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きわめて偶然なのだが、『戦後史の正体』を読んだ後に、読売新聞政治部『民主党迷走と裏切りの300日』(新潮社)という本を読んだ。
これがまあ、当ブログをご覧いただいているような方々にとっては、まさしく反吐が出るような内容なのだが、しかし『戦後史の正体』を読んでからこの本を読むと大変に興味深い。『戦後史の正体』の副読本といってもいいほどなのである。

今日の読売新聞を築いた中興の祖である正力松太郎が、この正力がCIAの協力者だったことは、もはや知られた事実だ。つまり読売は日本を代表する従米メディアである。
そこで、『民主党迷走と裏切りの300日』であるが、その内容をひとことで言えば、従米メディアの親玉による鳩山由紀夫と小沢一郎への罵倒である。

私は以前、「問題は最初にタイトルをたてること」というエントリーを書いたことがある。
これは週刊誌などでも使われる手法だが、マスメディアでは、まず取材をして様々な事実を掴み、そこから真実を探るのではなく、最初に目指す方向性のタイトルをたて、そのタイトルを成立させるべく事実を切り張りしていくということがよくある。そしてそれは、往々にして真実ではない。

問題は最初にタイトルをたてること

読売の現・主筆である渡辺恒雄は、よく週刊誌メディアを三流呼ばわりするが、この『民主党迷走と裏切りの300日』はまさにそういった類の本で、とにかくタイトルを最初にたて、あとはそこへ向ってあらゆる“事実”を切り張りする。
しかも、切り張りするのは“事実”だけでない。

(行政刷新会議)発足翌日の23日、2010年度予算概算要求についてヒアリングを始めたところ、民主党側から「当選したばかりの新人衆院議員を仕分け人に使うのは困る」とのクレームがついたのだ。「仕分け人」の人選を巡る事前の調整不足が原因だった。「選挙至上主義の小沢幹事長が横槍を入れたのでは」との憶測も流れた。(『民主党迷走と裏切りの300日』42ページ 下線部は引用者)
小沢の不満の背景には仕分けチームの仕事によって、小沢が新人議員に求めた、再選を目指した選挙区での活動重視の姿勢が崩れかねないとの思いもあった。同時に、仕分けチームの統括役を務める枝野と仙谷由人行政刷新相がともに、従来から小沢の政治手法に批判的だったことから、「小沢は仙谷らの邪魔をしたかったのではないか」といった憶測も呼んだ。(同43ページ)
その新人議員たちは国会召集後、毎朝、国会内に集められ、山岡賢次国会対策委員長ら国対幹部から指導を受けている。指導内容には首をかしげるようなものまである。
「ハートマーク付きの携帯メールを送らない」
「一斉にトイレに立たない」
 新人議員の中には「いくらなんでも子ども扱いだ」と反発する向きもあるが、だれも表立って言わない。「またあの人に激怒されるのが怖い」からだ。(同47ページ)
また、民主党内では、小沢幹事長が選挙での勝利を最優先に掲げているため、「『与党議員は国会審議に時間を割くより、選挙区での活動に集中すべきだ』と考えて、小沢が国対に指示したのではないか」と見る向きもあった。(同47ページ)

どうですか、吐き気がしたでしょ(^_^;)。
このような正体不明の“憶測”を駆使する一方、都合の悪い“事実”は黙殺する。

たとえば、小沢の「西松事件の違法献金事件」などと書いておきながら、その後、この事件が公判で雲散霧消してしまったことには一切触れず(つまり東京地検特捜部がいかに杜撰かということには目も向けず)、しらっと陸山会事件が登場し、石川知裕代議士が逮捕された“衝撃”を書き立てるのである。

もっとも、今からみると完全に墓穴を掘っている部分もある。それがたとえば以下のような部分だ。

超特大の新年会は、小沢が権勢の頂点にあることを見せつけるものだったが、出席者の中には一抹の不安を抱えている者もいた。この日(※引用者注 2010年元旦)、読売新聞が朝刊1面トップで「小沢氏から現金4億円 土地代の相談後 石川議員供述」と報じていたからだ。
 記事は小沢の資金管理団体「陸山会」が04年に購入した土地の代金を政治資金収支報告書に記載しなかった問題で、購入代金に充てられた現金4億円について、同会の事務担当者だった石川知裕衆院議員が東京地検特捜部の事情聴取に対し、「小沢先生に資金繰りを相談し、現金で受け取った」と供述していることを報じたものだった。(前掲書180ページ)

読売さん、小沢を追い込む重要な役割をいただいていたんですなあ、、、(w

一方、鳩山への罵倒の中身は、普天間基地移設問題をめぐる「日米関係」に端を発しているわけだが、ここで際立つのは読売の凄まじいまでの従米ぶりだ。

バラク・オバマ大統領のアジア歴訪を間近に控え、ホワイトハウスではこの日、対日政策を巡る国連安全保障会議(NSC)の会議が開かれていた。
 この会議が異例であったことは、NSCが前日、日本を最初の訪問地とするオバマのアジア各国歴訪に関する詰めの打ち合わせを済ませたばかりだったことからうかがえた。いかに日本を巡る問題がオバマ政権を悩ませているか、ワシントンの外交サークルはただちに感得した。(前掲書 56ページ)
国務省のイアン・ケリー報道官は「日米関係をどうしたいのかは、日本次第だ」と突き放す姿勢を示した。(前掲書61ページ)

アメリカとギクシャクしたり突き放されたりすることは、読売的には大変なことであるらしい。

2009年11月13日午後3時40分、オバマ大統領が大統領専用機「エアフォース・ワン」で羽田空港に到着した。日本国民の間に期待のあったファーストレディー・ミシェル夫人の姿はなかった。ワシントンの私立学校に通う娘二人、マリア(6年生)、サーシャ(3年生)の面倒を見るためだった。ホワイトハウスの報道官は、ファーストレディーとしての公務と同時に、何よりも子どもに対する責任を優先したのだと説明した。(前掲書67ページ)

夫人が来日しなかったからといってそれがどうしたというのか? そもそも「日本国民の間に期待」なんてあったのか? ファーストレディが来ないのはアメリカが怒っているからだとでもいうのか?
私はあえていうが、こんな調子だからこそ周辺国からもなめられるのだと思う。

ちなみに読売新聞社の安保観は、

 鳩山は「日米同盟の深化」を今後1年かけて協議することを呼びかけ、オバマも同意したと胸を張った。鳩山側近は「首相は非軍事分野での協力を重視していく意向だ」と解説する。
 だが、日米安全保障条約は、米国が日本を防衛する一方、日本は米軍に基地を提供することで成り立つ。在日米軍が日本の安定と繁栄の基盤を提供しているのは、紛れもない事実だ。この点を重視しない同盟の「深化」を米国は認めないだろう。鳩山が進めようとしているのは、「同盟の変質」にほかならない。(前掲書70ページ)

というものである。『戦後史の正体』を読んだ読者は、この認識が噴飯ものであることをおわかりいただけるだろう。

 

ダレスが日本との講和条約を結ぶにあたってもっとも重要な条件とした、日本国内に「われわれが望むだけの軍隊を望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利を確保する」という米国の方針は、その後どうなったでしょうか。

 答えは、「いまでも変わっていない」です。

 (中略)

 二〇〇九年九月から二〇一〇年五月まで、鳩山由紀夫首相が普天間基地問題で「最低でも県外」とし、「国外移転」に含みをもたせた主張をしました。これは日本の首相として、歴史的に見てきわめて異例な発言でした。日本側から米軍基地の縮小をもちだしたケースは過去半世紀のあいだ、ほとんどなかったからです。ですから鳩山由紀夫首相のこの主張は、米軍関係者とその日本側協力者から見れば、半世紀以上つづいてきた基本路線への根本的な挑戦でした。そこで鳩山首相を潰すための大きな動きが生まれ、その工作はみごとに成功したのです。(『戦後史の正体』142~143ページ 下線部は引用者)

故・丸山邦男(ジャーナリスト。丸山真男の実弟)は『遊撃的マスコミ論』のなかで日本のメディアが伝えるニュースについて、以下のように書いている。

 ひとくちに誤報といっても、ニュースが誤ってつたえられる過程で、さまざまなニュアンスの違いがみられる。三樹精吉氏の『誤報』によると、誤報は、①虚報、②歪報、③誤報、④禍報、⑤無報……の五つに分類されるという。「公正な報道」という観点からすれば、大小の誤報とその政治的社会的影響力にてらし、大体この分類に振りわけられると思う。ただこれに、私なりにちょっと手を加えさせていただくならば、次のような類別が可能ではないかと考える。
 ①虚報──三樹氏の規定どおり完全に事実無根の報道。
 ②歪報──文字どおり事実を歪めた報道だが、そこには(イ)誇報と(ロ)矮報の二種類がある。語法上おかしいかも知れないが、誇報とはある事実をとくに誇大につたえることであり、矮報とは何らかの意図で、逆に事実よりも矮小化して報道することを指す。
 ③誤報──報道機関の機構上の欠陥からうまれる過失や、作為はないが記者の軽率さによって生じるもの。
 ④禍報──意図はないが、周囲の状況や記事作成上の不手際から、読者に誤って受けとられるばあい。不作為の歪報。
 ⑤無報(あるいは不報)──何らかの事情で報道されず終いになること。これには意識的な黙殺、つまり「自主規制」によるものと、直接に外部から圧力が加えられてニュースが抹殺される「言論統制」によるものと、二つがある。
 ⑥削報──矮報と無報(不報)にそれぞれ近いが、ある部分にかぎって、外部からの圧力や自己検閲によって記事を故意に削除すること。
 ⑦猥報──戦後の「言論の自由」によってジャーナリズムに根づよく腰をすえたエログロ・スキャンダリズム。主たる原因はマスコミの過当競争だが、注意すべきは、いわゆる識者のいうように“劣情を刺戟”することに問題があるのではなく、むしろ既成の道徳観や性にたいする偏見から、故意に男女問題をスキャンダル化して報じることに、マスコミの偽善性が特徴的にあらわれている。

『民主党迷走と裏切りの300日』はこの①~⑥手法を駆使して、鳩山と小沢を叩きに叩く(ちなみに今年になって出てきた小沢夫人の件は⑦の変型だろう)。
そこには、選挙による初めての政権交代という歴史的意義、それはなぜ起きたか?(=自民党はなぜ有権者から見放されたか)というような視点はない。
しかし、そうやって読売が叩けば叩くほど、実は鳩山政権というのが、アメリカに対してクソ粘りをしていたことが見えてくる。私はこの本を読んで改めて、「鳩山政権はもったいなかったナ」と思わずにはいられなかった。

そう思いつつ本文を最後まで読み、何気なく奥付に目を落として驚いた。
この本の初版発行日は「2010年6月25日」。なんと前回の参議院選挙公示日の翌日なのであった。


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2012/06/22

小沢一郎が霞が関独裁の逆鱗に触れた理由

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 2011.1.21のことである。官僚に優越する政治という、当たり前のことが当たり前でなかった現状を批判して民主党が政権を取った基本姿勢、いわゆるマニフェストを菅直人首相は転換した。
 官僚に優越する政治という、従来の民主党の姿勢は行き過ぎだった、と公に表明したのである。むろん政権を取らせた国民への、いかなるエクスキューズさも含まない公然たる裏切りである。
 わたしもこの裏切りは、現在の政権が成り立った当初から実感していたが、先の八ツ場ダム建設中止の撤回とともに「恭順」はさらに推し進められたのだ。このあざといまでの「反省」は、その露骨な「正直さ」において辟易させられる。
 (中略)
 従来からの官僚独裁は蘇ったのである。鳩山―小沢の首を以て恭順を公にし、自民党と同じ体質の「官僚さまの素直な奴隷」として。もともとそれが、菅政権の本質ではないか。濃厚な疑いはまさに立証された。フェイクとしての一党独裁とは、最終的に政治を、ハンコをつくだけの存在に限定することだ。ナツメロ漢奸菅は、そこに戻った。いまや小沢一郎という「悪」を、自民党と民主党は一致して排外し、お役に立とうと雪崩を打っている。第二の55年体制の発足である。

(岡庭昇著『理不尽』「民主党の漢奸」より)
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 鳩山=小沢で出発した民主党政権は律義に、官僚独裁から政治家の手に政治を奪い返えそうとした。
 だが独裁者官僚が巻き返さないわけはなく、アメリカとも結んで反攻に出た。誰にでも予想がつく成り行きである。手っとり早く経済スキャンダルで、鳩山=小沢を追い落とした後、アメリカお気に入りの漢奸菅と岡田に引き継がせた。だがあまりにも漢奸菅がマスコミに人気がなく、さらにドジョウに首だけすげ変えたのだ。
 この事態でついにマニフェストは死んだ。「政治優先」の残滓もなくなったのを見越して、権力(官僚独裁)はグローバリズムの手先となり国家や民衆を売ったわけだ。そうこよなく明晰なジッチャマは、偏見と独断に満ちて断言する。一党独裁(本当は官僚独裁)は、さらに強力に再生したのである。

(岡庭昇著『理不尽』「売国奴!」より)
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どうやら民主党は分裂するらしい。しかも出て行くのは2009年の総選挙で圧倒的な支持を得た小沢一郎を中心としたグループで、残るのはこの総選挙で歴史的な大ウソをついた野田のグループだという。そして、この連中は、これまた先の総選挙で国民から圧倒的な不信任を突きつけられた自民党と手を組む。
ところが「造反」しているのは小沢グループだとマスメディアは書き立てている。
この光景を目の当たりにして思うのは、日本を長らく独裁支配してきた霞が関の凄まじい力で、私はその威力に慄然とせざるを得ない。

もとより今回の政局は、野田と小沢の対立ではない。
小沢一郎が民主党の代表就任以来、相手にしてきたのは、安倍でもなければ麻生でも菅でも野田でもないく、常にその背後いる霞が関(とそれを取り巻く利権集団)であった。
これに対して独裁権力を恣にしていた霞が関もまた、小沢一郎を最大の敵として認定した。
それはなぜか。
もちろん、小沢が独裁権力の本質を見破っていたことが第一の理由であるが、なによりも彼らの逆鱗に触れたのは、それを「国民の生活が第一」というキャッチフレーズに集約して、わかりやすく国民の前に提示したからではないかと私は思う。
これまで、完璧な言論操作で「日本はいい国だ」と信じ込まされてきた国民は、年金行政などを見るにつけ、薄々ながら「本当はこの国はひどいことになっているのではないか?」という疑念を募らせてきた。そこへ登場したこのキャッチフレーズは、デタラメの限りを尽くしてうまい汁を吸ってきた連中からすれば、世界一おとなしい(飼いならされた)国民に目覚めるきっかけを与えてしまうという意味で、正しく体制の危機だった。
しかも小沢は、せっかく前原が偽メール事件でボロボロにさせることに成功した民主党を瞬く間に立て直し、政権交代を可能にする勢力にまで復活させた。

ここから小沢対霞が関独裁の闘いが始まった。
小沢の狙いは衆議院選挙と参議院選挙に勝ち、真の権力交代、つまり霞が関から国民の代表である政治への権力交代を実現させること。
これに対して霞が関は衆議院選挙を前に小沢を民主党代表の座から引きずり下ろすことに専念し、衆議院選挙の勝利は捨てた。ただし、民主党が衆議院選挙で圧勝したことから、生半可な切り崩しが不可能になったため、参議院はどうしても民主党が負けて「ねじれ」を起こさせる必要があった。
そこで、参議院選挙の前に小沢の代理である鳩山のクビを飛ばし、菅直人を首相にして「消費税」を口にさせることで見事に民主党を沈めることに成功した。

ところがここで予想外の事態が一つ起きた。
それが3.11であり、福島第一原発の破局事故である。
独裁権力にとって傀儡政権とは当然ながらコントローラブルでなければならない。ところが、市民運動上がりの菅は、原発という戦後日本が生んだ最大のデタラメ利権を国民の批判から守るには、あまりに危険な人物だった。
そこでさらに菅を引きずり下ろして登場したのが、100%コントローラブルな野田だ。
この男は松下政経塾という独裁権力の身内出身で、利権集団のためならどんな大嘘でも平然とつけるという人材である。
平時であれば、これほどあからさまな人間というのはかえって使い道がないものだが、原発が3機もメルトダウンして収束もままならず、さらに4号機が危機敵状況にあるというなかでは、徹底的に独裁権力&利権集団に忠誠を誓える人間を首相に据えないと、彼らがこの事態から無傷で脱出できることはできない。
そうして、この野田の一派と自民党の残滓(利権に戻りたくてうずうずしている集団)は結合する。
岡庭氏が指摘するところの第二の55年体制の発足である。
ただ、実は私はこの体制はそう長続きはしないと思っている。
それは、福島第一原発の破局事故が彼らの浅はかな思惑などぶち壊すほどの猛威を、これからも振るい続けることは間違いないからだ。

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2011/09/26

「陸山会事件」判決 ~ マスメディアは「西松事件」に遡って総括すべきである(追記あり)

本日午後、「陸山会事件」の判決が出る。マスメディアは「陸山会事件」と表記し、主に石川知裕衆院議員を中心にした報道をしているように見受けられる(あくまでザックリした印象だが)。
しかし、この事件のそもそもの発端は「陸山会事件」ではなく、「西松事件」なのである。
2009年の3月、小沢一郎の秘書である大久保隆規氏が逮捕、起訴された。
時、あたかも政権交代を賭けた大一番の衆議院選挙前。
民主党代表は小沢一郎であり、何事もなければ総理大臣の座は確約されていた。
そこに起きたのが「西松事件」であった。
マスメディアはこれをきっかけに小沢の責任論を展開、総力をあげて「辞任すべき」という論陣を張った。
当時、有力とされる「政治記者」はこぞって「政治とカネの問題=小沢」とはいう印象操作に狂奔し、新聞記事のリードには、小沢という固有名詞の前にしばしば「西松事件で秘書が逮捕された……云々」という形容詞をつけていた。

たとえば、以下は2009年3月10日の日経の社説である。

*****
 政治の現状にあきれ果てた。これが大多数の国民の実感だろう。経済危機が一段と深刻になっているのに、政治は機能不全に陥っている。日経平均株価は終値ベースでバブル経済崩壊後の最安値を更新した。
 西松建設の巨額献金事件で公設第1秘書が逮捕された民主党の小沢一郎代表への批判が強まっている。先週末に共同通信など各報道機関が実施した世論調査では、辞任を求める声が5―6割に達した。8割前後の人が小沢氏の説明は「納得できない」と回答している。
 麻生政権への視線も厳しい。大きな「敵失」にもかかわらず、内閣支持率は10%台に低迷。世論から不信任を突きつけられたままだ。
 私たちは来年度予算成立後の衆院解散を求めてきた。世論調査の結果は、国民が自民、民主両軍にピッチャー(党首)を代えて決戦に挑む覚悟を求めているようにもみえる。民主党も自民党も危機管理能力を問われており、政治のリセットに向け早急に態勢を整える必要がある。
 民主党内では小沢氏の代表辞任は避けられないとの見方が広がっている。小沢氏は身の潔白を強調しているものの「個々の一つ一つの献金についてはわからない」と述べるなど、説明にはあいまいな点が多い。
 小沢氏は秘書が起訴されることはないとの見通しを示しているが、この前提が崩れれば政治的、道義的な責任は免れない。次期衆院選への影響も含め、民主党は小沢氏の進退問題で賢明な判断が求められる。
*****

あるいはこんな記事も。

・ザ・ジャーナル 岸井成格
小沢秘書逮捕と見るに堪えない政局

さて、ではこの「西松事件」はどこへ行ったのか? すでにこのブログでは何回も書いてきたことだが、なくなってしまったのである。
検察は大久保氏を逮捕、起訴して公判に持ち込んだが、その過程で、なんと検察側の証人が検察の描いた構図を否定する証言をし、結果、検察は窮地に追い込まれた。
そこで勃発したのが「陸山会事件」であり、石川議員とともに大久保氏も再び身柄を拘束された。そして、大久保氏の公判は「西松」から「陸山会」へと訴因が変更されたのである。
しかして、、、
本日の判決では、大久保氏は無罪と言われている。
また、石川議員についても、JNNの大スクープがあったにもかかわらず、それが公判に影響を与えたという話は一切ない(↓動画の3分50秒あたりから)。石川氏の場合は執行猶予付きの判決も予想されているが、実質的には無罪といっていいだろう。


asazuba3 投稿者 thinkingreed

つまりこの2年間の小沢をめぐる「政治とカネの問題」というのは、何の実態もない印象操作、言論操作だったのだ。にもかかわらず、検察審査会による強制起訴議決の末にこれから始まる小沢公判は、この「陸山会事件」の延長線上にある。
いったいこの状況はなんなのか?

歴史に「たら、れば」は禁物だが、もし「西松事件」というでっち上げがなければ、小沢一郎は総理大臣になっていただろう。そして、おそらくは「国民の生活が第一」の公約を実行し、昨年の参議院選挙でも勝利をおさめ、政権は安定したものになっていたはずだ。
そしてまた、もし小沢が総理であったならば、3・11後の、とくに福島第一原発破局事故への対応もまったく違ったものになっていたものと思う。
その意味で、この2年間、政治を不必要に混乱させて国民生活を悪化させ、しかも原発事故での人災的側面を拡大させた張本人は、突き詰めれば検察とメディアだと私は断言する。
にもかかわらず、その張本人たちが↓のような与太話をしているのだから、呆れる他はない。

・おーい、とらちゃん出番だよ!
「対談」橋本五郎・星浩・飯尾潤 なぜ、「政権構想」はここまで空虚になったのか。(鍋常のゴミと、朝日のゴミに、言われたかぁ~ないってもんだ~♪)

いま、「西松事件」→「陸山会事件」の総括を求められているのはマスメディアである。

***************

以上、ここまでは本日、午前中に書いたものである。
そして午後、判決が出た。
結果は3人の秘書、全員が有罪。

これを受けて早速、朝日新聞は、小沢一郎についても「政治的責任」を問う姿勢を示している。

つまり、私の予想は外れたわけだ。
が、しかし、だからこそ私はこのニュースを聞いて慄然とせざるを得なかった。

そもそも、この公判の論告は↓のようなものであった。

・郷原信郎 TwitLonger

郷原氏のこの文章を読むと、氏は少なくとも司法はまともな判断を下すだろうという予想の下に特捜検察批判をしている。ところが、判決はそうではなかった。
私はここに、これまで一応、戦後の日本が装っていた法治国家やら民主主義国家といった素振り、建前をかなぐり捨てた独裁権力の意志を見るのである。
そして、この小沢一郎への弾圧から東京電力の救済まではすべてつながっている。
片や総理の座を目前に冤罪をでっち上げられ、片や人類史上最悪の放射能災害を引き起こし、それが今も続いているにもかかわらず、その会社から一人の逮捕者も出ることはない(しかもこの会社が発表はウソとデタラメだらけである)。これらすべては権力の意志によるものに他ならない。
検察批判のデモを主催すれば痴漢冤罪の罠が待ち受け、電力会社へ抗議に行けば逮捕される国。
しかも、ほとんどの国民がそれに対してさしたる疑問も持たず、わが身にも放射能が降りかかっても怒らない国。
ニヒリズムなのか、はたまた岡庭昇氏が指摘するようにエゴイズムの極なのか、、、
2011年9月26日は、かくも奇天烈な国に生きているということを再確認した日なのであった。

そしてもう一つ。
これから反原発や反検察の運動しようという人たちは、相手が恐るべき独裁権力であることを、まず心にしっかと刻み込み、根性を据えてから行動を起こしていただきたい。


参考リンク
小沢秘書逮捕報道~いま問われているのはメディア自身である

Gwngos

かくもさまざまな言論操作

Small
『東京電力福島第一原発事故とマスメディア』

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2011/08/30

霞が関の傀儡・野田佳彦の登場は、独裁の危機の裏返し

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 この国が独裁に支配されていると言ったら、反発するひとは多いだろう。軍事政権が成立しているわけではないし、選挙で選ばれた政治家が権力の座にあり、マスコミもまた報道の自由を国家に保障されているではないか、というような反論が出ても、ある意味で当然かもしれない。
 だが、むろん、そうであるからこそ、この「一党独裁と、それ自身でもありそれを支えるものとしての情報帝国主義」という問題意識を、あえて提出しているのである。古典的な形式とは隔たったものであるがゆえに、この独裁は強固なのであり、民衆に革命の、あるいは改善の意欲をも起させない。
 端的に言ってしまえば、これは、民主主義を十全に手段として使うことで成りたった、民主主義を否定する支配の完成、すなわち独裁なのである。
 この、「民主主義を手段として成立した独裁」というはなはだしい逆説をこそ、なによりも認識しなければならない。

岡庭昇著「かくもさまざまな言論操作」より
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野田佳彦が民主党代表に選出され、総理大臣となった。
海江田万里との争いは不毛以外のなにものでもなく、結果、菅直人よりもさらに悪い、おそらく憲政史上最悪の部類に属する総理大臣が誕生したことになる。この野田に比べれば、安倍、麻生、はたまた小泉純一郎でさえもひょっとしてマシだったかもしれないとさえ思う。
では、何がそれほど最悪なのかと言えば――
これほどまでに露骨な霞が関独裁の傀儡はこれまでいなかったという意味で最悪なのである。

今日の政局を見るためには、時計の針を小沢一郎が民主党の代表に就任した2006年の時点に戻す必要がある。
この時点の民主党は前原体制が引っかかった偽メール問題で大揺れに揺れて窮地に追い込まれていた。この危機を救ったのが前原の後任となった小沢一郎である。小沢は直後に行われた千葉の補選に勝ち、以後、着々と党勢を回復させ、2007年の参院選挙では大勝利をもたらし、ねじれ国会という状況を作り上げた。
これに心胆を寒からしめたのが、霞が関の独裁権力である。
おそらく、この独裁権力も当時の自民党に権力維持装置としての耐用年数が訪れつつあることは気づいていただろう。であれば、いざという時のために民主党内にも同様の装置の受け皿を作っておかなければならない。
しかしそれは、小沢ではない。なぜなら小沢は霞が関独裁というこの国の正体を的確に見抜いた上で「国民の生活が第一」の政権を作ることに目標をおいていたからだ。しかも外交的にも対米従属からの独立がその基本にあった。
これは、長らく日本を支配してきた独裁権力にとっては、社会主義や共産主義などとは比べものにならない“危険思想”だったのである。
しかし一方で、さしもの従順な国民の間にも政権交代への機運が醸成されつつあり、次の衆議院選挙では確実に民主党政権が誕生するのは明らかであった。そして、そうなれば小沢一郎が最高権力者の座に就くこともその時点ではまた明らかだった。

そこで起きたのが、政権交代選挙の直前といっていい、2009年3月3日に起きた小沢一郎の秘書である大久保隆規秘書の逮捕である(西松事件)。
以後、検察から流れるリーク情報をマスメディアという洗脳装置が大々的に垂れ流すことで、小沢はついには代表を辞任することになる(そのへんの流れについてはこちらを参照されたい)。
当時、朝日の星浩、毎日の岸井成格(この男はネット上でこの原稿を書いて読者から批判コメントが殺到すると、何の反論もしないままトンズラした)、田勢康弘などを筆頭に、ほとんどすべてのメディアが小沢バッシングという新たな鬼畜米英に邁進したわけだが、ではいまこの大久保秘書の裁判はどうなっているのか? 大久保氏は確かに現在も裁判を闘っているが、その訴因は「西松事件」ではない。なぜなら、「西松事件」というのは公判の途中で、検察側の証人が検察のシナリオを覆す証言をした結果、裁判そのものが成り立たなくなって雲散霧消してしまったからだ。
では、現在、大久保氏は何の裁判を争っているかというと、石川知裕議員が逮捕された、いわゆる「陸山会事件」である。この時、大久保氏も逮捕されて、ここで検察は「西松事件」を捨てて、陸山会事件へと訴因変更をしたのである。
そして、この裁判は9月26日に判決が出る予定だが、検察側の圧倒的不利が予想されている
これだけの経緯があってもなぜ、メディアが検察の捜査や自分たちの報道を検証することなく、「脱小沢」を喚き立てるのか? それが独裁権力の“国策”だからだ。

そこで野田佳彦である。
いまなぜ野田なのか。それは、最初に書いたように、野田が完全なる霞が関傀儡として存在するからだ。
この男はこれからも原発を推進するという。福島ですでに信じがたい破局事故が起きながら、それでも原発を否定しないのはなぜか。
それは、独裁権力が原発を否定しないからである。
では、なぜ霞が関は原発を否定しないのか。それは原発もまた独裁権力の“国策”だからだ。
なにしろここには無数の利権がゴロゴロと転がっており、さらに原発推進の前提として官僚は無謬であるという、本来、あり得ない神話が組織内に横たわっている。もし、ここで原発が間違っていたということになると、それは霞が関の“国策”そのものが間違っていたということになり由々しき責任問題が発生する。そのようなことはあってはならないことで、ゆえにこれからも原発は粛々と推進するのが彼らの立場であり、その際、国民の命と安全、健康など知ったことではない。

しかし、それにしても、なぜここまで霞が関傀儡があからさまに透けて見える野田なのか。
実はここに私は日本を長年にわたって支配してきた霞が関という独裁権力の危機意識を感じるのである。
普通に考えれば数年がかりで小沢という危険思想の持ち主を潰すことができたことは、独裁権力にとって大勝利だろう。
だが、9月26日に判決が出る陸山会事件の行方は彼らが当初思い描いた結末にはならない可能性が高い。そういう判決が出た場合、体制に少なからぬ影響が出ることは間違いないだろう。そのための十分な備えとして野田が必要であったということが一つ。
そしてもう一つ、いまや霞が関の独裁体制を揺るがすのは小沢ばかりではない。その筆頭が福島第一原発の破局事故であり、いつ収束するのかもわからない人類史上、未知の放射能災害である。実はその深刻さを彼らは表向きの言動とは裏腹にそれなりに理解しており、だからこそ自分たちに災いが降りかからないよう、現状でできる最善手として超傀儡の野田が登場させたのではないか? 私はそのように現状を邪推するのである。

※お知らせ
冒頭で引用した岡庭昇著「かくもさまざまな言論操作」は近日、新たに「究極のニヒリズムを越えて――原発社会との対峙」という1章を加えてより電子書籍化されます。
また、これより先に、戦後の日本思想の古典である久野収、鶴見俊輔、藤田省三著「戦後日本の思想」も電子かされます。
詳しい刊行予定は志木電子書籍のサイトをご確認ください。

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『東京電力福島第一原発事故とマスメディア』

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2011/02/20

香港のテレビ局による鳩山由紀夫インタビュー

香港のテレビ局による鳩山由紀夫のインタビュー動画を見ることができた。すでにいくつかのブログで紹介されているが、当ブログでも貼っておく(インタビューは23秒あたりから。それにしても、この女性インタビュアーは日本のメディアの連中とぜんぜん違ってまともだ)。

その前に孫崎亨氏のtweet。
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鳩山氏テレビインタビュー拝見。香港のテレビが実施しこの報道できない日本を見ると、マスコミやこの国は何かと思う。見て改めて鳩山氏が総理継続すれば日本にとりどれだけ幸せだったか確信。それを追い出したジャパンハンドラー、迎合した官僚、そして誰よりもそれを煽ったマスコミに怒りを覚える。
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元つぶやきはこちら
孫崎氏のtwitterはこちら


以下は上のインタビューでも触れられている鳩山の「方便」発言についての論評。

・岡留安則の「東京-沖縄-アジア」幻視行日記
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鳩山インタビューが掲載された直後、永田町、霞が関、大手メディアは一斉に鳩山バッシングを開始した。鳩山氏は「宇宙人」であり、個人の資質に問題があり、今回の発言は無視するか、なかったことにする火消しの流れが主流になった。批判の急先鋒は自民党だったが、他の野党も民主党執行部も沖縄の米軍には抑止力があり、これまで通り日米合意=辺野古新基地建設の方針に変更はないという官僚作成の答弁に終始した。鳩山氏の問いかけには直接答えず、何事もなかったように無視する挙に出た。枝野、菅、北沢、岡田も金太郎アメのようなコメントだった。
 だが、鳩山氏は言葉が軽いなどといわれるが、軽いのは民主党執行部も同じである。少なくとも、鳩山氏の言葉にはリアリティがある。真実を暴露したといってもいい。これまで明るみに出ることのなかった日米交渉の舞台裏が赤裸々に語られたことは、沖縄県民にすればプラスではあってもマイナスになることはひとつもない。今後の日米交渉を原点に立ち戻って進めていくための根源的な問題提起がなされている。
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全文はこちら→2011.02.19

・保坂展人のどこどこ日記
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「今頃になって、あまりに言葉が軽い」とこの「鳩山発言」は大変に不評だが、本質的な構図を告白している点に注目したい。私たちが、予感していた通りに鳩山元総理は「県外移設」を真剣に考えていたが、外務・防衛両省の安保官僚と背後にいるアメリカに締めつけられて屈伏したという構図だ。
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全文はこちら→鳩山「方便」発言と「沈黙と従属」の狭間に

・情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
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鳩山氏は、海兵隊の抑止力について、明確に、【「一朝有事のときに米国人を救出する役割だから、存在自体が直接、戦争の抑止、攻撃の抑止になるわけではない。】と断言した(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110213-00000000-ryu-oki)。
 これまでここまで明確に米軍の役割を説明した首相はいない。つまり、鳩山氏は、これまでの首相以上に安全保障の知識があったことになる。
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全文はこちら→日経の社説【放置できぬ鳩山氏「方便」発言】こそ放置してはならない。

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2011/01/15

菅改造内閣 ~ 霞が関独裁の完全復活政権

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 デモクラシーというと、多くの日本人は、完全無欠で人類が到達した最高の政治形態だと思っている。とんでもない。デモクラシーの評価については、古代ギリシア以来、論究されてきた。古来、批判者、否定者も多い。デモクラシーの熱烈な支持者であればあるほど、その欠点に敏感である。これは刮目(かつもく)すべきことである。はじめに、注意しなければならない点が二つある。
 まず第一に、これは人間の自然状態(ナチュラル・ステイト natural state)ではなく、めったにないものだということ。デモクラシーは三〇〇〇年に一度咲くと仏典にいう優曇華(うどんげ)の花のように珍しい。
 (中略)
 第二にデモクラシーとは、ひじょうにかよわいものであること。フランス革命は、大革命をナポレオンに乗っ取られ、二月革命をナポレオン三世に乗っ取られた。さらに第三共和国成立後も、もうちょっとでブーランジェに乗っ取られそうになった。

小室直樹著 『田中角栄の遺言 ~ 官僚栄えて国滅ぶ』より
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菅改造内閣が発足した。
小選挙区制度というのは一つの選挙区にA党とB党の候補者が立候補し、そのどちらかを有権者が選ぶことで政権を選択する。ところが、この内閣には東京1区で当選した候補と落選した候補の2人ともが入っている。しかも、この落選した候補は、その選挙において与党となった政党とは真逆の主張をしていた人物だ。
そして、この政権は総選挙で国民に示したマニフェストを白紙に戻すらしい。
当然、批判の声は国民、いや民主党内からも少なくない。
曰く、「これでは詐欺ではないのか」「国民に対する裏切りである」「民主主義、政党政治の破壊だ」「暴挙以外の何ものでもない」、、、とかなんとか。
もちろん、私もこの改造内閣には呆れかえっているし、批判されて当然だと思う。
だが一方、ある文脈から見れば、この組閣は当然の成り行きであって非常に筋が通っている。

思うに、この改造内閣を見て怒っている人の前提には、日本は民主主義国家であるという誤解がある。「なのに、どうしてこうなるのか、、、」というのが多くの人に共通するところであろう。
だが、当ブログでは一貫して主張しているように、日本は民主主義国家ではない。民主主義を装った世界でもっとも洗練された官僚独裁国家なのである。ま、これについては幾度となく書いてきたので、↓のエントリーを参考にされたい。

・菅政権 ~ いま起きているのは霞が関独裁のタガの締め直しである

そして↑のような文脈で見ると、与謝野馨の起用などなんの不思議もない。なぜなら、与謝野こそ官僚の中の官僚である財務省の意中の人物なのだから。
そして菅政権は消費税増税、TPP参加という路線を一直線に突き進む。
野党がこれに協力しないのならば、それは「歴史に対する反逆行為」なのだそうだが、今後、その路線と軌を一にして、マスメディアによる空前絶後の「消費税、TPP」の大キャンペーンが始まるだろう(というか、すでに始まっているが)。そして、この路線に反対する人びとには抵抗勢力のレッテルが貼られることになる。
つまり、ここにおいて霞が関による独裁が完全復活したのである。
そうとらえれば、この政権が抱えている数々の不条理は、すべて説明がつく(今考えると、鳩山政権の8か月ほどというのは、日本が歴史上、民主主義を経験した本当にわずかな期間であったわけで、日本版「プラハの春」のようなものだった)。

本エントリー冒頭で引用した小室直樹先生の著書『田中角栄の遺言』は、最近、『日本いまだ近代国家に非ず』というタイトルで復刊された。この本を書店で立ち読みしたところ、巻末に小室先生が生前、最後に語っていた言葉が収録されていた。
それによると、小室先生は「この本は(『田中角栄の遺言』)ロッキード角栄裁判を例に『近代法の原則』を説いたものだが、何にも知らない国民は、マスメディアが煽る拙劣な『空気』を拙劣とも思わず、司法当局の暴走を許す結果になった」とおっしゃっていたという。
そして、こう続けたそうだ。
「国民が、勉強しない限り、何回でも、同じ繰り返しをすることになるでしょう」

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2010/12/13

菅直人は史上最低、最悪、最大の裏切り政治家である

愛読しているブログ「憂き世の日々に埋もれて、たまには温泉へ」さんが、菅直人について「市民派政治家ということ自体がまったくの偽装だったと判明状態のアホカンに何の期待もすでになく、史上最低の首相の最高ランクと認定するしかない」とおっしゃっている。そのエントリーはこちらだが、私もこの認定には激しく同意する。
菅に比べれば安倍、麻生などというのは可愛いものであって、単にヴァカが間違って総理大臣になったに過ぎないし、小泉(&竹中)がやったことは滅茶苦茶ではあったが、しかし国政選挙の洗礼に耐えたという点では菅よりも評価すべき点がある。
私が菅直人を許せないのは、この男が自分に課せられた使命をずっと隠しながら野党の側に身を置き、政権を奪取すると見事に「野党第一党の有力な総理大臣候補」の仮面を脱ぎ捨てて、本来の「権力に仕込まれたウイルス(あるいはスパイ)」の本性をさらけ出したことである。

かつて、自民党は細川政権誕生前を除けば、どれほど党内抗争をしても最終的には分裂しなかった。
四十日抗争というのは自民党分裂の最大の危機であったが(私の高校時代のことだが、強く印象に残っている)、この時でさえ最終的に分裂はしていない。それは良くも悪くも自民党が政権政党の強み、うま味を熟知していたからだろう。

小沢一郎は細川政権時も、あと何回か連立与党で予算編成をすれば自民党は潰れていたというようなことを言っていた。事情は昨年の政権交代後も同様で、これから次の衆議院選挙までの4年間、民主党主導で予算編成をすれば、自民党という既得権益者の利益代表勢力は潰れたはずだ。
もし昨年、小沢一郎が総選挙の際にそのまま代表を務めて総理大臣の座を得ていれば、今ごろ自民党はぐうの音も出ないほどに壊滅的な状況に陥っていただろう。
ところが、ここでこの国の真の権力は、政権交代はやむを得ない流れだとしても、せめて小沢一郎だけは総理大臣にさせないという決意のもと、「政治とカネ」という事件を捏造した。この結果、小沢は代表の座を降りざるを得なかったが、しかし見事に総選挙による政権交代に導き、その最大の功労者として鳩山政権成立後は幹事長に就任した。
というのも、総選挙による政権交代というのはあくまでも序章であって、既得権益勢力からの決別という大改革の本番はこれからであったからだ。実際、鳩山政権はあたふたしながらスタートしたが、しかし自民党政権とはまったく異なる期待感を抱かせるには十分であり、多少のつまづきは仕方がないものと思えた。
ところが、ここから小沢潰しが本格化する。霞が関という権力の御用をつとめるマスメディアは、小沢の「政治とカネ」というデマゴーグを徹底的に流す一方、鳩山政権を普天間問題で追いつめた。
では、この頃、菅直人は何をしていたのかというと、政権内で副総理の地位にありながら、決して自分は傷つかないように拱手傍観していた。
そして、鳩山政権は総辞職し、菅政権が成立した。
私はあの時の代表選で見せた菅直人の笑をこらえた顔が忘れられない。

さて、私は何ごともうがった見方をするタイプだが、しかし菅直人の総理就任は小沢や鳩山にとっては計算内だと思っていた。というのも民主党にとって、この時点で是が非でも必要だったのは参議院選挙での勝利である。そのためにはメディアによってバラ撒かれたデマゴーグの結果として下がった支持率を回復させる必要がある。そこで菅は「脱小沢」を口にしたが、これは小沢、鳩山にも暗黙の了解のもと、参議院選挙勝利のための戦略だと思っていたのである(田中良紹も同様の見方をしていた)。

ところが菅直人は参議院選挙に勝つつもりはまったくなかった。そして飛び出したのが、消費税増税発言だ。
参議院選挙の民主党の候補者たちは、よりによって味方の大将に後ろから鉄砲で撃たれたのである。私も参議院選挙の候補者陣営にいたからよくわかる。あの選挙での「菅直人はけしからん」という声の大きさは、「小沢はけしからん」という声の比ではなかった(というより後者はほとんどなかった)。
幸い私の支援した有田芳生さんは当選したが、菅直人の撃った弾に当たって当選できなかった候補者は山のようにいる。
にもかかわらず、菅直人はその総括をまったくせぬまま9月の代表選に出馬した。念には念を入れて、小沢に対する検察審査会の2回目の起訴議決日を代表選挙の当日に設定して。
そして、代表選に勝ったとたん、霞が関独裁、対米従属脱却を目指していた小沢グループを与党から追い出し、よりによって既得権益者の手先である自民党との連立に邁進し始めた。
ここまで見れば、菅直人の使命が、自民党政権に対する不満のガス抜きとしての政権交代を実現した後、すみやかに自民党に権力を戻すことだったことは明らかである。つまり、菅直人は国民の政権交代への期待をすべてブチ壊し、霞が関独裁、対米従属のタガの締め直すために育てられた政治家だったのだ、、、
とこれはもちろん大変うがった見方ではあるが、しかしそう考えれば菅直人の総理大臣就任後の奇行の数々は説明はつく。
私は菅直人は史上最低、最悪、最大の裏切り政治家であると思う。

※と、こんなエントリーを書いていたら、東京都青少年健全育成条例の改正案が民主党も賛成して総務委員会で可決され、15日には本会議でも可決の見通しだという。おそらく石原慎太郎は高笑いをしていることだろう。私は都民ではないが、民主党都議団の連中を絶対に許さない。

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2010/12/07

権力に仕込まれたウイルスたちの政権

ここ最近の政局はあまりにもおぞましく、岸井成格が言うところとは別の意味で、真に見るに堪えない。
試しに1年前ぐらいに自分が書いたエントリーを見てみると、メディアのひどさには今日と同じように慨嘆しているけれども、一方で亀井静香が行なっていたフリー記者相手の大臣会見に心を躍らせてもいる。
あの頃には、困難は山のようにあるだろうが、それでも少しずつ世の中は変わっていくだろうという期待感があった。
それがたった1年前の話である。
しかして、菅政権を見ていると、信じられないほどの逆コースというか、もはや自民党政権でもできなかったような歯止めをアッサリと乗り越えるその破廉恥ぶり、品性の下劣には慄然とせざるを得ない、、、

しばらく前にtwitterで「今になって考えてみると薬害エイズというのは、将来を見越した霞が関の菅直人への投資だったのかもしれませんね」とつぶやいたら、「いくらなんでも、それはうがち過ぎでしょう」という趣旨のリツイートをいただいたことがあった。
その時には自分も「確かにそうだよなあ、、、」と思ったのだが、最近の菅政権を見るにつけ、あれはあながちうがった見方ではなかったナと思い始めている。

昨日の記者会見で菅直人は大連立について問われて、「国民にやむを得ない、理解できると言ってもらえるような、きちんとした前提条件がなければなかなか難しい」と言ったそうだ。
ひねくれ者の私は「国民にやむを得ない、理解できると言ってらもえるような前提条件」さえ作れば大連立するということなのだナと受け取った。
そのためには、どうすればいいのか。
真っ先に思いつくのは、小沢グループを政権から「離脱させる」ことだろう。
政治とカネの問題で国会に出てきて説明しない小沢、前回の総選挙における資金配分がおかしい小沢(この件はチンピラの因縁以外のなにものでもない)という印象を、メディアを通じてまたしても国民にバラ撒き、さらなる「小沢(グループ)=悪」という洗脳、記号操作をすることで、国民の間から「民主党政権から小沢グループを外すべきで」という声を湧き上がらせれば(むろん、そうした「声」すらも、メディアの“世論調査”によっていくらでも捏造できる)、菅直人が言うところの前提条件というのは比較的簡単に成立する。

そうして民主の菅-仙石グループと自民党がくっついたら、、、

実は私はそれならそれでいいと思っている。
ならば小沢グループは民主党を出て新党を設立し、かつて小泉がやったように、衆議院の空白区のすべてに新人を立てればいい。
ま、実は前原がガタガタボロボロにした民主党の代表を引き継いだ小沢は、前回の衆議院選挙まで地道にその活動をした結果、念願の政権交代に辿りついた。その同じことをもう一回、しかもさらに厳しい状況から始めなければならないのは、相当にキツイことではあるだろう。
しかし、菅政権が成立してわかったことは、民主党内に権力によって仕込まれたウイルスがいたという事実である。ならば、このウイルスと決別して、もう一度、立ち上がるべきだと私は思う。
そして、もしその時が来たならば、それはマスメディア対ネット(市民)メディアの最終決戦の場でにもなることは間違いない。
ちなみに、佐々木俊尚氏が「新聞・テレビ消滅」すると言った2011年は、あと3週間ちょっとでやって来る。

・「田中康夫のにっぽんサイコー!」 ~ 「仙菅ヤマト」の大冒険!

・鈴木宗男氏、収監直前会見の全て
日々坦々さんのブログで知った動画を私も貼っておく。4分36秒あたり、マスゴミらしき記者の「鈴木さん、今日の朝ごはん、何を食べました?」という質問には開いた口がふさがらない。そういえば、ノーベル賞受賞者の会見でも「好きな食べ物はなんですか?」と訊いていたバカ記者がいたことを思い出した。

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2010/10/29

壊れるメディア、壊れる民主と鳩山由紀夫的ココロ

今週の月曜日、ツイッターを見ていたら↓のようなつぶやきがあった。

@kazz006: 朝から、町村氏がクリーンな政治を訴えて当選など言うブラックジョークをニュースで聞いて、とうとうテレビが壊れたのかと思いましたが、壊れているのはメディアの方らしい。テレビなら修理できるが、メディアの方は不買運動でもしなければ、いっこうに直らないようだ。

これには思わず笑ってしまったが、まことにもって的を射ている。
本当にメディアの壊れっぷりは凄まじい。
私はこの月曜日の晩に間違ってNHKのニュース9という番組の最初の部分を見てしまったのだが、大越某という男が北海道の補選の結果を受けて小沢一郎や民主党の「宿題」とやらを思いっきり高いところから得々と解説しているその壊れぶりに開いた口がふさがらなかった。
ま、これに限らず北海道で敗れたのも、そしてまたまた民主党の支持率が下がっているのも、メディアや民主党の現主流派の連中にとってはすべて小沢一郎の責任、政治とカネの問題ということらしい。
私の記憶では、確か枝野幸男は選挙担当の幹事長代理だったはずで、だとすると参議院選挙に続いてまたもやは敗北を喫したこの男こそが責任を問われるべきだと思うのだが、そのような声はメディアからは上がらず、本日も枝野はいけしゃあしゃあと事業仕分けをしている。
そして民主党は法人税を減税する一方で企業献金の受け入れを再開するのだという。
いやはや、坂道を転げ落ちるように旧自民党路線に向かって突き進む菅政権。
ここまでくると、森、小泉以降はともかく、小渕あたりまでの政権の方がマシだったと真剣に思えてくる。

その昔、私は単純に田中角栄や竹下登の一派をけしからんと思っていた。しかし、竹下などは(多分、角栄もそうだろうが)「二度と戦争はしてはいけない」ということは、わりとはっきりと言っていたと思う。これは梶山静六などもそうだし、羽田孜もそうだ(かつて朝日新聞の早野透がコラムで羽田孜のことを書いていたが、羽田は「とにかく日本は戦争をやらない国にしないといけない」とパーティで言っていたというような内容だったと記憶している)。
極めつけは後藤田正晴で、晩年のインタビューなどを読むと「これが内務官僚、警察官僚出身者か」と思うほどリベラルである。
つまり彼らは実は非常に良質な保守で、しかも政治家としての胆力も十分にあった。
ところが現在の自民党にはそういう勢力は残っておらず、しかも民主党の主流派にもいない。

そういう状況のなか、鳩山由紀夫が政界引退を撤回する可能性を示唆したという。
そしてメディアは予想通りこのニュースを否定的に流している。
火曜日の早朝にクルマを運転しながらAMラジオを聴いていたら、若い女性のキャスターが鳩山のことを思いっきり揶揄していたのものだった。
しかし、私は鳩山の気持ちがなんとなくわかる(勝手な推測だが)。
民主党が昨年夏の衆議院選挙で約束をした「国民の生活が第一」の政治をきちんと実行し、その路線が揺るぎないものになりつつあるのなら、おそらく鳩山由紀夫は引退の撤回などしなかっただろう。
ところが、現実は政権交代からわずか1年ちょっとで、その路線が音を立てて崩れつつある。
もちろん、この点については鳩山個人が負うべき責任も重大である。だが、この状況をこのまま放置したら政権交代の意味はまったく失われ、自民党内の派閥間による権力移動とほとんど変わらない、いやかつての自民党政権と比べても重みがない分、官僚やアメリカに軽くあしらわれる政権が続くことになる。
それに対して危惧を抱いた結果の引退撤回なのではないかと思うのだ。
だとしたら私はこれを支持する。
この状況で鳩山由紀夫の存在はまだまだ貴重である。

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2010/08/26

民主党代表選 ~ 断固として小沢一郎を支持する理由

小沢一郎が民主党代表選挙への立候補を決意したという。

・小沢氏 立候補の意欲伝える(NHK)

上記リンクには「政府首脳は25日夜、記者団に対し『小沢氏が立候補して、選挙によって日本の政治に決着がつくのであればいいことだ』と述べました。」と書いてあるが、この政府首脳とは官房長官の仙石由人のはずで、これは仙石による「小沢を潰す」というハッキリとした宣戦布告だ。

民主党員でもサポーターでもない私が昨年夏に民主党に託したもの。それは日本を長年にわたって支配してきた霞が関独裁権力からの脱却である。
鳩山-小沢体制で動き出した新政権は、私が望む方向へと進み出したかに見えた。だが、官マスは一体となってデマゴーグを徹底的にバラ撒き、さらに権力を駆使して石川知裕議員に対する冤罪をでっち上げることで対抗し、鳩山-小沢による民主化運動を潰すことに成功した。

そうして出来上がった菅政権。洞察力の足りない私は恥ずかしながら当初はこの政権に期待していた。しかし、菅直人-仙石由人-枝野幸男(なかでも中心は仙石だと思われる)が自民党政権同様、霞が関に従属した存在であることは参議院選挙によって明らかになった。
もし今夏の参議院選挙で民主党が過半数をとっていれば、鳩山-小沢の悲願だった日本の民主化は大きく歩を進めたはずだった。ところがこの最重要局面で主導権を奪った菅-仙石-枝野は、霞が関の意を受けて消費税の増税を持ち出すことで参議院民主党をわざわざ過半数割れに追い込み、民主化の芽を摘み取った。
要は、政権交代が鳩山-小沢にとっては民主化への第一歩と位置付けられていたのに対し、菅-仙石-枝野にとっては単に自民党からの利権奪取でしかなかったということである。
この結果に大いに満足した官マスの既得権益者たちは、菅直人がこれだけの惨敗を喫した最高責任者であるにもかかわらず、「総理大臣がコロコロ代わるのはいかがなものか」というわけのわからない論理を持ち出して、臆面もなく首相続投の「空気」を作ることに必死である。

これに対して民主化勢力の旗頭である小沢一郎が立ち上がるのであれば、私はこれを断固として支持するし、絶対に勝利してもらわなければならない。もし、ここで小沢が敗れるようなことがあれば、おそらく日本は自民党政権時代以上の暗黒を迎えることになると私は思う。
先ほどtwitterを見ていたら、上杉隆が「【速報】鳩山前首相、小沢氏支持を表明」とつぶやいていた。これが本当ならば鳩山-小沢の第一次民主化運動から今度は小沢-鳩山による第二次民主化運動が始まることになる。
繰り返しになるが、私はこの運動を最大限に支持するが、しかし勝負の行方はまったくわからない。
これから代表選投票日までの間、日本のマスメディアが北朝鮮の国営放送どころではない小沢一郎大バッシングという「洗脳報道」を始めることは明々白々である(すでに今朝のトクダネ!では「政治記者と官房機密費」疑惑がタップリとかかっている男を出演させることで、その兆候を見せている)。
つまり、これは正しく「独裁権力対民主化勢力」の闘いなのであって、通常、このような闘いに民主化勢力が勝つためには一般大衆による圧倒的な支持と連帯がなければならない。
間違いなく言えることは、霞が関とマスメディアも命がけで世論操作をすることである。そしてこれに対抗するためには個人ブロガーのネットを通じての緩やかな連帯とtwiiterを通じた拡散が、これまで以上に非常に重要な意味を持つと思う。
幸い私は失業者なので(笑)これからの数週間、これが日本の命運を決める最終決戦だと思って頑張る所存である。

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