河野太郎を少し見直した件とある環境問題
総選挙での民主党圧勝で政権交代が実現した今、しかし一方で自民党が政権交代が可能な健全野党になるべく立ち直ることを期待する声は少なくないようだ。
しかし私は自民党に立ち直って欲しいとは微塵も思わないし、むしろ社民党と同じく不可逆的に衰退するのではないかと考えている。もちろん、そのかわりに民主党のように新しい保守党が誕生するべきではあるが、、、
そもそも民主党がこれからの4年間、ごく普通に政権運営をすれば、次の総選挙でも300議席とは言わないが、安定多数は取るのではないかと思う。「ごく普通の政権運営」とはどういうことかというと、自民党政権時代に多くの国民が「この政策は誰が見てもおかしいだろ?」と感じていたことを一つ一つ変えていくことである。
かつて2兆円の有利子負債を抱えた日産自動車にカルロス・ゴーンがやって来た時にやったこともこれだ。つまりゴーンは「社員のほぼ全員が心の中ではおかしいと思っているが、過去のしがらみや慣習で変えられなかったこと」に外部からきた人間として当然のように手をつけたにすぎない。
と、こう書く簡単なようだが、ダメな会社や組織というのは、実はこれができない。つまり簡単なようで実は難しいのである。
とにかく現時点での私の予想を言えば民主党政権はしばらくは続く。
したがってこのたびの自民党総裁選というものにはまったく興味がなかった。
まあ候補者だった3人の中で言えば、河野太郎のメールマガジンは購読しているのだが、その河野太郎にしても「?」でしかない。その最大の理由は取り巻きが悪いから。山本一太(この男は郵政選挙の時には衆議院に鞍替えしたがっていたが、今回はまったくそんな素振りも見せなかったところにその小物ぶりがうかがえる)、大村秀章、世耕弘成、でもってコイズミチンジロー、、、。まあよくぞここまで世襲のクズばかり集まったものである。
ま、これはもちろん河野自身が世襲であるからなのだろうが、コイズミ改革は間違っていなかったとか言うし、そもそもこの男はアホータローを担いだ一人である。なので、まあ総裁選で負けても「やっぱりな」としか思わないのだが、、、
ただこういうインタビューを読むと、少なくとも原発問題に関しては民主党よりもはるかにまともだとも思う。
民主党は地球温暖化対策として原発を推進する立場を明確にしている。CO2を削減するには原発が有利というわけだが、しかし本当にCO2が温暖化の原因かというと、これとて定かではない。一方で原発というのは、とにかく運転しているかぎり冷却しなければならず、したがって周辺の海水にどんどこ熱を捨てているわけで、これによって直接的に温められた海水は本当に温暖化と無関係なのかという疑問が私にはある。
さらに再処理や廃棄物、さらに地震に対する原子炉の耐性の問題を考えると、どうしても原発がいいとは思えない。
一方で、昨日の日経の1面には新日本石油と京セラが家庭用に小型で高効率の燃料電池を共同開発するという記事が出ていた。
このブログでは何度か書いたと思うが、燃料電池というのは何しろ自宅で発電するのであって発電所から送電する必要もない。したがって電柱などというものも劇的に減るだろうし、個々の家庭で発電するわけだから地震などの自然災害に対してもライフラインの維持という観点から見た場合、圧倒的に強いはずだ。
現状では価格が高いが、これとて量産ドライブがかかれば下がることは間違いない。もし、価格が安く、しかも安定して発電できる家庭用燃料電池を他国に先駆けて開発することができれば、これは日本にとって大きなメリットをもたらすはずで、むしろ国策としてそちらの道を選択すべきだとかねがね思っている。
ただしこれも簡単そうで簡単ではない。なぜなら原発というのは、ダム以上に既得権益が複雑に絡み合っているからだ。恐らくこれはダムの比ではないだろう。したがって原発問題に触れると、ダム以上に大騒ぎになることは間違いない。私は絶対に脱原発へと向かうべきだと思っているが、しかしこれに関しては悲観的でもある。
そういうなかで、野党になったとはいえ、自民党総裁選に立候補した候補者が原発に対してそれなりの見識を持っているのであれば、やはり河野太郎は貴重な存在なのかなと思い直したりするのであった。
長くなってしまったが、環境問題について最後に一つだけ。
これは温暖化とは関係がない(かもしれない)。そもそも、このことについて触れている本というのは私が読んだ限りでは一冊しかない(それで私もこのことを知った)ので、あくまで疑問である。
何のことかというと、それはタイヤ。いま世界中でおびただしい数のクルマ、バイクが走っている。その最重要パーツにタイヤがある。ところでこのタイヤというのは原材料がゴムだから、当然、走っていればすり減る。そのすり減ったゴムというのはいったいどうなっているのか? もちろん、一本一本のタイヤから出るゴムのカスなどというのは大した量ではないが、世の中に出回っているタイヤの本数が半端ではないだけに、このカスが本当に環境に負荷を与えているかいないかはきちんと調べてみないとわからないだろう。だが、私が読んだ本によれば、この話題をタイヤメーカーは非常に嫌がるそうだ。
そうして鳩山兄弟の母親はブリジストンの石橋一族。であれば、この問題はまだ当分、世には出ないか、、、
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)






















