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2014/09/06

原子力ムラの広告塔に抜擢された小渕優子は、
統一協会の桜田淳子のようなもの

内閣を改造した安倍政権の支持率が上昇したそうだが、マスメディアがこれだけ持ち上げれば国民がコロリと騙されてしまうのは当然のことだろう。
女性閣僚が5人誕生したというのは本来喜ばしいニュースだが、任命した人間のレベルが低いわけだから(※注1)、男性閣僚のレベルと何ら変わることはない。要するに反知性主義とウルトラ右翼の合体した政権である。

・安倍改造内閣で右傾化加速、米紙が「驚くべき」発見―中国メディア

そんななか、経産相となった小渕優子をマスメディアは「将来の総理候補」などと持ち上げている。
ま、小渕優子に何ほどの資質があるのかどうか知らないが(といっても日本は安倍晋三のように資質がなくても世襲であれば総理大臣になれる社会だが)、彼女に課せられたもっとも大きな役割は原発の再稼動であることは間違いない。
そして、このミッションがあるがゆえに安倍晋三は小渕を経産相という重要閣僚に据えたのだろう。

つまり、今後、マスメディアは小渕優子の動向を徹底的に好意的に、かつ逐一フォーカスすることによって、官民一体となった原発再稼動への肯定的な世論作りが行われるのであって、メデタくも再稼動が達成された日には「総理大臣候補」の裏付けとなる「業績」になるのである。
経団連はその「手腕」を褒め称え、ワイドショーや女性週刊誌は「日本初の女性総理大臣候補」の私生活(どこで服を買っているのかとか、よく行く店は、旦那はどんな人など)などを垂れ流していくのだろう。

私は現在の日本の最優先課題は、今後、どれたけの予算が必要なのかまったく見通すことのできない福島第一原発事故の収束だと思うのだが(これには住民の移住なども含まれる)、安倍政権にとってそのようなことは眼中になく、ひたすら目先の経済指標(それも大企業中心)を上げることだけが目的で、そのためには原発再稼動か必須という論理を展開している。

だが、世論調査をすれば、政権の支持率が高くても再稼動には慎重の世論が依然として多数を占めている(日経などはその世論調査の結果を「これだけの賛成派がいる」という見出しで報じているのだから噴飯ものである。「原発再稼働「進めて」32% 本社世論調査」

そこを突破するために抜擢された小渕優子は、安倍晋三の大好きな統一協会における桜田淳子のようなもので、要するに「再稼動の広告塔」以外のなにものでもない。
そして、安倍晋三の「女性登用」とは、所詮そのレベルか、あるいはウルトラ右翼の思想を共有する同士というだけなのである。

※注1
先日、とある本を読んでいたら「日本には歴然とした学歴社会、競争社会が存在しており、「差異化」「選別」が容赦なく行われている」と書いてあったのだが、成蹊小学校からエスカレーターで成蹊大学に上がり、短期間の社会人生活(これとて就職活動をしたわけではないだろう)を経て、父親の秘書→地盤を継いで国会議員というルートを辿った安倍晋三は、学歴とも競争とも無縁で、人生で努力をしたことがないという人間である。
ちなみに小渕優子も最終学歴は早稲田の大学院であるが、中学から大学までは成城であり、そういう意味では安倍と同じである。

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