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2014/06/14

「放射能と暮らすガイド」配布 / 弘中惇一郎弁護士の解釈改憲批判 / 2014年6月10日のFacebook記事

更新が遅くなりましたが、以下、6月10日の記事。
「放射能と暮らすガイド」なるものの無料配布は、その事実自体に慄然とするが、同時にそれを無批判に流すメディアの頽廃は、まさに行き着くところまで行き着いたと言わざるをえない。

もう一本の記事は弘中惇一郎弁護士による解釈改憲批判。
国会では集団的自衛権について、相変わらず安倍晋三がデタラメな答弁を続けているが、こちらもメディアからの批判はほとんどなく、事は一瀉千里に突き進んでいる。後世の歴史家は、この事実を政権とメディアの共犯と評価するだろう。


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「放射能と暮らすガイド無料配布 (2014年6月7日 NHK福島)」~ FUKUSHIMA NUCLEAR DISASTER NEWS

「放射能が身近にある福島で暮らすにあたってできるだけ被ばくを避けるために気をつけることなどをまとめた冊子をNGOが作成し、無料で配布を始めました。」

Safe_image

このニュースを、人はどのように受け取るのでしょう?
「ほお~、いいニュースだな。とても大事なことをやっているNGOがいるんだな」と思うのでしょうか?

少なくともNHKはそちらの意図からこのニュースを流しているのでしょう。
そして、少なからぬ視聴者がその意図をまったく読み替える、あるいは憶測することなく受け入れているのだと思います。

以下、岡庭昇氏の著書『テレビ帝国の教科書』(志木電子書籍)より。

メディア・ファシズムの定義は、テレビをはじめとするマスコミが、用意した“像”をもって現実をフィクションする機能である

“ヒトの態度がコトのなかみを決定する”という錯覚によって、大マジメな顔の情報はそれだけでホンモノだとうけとられる。やすやすとフィクションが流布される。大マジメな顔のアナウンサーと大マジメな顔の視聴者がメディアと共犯しつつ、物語を現実にすりかえる不マジメな作業にうちこんでいるということだ。」

「まさにあなた自身の問題として、いま、ほんとうに深刻にこのメディア・ファシズムの状況をふり返ってもらいたい。オレは何もしていない、ただ新聞やテレビから情報を与えられているだけで、そこにウソや物語がふくまれていればオレも被害者だ、というかもしれない。それもたしかに一面の心理だ。だが、一方的に被害者ではすまないところに事態がきていることもたしかなのである。このくるところまできてしまったメディア・ファシズムの頽廃のなかで、なお“ただ与えられている”としたら、それはとりもなおさず共犯以外のなにものでもないのである」


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「本の窓」(小学館)6月号に菅原文太と弘中惇一郎弁護士の対談が掲載されています。
以下、その中で、憲法に関して弘中弁護士がおっしゃている部分の抜粋です。

「要するに民主主義とは何かという問題なんですよ。民主主義というのは、国民が直接統治できないから、選挙で代表を選んで、その代表に法律をつくってもらったり、実行してもらったりするという(法治国家の)システムですね。代表に無限の権利を与えるわけにはいかないから、一定の枠内でそれをやってくださいと。つまり代表を縛る法律が憲法なんです。

 だから、代表といえども憲法の範囲のなかでしか法律はつくれないし、したがって法律の執行もできない。そのために違憲立法審査権というものがあるわけです。つまり、「憲法に反した法律は無効だ」という権利を裁判所に与えておく。三権分立ですね。行政、裁判所、国会がそれぞれあるわけだけれども、いずれも憲法の枠内だけでしかできませんよと。そういう取り決めなんです。

 ですから、「この憲法の枠全体を変えるためには国民が特別に投票をしなければ変えられません、なかにいる人たちだけで変えるわけにはいきません、それはあなたの権力外の話ですから」と、こういうことなんですね。なかにいる人が自分の解釈で憲法を変えるなんてことは、してはいけないに決まってるんですよ。

「憲法は文字で書いてあるし、そのときの社会事情もあるから、一定の解釈の幅というのはありえます。でも、それを超えてやるのは、解釈という言葉に名を借りた改憲ですから、そんなことはできないに決まっているんですよ。自民党はずっと憲法を変えたいと言っているわけですよね。なぜ変えたいかといえば、現行の憲法ではどんな解釈をしてもできないことがあるから。「このままの文章ではできない」と自分で言っているということは、解釈の限界をみずから認めていることになるわけです。

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コメント

弘中惇一郎弁護士の言葉をとり上げておられ、うれしく存じました。

この言葉、もっともっと多くの人に知ってほしいですね。


集団的自衛権行使容認に向かう政府、与党に対して、
まったく無批判なマスコミの報道ぶりに、小生腹を立てております。

投稿: 余白 | 2014/06/19 13:26

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