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2014/05/30

マスメディアは検察という冤罪製造装置の一部/2014年5月29日Facebook記事

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「PC遠隔操作事件:マスコミがあえて触れない「事件の真相」」~ 八木啓代のひとりごと

片山氏が一番恐れていたのは、検察ではなく、実は弁護団だった、、、

やや、長いエントリーですが、是非、読んでいただきたいと思います。

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 では、佐藤弁護士が、片山氏に聴き取りを行った結果わかったことだが、なぜ彼は、自信を持って、否認を続けることができたのか。

 それは啞然とするような理由だった。
 つまり、真犯人であったからこそ、片山氏は、「携帯から猫の写真が復元できた」などということがあり得ない、つまり、これがデマ報道であることを知っていたのだ。
 となると、なぜ、このようなデマ報道がなされるのか。当然、検察が片山犯人説を強めるためにデマリークをしているわけだが、本当に「堅い」証拠があるなら、こんなデマを流す必要はない。となると、他の「犯人確定」報道もすべてデマではないのか?
 であれば、決定的な証拠など、本当は、何ひとつないことになる。
 それが、彼の「自信を持って否認を続けられる根拠」だった。
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安倍晋三は頭が悪いということは申し上げておきたいと思います。

安部首相「イラク戦争は証明出来なかったイラクが悪い」


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「◆田原総一朗×郷原信郎【第4回】ネタのない西山建設事件と陸山会事件」〜 ☆YAMACHANの@飛騨MAVERICK新聞

いまさらながらの田原の与太には呆れますが、郷原氏の指摘は興味深いです。

「要するに司法マスコミというのは、検察にとっては従軍記者とかサポーターみたいなもので、利害が一致している運命共同体みたいなものなんです。検察が大きな事件を手がけてくれたら自分たちも大きな記事が書けるし、検察がダメだったら自分たちの努力もまったく酬われないわけです。そういうことで、とにかくメディアは検察の意向に沿う記事を書いて、検察批判は差し控えるということになってくるんですね。」

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2014/05/29

日本は第二の原発破局事故へ向かって歩き始めている/2014年5月28日Facebook記事


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ここで紹介されているビデオ(30分弱)は是非ご覧になることをオススメします。
当時、テレビに出まくってデタラメな解説をしていた御用学者の連中を全員座らせて、その前でこのビデオを流すぐらいのことをマスメディアは本来すべきですが、もちろんそんなことは日本のメディアにはできません。何しろ同じ穴のムジナですから。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=670484456378496&set=a.171097882983825.40151.100002508448098&type=1&theater


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原子力規制委員会の委員交代に関するエントリーを二つご紹介。
まずは一つ目。

「「島崎さんはいてはいけない人だから代わってもらう」 原子力規制委員交代の“裏側”5/27報道ステーション&官房長官記者会見(内容書き出し)」〜 みんな楽しくHappy♡がいい♪


もう一つはこちら。

「原子力規制委は安倍政権の圧力に屈しつつある」〜 Blog vs. Media 時評

私はあえて断言しますが、現在の安倍政権の路線がこのまま継続されれば、そう遠くない将来に、再び原発の破局事故は必ず起きます。


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「安部総理の「保守」を問う 100人の叡智が総結集」という特集がある今月売りの「文藝春秋」が面白いと田中康夫さんがおっしゃっていたので、しばらく前に購入しました(田中さんもコメントを出しています)。
「なるほど、こんな人がこんなことを言うのか」ということで、確かに興味深かったのですが、なかで舞の海の発言にはちょっとびっくりしたところでした。

「横綱白鵬会見拒否と舞の海のモンゴル力士発言」~ 植草一秀の『知られざる真実』


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福島第一の放射能は大したことがないという面々に対する根本的な疑問は、「あれだけの事故が起きても大したことがないなら、なんで3・11前は『絶対に事故は起きない』とか言ってたの?」ということです。
もしホントに大したことがないなら、そもそも放射能の数値を規制する必要などないわけです。
でもってその学説を是非、世界に向けて発信していただきたいものだと思います。

「チェルノブイリをなぞるニッポン」〜 院長の独り言

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「世界一厳しい安全基準」より厳しい基準を持っている委員が退任/2014年5月27日Facebook記事


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安倍晋三という人物が、バカなだけでなく、人間性も低レベルであることを再確認できる話だと思います。

「菅直人の海水注入中断指示はデマだった事が確定に!調書で吉田所長が完全否定!デマを広げた安倍晋三・・・」~ 真実を探すブログ


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「<政府事故調 吉田調書>「3号機の格納容器の圧力異常上昇を報道機関に流すのを止められた」5/21報道ステーション(内容書き出し)」~ みんな楽しくHappy♡がいい♪

私がここで紹介されているビデオの中で唖然としたのは、「吉田調書を読むつもりはあるか?」と質問された原子力規制委員会委員長の田中俊一が、

「まず事務方がよく整理していただくという事で、あの、お願いしたいと思います。
私には、絶対的な物理的時間に制限があります。」

と答えたことです。
福島第一原発の破局事故は、依然としてその発生原因も確定できていません。再稼働の問題があるので、政府や原子力ムラは地震ではなく津波が原因としていますが、これには重大な疑いがあります。

そんななかで吉田調書は、事故が起きた場合にどういうことになるのかという第一級の資料でしょう。
したがって、原子力規制委員長はこの資料を最優先で読むことこそ必要なはずなのに、「物理的な時間がない」と言っているのです。
何をトンマなことを言っているのでしょうか?
こんな人物が規制委員長だというのだから、お里が知れるとはこのことです。


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「“推進派”が交代求め…原子力規制委「No.2」退任へ」~ テレ朝ニュース

「9月の任期満了に伴い、退任が固まったのは、島崎邦彦委員長代理と大島賢三委員で、島崎氏に対しては、地震や津波に関する原発の規制の基準が厳しすぎるとして、自民党の一部から交代を求める声が出ていました。」

「世界一厳しい安全基準」とか言っていた烏滸がいましたが、彼の頭で考える基準より厳しかったのでしょうか(失笑)。


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2014/05/27

3.11の教訓は、「国家的危機の際、政府は国民に真実を知らせないということ」 /2014年5月24日Facebook記事

朝日の吉田調書の記事を読んでいると、当時の自分の気持ちを思い出す。
私は人よりは原発について知っていたので、3.11直後からはっきり言えばうろたえた。
しかし、テレビに出てくる御用学者は安全を強調し、政府もメルトダウンの「メ」の字も言わない。
結果、3月14日からの週も多くの人が会社へ学校へ向かったのである。

3.11の教訓は、国家的な危機が訪れているときに、政府は国民に真実を知らせないということである。


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「憲法に簡単に触れてもらいたくない」野中広務氏
〜 朝日新聞デジタル


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「日本が法治国家だというなら、東京都の一部を含む広大な地域が、放射線管理区域に指定されるべき汚染地である、という現実を直視しないといけません。」


「5月20日 「放射線管理区域(4万Bq/㎡)に数百万人が、普通に暮らすという違法状態を直視すべき 」 小出 裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)インタビュー 人民新聞オンライン」〜 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ

一方で、3.11直後から流れた枝野幸男の家族の話。
本当なのか風評なのか、、、
こんなことはメディアであれば、ちょっと調べればわかる話です。
以下「TOMOSATO BLOG」より。

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読者からの情報です。先日のブログで問題提起した、民主党幹部の話。
当時放射性物質の拡散リスクから避難しようと検討していたというその読者。マレーシアの高級マンションを当たったら

枝野さんのご家族も同じマンションに来てますよ…

と言われたそうです。
裏をとっておりませんが、暇な大マスコミは確認してもよいのではないでしょうか。でも日本ではこの吉田調書の件、まったく盛り上がっていないようですね。
大マスコミの幹部の家族も当時遠方へ避難していたので、この問題に関してほじくることが出来ないのかもしれません。
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2014/05/24

大飯原発運転差止判決に苛立つ読売 / 2014年5月23日Facebook記事

下のブログで批判されている読売の社説はこちら

ちなみに、小泉純一郎は「常識的な判決」と評価したとのこと。

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22年前の最高裁判例で福井地裁判決を批判する読売社説の愚」〜 永田町異聞

「未曽有の原発事故が起きた以上、最高裁の判例があるからといって、それに従っていていいのか。経済上の損得勘定と、人の命そのものにかかわる問題を、同列に論じていいのか。そういう良識が裁判官を突き動かしたといってもいいだろう。」

個人的に思うのは、3.11後に原子力ムラにお墨付きを与えるような判断を示すのは、裁判官にとってもなかなか勇気がいるのではないかということです。

再び破局事故が起これば、世界的なレベルで後世に名前が残るわけで、末代までの恥になります、それ以上に「罪」になります。
しかも、冷静に考えれば、再稼動すればその可能性は十分にあります。

同様の訴訟を担当する裁判官もその点を心して欲しいと思います。

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2014/05/22

遠隔操作ウイルス事件総括 / 大飯原発運転差止の画期的判決 / 2014年5月21日Facebook記事

福井地裁で関西電力に対して大飯原発の運転再開を認めないという画期的な判決が出た。
珍しく司法が真っ当な判断を示したわけだが、思うに裁判官たちも、ここでおかしな判決を出してしまうと、後世に悪い意味で名を残す、それこそ末代までの恥となることは頭にあったのではないだろうか?

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「遠隔操作事件:いくつかの疑問に答える」~ 八木啓代のひとりごと

「つまり、推定無罪の大原則を無視し、捜査機関の情報リークにそのまま乗る報道の問題がある限り、大本営発表だけではなく、反対方向からの見方なり言い分をきちんと報道することは必要だ。それは、たとえ、犯人が明らかになっている場合でも同じことであるし、ましてや少しでも冤罪の可能性があるならば、(すなわち、被疑者が犯行を否認している状態であるなら)、そちらをきちんと報道する機関がなければ、民主主義の死滅であり、それこそが言論の問題である。

だから、結果的に、片山氏が犯人だったからといって、それは負けとか勝ちとか言う問題ではないし、そのことによって、メディアの問題や捜査機関のリークが「問題ない」ということにはならない。

一年間も拘束し、挙げ句に可視化を拒否して取り調べをやらないという捜査機関は明らかに先進国としては恥と言えるようなことであり、これまた、片山氏が犯人であったからといって、結果オーライで容認されることではない。(というか、こんなことをしていなければ、もっと早くに事件は解決していた可能性の方が高い)」


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「大飯原発 運転再開認めない判決」~ NHK NEWS WEB

3・11後、この原発の再稼働を認めた当時の民主党政権の連中は、いまものうのうと政治家という稼業を続けております。

それにしても──。
今後、原発の再稼働をするためには、住民の避難計画などとともに、作業員が「逃げ出さない」という保証も必要でしょう。
それが教訓というものですが、それが可能だとは思えません。


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「原発は人格権より劣位」と福井地裁 

福井地裁判決は「原発は電気を生み出す一手段にすぎず、人格権より劣位にある」と指摘した。(共同通信)


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以下「山梨日日新聞」号外より

「運転再開を決定した当時の民主党政権の判断が否定されるとともに、その後に事実上追認した原子力規制委員会の姿勢も問われる。関電が再稼働を目指し規制委で審査中の2基だけでなく、各原発の審査にも影響を与えそうだ。」


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大飯原発差止訴訟の判決文に感動する。項目9の内容を是非読んでいただきたい。国富の喪失についても裁判所の考えを評価し、国民の運動でこの判決を確定させたい


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安倍晋三は「根拠のない風評被害に全力で対応」するのでしょうか?

【重要】福島原発事故、公式にチェルノブイリ超え認定!米政府当局が発表!福島18.1京ベクレル、チェルノブイリ10.5京ベクレル ! - 真実を探すブログ


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大飯原発3、4号機運転差止請求事件判決要旨

主文

1  被告は、別紙原告目録1記載の各原告(大飯原発から250キロメートル圏内に居住する166名)に対する関係で、福井県大飯郡おおい町大島1字吉見1-1において、大飯発電所3号機及び4号機の原子炉を運転してはならない。

2  別紙原告目録2記載の各原告(大飯原発から250キロメートル圏外に居住する23名)の請求をいずれも棄却する。

3  訴訟費用は、第2項の各原告について生じたものを同原告らの負担とし、その余を被告の負担とする。

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裁判長裁判官 樋口英明
裁判官 石田明彦
裁判官 三宅由子
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お三方の名前を記憶にとどめておきます。

5/21 関西電力大飯原発3,4号機運転差し止め訴訟 福井地裁判決謄本

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大飯原発差止判決を「波風」と書く、日経新聞記者のリーガルマインド

昨日の大飯原発運転差止請求の判決を受けての、本日の日経の記事(総合2)の見出しは、

「原発再稼働司法が波風

リードは以下の通りとなっている。

原子力発電所の再稼働を巡る混迷が深まっている。関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた福井地裁判決が、原発の安全性を審査する原子力規制委員会の判断に注文をつけるような内容となったためだ。全国の原発再稼働に向けた地元の同意に影響を及ぼす可能性もある。

福島第一原発の事故は収束することなく進行している。
というよりも、まず現在、原子炉内がどのような状態になっているかもわからない。
そしてわからないまま、とにかく水をかけつづけ、結果、汚染水の問題が深刻になり、しかし打つ手がない。
つまり、呆然と立ち尽くしているような状態だ。

こういう状況を鑑みれば、原発を地元に抱える自治体の住民が再稼働について慎重になるのは当たり前の話で、それを司法に訴えるのは当然の権利である。

そして、この訴えに対して司法は「原発は電気を生み出す一手段にすぎず、人格権より劣位にある」として、しごく真っ当な判断を示した。

この事実を日経は「波風」だというのである。

 原発再稼働の審査は、東京電力福島第1原発事故の教訓をもとに昨年7月に施行した厳格な規制基準に基づく。大飯原発を巡っては、地震の揺れが最大でも700ガルにとどまるとの関電の主張に規制委が「想定が小さすぎる」と強硬に反対。今月上旬に856ガルまで引き上げる方針を関電が示し、ようやく着地点が見えつつあった。

 その直後に出た今回の判決は地震の揺れが1260ガルを超えることもありうるとの考えを示した。原発の安全性は「原子力規制委員会による新規制基準の審査の適否という観点ではなく裁判所の判断が及ぼされるべき」とした。原発の専門家である規制委と関電の激論をよそに「人格権」をベースに絶対的な安全を求める判断を示した形だ。

規制委と関電という、同じ穴の狢の見かけばかりの議論を「激論」と書くのは失笑ものだが、『「人格権」をベースに絶対的な安全を求める判断』のいったいどこが悪いのか?

そもそも、原子力ムラは福島第一原発のような事故は「絶対に起きない」といっていたのである。

その絶対に起きないはずの事故が起き、結果、多くの被災者が「人格権」を奪われてしまった。
であれば、二度と再び事故が起きることは絶対に阻止しなければならない(そもそも再び事故が起きれば、日本は国際的信用を今以上に失い、二度と再び立ち直ることはできないだろう)。

ところが、この記事を書いた記者は、「絶対的安全を求める」ことに否定的なニュアンスで書いている。
ということは、つまり彼は「規制委と関電の激論の結果=絶対的な安全」ではないということを知っているのだろう。
ま、それも当然で、日経もまた原子力ムラのお仲間内で、ゆえにこのまっとうな判断に苛立っている。

 判決が指摘したリスクは他の原発にも共通する。脱原発弁護団全国連絡会によると、福島原発の事故以降、原発を巡る同種の訴訟は全国で少なくとも18件が係争中で、今後の判決に影響を与える可能性もある。

なるほど。この記者自ら、他の原発も絶対的に安全ではないことを認めているわけだ。

 福井県の西川一誠知事は21日の判決をふまえた再稼働への地元同意について「安全審査に基づき、県民の安全を第一に判断する」とした。福井地裁の判断で周辺住民の不安が広がり、地元の理解を得るのに時間がかかる可能性もある。同知事はかねて「政府が体を張って『こうだ』と示すべき。曖昧なことでは困る」としている。

「絶対的に安全ではない」というのだから、不安が広がるのは当然だろう。

私は原発だけでなく、集団的自衛権にしても消費税にしても、あるいは検察問題にしても、突き詰めればリーガルマインドに行き着くのではないかと考えている。

一つの問題について賛成、反対の立場があるのは当然だが、しかし法治国家であるかぎりはどちらにしてもリーガルマインドが必要である。ところが今の日本はその部分がスッポリと抜け落ちている。
その結果、福島第一原発では有史以来最大の破局事故が起きた。

私はこの記事を書いた記者の根本的な問題もまた、リーガルマインドの有無だと思うのである。

※引用記事の太字部分はブログ主

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2014/05/21

チェルノブイリ以上の破局事故を目の前にして逃げてはいけないのか?/遠隔操作ウイルス事件の意外な結末/いつまでたっても変らないトヨタ/ 2014年5月20日Facebook記事

昨日のfacebook版の書き込みです。

・まず朝日のスクープについては、現場の兵隊が「撤退」するとは責められるべきことなのか?

・次に遠隔操作ウイルス事件。こちらは意外な結末に。
結果として私も含めて片山氏無罪説は誤りだったけれども、だからといってリーク中心のメディア報道が問題なかったわけではない。そこらへんは今日も八木啓代氏が検証している。

・トヨタは過去5年間、法人税を払っていなかったそうだ(一方で輸出消費税の戻しは懐に入っている)。
このトヨタというのは資本主義の権化のよう会社だが、「自分さえ良ければいい」という姿勢をずっと批判されてきた。最近は少しは変わったのかと思っていたが、何も変わっていなかった。

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遠隔操作ウイルス事件は片山氏の行方が気になりますが、、、
私がスマホの件を聞いて、真っ先に思い浮かんだのは「裂帛の気合」という言葉です。

自民党が沖縄県選出議員に対して辺野古移設容認に転ばせた時、佐藤優は「裂帛の気合いで沖縄の国会議員に圧力をかけた」と書きましたが、遠隔操作ウイルス事件で窮地に陥った警察、検察が裂帛の気合で巻き返しに出たのではないか? そんな気がします。まあ、あくまで想像ですが。

それにしても、この事件では山のように「前科」のある捜査当局のリークを、それでもなんの躊躇もなく流すメディアは完全に思考停止に陥っているのではないでしょうか。


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福島第一の原発所員、命令違反し撤退 吉田調書で判明

東日本大震災4日後の11年3月15日朝、第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退していた。その後、放射線量は急上昇しており、事故対応が不十分になった可能性がある。東電はこの命令違反による現場離脱を3年以上伏せてきた。」

今朝の朝日のスクープです。

伏せていたことはもちろん問題です。
が、しかしとも思うのです。
目の前で巨大な原子炉が、それも複数機、メルトダウンしている。もちろん現場の人たちはそれを把握しており、最悪の場合にどういうことになるかもわかっている。

これまで想像上のことでしかなかった破局事故が、現実に目の前で、しかもチェルノブイリよりも大きいスケールで進行している時の恐怖たるや凄まじいものでしょう。

結果、命令違反を承知で撤退、つまり逃げ出してしまったわけですが、誤解を恐れずに言えば、私はその行動もまた致し方のなかったことなのではないかと思います(もちろん、役職による違いはありますが)。

原子力発電というのはそれほど恐ろしいものであり、大きなリスクを抱えているのです。

しかも、これだけの緊急事態が起きているにもかかわらず、政府はパニックを恐れて国民に現実を知らせませんでした。
15日というと地震のあった翌週ですが、結果、この週も多くの人が出勤、通学をしていました。
この間、関東圏にも放射能は流れてきたわけです。
私はこの記事を読んで、むしろその政府の無責任、無対応ぶりに改めて腹が立ちました。


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片山氏が犯行を認めたというニュースが流れています。間もなく佐藤弁護士による会見もあるでしょう。
しかし、彼が犯人だと辻褄があわないことがあるのも事実なので、これは是非ともきちんとした整合性が必要です。

さて、それはそれとして、、、
これからマスメディアでは盛大な片山叩き、晒しが出てくることは間違いありません。
私は彼の逮捕時の報道は、「たとえ犯人であってもやってはいけないレベル」だったと考えていますが、事の経緯からすれば、そのレベルがさらにひどくなることは間違いないでしょう。
憂うべきことだと思います。


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・八木啓代のひとりごと
PC遠隔操作事件:すべての謎が解けたあとに残るもの

「むしろ、このような事件があるからこそ、マスコミへのリークとそれに乗った報道は断罪されるべきだし、取り調べの全面可視化の法制化は必然であると、私は改めて考える。被疑者のためだけではなく、むしろ、検察や警察のためにも。」

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吉田所長の命令を聞かなかった東電社員-悪いのは誰か」~ 院長の独り言

「一瞬、社命に従わないとはなんとひどい社員だろうと思いましたが、会社の命令に命などかける必要はありません。サラリーマンに「命」をかけろという方が、無謀です。
 軍隊では、敵前逃亡は死刑になりますが、理不尽なインパール作戦で敵前逃亡をした師団長はうやむやにされてしまいました。今回のこの事故では、人間など残っていても何の役にも立ちませんので、逃げるのは当然です。逃げたところで、一番重くて「解雇」でしょう。職と命とどちらが大事か。考えるまでもありません。」

この件についてはすでに本日一度書きましたが、現場にいるのは兵隊です。その兵隊が戦場を投げ出して逃げるのは、私も責められるべきではないと考えます。
責められるべきは、たかだかお湯を沸かして電気をつくるのに、これほどまでに危険な方法を選んだ人びとでしょう。

ところで、石破茂は集団的自衛権の問題で、「国際紛争でアメリカの若者が血を流しているのに、日本の若者が血を流さなくていいのか?」と言ったそうです。

であれば私も石破に言いたい。

「あんたの娘は東電にいる。何次になるかわからないような下請けの労働者がピンはねをされながら被ばく労働をしているのに、あんたの娘は本社でのうのうとしていていいのか? とっとと福島の現場へ行かせて作業をさせなくていいのか?」


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かつて『自動車産業亡国論』(梶原一明・徳大寺有恒 共著)という本を編集した私としては、「やっぱりトヨタはトヨタだなあ」と思った次第ですw

「◎豊田社長「5年間税金を払っていなかった」――専門家に分析してもらいました①」〜 トヨタで生きる

※関連記事
・誰も通らない裏道(2007/10/02)
トヨタが自分勝手になる仕組み

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2014/05/20

相変わらず警察情報をリークし続けるメディア / 2014年5月19日Facebook記事

本日より、Facebook版「誰も通らない裏道」の前日記事も随時、転載していきます。
是非、リンク先もご参照ください。
もちろん、オリジナル記事も更新していきます。


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「東京電力が何回倒産しても、たとえ日本が破産しても贖いきれない被害」(小出裕章先生)が起きていることを多くの人が正しく認識するのはいつのことになるのでしょう。
「森住卓のフォトブログ」~2014年5月6日


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集団的自衛権は、護憲派か改憲派かという問題ではなく、リーガルマインドの有無の問題だと思います。
https://www.facebook.com/aquira.quijima/posts/649719568441223


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「すなわちニホンという城壁国家は多国籍企業軍に包囲され滅亡寸前でありながら、政治家、官吏、マスコミが既得権益を担保として侵略者を怒涛の如く入城させ、国民の諸権利、経済市場、公共資本の一切を献上し、植民地における中間支配者として君臨しようと画策しているわけだ。」

大変に私好みの見方です(^_^;)。

独りファシズム


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テレビはスポーツ以外はせいぜい食事の時にしか見ないので実際のところはわかりませんが、、、

4人の方が無実の罪で誤認逮捕され、うち2人は「自白」をし、立派な供述調書が取られたという事件がありました。
これだけでも驚愕すべきことですが、さらに警察が威信をもって捜査し、逮捕前にメディアに大々的にリークした容疑者もまた冤罪である可能性が、真犯人と名乗る人物からメールが来たことで、ますます高まりました。

とてつもないニュースだと思いますが、テレビをつけると覚醒剤を所持していたという芸能人のことをえんえんと垂れ流しています。
私は報じなければならないニュースのプライオリティは圧倒的に前者が上だと思いますが、さらに気になるのは、件の芸能人もまた「容疑者」であることをメディアの人々がきちんと理解しているフシが見えないことです。


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リーク情報のウラは取れてますか?

「「真犯人」メール、片山被告が自ら送信か」~日本テレビ系(NNN) 5月19日(月)11時26分配信


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「PC遠隔操作事件:河川敷のスマホにまつわるこれだけの謎」~八木啓代のひとりごと

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2014/05/14

「美味しんぼ」問題 ~ 頑張れ小学館!

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「美味しんぼ ~ 福島の真実編」の内容に対してメディアが風評被害を助長するなどと批判をしている。

・読売新聞5月13日付社説
「美味しんぼ」 風評助長する非科学的な描写

なぜ、このように反発するのかといえば、それは原子力ムラが「隠したい真実」に正確に当っているからだ。
といって私が読んでもとくに目新しい情報があったわけではない。いたって当たり前のことが書いてあるに過ぎないと思う。が、そう思うのは従来から反原発の立場にあったからでもある。

ところが「美味しんぼ」というのは長く続く人気漫画であって原発に関心のない一般の読者も多い。
これまで巧みな情報操作で眠らせていたそういう一般大衆が、目覚めてしまっては困るのである。
つまり、「美味しんぼ」問題は体制の危機の芽をはらんでいるのだ。
そして、こうした場合、全力でその芽を摘みにいく=袋叩きにするのがマスメディアの仕事で、それは過去から現在まで一貫して行われてきたことである(最近では小沢一郎バッシングが記憶に新しい)。

今週の「美味しんぼ」の最終ページには「その現実を知れば知るほど、明らかになる復興の難しさ──次号、「福島の真実」編クライマックス」と予告が書かれている。
そして原作者である雁屋哲は自らのブログで「その23、特にその24ではもっとはっきりとしたことを言っているので、鼻血ごときで騒いでいる人たちは、発狂するかも知れない。」と書いている。

・雁屋哲の今日もまた
反論は、最後の回まで,お待ち下さい

おそらく今、政府や原子力ムラは次号の内容を発売前に知ろうと必死になっているだろう(※ちなみにそれは本気になれば可能で、いくつかの方法が頭に浮かぶ)。

そして私が若干危惧するのは、発行元である小学館が最後まできちんと持ちこたえられるかということだ。
ちなみにここで「持ちこたえる」とは、原作者を守れる、作品の方向性を維持できるということ。
おそらく編集の現場は大丈夫だろう。また、「美味しんぼ」という作品の貢献度から見て編集長や担当役員クラスも大丈夫だと思われるが、小学館というのは日本を代表する大出版社だけにいろいろな人がいる。

ネット上では原作者にリンチを呼びかけた人物がいたが、今後、小学館に街宣をかける右翼が出てくるかもしれないし(もっとも本当の右翼だったら東京電力へ行くはずだ。赤尾敏氏ならそうしていただろう)、さまざまな方面から圧力がかかる可能性はある。
そうなった時に「撤退」を主張する人が出てきて、その勢力が拡大すると危ないことになるわけだが、私は是非とも小学館に最後まで頑張って欲しいと思う。
なんとなれば、真実を正しく知らせることがメディアの使命であり、しかも残念ながら日本でそれができる有力媒体は大変に希少だからだ。

頑張れ小学館! 

※ちなみに「美味しんぼ」と真逆の位置にいるのが講談社の「島耕作」である。
・誰も通らない裏道(2008/06/17)
週刊朝日、島耕作のダメっぷりとSPA!の健闘

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2014/05/02

「「ゴルフで人脈」首相の交流術 芝の上なら好アプローチ」
~日本経済新聞「秦明日香」記者が書いた、読むに耐えない与太記事

以下は昨日(5月1日)の日経の政治面に掲載された「記事」である。
「秦明日香」という署名が入っているが、ぶら下がりの番記者だろうか。

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権力の鍵 「ゴルフで人脈」首相の交流術 芝の上なら好アプローチ

「初めまして、ミスターアベ。お手柔らかに」。4月13日朝、山梨県富士河口湖町の富士桜カントリー倶楽部。駐日英国大使のヒッチンズが、首相の安倍晋三に語りかけた。
 この日が2人の初顔合わせだった。日英は米国の同盟国同士であり、安全保障や成長戦略で結び付きを強めようとしている。5月1日に英首相、キャメロンとの会談を控えていた安倍は、ゴルフが英国生まれであることも計算し、初会談の舞台にあえて選んだ。
「日本の経済政策は評価できるが、集団的自衛権の議論が分かりにくいと思う」とヒッチンズ。安倍は「今度、首相に会うときにしっかり説明したい」と答えた。
 4月23日夜、安倍は来日した米大統領、オバマを東京・銀座のすし店で接待したが、ゴルフもおもてなしの小道具に使ったことがある。昨年2月、有名選手も愛用している山形市の「山田パター工房」製パターを、左利きのオバマに贈った。
 3月15日、神奈川県茅ケ崎市のスリーハンドレッドクラブ。安倍が向かい合ったのは経団連の名誉会長、御手洗冨士夫と、会長への6月就任が決まっている榊原定征だった。
 安倍政権は現会長の米倉弘昌と必ずしもしっくりといっていなかった。榊原経団連への移行は、政権と二人三脚で成長戦略を進める好機にもなる。賃金水準引き上げへの協力に加え、法人税の実効税率引き下げに向けた論議を後押ししてもらわなければならない。
 思惑通りにならないときもある。4月6日のスリーハンドレッドクラブのプレーでは意中の人に誘いを断られた。公明党国会対策委員長の漆原良夫だ。
 安倍が意欲を示す集団的自衛権の行使容認に消極的な公明党。支持母体の創価学会の信任も厚い漆原は2月に安倍の姿勢をメールマガジンで批判したこともあり、ゴルフで打ち解けた雰囲気をつくりたかった。
 結局、一緒にプレーしたのは公明党副代表の北側一雄だった。現副総理兼財務相の麻生太郎とともに、第1次政権では与党の幹事長として安倍を支えた。いまも親しい仲間だ。
「桜より芝だよ」。4月7日、首相官邸の中庭で安倍と花見をした麻生はこう語った。利害が絡む問題も、芝の上で育んだ人間関係を糸口に解きほぐすことができるかもしれない。そんな淡い期待を込めて安倍のゴルフ政治は続く。
=敬称略
(秦明日香)
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ハッキリ言おう。
こんなクソ記事を書いて恥ずかしくないのか?
こんな与太原稿を通したデスクは恥ずかしくないのか?

こんなものを書くのなら、「新聞記者」などとっとと辞めて、安倍のファンクラブを作って会報誌でも作ってろ。

たとえ自分と立場は違っても、読むに耐えうる原稿はある。
が、これは単なる与太の垂れ流しである。
いったいこの記事は何を言いたいのか? 左利きのパターをオバマに送ったら、日米関係が改善されるとでも言いたいのか?
ゴルフをやれば、集団的自衛権の行使容認に消極的な公明党が変わるとでも言うのか? だとしたら、公明党もずいぶんとなめられたものだ。

ここからわかるのは、安倍という人間はつまりそういうレベルの人間であり、この記事はそれを批判の対象にするどころか、好意的に書いておだてているわけだ。
おそらく秦明日香記者は、「安倍が喜ぶだろう」と思ってこの記事を書いているだろうし、現に安倍は喜んでいるのだろう(以上は推測であるが、間違いないと確信している)。

ま、日経の政治面など最初から期待していないが(期待しているのはスポーツ面の記事だけ)、それにしても堕ちるところまで堕ちたとはこのことだ。

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