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2013/05/28

橋下徹の「飛田新地顧問弁護士問題」
職員の刺青調査、君が代の強制をしておきながら「捜査機関に処罰されないから問題ない」で済まされるのか

以下は本日の「facebook版 誰も通らない裏道」の転載です。

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橋下徹がかつて飛田新地の料理組合の顧問弁護士をしていたことが明らかになりました。この飛田新地という場所は、ご存知ない方も多いと思います(とくに大阪周辺以外の人)。
私が「飛田」を知ったのは、梁石日さんの代表作である『血と骨』を読んだ時でした。
で、、、実は私は飛田新地へ行ったことがあります。
といっても、もちろん客として行ったわけではありません。
「週刊宝石」の編集部に非常に短期間ですが在籍していた時、『血と骨』に出てくる大阪の街を梁さんと一緒に歩くというグラビア連載を企画・担当したのです(当時のタイトルは「大阪曼荼羅」)。その取材で、梁さん、カメラマンと一緒に飛田にも行きました。
私はその時まで、飛田新地がいまでも形としての残っているということを知らなかったのですが、実際に行ってみてビックリしました。
小説に出てくるような遊郭が、まるで映画のセットのようにそのままあり、しかも営業しているのです。店の上がり框に女性が一人で座っており、隣にいる中年以上の女性が客引きをしています。
当時(2000年)は今のように高性能の小型デジタルカメラというものはありませんでした。
しかも定期的に監視のクルマが巡回しています。したがって、この街で撮影をするのは非常に難しいことで、見つかりでもしたら大変になるということは梁さんもカメラマンも言っていました。
結果、梁さんに飛田の通りを歩いてもらって、それを街の端から超望遠で撮影したのがこの写真です。
それでも「なにやらおかしい」というのはわかったらしく、店から一斉に女性が出てきて道路に水を撒き始めたので、早々に撮影を切り上げたものでした。

ジャーナリストの田中良紹さんは、「日本では犯罪を見逃すことで、しかしいつでも逮捕できるという状況が作られている」と言っています(道路の制限速度などもその典型)。
橋下徹は、外国特派員協会での会見で、田中龍作氏の質問に「違法なことがあれば、捜査機関が来て処罰されます」と答えたそうですが、実際は違法性を認識した上で、警察と折り合いをつけたり、また客、あるいは雇っている女性とのトラブルに料理組合側の立場から関与して対処をしていたのでしょう。
私はそういうことをしている弁護士がいるのは仕方がないと思いますが、そういう人物が大阪府、あるいは大阪市という行政の長であるとなると話はまったく別です。
行政の長となれば、その人権感覚、リーガルマインドを厳しく問われるのは当然のことで、「捜査機関に処罰されていないのだから問題ない」という認識は、「処罰されなければ何をやってもいいのか」という次なる問いかけに続かなければらないと思います。

橋下徹は大阪市の職員の刺青の有無を厳しく調べましたが、世の中に刺青をしてはいけないという法律はないわけで、まったく違法性はありません。もちろん市の職員として、市民の見える箇所に刺青があるのであれば問題だと思いますが、誤解をおそれずに言えば、普段見えない箇所に刺青を入れるのは個人の自由だと思います。
あるいは、君が代の斉唱問題についても、これは歌わなくてもまったく違法性はありませんし、なにしろ今上天皇が御自ら「強制はよくない」とおっしゃられております。

にもかかわらず職員や教員に対しては法律を超えた価値観を強要し、一方で自らは「捜査機関に処罰されない限り問題はない」という認識で行政の長が務まるのでしょうか。
私は一刻も早く辞任すべきだと思います。

・田中龍作ジャーナル
橋下氏会見 海外メディア不満「明確な回答なかった」、失笑もれる
http://tanakaryusaku.jp/2013/05/0007176

・ぽぽんぷぐにゃんラジオ
橋下氏の飛田新地の顧問弁護士の経歴について。

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