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2011/03/30

東京電力福島第一原発事故について 〜 その1 圧倒的少数派

実に久しぶりのブログ更新となってしまった。
原子力発電というものにかねてから重大な懸念を持っていた人間としては、今こそいろいろな情報を出していかなければならないのはわかっているのだが、、、

まず、最初に書いておくと、私はとくにどこかへ避難したわけではなく、埼玉県南部の地に留まっている。最初は春休み中だけでも妻の実家へ子供を連れて行こうか、、、とも思ったのだが、この妻の実家の場所というのが浜岡原発から30キロぐらいの場所に位置しており、果たしてそこへ行くことがリスクの回避になるのか判断がつかなかった(11日以降、静岡でも比較的大きな地震があったことも影響した)。
そうしたなか、とくに震災から最初の1週間は、恥ずかしながら相当にうろたえた。
地震とともに原子力発電所の問題が出てくることはまことにもって想定内のことであったが、それでも現実に原子炉が爆発する映像を見ると、心の底から恐怖を感じて慄然とした。
1週間ほどは、やらなければならない仕事もまったく手につかず、ただひたすらネットの情報を見続け、親しい友人と「どうしたらいいのか」という相談もした。
また、幼い子供と妊娠中の奥さんを持つ若い友人からは、「関西方面へ家族を移そうかと考えているのだが、、、」という相談を受けた。私は彼にアドバイスをできるような立場ではない。したがって、「これはあくまで個人的な考えで、いろいろな人に意見を聞いて最終的に自分で判断して欲しい」と前置きをつけた上で、「もし、家族を移せる場所があり、しかも金銭的な負担もなんとかなるのならば、そうした方がいいのではないか。何もなければそれでいい。しかし何かあったら必ず後悔する。子供と身重の奥さんはセーフティファーストを最優先するべきではないか、、、」。
結果的に彼は家族を関西に移した。その決断をした時に親族の中には「テレビで安全だと言ってるから心配しすぎじゃないのか?」と言った人もいたという。しかし、そのテレビは長らく「原子力発電がこのようなことになることは絶対にない」と言ってきたのである。で、あれば、そのような言説を信じること自体がナンセンスである。そして案の定、それからしばらくして、これも想定されたことだが、首都圏でも飲料水の問題が出てきた。

さて、ここまでお読みになっていただいた方はおわかりの通り、その文章は相当にグダグダである。ま、それはいつものことだが、この続きもいつにもましてグダグダで脈絡がなくなるはずだ。この点については、それだけ私が現在も動揺しているということでお許しを願いたい。ということで、これから先は話の脈絡は無視して、頭に浮かんでいることを細切れに書いていこうと思う。

この1週間ちょっとの間、頭の片隅からずっと離れない言葉がある。それは「圧倒的少数派」という言葉だ。これは元東芝技術者の後藤政志氏が、CSで放送している愛川欽也の番組に出演した際に使った言葉である。この番組で愛川欽也は「原子力発電がこれだけ危険なものだということを技術者たちは認識していなかったのか?」というような質問を後藤氏にした。すると後藤氏は「自分は設計のグループ長をしていたが、部下も含めてこのような過酷事故はありえないと言っていた。したがって自分のような人間は圧倒的な少数派でした」と述べた。

 圧倒的少数派

この言葉は私の心に深く印象に残った。そうえいば、原子力関連の本を読めば読むほど、そして政治とメディアと原子力産業の癒着を知れば知るほど、これだけ危険だということが素人でもわかるのに、なぜ多くの人が「原子力をやるのは仕方がない」と思っているのかが不思議であった。親しい友人であっても、こと原子力の問題になると、「この人は反原発」というレッテルを貼られていたような気がする。そして、私のような人間は圧倒的な少数派であり、時には嘲笑されたものである。
しかしながら、その圧倒的少数派が懸念していた重大事故(シビア・アクシデント)が現実に起きた。人知の及ばない放射能による影響が千年、ことによると万年単位で続くという意味で、歴史に残る重大な事故であり、それは通常の戦争によって起こる殺戮とはまったく異なる、しかしながら史上稀にみる災害規模になるだろう可能性が依然として高い。
にもかかわらず、、、
この国においては、それでもやはり圧倒的少数派は依然とし少数派のままである。そうしてテレビでは、「ただちに健康に害は及ぼさない」だの「この程度の放射能は大したレベルではない」という御用学者の言説が垂れ流され、果ては「放射能による被曝は、百姓に土がつくようなもの」と言い放つ人物まで登場する次第である。ちなみに、この発言をした石川迪夫という人物の役職名は「日本原子力技術協会理事長」であることを是非、記憶されたい。

原発が過酷な状況に陥って以来、東京電力や原子力保安院が日々、会見を行っている。ま、どうしうもない内容だが、それにしてもここでの記者と東電や保安院のやり取りは、いま日本人にとってもっとも重要なニュースであると思う(東電や保安院のデタラメぶりを知るというだけでも)。
ところが、この会見を生中継で放送する地上波のテレビ局はない。したがって私はいつもニコニコ生放送か岩上安身氏のUST中継を見ている(もう一つ、私がテレビということで唯一評価するのは、CSで放送されているTBSニュースバードである。この番組は会見があると随時、そちらに切り替える)。
これに限らず、まともな情報がマスメディアにはほとんどないというのは、これまた想定された事態ではあるが、まことにもって驚くべき事態である。
しかも、そうした状況の中で、岩上安身氏がフジテレビから、鳥越俊太郎氏がテレビ朝日から、それぞれ姿を消す。TBSラジオでは上杉隆氏が降板する。まあ、マスメディアのほとんどが腐りきっていることはわかっていたが、その惨状は目を覆うばかりである(ただし文化放送は吉田照美、大竹まことなどの充実が目立っている)。

やはりグダグダと長くなってしまった。
今回のエントリーの最後に、東京電力について書いておく。
私はかねがね、この会社は日本一の不敬企業であり、国賊企業だと思ってきた。
その東電の連中、そして他の電力会社、原子力関連企業や御用学者は口を揃えて「今回の地震は想定外であった」と言っているが、大ウソである。
なんとなれば、この事態を想定していた学者や国会議員はいるのだから。
つまり、彼らはこのような事態を無視していたにすぎない。なぜなら、それを考慮に入れてしまうと桁違いのコストアップになってしまう、、、どころか原子力発電そのものが不可能になってしまうからだ。
私が原子力発電に反対して来た理由は、突き詰めれば一つしかない。それは原子力発電の場合、絶対に安全でなければならないが、その絶対を確保することは不可能だということに尽きる。原子力発電の場合、事故の確率論など意味はないのである。なぜなら、事故を起こしてしまえば破局しかないのだから。
東京都知事は「それでも自分は原発推進派だ」と言ったそうだ。その理由は「原発がないと経済が立っていかないから」だという。福島でこれだけの事故が起きれば、もうこの時点で日本の経済は深刻なダメージを受けて「立っていけなくなる」ということが、この人には理解できないらしい。
誤解を恐れずに言えば、、、
今回の地震による被害に原発事故が含まれなければ、復興は十分に可能だった。もちろんこの地震、津波によって亡くなった方々には哀悼の意を表さずにはいられないが、しかし地震という自然災害を避けて通ることは難しい。だが、自然災害というのは回復が可能な災害しかもたらさない(もちろんそれには長い年月がかかるが)。ところが、放射能による災害というのは、復興をきわめて難しいものにする。なにしろ、一度、事故が起きてしまえば、その付近に住むことすらできなくなるのだから。しかも、これだけ事故の規模が大きくなれば、首都圏への影響だって避けられず、放射能の影響が出始めれば関東圏の地価だって下がるだろう。となれば、これはもう経済的にも一大事である。
とはいえ、、、
いまはこの事故の規模をできるだけ小さくすることに全力集中するしかない。
そこで話を東京電力に戻すと(本当にグダグダで申し訳ありません)、私はこの事故を想定しなかった連中に、事故後の後始末を託すということに、そもそも巨大な「?」をつけざるを得ない。
どう考えても、こういうこともあり得ると考えていた人々に、この事故に関する解析と対策を講じてもらった方が、最悪の中でも結果は少しは良くなると思うのだがいかがだろうか。
というか、そもそも私に言わせれば東京電力はオウム真理教すら足下にも及ばない、巨大な犯罪者集団であって、少なくとも経営者は即刻、逮捕するべきなのである。
その上で、東京電力を政府の監視下において、いま現在、社内でやっている原発対策のすべての会議に第三者を入れるべきだろう。

あまりにもグダグダで、かつ長くなってしまったので、稿を改めます。
本日中に、できればもう一つエントリーを書きたいと思います。

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2011/03/18

広瀬隆出演 〜 ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」

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2011/03/15

『原発事故……その時、あなたは!』について

私がPDF化した『原発事故……その時、あなたは!』について、この一部分とはいえPDF化したのは、私の判断であって版元である風媒社様の了承はとりませんでした。
いま、そのことに気づき(元編集者でありながら恥ずかしいかぎりですが)、風媒社さんにご連絡いたしました。
底本は↓のとおりです。

いまや全国民が必読の書だと思います。
是非、ご一読をお願いしたい次第です。
また、風媒社さんにおかれましては、一人でも多くの人に同書が届くように、なんらかの手だてを講じていただきたいと勝手なからお願い申し上げます。

※なお、同書の部分PDF化に関する著作権侵害については、すべて当ブログ主である私に責任があることを付け加えさせていただきます。

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2011/03/13

【再掲 】「放射能から身を守るには」 PDF版

前回、アップした『「放射能から身を守るには」 PDF版』に抜けページがあることがわかりました(P.111-112。ご指摘ありがとうございました>tt283様)。
ということで再アップをいたします。

【書誌情報】
書名:『原発事故……その時、あなたは!』
著者:瀬尾健
出版社:風媒社
初版情報:1995年6月10日 第1刷
底本情報:1995年8月15日 第2刷
ISBN-4-8331-1038-5

以下のPDFはその『防災編 「放射能から身を守るには」』です。

放射能から身を守るには

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『原発事故……その時、あなたは!』~ 「シミュレーション――原発事故が起こったら」PDF版

著者の瀬尾健氏は元京都大学原子炉実験所助手で故人。
このPDFは瀬尾氏の著書『原発事故……その時、あなたは!』の冒頭にある「シミュレーション――原発事故が起こったら」の福島第一6号炉、福島第二4号炉の事故シミュレーションのPDF版です。

【書誌情報】
書名:『原発事故……その時、あなたは!』
著者:瀬尾健
出版社:風媒社
初版情報:1995年6月10日 第1刷
底本情報:1995年8月15日 第2刷
ISBN-4-8331-1038-5

原発事故が起こったら

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「放射能から身を守るには」~4

PDF版をアップしましたので、一度、PG版を削除しましたが、リンク先に負荷がかかる可能性もあるので、再度、JPG版をアップします。

【書誌情報】
書名:『原発事故……その時、あなたは!』
著者:瀬尾健
出版社:風媒社
初版情報:1995年6月10日 第1刷
底本情報:1995年8月15日 第2刷
ISBN-4-8331-1038-5

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「放射能から身を守るには」~3

PDF版をアップしましたので、一度、PG版を削除しましたが、リンク先に負荷がかかる可能性もあるので、再度、JPG版をアップします。

【書誌情報】
書名:『原発事故……その時、あなたは!』
著者:瀬尾健
出版社:風媒社
初版情報:1995年6月10日 第1刷
底本情報:1995年8月15日 第2刷
ISBN-4-8331-1038-5

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「放射能から身を守るには」~2

PDF版をアップしましたので、一度、PG版を削除しましたが、リンク先に負荷がかかる可能性もあるので、再度、JPG版をアップします。

【書誌情報】
書名:『原発事故……その時、あなたは!』
著者:瀬尾健
出版社:風媒社
初版情報:1995年6月10日 第1刷
底本情報:1995年8月15日 第2刷
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「放射能から身を守るには」~1

PDF版をアップしましたので、一度、PG版を削除しましたが、リンク先に負荷がかかる可能性もあるので、再度、JPG版をアップします。

【書誌情報】
書名:『原発事故……その時、あなたは!』
著者:瀬尾健
出版社:風媒社
初版情報:1995年6月10日 第1刷
底本情報:1995年8月15日 第2刷
ISBN-4-8331-1038-5

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「放射能から身を守るには」 PDF版

【書誌情報】
書名:『原発事故……その時、あなたは!』
著者:瀬尾健
出版社:風媒社
初版情報:1995年6月10日 第1刷
底本情報:1995年8月15日 第2刷
ISBN-4-8331-1038-5

以下のPDFはその『防災編 「放射能から身を守るには」』です。

2011年03月12日22時40分29秒

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2011/03/12

『原発事故……その時、あなたは!』より

以下は京都大学で原子炉実験所助手だった故・瀬尾健氏が書いた『原発事故……その時あなたは!』という本に出ている福島第一6号炉、福島第二4号炉が事故を起こした場合のシュミレーションです。

【書誌情報】
書名:『原発事故……その時、あなたは!』
著者:瀬尾健
出版社:風媒社
初版情報:1995年6月10日 第1刷
底本情報:1995年8月15日 第2刷
ISBN-4-8331-1038-5

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【!!!緊急!!!】福島原発の事故について

このたびの地震で被災されたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
さて、福島県の原発においては、従来より私が危惧していた最悪の状況になる可能性も捨てきれません。
原発の場合、その被害は発電所周辺のみならず、日本の広範に渡ることを念頭においていただきたいと思います。
被災された方の場合、戻る家がないことがもっとも心配ですが(原発震災)、基本的には風向きが重要で、とにかく風上にいくことが大切です。
しかし、第一義的に、もし建物の中にいることができるならば、そのままの状態で、できるだけ気密が保てるようにしておくことが大事だと思います。
また、お子様についてはマスクなどをすること。絶対に外には出さず、大事な用件はできるだけ年長者に託すことにしてください。
最悪の事態にいたった場合、その年長者の方も、外から室内に戻る時には室内に戻る前に服を脱ぐことも重要です。

いま、TBSラジオでは福島第一原発で炉心溶融の可能性が高いといっています!

電力会社の発表は、依然として過小評価している可能性が高いので注意してください。

とりあえず、状況がわかり次第、また更新していきます。


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2011/03/05

違和感

******
 ふるさとは「日本」、祖先の地は「韓国」、そして、多くの親戚が祖先の地とは遠く離れた「北朝鮮」へ流れていきました。

 母語は、東京方言。
 韓国語は生活ができる程度の耳言葉。
 米国と英国以外では通じる英語。
 北京以外ではまったく通じない北京語。
 それでも世界は回れます。

 税金は日本人と同じ。
 その他の社会的な負担も、すべて日本人と同じ。
 しかし、選挙権もなければ、公務員への道も一部を除いて閉ざされています。
「在日」独自の教育をするという意味での教育権も認められていません。
 権利は、二級市民です。

(中略)

 夢は……。
 私が育った東京の下町で、旧植民地の臣民であった在日のハルモニと、旧宗主国の戦争遺族のおばあさんが、ともに心静かに豊かな老後を送れるようにすること。
 朝鮮のハルモニたちはキムチを食べ、日本のおばあちゃんはぬかみそ漬けを口にし、ときどき交換したりする。誰のご飯も食べやすく柔らかくなっていて、介護をする人は、男も女もいて、韓国語の話せる人や東北語の話せる人、ウチナンチュ(沖縄人)のことばが話せる人、手話で話せる人など、いろいろな人がいる。
 ……そんな社会をつくることです。

辛淑玉著『在日コリアンの胸のうち』(光文社)
「まえがき」より
******

私は前原誠司という政治家が大嫌いである。この男が「国民的な人気がある」と書いていたメディアがあったが、そのようなことはまったくもって信じられないし、もし前原が次の総理大臣になるというのなら、この国から逃げたしたいとすら思う(もちろんそんなことは現実的には不可能だが)。したがって、この男が失脚するのは大歓迎である。

そんな前原に「誠司とカネ」の問題が浮上した。競馬予想会社から政治献金を受けていたという。今日はそのことを書こうと思っていた。というのも、競馬予想会社については、私も広告営業をやっていた経験から少し知っていることがあるからだ。
すると昨日になって↓のようなニュースが流れた。

******
前原外相、外国人からの献金認める
TBS系(JNN) 3月4日(金)19時0分配信

「あなたは大臣どころか、国会議員の資格がないということですよ。分かってるんですか!」(自民党 西田昌司参院議員)
 激しい口調で詰め寄る自民党の西田議員。4日、前原氏に新たな「政治とカネ」の問題が浮上しました。それは外国人からの政治献金です。
「在日(外国人)の方の場合は『選挙運動してはいけない』とか、『お金もらってはいけない』などあるが、そういったことはしていないか」(自民党 西田昌司参院議員)
「献金を受けておりました。返金をして収支報告書を訂正したい」(前原誠司外相)
 政治資金規正法では、外国人からの寄付を受けることが禁止されています。しかし、前原氏の政治団体(「まえはら誠司後援会連合会」)の政治資金収支報告書には、外国人とされる人物が2007年と2008年に5万円ずつ、あわせて10万円を献金していると記載されていました。
 西田議員が指摘した人物に話を聞きました。
「(Q.国籍は?)韓国や、在日だって言うてるやん。(Q.2回、5万円ずつ寄付?)そうそうそう」(献金した女性)
 女性と前原氏は旧知の仲。30年以上の付き合いになるといいます。
「ポスター貼りに行ったり 『前原頼むで頼むで』と言うだけ。『前原のナンバーワンの営業マン』 と言っている。それだけ、うちは何も頼むことはない」
「(Q.外国人の献金は違法の可能性も?)知らんわ、そんなもん。それは気持ちでやっているだけで」(献金した女性)
 女性は外国人が献金することが法律違反であることは知らなかったといい、「これからはしない」と話しました。
 総務省の担当者は、故意に政治資金規正法に違反した場合、罰則として立候補が出来ない「公民権停止」の対象になると答弁しました。
「外国人から継続してもらっているんですよ。あなたは大臣どころか、国会議員の資格がないということ。責任取って辞任すべきじゃないですか」(自民党 西田昌司参院議員)
 これに対し前原氏は・・・。
「全体像を把握してから判断をした方がいいと思います」(前原誠司外相)
 会見を開き、釈明した前原氏。
「献金をいただいているということについては認識していなかった」(前原誠司外相)
 こう語りましたが、問題の責任は自らにあると陳謝しました。
「誤記入とか、あるいは外国人から献金があったとか全て私の責任。」(前原誠司外相)
「外務大臣としての資質、または国会議員としての姿勢、ただされなければならないだろう」(自民党 石原伸晃幹事長)
 一方、新たな閣内のトラブルを抱え込むことになった菅総理。4日、内閣不信任案が可決された場合には、解散を踏み切る可能性があるという考えを示しました。
「解散するつもりはありませんけども、憲法上のルールで何らかの選択を迫られることがあった時は、それは憲法上のルールにのっとって行動するということを申し上げた」(菅首相)
 閣内の揺らぎは、今後の政権運営にも大きな影響を与えそうです。(04日23:48)
******

前原は「焼き肉屋を経営されている方だと思います。政治の世界に出るようになってからは一生懸命に応援をしていただいております」と言っているという。
これ以上、詳しい事情はわからない。そして、これは確かに法律違反なのだろう。
だが、、、
私はこの件に関しては、どうしても違和感を感じるのである。
焼肉店を経営しているこの方は、おそらくきちんと納税もしているだろう。そうして、旧知の政治家にたかだか年間5万円を寄付することが政治資金規正法違反だというなら、そういう法律の方が問題なのではないのか。こんなことで、「政治家としての資質」云々が問われなければならないのか。
断っておくと、私は前原という人物のこれまでの政治家としての行動や発言から、その資質には大いなる疑問を持っているし、競馬の予想会社から、しかも脱税をしていた会社から政治献金を受けるのは相当に問題があると思う。
だけど、、、
昔から知り合いの在日の人から少しばかりの寄付をもらい、それを収支報告書に記入していたことが議員生命に関わるほどの大問題だというのなら、私はそういう社会は嫌だ。

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2011/03/02

原発広告とメディアの関係

私は普段からテレビをあまり見ないので、お笑いというものには疎いし、そもそもほとんど興味はない(落語は別)。そんななかで「浅草キッド」については、時々、伊集院光のラジオにゲスト出演しているのを聴いて悪くない印象を持っていたのだが、、、

2月中旬から、中国電力が上関原発(建設計画が発表されてから30年近くがたっている)の工事を強行しようとして、反対派の住民の抵抗が続いている。その様子はUSTREAMでも生中継され、私も時間がある時には見ていた。
当ブログでは再三再四表明しているが、私は原発には断固反対であって、およそ電力会社ほどのタチの悪い企業というのはないと思っている。
で、まあ、今日は原発の是非論について書くつもりはないので本題に入ると、、、

昨日、コンビニで「週刊現代」を立ち読みした。
私は週刊誌に限らず、雑誌を見るときには広告営業時代のクセで、どうしても先に広告に目がいってしまう。まず表2、表3、表4(いわゆる特殊面)の広告銘柄をチェックし、それからパラパラと中の広告を見る。
今週の週刊現代の特殊面は相当に厳しく(これは他の男性週刊誌もまったく同様だが)、また中面の広告も媒体社が望むような金額がとれていそうな銘柄は一つだけという印象だった。
そんななか、目についたのが「浅草キッドが行った!見た!聞いた!! 原子力発電所最前線」と題された東京電力のカラー3ページのタイアップ広告で、内容は浅草キッドの二人が柏崎原発を見学に行って所長と対談するというものだった。しかも2号連続企画とのことである。

雑誌の広告営業にとって、タイアップ広告を作る仕事は非常に大事、かつ面倒くさい。雑誌広告はただでさえ厳しい状況だが、さらに近年、クライアントのタイアップ志向が強い。つまりクライアント自身が製作した純広告(媒体社は極端に言えば、指定された条件通りに印刷すればいい)を出稿するのではなく、それぞれ雑誌にあった1回限りの記事風のタイアップ広告を出稿する傾向が強くなっている。
その場合、あるクライアントでタイアップが決まると(その前段階で他社との企画提案合戦に勝たなければならないが)、まず、広告代理店を間に入れてクライアントと打ち合わせをする。その打ち合わせをもとに、ページを実際に作る担当者(その雑誌の編集者であったり、タイアップを作る専門の部署の担当であったり)にラフを描いてもらい了解を得る。OKが出たら取材、撮影をする。そしてタイアップページを作り、それをクライアントにチェックしてもらい、直しを入れてもらう。そのやり取りを何回かした後に校了、発売となるわけだが、この過程にトラブルの種がゴロゴロ転がっており、コトが最初から最後までスムースに進むことはまずない。しかも、雑誌が発売された後も大トラブルが勃発することすら少なくないのだから、タイアップ広告というのは媒体社の広告営業マンにとってまことにストレスの多い代物だ。
そんなタイアップ広告の仕事のポイントの一つは起用するタレント、モデル選びである。
女性ファッション誌であれば、その雑誌の専属モデルを使う、使わない、、、という話になるわけだが、この週刊現代のようなケースでは、まずどのタレントを使うか?というところから話をしているだろう。
ちなみに、私の感覚では「浅草キッド」というのは尖ったところのある芸人だけに、通常の広告に起用する場合はリスクが大きい部類のタレントに入ると思う。
ただ、このケースではテーマが原発であるので、逆に「こういうタレントでも原発推進派なのか」と読者にアピールすることができ、「浅草キッド」が持つ広告面でのネガティブなイメージを逆手に取ることに成功している。
実際、タイアップの誌面ではスーツを着込んでかしこまった二人が、柏崎原発の所長を相手にヨイショをしまくっており、また水道橋博士は「ボクは原発については危険だと思っていたけど、今日見て安心しました、、、」というようなことも言っていて、クライアント的には満足できる内容だろう。

一方、週刊現代(講談社)の側も東京電力という広告業界では最優良クライアントからの出稿なのだから、金銭的にも満足できる額であることは間違いなく、苦しい広告予算の中、まさに干天の慈雨、東京電力様々だろう。
週刊現代は出版不況のなかで、ここ数年、非常に部数を伸ばしたのだが、その一つの大きな要因は激しい小沢バッシング、あるいは鳩山政権バッシングだった。もちろん他誌も同様だったが、なかでも週刊現代の叩き方には迫力があった。私はその内容には同意しかねるが、しかしとにもかくにもそれで部数を上げたこと自体は大したものだと思う。
しかし、そのように激しく政権を叩く週刊現代も、こと原子力発電についてはもはや何も書けない。電力会社がどんなにデタラメをやろうとも、ひたすらスルーするか、あるいは電力会社の言い分をそのまま載せるかのどちらかしかできないだろう。

ここ最近、雑誌を立ち読みしてみると、電力会社、あるいは電事連の出稿が非常に目につく。ま、単純に他の広告が減っているから目立っているのであって、雑誌に対する出稿金額が増えているのかどうかはわからないが、しかし少なくとも電力会社が雑誌にまだまだお金を投下していることは間違いない(しばらく前には週刊朝日にも出稿していたと思う)。
そしてこれは値崩れが激しい雑誌広告業界にとっては悪くない、、、どころか非常にいい話で、電力会社の出稿がない媒体社は当然、「ウチもあのタイアップを取れないのか? どうやったら取れるんだ?」となるだろう。
こうなってくると、原発を取り巻くさまざまな問題、これこそ本来、ジャーナリズムが取材して掘り起こしていかなければならない問題を広告出稿がない会社までが書けなくなる。

電力会社にしてみれば、雑誌(テレビ、新聞、ラジオも同様だが)に定価で広告を出しても(そのようなクライアントは、もはやあまりいない)、その見返りとして自分たちを批判する勢力を押さえ込むことができ、事故や不祥事が起きた時にも報道を都合のいいようにコントロールできるのならば、これはお安い投資といえるだろう。しかも、浅草キッドのような、ちょっと危ない芸人も、こういう形でお金を渡せば、原発をネガティブなネタに使うことは絶対にないし、他の芸人も「ああいう仕事もあるのか、、、」と意識するかもしれない。
一石二鳥とはこのことだ。

そして残念ながら、、、
この電力会社の意図をメディアの側から断ち切ることは不可能である。

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合掌 与那嶺要氏

元中日ドラゴンズ監督の与那嶺要氏が亡くなったという。

与那嶺要氏死去、85歳=首位打者3回、中日優勝監督―プロ野球

名古屋とはまったく関係のない(ナゴヤ球場にもナゴヤドームにも行ったことがない)私が、熱烈なドラゴンズファンになったきっかけは、昭和49年に巨人のV10を止めたからだった(元号は嫌いだが、これだけは昭和で表記しないとしっくりこない)。
当時、中学1年。物心がついた時からプロ野球は巨人が優勝するものだと思っていた。その強くて、しかも大嫌いな巨人の連覇を止めたドラゴンズに私はすっかり魅せられた(当時から筋金入りの読売嫌い(爆笑))。
その当時の監督が与那嶺要氏で投手コーチ(ヘッドも兼任していたかな)は故・近藤貞雄氏だった(それから8年後にセリーグ優勝した時の監督がこの近藤氏で、私は横浜球場で優勝をかけた横浜大洋3連戦をすべて観戦、近藤監督の胴上げを自分の目で見た)。

与那嶺要氏のご冥福を心よりお祈りいたします。

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