« 2011年1月 | トップページ | 2011年3月 »

2011/02/25

人間失格 ~ 渡部恒三は議員辞職して会津に帰れ!

本日の日経によれば、先日、民主党会派離脱を表明した16人の衆議院議員について、こう言い放った人物がいるそうだ。

「どうせ当選するはずないということで比例名簿に載せた人たちだ。あの人たちは政治家ではない」

発言の主は、「知能指数皆無にしか見えない福島県の恥さらし」、「腐敗し切ったクソまみれの肛門」((C)憂き世の日々に埋もれて、たまには温泉へ 様)こと、渡 部 恒 三 である。
このような差別的発言をする人物は政治家どころか人間失格であって、即座に議員辞職をして故郷の会津へ帰るべきだ。
そもそも、比例区の名簿登載下位だろうがなんだろうが、当選したからにはみな立派な政治家である。もちろん、なかには立候補時点では当選圏内に入ると思わっていなかった人もいるかもしれない。だが、彼らは当選した。なぜか? 国民が民主党に期待して投票したからである。その熱き思いによって浮上した。
その意味で、国民から改革への熱い期待を託されたのはむしろ彼らであって、その時々の政治状況に関係なくガッツリと地盤、血縁に守られて小選挙区で当選してくる議員や、固い組織票に守られている議員ではない。つまり、彼らこそが、2009年衆議院選挙における民主党圧勝、政権交代のシンボルなのだ。
その、16人の議員を「政治家ではない」と断じたのであれば、それは国民に対する挑戦、挑発である。
肛門さん、そのことをわかっているのかい? ま、わかっちゃいないだろうね。なにしろ会津高校の同級生だった小室直樹先生も「あいつはバカ」と言ってましたからね。

もう一つ、この人物に聞きたいことがある。ことあるごとに、小沢一郎のことを「起訴されたんだから悪人だ」と罵倒しているが、だったらあんたのかつての親分の田中角栄も同じ論理で「極悪人」ですわな。
私が政治記者だったら、イの一番に「先生の論理でいくと、田中角栄は極悪人ということでよろしかったでしょうか?」と質問するけどね(笑)。ま、そんな記者はマスメディアには一人もいないんでしょうね。
まったくもって、政治もメディアもひどい状況で、まさに小室直樹先生が言うところのアノミーである。
しかし、それでも私は、「今は日本の権力構造がガタガタと壊れ始めている時」と楽観視している。


| | コメント (3) | トラックバック (0)

2011/02/23

朝日新聞 〜 脈々と流れる戦争加担者のDNA

******
 ソーシャルメディアが成長していくと、誰が被害を受けるのか?
 その問いかけに答えるとしたら、真っ先に影響を受けるのは、新聞に代表されるマスコミと前掲の広告代理店の類だろう。それを彼らはよく知っている。だからこそ、広告代理店とは切っても切れない縁をもっているマスメディアは、宿敵となるソーシャルメディアに対して、最高の武器を行使しなければならなくなる運命にある。
 すなわち、先に述べた「黙殺」だ。

『ソーシャルメディア革命 〜 「ソーシャル」の波が「マス」を呑み込む日』より


******

ここ最近、朝日新聞の社説ばかり取り上げてウンザリなのだが、、、
今日の朝日新聞の社説2本を見て、私は「ああ、やっぱりこの会社には戦争加担者のDNAが脈々と流れているんだナ」と思った。
以下はそのタイトル。

・予算関連法案―国民益を考え、歩み寄れ
・小沢氏処分―真の区切りとするために

今日もまた“小沢叩き”、そして“野合のススメ”である。
嘘も百ぺん言えば真実になる。洗脳の基本は、徹底的に繰り返すこと。
この新聞社(ま、他の新聞、テレビもほぼ同様だが)のやっていることは、「小沢はカネまみれの古い体質の、かつ悪い政治家であること」を徹底的に刷り込むことで、「国民の生活が第一」という2009年の政権交代の大義を叩き潰すことだ。
上記の社説「予算関連法案―国民益を考え、歩み寄れ」では、「日本経済はようやくデフレ脱却に向けて薄明かりが見えてきた。この肝心な時に、政治が足を引っ張っているのは情けない。日本経団連の米倉弘昌会長が記者会見で『国民のために何もしない。給料泥棒のようなものだ』と嘆いたのも、もっともである。」とTPPと消費税増税の積極推進を目指す経団連会長のセリフを引用している。
この社説につけるべきタイトルは「予算関連法案ー既得権益を考え、野合しろ」とするべきだろう。
ジャーナリズムの役割は権力をチェックすることだとはよく言われるが、日本のマスメディアは実は一貫して権力の一部だった。それは第二次大戦以前も以後もまったく変わることはなく、朝日もまた然りである。
その意味では、星浩なんぞというのは、まさに朝日のDNAを正しく継承している正統派朝日人ということになるのだろう。

今、日本人は中東で起きている革命を見ながら、「独裁国家もネットの力によって崩れ始めたんだな。中国はどうなるんだろうな」などと思いつつ、しかしやっぱり依然として他人事である。なぜなら、ほとんどはの日本人は、自分たちは民主主義国家にいると思っているから。
しかし、当ブログでは繰り返し主張しているが、実は日本ほど高度に洗練された独裁国家、国民が権力(&アメリカ)によっていいように食いものにされている国はない。
しかしながら、さしものこの日本独自の超独裁にも綻びが見え始めているのもまた事実だ。その原動力となっているのが、ソーシャルメディアの力である。
マスメディアもその力に気づき、危機感を持ち始めたからこそ、これまで仮面の下に隠していた本性を露にして、狂ったようなプロパガンダを繰り広げているのだと私は思っている。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011/02/21

「お笑い朝日新聞」の断末魔(笑)

いやはや、、、
朝日新聞の病、いよいよ篤(あつ)しの感が深い(爆笑)。

2011年2月21日付社説。
******
小沢氏流を超えて―「政局」政治から卒業を

 日本政治の病、いよいよ篤(あつ)しの感が深い。
 政策の立案決定や遂行よりも、権力の争奪をめぐる永田町のなかの抗争、いわゆる政局にかまける病である。
 民主党の小沢一郎元代表に近い議員16人が同党の会派からの離脱を表明し、党内では菅直人首相の退陣論が公然と語られ始めた。これに対し首相は衆院解散に含みを持たせ、対抗する。
 新年度予算案審議の真っ最中である。予算関連法案の成否はきわどい。社会保障と税の一体改革に目鼻をつける作業は待ったなしだ。
 そんな時期に、与野党あげて「政局」政治に没頭している余裕は、いまの日本にはない。
 「小沢」か、「脱小沢」か。20年来の日本政治を枠づけてきた対立構図が、今回の局面の底流にも横たわる。これを清算することなしに、政治の病が癒えるとは考えにくい。
 小沢氏流の政治とは何かを、改めて見つめ直さなければならない。

■めざすは「権力集中」
 小沢政治を解剖する道具とすべき言葉は、やはり「権力」だろう。
 小沢氏は「政治改革」を主導した。何のためか。1993年に出した「日本改造計画」冒頭に、「迷惑な『指導力の欠如』」という項目がある。
 それによれば、日本は「小さな脳しか持たない恐竜」である。脳、つまり指導者の指示ではなく、手足やしっぽが互いに調整し、一挙手一投足を決める。それが日本政治だというのだ。
 湾岸危機の際、自衛隊海外派遣を、政府内の異論や野党の抵抗に阻まれていた。意思決定の仕組みを変え、権力を最高責任者に「民主主義的に集中」しなければならないと説く。何より迅速な「決断」を可能にすることが、小沢氏の政治改革だった。
 決断を支える権力を手にするためなら、小沢氏は時になりふり構わず行動してきた。
 民主党代表だった2007年、参院選で第1党に躍進した。その後は自民・公明政権を徹底的に揺さぶり、次々に首相を退陣に追い込んだ。
 日本銀行総裁を空席に、ガソリン税の暫定税率を期限切れにしたのは記憶に新しい。
 09年の衆院選マニフェスト(政権公約)は、西松建設事件で代表を辞任する前に、小沢氏が敷いた路線に沿ってつくられた。「財源はなんぼでもできる」と言い切り、子ども手当の規模を拡大させたのも小沢氏である。
 こうした戦術が政権交代になにがしかの「貢献」をしたのは事実だろう。しかし、その「貢献」のおかげで政権が払わされている代償は甚大である。公約は財源のない空証文だと批判を浴びて、与野党協議もままならない。

■古い原理に乗る矛盾
 小沢氏流の政治はまた、政策なり理念なりを二の次にしていると疑わざるをえない。
 小沢氏は衆院選公約の固守を説く。
 しかし、あれほど廃止にこだわっていた暫定税率の維持を、10年度予算編成で決めたのは小沢氏自身である。
 土地改良予算半減の判断も、小沢氏によるものだ。それは自民党支持の業界団体への制裁と受け止められ、団体は「政治的中立」を宣言するに至る。
 政策の実現が真の目的なら、参院の多数を握っていた野党時代にも、それは十分可能だったはずだが、小沢氏はそうはしなかった。
 しかも、その権力行使は透明性を欠く。「最高責任者」たる首相の背後で党側の小沢氏が決める「二重権力」。国会から逃れられない首相と異なり、説明責任からも自由になりやすい。
 力の源泉は数。選挙や資金の面倒をみて手勢を養う派閥の論理である。だから、多額の資金をどう賄っているのか疑問の目を向けられることになる。
 55年体制的な古い原理に乗って「改革」を主導する。そこに小沢氏の抱える自己矛盾を見てとることができる。
 「2大政党による政権交代のある政治」の実現という政治改革の原点も、その後の小沢氏の行動からすれば揺らいで見える。
 福田内閣時代、自民、民主の「大連立」を工作し、世を驚かせた。
 逆に政権奪取後は、自民党を徹底的に追い詰める方向にかじを切る。
 その政治的遍歴を見るにつけ、小沢氏が追い求めてきたものは結局、権力のほかの何だったのかという疑問が浮かんでくる。

■「倒閣」の時なのか
 もとより政治という営みは権力と無縁では成り立たない。今後も時に「政局」と呼ばれる抗争局面が訪れるだろう。しかし、物事には限度がある。
 ポスト小泉の日本政治は、政争がひときわ絶え間ない。首相の「たらい回し」は目に余る。その多くに小沢氏の影が見える。
 そろそろ、権力闘争にうつつを抜かす政治から卒業する時である。
 甘い言葉で権力を奪う政治から、苦い現実を見据える政治へ。白紙委任を得たかのように振る舞う指導者から、丁寧に説明し、説得する指導者へ。与野党が非難の応酬に終始する国会から、政策本位で合意を探る国会へ。
 菅政権は低迷を脱せず、民意の評価は一層厳しい。それでもなお、誰もが日本の難局を痛感している今このとき、「倒閣」だ、「解散」だとぶつかり合っている場合だろうか。
******

もはや、いちいち反論するのもバカバカしいし、本日はこれから外出しなければならないので、サクっと気がついたところだけ。

あのさ、今、改めて見つめ直さなければならないのは小沢政治じゃなくて、菅政治とは何かということなんだよ。
『日本改造計画』よりも菅直人の著書を研究しろよ。アホか。あんたらとつるんでメチャクチャなことやってるのは菅直人なんだよ。
で、まあもうあとはどうでもいいんだけど、「福田内閣時代、自民、民主の『大連立』を工作し、世を驚かせた。」という部分、これについては最近、考えていたことなので言及しておく。

そもそも、最初にこの大連立の話が出たときには、私も「いったい小沢は何を考えているんだ!」と思った。だが、当時、田中康夫のアクセスに出演した田中良紹の話を聞いて、「なるほど〜」と思ったものである。
そして書いたエントリーが↓。

大マスコミが報じない政局

また、田中良紹は自らのブログで「大連立を否定したツケ」というエントリーを書いている。それを読んで書いたのが↓。

田中良紹の「国会探検」〜 大連立を否定したツケ
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2010/11/post-63e5.html

民主党がこの時に大連立をして与党となる準備運動をしていれば、今日の惨状は起きなかっただろう。その意味で、小沢一郎の政治を見る目は圧倒的に深い。
つまり、小沢が追い求めてきたのは、日本の既得権益という厚い岩盤を知り抜いた上での真の政権交代である。そのための布石(これは囲碁や将棋で言えば、まだ序盤の段階で終盤を見据えた、ちょっと素人にはわかりにくい一手だった)が大連立構想だったわけだ。
ところが、朝日新聞はそんなこともわからずに大連立を否定した挙げ句、いまこの状況になって民主党は自民と野合しろとわめきたてているのだから笑える。

「白紙委任を得たかのように振る舞う指導者から、丁寧に説明し、説得する指導者へ。」

民主党のマニフェスト変更は党大会で信任を得たとか、どこかのスーパーの息子幹事長が言っていたような気がするが、私もUSTREAMでこの党大会を見ていたが、森ゆう子議員たちが発言を求めたら、それを無視して勝手に採決していましたわな(w。このどこが「丁寧な説明」なのか? 
冗談はいい加減にして欲しい。こんなくだらないことを印刷して押し紙も含めた大部数の新聞を毎日印刷するのは、まことにもって資源のムダ使いとしかいいようがない。

私が思うのは、このようにどうしようもない社説を連日書きまくって、内部から批判の声が出ないのか?ということだ。
それとも、心ある人間は、もはやこの会社には存在しないのだろうか?

| | コメント (1) | トラックバック (2)

2011/02/20

田中康夫 ~ 2011/02/18 衆議院予算委員会 参考人意見陳述【TPP】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

香港のテレビ局による鳩山由紀夫インタビュー

香港のテレビ局による鳩山由紀夫のインタビュー動画を見ることができた。すでにいくつかのブログで紹介されているが、当ブログでも貼っておく(インタビューは23秒あたりから。それにしても、この女性インタビュアーは日本のメディアの連中とぜんぜん違ってまともだ)。

その前に孫崎亨氏のtweet。
******
鳩山氏テレビインタビュー拝見。香港のテレビが実施しこの報道できない日本を見ると、マスコミやこの国は何かと思う。見て改めて鳩山氏が総理継続すれば日本にとりどれだけ幸せだったか確信。それを追い出したジャパンハンドラー、迎合した官僚、そして誰よりもそれを煽ったマスコミに怒りを覚える。
******
元つぶやきはこちら
孫崎氏のtwitterはこちら


以下は上のインタビューでも触れられている鳩山の「方便」発言についての論評。

・岡留安則の「東京-沖縄-アジア」幻視行日記
******
鳩山インタビューが掲載された直後、永田町、霞が関、大手メディアは一斉に鳩山バッシングを開始した。鳩山氏は「宇宙人」であり、個人の資質に問題があり、今回の発言は無視するか、なかったことにする火消しの流れが主流になった。批判の急先鋒は自民党だったが、他の野党も民主党執行部も沖縄の米軍には抑止力があり、これまで通り日米合意=辺野古新基地建設の方針に変更はないという官僚作成の答弁に終始した。鳩山氏の問いかけには直接答えず、何事もなかったように無視する挙に出た。枝野、菅、北沢、岡田も金太郎アメのようなコメントだった。
 だが、鳩山氏は言葉が軽いなどといわれるが、軽いのは民主党執行部も同じである。少なくとも、鳩山氏の言葉にはリアリティがある。真実を暴露したといってもいい。これまで明るみに出ることのなかった日米交渉の舞台裏が赤裸々に語られたことは、沖縄県民にすればプラスではあってもマイナスになることはひとつもない。今後の日米交渉を原点に立ち戻って進めていくための根源的な問題提起がなされている。
******
全文はこちら→2011.02.19

・保坂展人のどこどこ日記
******
「今頃になって、あまりに言葉が軽い」とこの「鳩山発言」は大変に不評だが、本質的な構図を告白している点に注目したい。私たちが、予感していた通りに鳩山元総理は「県外移設」を真剣に考えていたが、外務・防衛両省の安保官僚と背後にいるアメリカに締めつけられて屈伏したという構図だ。
******
全文はこちら→鳩山「方便」発言と「沈黙と従属」の狭間に

・情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
******
鳩山氏は、海兵隊の抑止力について、明確に、【「一朝有事のときに米国人を救出する役割だから、存在自体が直接、戦争の抑止、攻撃の抑止になるわけではない。】と断言した(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110213-00000000-ryu-oki)。
 これまでここまで明確に米軍の役割を説明した首相はいない。つまり、鳩山氏は、これまでの首相以上に安全保障の知識があったことになる。
******
全文はこちら→日経の社説【放置できぬ鳩山氏「方便」発言】こそ放置してはならない。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2/19付朝日新聞社説に対するブロガーの反応

昨日付の朝日新聞の社説は少なからぬブロガーの言及するところとなった。
以下に、私が気がついて読んだエントリーをご紹介。

・権力とマスコミの横暴を正し、人権を守る国民の会
【緊急声明】民主比例代表議員16名の会派離脱!今こそ良識ある市民が世の中の不条理に対して声を上げる時

・くろねこの短語
理のない異様な朝日の社説。

・永田町異聞
16議員の行動を非難する朝日社説に「理」はあるのか

・やっぱり、毎日がけっぷち
「脱税朝日」社説は1日遅れて発狂(笑)

・朝日新聞 読後雑記帳
やはり菅政権をあきらめない社説(2011.2.19)

・世に噛む日々
朝日新聞の政権機関紙化―異様な言動に理はない


※朝日新聞の社説とは関係ないが、今朝、目が覚めたら唖然とするニュースが目に入った。
・低気温のエクスタシーbyはなゆー
国会図書館で在日米軍基地問題を調査した国会議員の行動は「筒抜け」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/02/19

次期衆議院選挙・落選運動、第一次公認候補

次期衆議院選挙に向けて、当ブログが勝手に公認する落選運動の第一次公認候補を発表します(笑)。

 ・菅直人
 ・仙石由人
 ・岡田克也
 ・枝野幸男
 ・前原誠司
 ・野田佳彦
 ・玄葉光一郎
 ・安住淳
 ・渡部恒三
 ・藤井裕久

雑魚は後から。とりあえず一次公認であります。 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「お笑い朝日新聞」の涙目社説

落城寸前の独裁国家の政府系御用メディアが、必死になってプロパガンダを垂れ流す、、、
私には、もはやそのようにしか見えない、本日(2011年2月19日)付、朝日新聞の社説。

******
小沢氏系造反―異様な行動に理はない
 政権党に属しながら、国民生活を人質に取って「倒閣」に乗り出す。政党人として到底許されない行動である。
 小沢一郎元代表を支持する民主党の衆院議員16人が、国会内の民主党会派からの離脱を表明した。16人は予算案や関連法案に反対する可能性も「あり得る」と明言している。
 16人は「造反」の大義名分として、菅政権が国民との約束であるマニフェスト(政権公約)を「捨てた」と断じるが、見当違いもはなはだしい。
 ばらまき型のマニフェストが財源不足で破綻(はたん)していることは誰の目にも明らかだ。必要なら見直すのは、政権与党のむしろ責務だろう。確たる恒久財源の当てもなく、「マニフェスト実現」のスローガンばかりを繰り返す方がよほど無責任である。
 小沢氏の党員資格停止処分を提案した執行部への反発もあるに違いない。しかし、政党として何らかのけじめを求めるのは当然である。小沢氏を支持する議員が、なりふり構わず抵抗する姿は異様というほかない。
 マニフェストを修正するか否かも、政治とカネの問題への対応も、菅直人首相と小沢氏が争った昨年秋の党代表選の大きな争点だった。
 接戦とはいえ勝ったのは首相であり、代表選の公約を軸に政権運営を進めるのは当然だろう。小沢氏を支持した議員も、首相の代表任期中は基本的に支えていく。それが政党人として守るべき最低限の規律ではないか。
 あくまで首相を認めないというなら、会派だけから離れるという中途半端な行動ではなく、きっぱり離党すればいい。その覚悟もないのだろうか。
 この造反が罪深いのは、菅首相に打撃を与えるからではない。有権者が「そんなことをしている場合か」とあきれかえり、政権交代への幻滅や政党政治そのものへの冷笑という病をさらに重くしかねないからである。
 今後、同調者が広がる可能性も指摘されているが、民主党議員としても、政党政治家としても、自殺行為に等しいということを自覚してもらいたい。
 進退さえ取りざたされるほど、首相の政権運営が行き詰まっていることは間違いない。しかし、ここでまたぶれることは最悪の選択でしかない。
 小沢氏の処分を早く決め、マニフェストの見直しや社会保障と税の一体改革も決然として進めなければならない。もはや「党分裂」を恐れて迷い、ためらっている段階ではない。
 社民党の協力を得て、予算関連法案を衆院の再可決で成立させる道は事実上閉ざされた。極めて困難な道のりではあるが、野党第1党である自民党、そして公明党との政策協議に本気で向き合うしかない。そのためにマニフェストの見直しを一部先行させ、大胆な予算修正もためらうべきではない。
******

もはや「理」もへったくれもあったものではない。
民主党会派を離脱した16人への罵詈雑言。後に続きそうな同調者への「やめろ」という懇願。
しかして、「マニフェストを捨てろ」というスローガンを狂ったように叫ぶその姿、一昨年の衆議院選挙で国民が選択した結果に「なりふり構わず抵抗する姿は異様というほかない」。
もはや、この新聞社にはジャーナリズムとして「守るべき最低限の規律」もないようだ(ま、元からなかったのだろうが)。
だが、このどうしよしうもない社説を読んでも怒りは湧いてこない。
理性を失い、既得権益者の正体を露にしたこの文章を読んでいると、むしろ「やっぱり敵は相当に追い込まれてるんだナ」と思う。
衆議院選挙という民主主義的手続きに則って政権交代が起きたにもかかわらず、日本の支配構造は変わらなかった。なぜなら、日本が民主主義国家ではなかったから。
だが、ようやくこの超独裁体制が崩れる日が近づいている予感がする。
「今年は日本でもベルリンの壁崩壊のような歴史的な瞬間を見られるかもしれないナ」
そんな期待が、本日の朝日の「涙目社説」を読んで、いよいよもってふくらみ始めた。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2011/02/18

菅政権の残された使命は、マスメディアを道連れにして沈没すること

案の定、民主党の会派離脱を表明した16人に対して、マスメディアは「マスゴミ」という呼称に恥じないデタラメ(ゴミ)を撒き散らかしている。

・植草一秀の『知られざる真実』
16勇士会派離脱届にNHK大越氏がノーコン解説

↑エントリーで植草氏が「驚くことに、この説明とまったく同じ説明をマスゴミが口を揃えて行っていることである。このことが悪徳ペンタゴンの危機を如実に物語っている。」と書いているが、私も今朝、とくダネ!という番組で同じ光景を見た。
例によって田崎史郎なる官房機密費授受疑惑のある政事評論家が出演した同番組は、まず男性アナウンサーが彼らは比例名簿の下位であり次の選挙は厳しいこと、小沢派であることを印象づけ、次に田崎がその線に沿ってしたり顔で「小沢さんに恩を返しているのでしょう」などとしたり顔で解説、「このままでは予算案が通らずに大変なことになる」というあたりで中野美奈子がお約束の「どうしようもないわ」という顔をして、それをカメラがクローズアップ。さらにゲストコメンテーターのオバサンが「こんなことをやっている場合ではない、、、」と、これまたお約束のコメントである。そのレッテル貼りと印象操作の術は、まさに入神の技といった趣きだ。

しかし、、、
今や、この手慣れた印象操作をやっても、思ったように世論は操作できず、しかもやればれるほどメディアの正体がバレる。
菅政権は史上最悪政権として歴史に名を残しつつあるが、もしここでマスメディアを道連れにして沈没すれば、その功績は後世の歴史家にも評価されるだろう。もはやこの政権に残された使命はそれしかない。

※本日の必読ブログ↓
・情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
日経の社説【放置できぬ鳩山氏「方便」発言】こそ放置してはならない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/02/17

【緊急】 民主党会派を離脱した16人を断固支持する!

民主党の衆議院比例区選出議員が会派離脱届を出した。
私はこの16人の行動を断固支持する。
読売新聞が配信した、会見要旨は以下の通り。

******
渡辺浩一郎会長

 単独比例のメンバー16人で会派の離脱願を幹事長室に出し、新しい会派の届けを(衆院事務局に)出した。

 菅政権は国民との約束を果たす本来の姿ではない。菅政権は国民との約束、マニフェスト(政権公約)を捨てた。政治主導の御旗も捨てた。国民の生活が第一という国民への約束も捨て去った。本来の民主党の政策を捨て、政治主導を捨てたなら、本来の民主党そのものを捨て去ることになる。比例代表として当選した我々の存在意義すらも打ち消すことになる。菅政権に正当性はない。今こそ、「国民の生活が第一」の政策を発信し、国民の信頼を取り戻さなければいけない。しかし、我々は、民主党に対する信頼が地に落ちた今となっても、民主党を捨てるつもりはない。国民との約束であるマニフェスト実現に取り組む我々こそが、本来の真の民主党であるからだ。

 (2011年度予算関連法案への対応は)マニフェストに照らして判断したい。(民主党会派と投票行動が異なることも)あり得る。

 (会派離脱を決断したのは)党首討論で菅首相が消費税を検討すると話した時が一つの分岐点。認めがたいと決意した。

 (なぜ離党しないのか)マニフェストを実現するために自分たちがいる。離党したら何もならない。

 (小沢元代表の処分の影響は)菅政権のあり方が問題であって、小沢元代表がどうのこうのではない。今朝、小沢元代表の秘書に報告した。
******

私は09年の衆議院選挙の小選挙区では民主党、比例区は新党日本に投票したが、基本的に民主党のマニフェストを支持していた。したがって、政権交代後にできた鳩山政権も支持していた。
しかしながら、菅直人が首相になって以降の民主党はには失望、というよりも激怒しているし、この体制が続く限り民主党を支持することはない。

私が一有権者として民主党に求めるのは、ただ一つ、09年の衆議院選挙におけるマニフェストの履行だ。1月の民主党大会の来賓挨拶で福島みずほが言っていたが、民主党のマニフェストはまったく間違っていないのである。
もぢろん、1から10まですべてを完璧にやれと言っているわけではない。
しかし、その理念をすべて捨て去って第二自民党化し、しかも今日の日本を疲弊させるだけ疲弊させた、史上最悪の小泉政権と同一線上(それは)の政策に踏み込むことは、断じて許すことはできない。

法人税率を下げて消費税を増税し、TPPに参加するなどというのは、狂気の沙汰であって、まさに田中康夫が言うがごとく、「開国」どころか「壊国」に他ならない。

田中康夫の「にっぽん改国」
11/02/16 フルマラソンのTPP出場で心臓麻痺だ

09年に民主党を支持した有権者の少なからぬ人びとが、現在の民主党に愛想を尽かしていることは間違いない。だが、当時、掲げた民主党のマニフェストに愛想を尽かしているわけではない。
その意味で、民主党の掲げたマニフェストを支持した有権者によって当選してきた比例区の議員たちの今回の行動は、まさしく正しいものだと私は思う。

おそらく、今後、マスメディアはこの16人を袋叩きにするだろう。
しかし、彼はらは間違っていない。
私は今回の16人の行動を断固支持するとともに、心ある民主党議員が追随してくれることを強く望む次第である。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011/02/15

惨憺たる政治とメディア ~ それでも私が楽観的な理由

先週から、仕事モードに入っていたため、あまり自分のブログの動向をチェックしていなかったところ、2月9日に急にアクセスが伸びていたので、「なにごとが起きたのか、、、」と調べてみたら、佐々木俊尚氏がtwitterで当ブログのエントリーを流していただいていたことが判明した。
このブログを立ち上げた当初は、まだtwitterは「来て」おらず、したがってアクセスが伸びる時というのは、有名な方のブログからのリンクが多かったのだが、一昨年の末あたりからtwitterからのトラフィックが増えた。特に佐々木氏のような方にtweetしていただいた時にはそれが顕著だったのであるが、それでも最初はわりと瞬間風速でドカンとアクセスが上がると元に戻るという感じだった。
ところが、ココログにtwitterの投稿ボタンがついたあたりから、そのtweetの持続力、伝播力が上がったように思う。つまり、「佐々木氏のような方がtweetしてくださる→それでブログを見ていただいた方がさらにtwitterのボタンをクリックして自分のアカウントでtweetしてくださる」という循環である。
確かに、このところ私自身も面白いブログを読むと、このボタンをよくクリックしている。これまでは面白いブログがあると、タイトルやアドレスをコピペしていたが、ほぼクリック一発でtwitterに投稿できるのだから、これは便利だ。
そうして、ソーシャルメディアの威力はますます増していく、、、

それにしても、最近のマスメディアの劣化というのは本当に凄まじい。
およそ、彼らが流すニュースの中で信じるに足るのはスポーツの結果だけなのではないか?と思うほどである。
ま、これは今に始まったわけではなく、したがって国民は長きにわたって権力と結びついたメディアにいいように洗脳されてきたわけだが、その様相がソーシャルメディアの登場によって大きく変わり始めた。
その第一段階となったのがブログなわけだが、次にtwitterが登場し、ソーシャルメディアの破壊力がさらに増した(facebookはただいま勉強中)。
何しろ、マスメディアがおかしなニュースを流せば、即座にこれがtwitterのタイムラインで俎上に上がり、そして批判や情報の訂正、修正がリアルタイムで行なわれていく。
新聞社が運営するサイトでは、毎日、深夜に社説やコラムが更新されるが、そこにおかしなことが書いてあると、新聞が宅配されるよりもはるかに前にその社説の問題点がtwitterで流れる次第である。
小沢一郎の「政治とカネ」にしてもTPP問題にしても、マスメディアの報道ぶりはメチャクチャだが、一方で小沢がこれだけ叩かれても依然として政治的な影響力を保てるのは、この報道を信じていない人が確実に増えているからだろう。つまり、ソーシャルメディアの力が増すことで、小沢一郎の政治生命は伸びているわけで、同様にTPPに疑問を持つ人が増えている。

私は見ていなかったが、一昨日のTBSテレビ「サンデーモーニング」で、毎日新聞の主筆なる人物が「(民主党は小沢一郎を)除名処分にすればいいんですよ。やましいことだらけなんですよ」と言ったそうだ。もし本当にやましいことだらけならば、新聞記者はそれを取材して書けばいいだけの話。ところがそれをせずに、ただ「小沢は悪いヤツ」というレッテルを貼ることで印象操作をしようとする。それで、かつては簡単に世論を誘導できたのだろうが、もはやその手は通じない。
案の定、twitter上では、この“主筆”に対する批判がドンドコ流れて、そしてリツイートされていった。

そして、私はこういう現象を見ていると、「確かに今の政治は自民党政権時代以上に悪いし、メディアもさらに劣化している。それをブログやtwitterで批判する人たちの意見にはまったくもって同意するけれども、しかしこの状況はソーシャルメディアの力によって少しずつ改善されていることは間違いないナ、世の中は少しずつだけどいい方向へ向かっているナ」と思うのである。
もちろん、この先も既得権益者による巻き返しは続く。それは間違いないが、しかしオープン化、フラット化の流れは、この高度に発達した独裁国家・日本においても止めようがない。そのプロセスの中で、マスメディアはいよいよもって視聴者や読者の信用を失い、やがて崩壊していくだろう、、、
ってあまりにも楽観的すぎる?

ということで、本日のエントリーの最後に面白いものをご紹介。
週刊誌の広告営業をやっていると、日常的に広告代理店からこんなメールが来るのです。

******
タイトル:記事チェックに関するお願い

各位

お世話になっております。

一斉メールで失礼いたします。

いつも○○グループの関連記事チェックにご協力いただき、
ありがとうございます。

ご存知の通り、昨今、○○グループ各社はネガティブな
問題が山積…という状況が続いています。

そこで改めて、今の段階で特に雑誌記事となる可能性のある
内容(ワード)をお伝えさせていただきます。

(中略)

記事を発見された場合は、必ずご連絡ください。

よろしくお願いします。
******

******
タイトル:○○社より【週刊誌にて記事掲載の確認のお願い】


お世話になっております。

○○社より記事チェックのお願いです。

先日より、××さんの件で報道されておりますが、
○○社が××さんをCМに起用している関係で、
今後発売の週刊誌にて、その関連の記事掲載が載るかどうか、
ご確認いただきたいと思っております。

○○社名の掲載有無に関わらず、××さんの記事掲載が
あるようでしたら、ご連絡下さい。

お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。
******


※冒頭に「仕事モード」と書いたが、「お前は会社を辞めた後、いったい何の仕事をしているのか?」という疑問を抱かれた方もいるかもしれない。
実は昨年の秋口から、少しく電子書籍に関わっている。制作サイドに近い部分での関わりだが、最近、自作した自分の名刺には「電子書籍エディター」と入れてみた。ま、フリーランスの肩書というのは、どうとでも書けますので(笑)。
で、この電子書籍については、近々、仕事をしてみて感じたこと、その将来性などを書いてみようと思っている(というような書き方をして、まったく書いていないことが多数あるが、、、)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/02/08

ニコニコ動画 ~ 【中野剛志】TPPで日本が滅ぶ(超人大陸2011.02.07)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2011/02/07

広告不況がもたらすマスメディアのもう一つの劣化

先日、書店で男性月刊ファッション誌、数冊を手にとって見てみたのだが、そのあまりの薄さにビックリした。
冬枯れの時期だから仕方がないといえば仕方がないが、ページをめくってみると、クライアントがきちんとした料金を支払っていると思しき広告がほとんどない。したがって、「この雑誌の広告収入はこれぐらいかナ?」と簡単に足し算ができてしまう。
この状況はいくらなんでも厳しく、おそらく私が手にした雑誌のいくつかは、近いうちに立ち行かなくなることだろう、、、

ま、しかしこれはもちろん、男性ファッション誌に限ったたとではない。雑誌全体がそうだし、もっと言えばテレビ、新聞、ラジオを含めた4マス全体も同じである。
ここ最近、4マスの広告はやや持ち直していると言われているが(とくにテレビ)、これはあくまで下げ止まったというレベルの話であって、かつてのポロ儲けをしていた時代には遠く及ばないし、二度と戻ることはないと思われる。

たとえば私が昨年まで勤務していた出版社は、広告収入の依存度が高い会社だった。
そして、この会社の広告収入がバブル期に匹敵する過去最高レベルを記録したのは2006年のことである。
先週、木曜日のTBSラジオ「dig」(テーマは「ビジネスとしての新聞を考える」)で、荻上チキが「マスメディアの広告売上げはこの10年間ほどずっと落ちている」というようなことを言っていたが、それは違う。
マスメディアの広告が落ち出したのはネット広告が急激に勢いを増し出した2000年の半ばぐらいからで、それに追い打ちをかけたのがリーマンショックだったのである。
私のいた会社に話を戻すと、2006年に過去最高レベルだった広告売上げは、それからたった4年後、私が退社した昨年時点でほぼ半減していた。ま、この会社の場合は経営の失敗という側面も少なからずあったのだが、先日、あるテレビ局の広告関係者から聞いた話では、やはりそのテレビ局でも広告売上げはここ数年で3分の2になったという。
こういう状況であるから、その落ちに落ちた数字に対して、100%をちょっと超えたいっても高が知れており、わずか数年前の全盛期には遠く及ばないのだ。

では、こういう状況に置かれた営業マンはどういう心境になるのか?
私の経験で言うと、去っていってしまったクライアントはもうどうしようもない。最初は、「ネットへ行っても、そのうちまた戻ってくるだろう」という根拠のない淡い期待を抱いたものだったが、そんなものはあっという間に打ち砕かれてしまう。
となると次に考えることは、既存のクライアントを引きとめることと、新規の顧客を開拓することである。
しかしながら、後者はなかなか難しい。最初のうちは、まあまあうまくいくのだが、じきに彼らも離れていってしまう。
では、前者はどうかというと、もちろんどんどんネットへと流れていくのだが、それでも自社の媒体に出稿してくれるクライアントも中にはいる。となると、そういうクライアントに対しては、できる限りのもてなしとサービスをしなければならない。
とくに、ネットと比較すると驚くほどに高額な広告料金を、この期に及んでもまだ支払ってくれる第一級のクライアントのネガティブな記事や情報はもってのほかである。
これは裏を返せば、そういうクライアントのメディアに対する支配力が、これまで以上に強まるということだ。

年明けの成人の日、文化放送の野村邦丸の番組を聴こうと思ってラジオをつけたところ、「電気事業連合会 presents 勝間和代と考える 希望の経済学」というスペシャル番組をやっていた。冠のとおり、電気事業連合会の一社スポンサーなので、当然、流れてくるCMは原発や核燃料サイクルの啓蒙なのだが、番組の内容もようするにタイアップ広告のようなものである。
私はこの番組をしばらく聴いてみたのだが、放送倫理的には「この放送は番組自体がCMです」というクレジットを入れるべきなんじゃないかと思ったものだった。が、営業サイド、あるいは経営サイドから見れば、普段の同じ時間帯とは比較にならないほど高額な広告収入が得られるのだから、リスナーがなんと言おうと、あるいは制作現場が文句を言おうと関係ない、、、といったところなのだろう。
しかも、この番組は過去にも放送されたことがあるらしい。
であれば、今後も電事連とお付き合いいただくために、会社全体として原発や核燃料サイクルに関するネガティブな報道はできる限り避けようという方向へ行くことは間違いない。

と、このように広告大不況下のマスメディアにおいては、一部のカネのある有力クライアントの影響力が増す。これはクライアント自身もわかっているはずで、むしろそれを狙っての、単純な費用対効果とは別の意味での広告出稿という意味合いが強まっていくだろう(もちろん、それはこれまでにもあったが、その性格がさらに強くなっていく)。
しかも、クライアントの主張や宣伝、啓蒙が純広告という手法に止まらず、番組やページの中に巧妙に紛れ込んでいくケースも多くなるはずだ。
すでにジャーナリズムとしてのマスメディアは十分に劣化しているが、貧すれば鈍する。こうなると、今後、広告サイドからの圧力によって、さらにその劣化が進んでいくと私は思う。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2011/02/06

田中康夫のにっぽんサイコー! ~ "TPP"が日本を潰す!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011/02/04

マスメディアには、報道機関としてのXデーが間近に迫っている

昨年、12月19日にニコニコ生放送で中継された小沢一郎と与謝野馨の囲碁対決はご覧になった方も多いかもしれないが、この対局は与謝野が圧勝の流れだった。ところが粘った小沢が最後に投じた一手で与謝野の石がゴソッと死んで、それで勝負はあっという間についてしまったのである、、、

↓の43分あたりから。
『ニコニコ師走特番・小沢一郎​×与謝野馨囲碁対局』& 『M​en's Knuckle カ​ズアキの目指せ1000人斬り​!』

私の記憶が正しければ、日本が世界に誇る犯罪捏造機関の元特捜部長で、リクルート事件をでっち上げた宗像紀夫ですら、「陸山会事件」について、「期ズレだけでは小さいのであって、これは単なる入口。その先にもっと大きな事件があるはずだ」と言っていた。
ところが、ほぼ2年間にわたって大騒ぎをしたあげく、やっと起訴された小沢一郎の起訴状の内容は、結局のところ単なる期ズレの問題でしかなかった。

・上杉隆
小沢一郎氏を強制起訴!「政治とカネ」問題の焦点、
水谷建設・西松建設・陸山会の3事件はどこに消えた?

しかも関連する秘書の裁判では、石川議員がICレコーダーで録音した再聴取の内容が証拠採用され、一方で大久保秘書の調書は検察側が撤回。
さらに1億円の裏献金を小沢側にしたとされていた水谷建設の元会長が、日刊ゲンダイの取材に対して「石川も大久保も会ったこともない」と証言(↓のブログを是非、ご覧ください。迫力あります!)。

・地獄への階段
【重要】日刊ゲンダイ、水谷建設元会長を直撃。真実を暴露!

そして、本来、検察側の証人となるべき人物が、なんと弁護側から証人申請され、これが認められてしまった(2月3日)。

ま、将棋や囲碁なら、これで投了である。

「負けました」

と頭を下げるしかない。

そこで私が興味があるのは、小沢一郎を叩き続けてきたマスメディアは、いったいどの時点で頭を下げて反省するのかということだ。
大相撲の八百長問題などで少しばかり国民の目をそらしこところで、いずれ小沢秘書3人の裁判も、あるいは小沢の裁判も、検察側(あるいは検察側弁護士←ヘンな表現)の完敗で終わることは間違いない。
その時、メディアはこれまでの報道に対していかなる責任をとるのか。
これは、メディア側にとってみれば、非常に差し迫った、しかも最大級の危機管理案件だろう。
今のところメディアにその危機感は感じられないし、反省する素振りも見られないが、この危機管理を誤れば、少なくとも報道機関として「死ぬ」ことは間違いない。
Xデーは間近に迫っている。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011/02/01

マスメディアは小沢バッシングをどんどんおやりなさい!

小沢一郎がやっとこさ起訴された。
もう、「やっとこさ」と言う以外にはない。なにしろ起訴しても結論は無罪以外にないのだから。
日本が世界に誇る犯罪捏造機関が2年近くに渡って捜査をしたあげく、その機関の親玉である検事総長が「有罪(をでっち上げる)の証拠がない」と言わしめた案件を、本来、その検察と闘わなければならない側の弁護士が起訴するというのだから、この指定弁護士にはお気の毒としか言いようがない。
指定弁護士の中にはおかしな功名心の持ち主もいるのかもしれないが、普通に真っ当な弁護士ならば貧乏くじとしか言いようがないだろう。しかも、唯一の頼みの綱だった石川議員の供述調書の信頼もガタガタに崩れているのだから、指定弁護士が「悩みに悩んでいるのではないか?」という郷原信郎氏の指摘は正しいだろう。

このような状況にも関わらず、マスメディアは「強制起訴」という言葉だけを取り上げて狂ったように騒いでいるらしい。
「らしい」と書いたのは、私がテレビの報道などを実際には見ていないからなのだが、twitterブログを読めば、その様子は手に取るようにわかる(リンクはあくまで一例)。そして、このメディアの狂乱に対して、私が信用しているブロガーの方々も様々な形で怒りや抗議を表明している。

しかし、、、
ここまで来ると、私はあまり腹が立たない。むしろ、マスメディアはどんどん小沢バッシングをやればいいと思うのだ。もう、思う存分おやんなさい、と。
なんとなれば、やればれるだけマスメディアのデタラメぶりが浮き彫りになる=可視化されるからだ。
もはや、少なからぬ人たちが、マスメディアのバラ撒くデマに疑問を持ち始めている、あるいは完全にデマだと見抜いていいる。
情報は既存のマスメディアから教えていただくものではなくなった。これまで記者クラブの人間しか入れなかった政治家の会見にフリーのジャーナリストが入り、USTREAMの中継をしてくれるだけで、プロと称するジャーナリストのデタラメぶりがわかる。そして、そういう連中が「エディトーリアル」(金平茂紀)とやらを施した加工情報が、単なる大本営発表でしかないことを多くの人が気づき始めている。

、、、、、とここまで書いて、なんだか以前にも同じことを書いていたような気がしてきたので調べてみたら(何しろ記憶力が減退しているのである、、、orz)、1年前にも同様のことを熱心に書いている(失笑)。

・日本版ベルリンの壁崩壊?
・壁は崩れ始めた(1)

「同じことを書いているということは、事態はまったく変わっていなのではないか? いやもっと悪くなっているんじゃないか? 何しろ結局、小沢は起訴されたんだから、、、」
とおっしゃる方もいるかもしれない。しかし、私はやっぱり壁は崩れつつあり、しかもその綻びの度合いはどんどん大きくなっていると思う。
権力と一体となってどんなに情報操作をしても、国民を以前のように思うがままにコントロールすることはできない。それどころか、やればれるほど信用を失っていく。「これではいかん」ということで、さらに拡声器のボリュームを上げると、それがまた逆効果になる。というのがマスメディアの現状で、だから私は「もっともっとやってくれ!」と思うのだ。そうして、ウソだらけの情報をバラ撒けばバラ撒くほど、マスメディア崩壊の時期は早まっていく。

ということで、↓は2月1日付の天声人語。
******
 ジョークの宝庫といえば結婚である。哲人ソクラテス曰(いわ)く。「まず結婚せよ。良妻を得れば幸せに、悪妻なら君は哲学者になるだろう」。青木雨彦さんの『洒落(しゃれ)た関係』から男のざれ言を続ける▼夫の証言。「新婚の妻は食べてしまいたいほどかわいかった。あの時食べときゃよかった」。もう一つ。「金曜に結婚すると不幸が起きるというのは本当ですか」。「もちろん」と劇作家のバーナード・ショー。「金曜だけが例外でいられるはずがない」▼最後のは、必然を言いたい時に応用が利く。以前なら「月曜に起訴されると有罪になるというのは……」と、問いを換えることもできた。検察の信頼が揺らいだ今は「いや、月曜には例外もある」と答えざるをえない▼その検察が諦めた小沢一郎氏の「疑惑」を、検察審査会が法廷へと押し出した。強制起訴された氏は検察嫌いの上、素人の検審が新聞やテレビに流されたと思っているのだろう。無罪を前提に辞職も離党もしない意向という▼民主党の幸不幸は、思えば小沢自由党との「結婚」に始まる。今や別居寸前だが、菅首相が「あの時…」と悔やんでも遅い。たくさん生まれたチルドレンは多くが小沢氏につき、家を出るならそっちと言わんばかりだ▼被告席から政治闘争を構える「党内党」を背負い、ねじれ国会の針山を登る首相。今さら哲学者にもなれない。ソクラテスは「天下を動かすには、まず自ら動け」と諭したが、動きようがない。次々と降りかかる難題を前に結束すべき時に、ああ犬も食わない権力劇である。
******

| | コメント (1) | トラックバック (2)

« 2011年1月 | トップページ | 2011年3月 »