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2010/10/01

郵便不正の証拠改竄事件 ~ これは検察庁の問題ではない

前エントリーでも触れたが、大阪地検の郵便不正証拠改竄事件のニュースが激減している。どこのテレビ局でもトップニュースは尖閣諸島問題で、その次ぐらいにやるのかナ、、、と思って見ているとまったく違うニュースへ行く。おかしいな、、、と思っていたら、NHKなどはついにこのニュースをまったく扱わなくなったそうだ。

・植草一秀の『知られざる真実』
大阪地検証拠改竄事件業務日誌は指示に基く記述

NHKがそういう状態なら、他局も推して知るべしということだろう。

巷間、大阪地検特捜部の前部長と前副部長が逮捕されるというニュースも流れているが、逮捕された前田恒彦同様、最高検が徹底的な口裏合わせをしていることは間違いないだろう。なにしろ証拠の改竄、捏造機関なのだから。

ところで、、、
どうやら検察庁&メディアがこの事件を前田恒彦個人の問題に落とし込もうとしているフシがある一方で「前田恒彦という特定個人の問題にしてはいけない。これは検察全体の問題である」と主張している人も多い。
もちろん、この事件を前田個人の問題にしては絶対にいけない。しかし、私はたとえこれを検察庁全体の問題としてとらえたとしても、やはり矮小化だと思うのである。なんとなれば、これは霞が関の官僚全体の問題だからだ。
考えてもみられたい。国交省のダム建設、文科省の原子力行政、厚労省の年金問題、あるいは外務省の機密費問題、財務省の消費税増税、、、その他、あらゆる官庁がウソをつきまくってデータを改竄、捏造し、それを記者クラブメディアに渡して国民を洗脳するというのが、そもそもこの国の霞が関独裁の本質である。
しかも、長年にわたる「教育」が功を奏して、この国の国民はちょっとやそっとのこと、いやどんなにメチャクチャなことをやられてもまず怒らないし、まして暴動を起こすようなこともない。
警察官に電柱の陰で待ち伏せをされて、本当に些細などうでもいい違反で切符を切られても、「まあ仕方がないや、、、、」と渋々ながらも反則金を支払ってしまう従順な国民である。
ましてメディアによる報道に疑いの眼を向ける人はまだまだごく少数で、NHKや朝日新聞が報じる捏造ニュースは乾いた砂に水がしみ込むように浸透していく。
私は日本にきちんとした民主主義が根付くには、どうしてもここの部分を変えていかなければならないと思う。
そのためにも、今回の郵便不正の証拠改竄事件は前田個人、あるいは検察庁ごときの問題に矮小化することなく、霞が関全体、そして記者クラブメディア全体の問題としてとらえるべきだと思うのである。

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