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2010/09/21

郵便不正事件 ~ 朝日の「スクープ」に感じる違和感

郵便不正事件における大阪地検の捜査の杜撰さを指摘する今朝の朝日新聞のスクープが話題になっている。
私もこの記事を読んでみた。確かに前田恒彦なる検事による証拠資料の改竄というのはとんでもないことではある。
だが、一方で私はもはやこの新聞社の書く記事については、すべてを疑ってかかることにしているので、いったい全体この記事がいかなる流れの中で出てきたのかを慎重に見極める必要があると思う。

そもそも郵便不正事件については、この新聞社の積極的な「調査報道」がきっかけとなっている。
下の画像は今年度版の新入社員向けのこの会社の会社案内の1ページだそうだが、得々とこの「スクープ」について書いている。

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※参考ブログ
・憂き世の日々に埋もれて、たまには温泉へ
「ツィッターで「朝日新聞が会社案内で郵便不正事件スクープ記事で村木逮捕などを自慢」と初めて知った。そのクズ朝日に比して、裁判後会見で見せた村木元局長の知性と冷静」

「報道を受けて、大阪地検特捜部も2009年2月、強制捜査に乗り出しました。郵便法違反容疑などで、制度を悪用した複数の企業の幹部や、制度を悪用するために障害者団体と偽っていた団体の幹部、悪質な不正を見逃していた郵便事業会社員らを相次いで逮捕。さらに制度を利用できる障害者団体だと認める厚生労働省の証明書を偽造して、偽の障害者団体側に渡したなどとして厚労省の職員と局長も虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕しました。04年以降の捜査対象分だけで、不正に免れた郵便料金は約220億円にのぼり、計20人が立憲される大事件に発展しました。
 朝日新聞は、特捜部のこうした捜査の動向や、事件の構図なども検察担当の記者たちがスクープ。さらに、偽の障害者団体の幹部は国会議員の元秘書や支援者らで、不正に絡んで、国会議員や官僚、行政側に働きかけていたことなども調査報道で特報しました。」

まあ見事なまでの官マス合体の告白である。
つまり当時この新聞社では、「検察担当の記者」が「捜査の動向や、事件の構図」を特捜部からのリーク情報で書きなぐっていたわけだ。
「不正を告発する読者からの1本の電話をきっかけに、取材で不正の実態を掘り起こした成果」だそうだが、この電話が本当にあったかどうかは怪しいものである。

そういう、この事件をでっち上げた当事者から出てきた今回の「スクープ」には、単純に捜査の杜撰さを指摘する意図とは別の文脈がないはずがない。
したがって、この件についての「報道」は、表面的な事象に惑わされることなく、しばらくはその裏にある意図を見極める必要があると私は思うのだ。

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コメント

この朝日のスクープは、いつ情報をつかんだのだろうか。9月21日朝刊では「今夏・・・FDの記録を確認」「情報セキュリティー会社に解析を依頼」と書かれているが、一体いつだったかは触れられていない。9月10日の無罪判決、14日の民主党代表選、17日第二次菅内閣組閣、21日のスクープ発表、絶妙のタイミングではないか。kappamanさんの指摘するとおり「裏にある意図」に沿って出てきたものにちがいない。
別件だが、尖閣諸島沖の漁船衝突事件について、名護市議選の結果を帳消しし米海兵隊の存在意義を強調する「別の裏の意図」を感じるのはうがちすぎであろうか。

投稿: 府中住民 | 2010/09/22 10:18

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