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2009/11/30

BS11「にっぽんサイコー」~鳩山新政権を採点する!

9月に放映されたBS11の「にっぽんサイコー」(田中康夫・田中良紹出演)がYou Tubeの新党日本チャンネルにアップされた。「今ごろになって?」という感じもあるが、現時点から見ると非常に興味深い内容である。

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2009/11/28

新党日本 田中康夫チャンネル 「JAL迷走 前原発言で株価急落!」


関連動画

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2009/11/26

ニューヨークタイムズに掲載された日本の記者クラブ問題

twitterで神保哲生氏のつぶやきをretweetしたが、とりあえずここにもアドレスを掲載しておく。

ニューヨークタイムズに掲載された日本の記者クラブ問題。
http://www.nytimes.com/2009/11/21/world/asia/21japan.html?_r=1

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2009/11/25

完全なイエロージャーナリズムに堕した日経

今月から日経の宅配購読は停止したが、かといってこの新聞に目を通していないわけではない。会社に行けばどこかで読めるし、営業の合間にルノアールにでも行けば置いてある。休日は近くの図書館で読めばよろしい。要はカネを払ってまで読む必要はない(=ROIが低い)という結論に達しただけなのである。そうして新聞をやめて困ったことはたった一つで、雨が降った日の晩、濡れてしまった息子の運動靴を乾かすために靴の中に入れる新聞紙がないという妻のクレームのみだ。

そういうことでここ最近は日経にはザッと目を通すだけだった。その間しばらくはゴミみたいな与党叩きの記事ばかりだったが、11月22日の朝刊2面に掲載された記事は、そのタイトルを見ただけけで「これは匂うナ」と思った。読んでみると案の定、例のバカ職人顔負け、あの岸井成格の見るに堪えない原稿もあわやというトンデモ記事であった。それが編集委員・伊奈久喜によるコラム「風見鶏」で、タイトルは「鳩山社長と役員たち」。まずは冒頭から

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 業界2位のJ社は、ことし9月、経営陣が全員入れ替わった。
 勝負師、小沢一郎率いる小沢ファンド(JDP)は、麻生太郎前社長ら旧経営陣のせいで業績が低迷していたJ社に敵対的買収をかけた。市場で株を買い集め、買収に成功した。
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書いている本人は、政権交代を企業社会になぞらえて悦に入っているようだが、そのたとえ方の下衆ぶりとこじつけぶり、レトリック、印象操作に最初から吐き気をもよおすのは私だけか。「小沢ファンド」という言葉で小沢支配を印象づけ、国民の自公政権に対する怒りの爆発による政権交代を「市場で買収に成功」と表現するセンスは、はからずもマスゴミの本音をさらしている。

******
(中略)
 新経営陣にとり最大の課題は、業界最大手のA社との提携協定の扱いだった。旧経営陣はA社と深い関係にあったが、鳩山氏は急成長中のC社と仲が以前から良かった。
 C社の売上高はまもなくJ社を抜き、業界2位になる。急成長の背景には、独特の経営理念に基づく強引な営業手法があり、批判がある。J社の取引額は、対C社がA社を超えた。
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かつてエコノミック・アニマルなどと言われたJ社は、労働者を人間扱いせず、かんばん方式などただひたすらに効率のみを追及し、自社さえ良ければいいという独特の理念に基づく強引な経営をするトヨタ自動車を超一流企業だと賞賛した。その結果、会社は栄えて国民は疲弊し、自殺大国になってしまったことに対する問題意識はこの筆者にはない。

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 一方、A社は世界的な影響力を誇り、J社にとっても欠かせない存在だ。鳩山社長もA社との関係は経営基軸と語る。JA協定が結ばれたのは1960年。来年で50年だが福島常務(※福島みずほのこと)は協定に批判的だ。
 A社との間には日常業務のなかでも様々な合意がある。特にJ社旧経営陣がA社との間で13年前に合意したコードネーム「普天間」プロジェクトの扱いは、鳩山氏にとって頭が痛い。
(中略)
 10日前には、ことし1月に就任した小浜A社社長が訪れ、鳩山社長と話し合ったが、結論は出なかった。JA関係は協定ができた60年以来、最悪となった。
******

日経は一貫して、「アメリカ様を怒らせるな」と主張している。もちろん、いまの鳩山政権の普天間問題でのふらつきぶりがいいとは私も思わない。が、外交交渉というのは本来、国益を最大限求めつつ、一方でリアルな落とし所を探していく作業なわけであって、その過程で多少、アメリカが強面に出たぐらいで震えあがって「日米関係は60年以来、最悪」などと主張することこそ60年以来、隷属外交に染まりきっている証拠だろう。

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(中略)
 A社との関係以外にも、鳩山社長が頭を痛める問題は少なくない。売り上げが伸びない。このままでは旧経営陣の時代と大差ないではないかとする批判が一般株主や社員からも出る。
 鳩山氏の経営理念は「友愛」。社員への福利厚生に心を砕く。費用がかかり、借入金が増えても「社員の生活が第一」と公約して就任したのだから譲れない。が、当の社員たちの間にも「借入金が増えるのは困る」の声がある。
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ま、私も鳩山政権に抱いた当初の期待からすれば不満はある。が、あの世界に恥をさらした国賊アホーの時代とは比較にならないほどまともだと思うけどね。だから世論調査をすると、まだ60%台の支持率があるのだろう。
だいたいが、「社員への福利厚生に心を砕く」というが、「企業への利益誘導に心を砕く」政権を持ち上げて、一緒になって既得権益にどっぷり浸かっていたのが日経を初めとするマスゴミである。鳩山政権はいまそのカネの流れを変えようとしていることは間違いない。しかもそもそも、国の借金がこれだけ増えたのは、この筆者が言うところの旧経営陣の責任であることがスッポリと抜け落ちている。

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 役員名簿を見ると、J社の現体制には、本格的な営業担当がいない。営業出身の岡田専務を慣れない渉外担当から外し、営業統括に昇格させ、売り上げ倍増計画を作らせ、実行させる。経営コンサルタントの報告書はそう指摘する。
 役員の担当替えにすぎないから、株主総会の議決は要らない。取締役会で決めればいい。ただし大株主の小沢氏の了解が要る。ここが厄介らしい。
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前段の部分は頭の悪い私には意味がわからない。経営コンサルタントというのはこの筆者のことなのか。勝手に報告書をでっちあげて、「取締役会で決めればいいが大株主の小沢の了解が必要でここが厄介らしい」と書く。これは報道なのか? もし真実に基づいて書いているというのならデータを出せ。それができないのなら、単なるフィクション、それも悪質な世論操作を含んだ妄想であり、まさにイエロージャーナリズムと呼ぶにふさわしい。

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 鳩山社長にとって最も深刻なのは、資産家に生まれたために生じた家庭内の金銭問題だ。社内外から真相究明を求める声が強まる。展開によっては進退問題になる。
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はからずも「家庭内」と書いている。だったら総選挙後の9月1日に2億5千万円を、この筆者の表現を借りれば会社から持ち去った旧経営陣というのは公金横領だろっ! 

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 社長に就任した9月16日のJ社の株価は1万270円77銭。11月20日のそれは9497円68銭だった。市場の直近の評価は773円09銭安だ--。鳩山ジャパンはいま買いですか、売りですか。
******

それを言うなら、小泉政権で株価が下落し続けた時にも同じ主張をしたのか? 少なくとも私の記憶では日経は小泉マンセー路線をひた走っていたはずだ。
それにしても、この低俗な書きようというのはいったい何なんだろうと思う。といってこれは日経の記者だけでない。これは私の印象なのだが、マスゴミの、とくにある年齢以上の人間というのは(50代に入ったぐらいからか)完全に思考停止に陥っている。

私は一時期までの日経はそれなりに評価していた部分もあった。だから購読していたわけだが、しかしここまでレベルが下がるとこれはやっぱり購読をやめて良かったとしか言いようがない。
植草一秀は11月24日のエントリー「偏向メディアを冷ややかに見始めた日本市民」のなかで、以下のように書いている。

日経新聞の田勢康弘氏も日経新聞の意向を反映して、反小沢一郎氏、反民主党の偏向した主張を展開し続けている。田勢氏以外の日経政治部記者は、足並みをそろえて低質な民主党攻撃の文章を新聞に掲載し続けている。

その田勢某は11月23日の日経朝刊「核心」で「開いた?パンドラの箱 『普天間』鳩山首相の誤算」というコラムを書いている。これについてはもう多くは書かない。ただ私は以下の部分に腰を抜かした。

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 古くは島津藩による琉球侵攻から、沖縄決戦、米国支配、そして日本の米軍基地の7割が沖縄に集中している現実。なぜ、沖縄だけが犠牲になるのか、という沖縄びとの思いと、それを理解しながらもどうにもできないじれったさを感じるヤマトンチュ(大和人)の距離感。筆者にはそのことをいやというほど思い知らされた忘れがたい思い出がある。2000年の沖縄サミット(主要国首脳会議)の前の年、沖縄の講演でこういう話をした。
「沖縄サミットのスローガンにいささか違和感がある。『世界の目を沖縄へ 沖縄の心を世界へ』というが、このサミットは決して沖縄のために行うものではない。これは日本のサミットであり、たまたま開かれた場所が沖縄というだけのことだ」。会場から激しいブーイングにあった。
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こんな人物が政治ジャーナリスト、なかでも職人だと堂々と自称しているのだから呆れ果てる他はない。

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2009/11/20

有田芳生さんの民主党入りについて

有田芳生さんが新党日本を離党し、来年夏の参議院選挙に民主党から出馬することになった。

http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2009/11/2010_2dd4.html

今夏、有田さんの選挙活動をささやかながらお手伝いさせていただいた者として感想を言えば、新党日本にとっては残念だが、有田さんにとっては良い判断だと思う。

有田さんの本日のブログには「敗戦記(1)」がアップされている。これを読んで、そろそろ忘れ始めていた選挙中や開票日のことを再び思い出した。このエントリーの最後に書かれているように、有田さんが民主党公認であれば、ほぼ間違いなく当選しただろう(相手候補が開票日の夜10時の段階で負けを覚悟していたというのは、今回、初めて知ってちょっと驚いた)。実際、選挙戦の終盤は「新党日本公認」よりも「民主党推薦」を強調したことは事実で、それについての批判的なコメントもいただいた。

しかしながら、もし有田さんが民主党公認であったなら、私個人は選挙活動のお手伝いをするまでには至らなかっただろう。私としては、旧知の有田さんが、板橋区、しかも事務所は大山という祖父母の代から地縁のある場所で、新党日本から出馬した、というこの3点がそろったことで「これはなんとしても事務所へ行かなきゃ」と思ったからだ。
おそらく選挙のプロから見れば、まったく組織のない有田陣営はいかんともしがたく力不足だったろう(なにせ私なんぞがボランティアをしているのだから)。選対本部長をつとめた民主党の熊木都議以下、民主党板橋区議団のみなさんも歯がゆい思いをしたかもしれない。しかし、一方で候補者及び新党日本の理念に共鳴し、志を同じくした人たちが集まって熱心に活動をしていたのもまぎれもない事実で、そういうなかで選挙活動ができたのは個人的にまことに貴重な経験だった。その意味で、そういう場を提供してくれた有田さんには感謝するしかない。

とはいえ、組織がないなかで選挙を戦うというのは本当に大変である。しかも総選挙前と後とでは政治状況がガラリと変わった。そうした中での今回の有田さんの決断は正しいと思うし、今後も応援していきたいと思う。
私が生まれる前から続いていた自民党政権が終わり、民主党を中心とする連立政権ができたことは喜ばしいことである。しかしながら、政権発足から2カ月を経て、鳩山内閣はやや迷走している。その理由は、田中康夫が指摘するように民主党内部も自民党同様に新自由主義派、既得権益派、共生社会派が混在するからであろう。
そういう集団のなかに新党日本の理念を持つ有田さんが加わって、本来、国民が期待している方向へ鳩山政権が進むべく活動してくれるのであれば、それは歓迎すべきことである。

では新党日本はどうなるのか。これについては今のところわからない。
ただ、チェ・ゲバラを敬愛する亀井静香の国民新党と田中康夫の新党日本が合流するのは悪いことではないと思う。なぜなら私は田中康夫は日本のフィデル・カストロだと思っており、だとしたらこの両者が一緒になるのは必然であるからだ。

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2009/11/18

田中康夫と前原誠司の質疑応答を見て思ったこと

取り急ぎ衆議院国土交通委員会での田中康夫と前原誠司の対決の感想を書いておく。
まず第一にわかったのは前原誠司という人物が、やはり私には受け入れ難い人物であったこと。
国の直轄事業である八ツ場ダムや川辺川ダムについては民主党のマニフェストに従って中止するようだが、では都道府県が建設、管理し、同じくムダであることが指摘されている補助ダムについてはどういうスタンスなのか?と問われた前原は「補助ダムは国の事業ではないので、法律的にやめろとは言えない」という主旨の答弁をした(ここで私はtwitterで「前原クソバカ答弁」とつぶやいた(^_^;) )。
呆れた田中康夫が「それを変えていくのが政治ではないのか」というようなことを諭すように言うと、しかしそれでも「法律があるので中止しろとはいえない」の一点張り。横に座っていた馬淵澄夫の顔が終始難しい顔をしていたように見えたのは気のせいか? そして「をいをい、その答弁でいいのかい、副大臣の辻元さんよ」と思ったのは私だけだろうか?
続いて取り上げられたJALの問題にしても、前原の浅薄さが浮き上がるばかり(そもそもキレ気味だったし)。委員会の質疑としてはなかなかに面白い見世物であったが、およそ同じ与党同士という雰囲気ではなかった(近日中にアーカイブが衆議院TVにアップされるはず)。

「前原がこの調子でこのまま大臣を続けるなら、鳩山政権はダメだナ、、、」と思いながら、駅のスタンドで本日の日刊ゲンダイを購入して毎週水曜日に掲載されている田中康夫「にっぽん改国」を読むと、本日のタイトルは「ぼくこそ真の『保守』なのです」。曰く、

*****
 民主党も自由民主党も、何(いず)れの党内も新自由主義派、既得権益派、共生社会派の3派に大別出来る、と小沢一郎氏の“懐刀”たる平野貞夫氏は指摘します。実は前者に於いては労働組合、後者では業界団体の「族議員」として、“同衾(どうきん)”するのが既得権益派だ、と。
 他方で、行き過ぎた新自由主義派は、弱肉強食社会を生み出します。然(さ)りとて、気概無き凡百の共生社会派も、悪平等社会に堕し勝ちです。求めるべきは、切磋琢磨の共生社会にも拘(かかわ)らず。而(しか)して、それこそが真の「保守」が目指すべき使命なのです。
 平野氏は、「鳩山首相の周辺に居る官僚出身の政治家には、国家権力を動かす力量が足りない。役所で係長、課長補佐になった程度でバッジを付け」、「偏差値で育った連中だから、人間の捉え方が歪(いびつ)で、理屈と計画表と数字さえ合えば、世の中が動くと思っている」。「或る意味で彼ら自身が最も官僚的なのだ」と「月刊日本」11月号で看破した上で、「鳩山政権の亀井静香氏と藤井裕久氏は対照的。藤井は官僚の立場に立っていると言わざるを得ないが、亀井氏はやり方は結構乱暴だが、官僚主導を止めるべく、内閣のスタッフとは別の発想で動こうとしている」と評価します。
 正(まさ)しく、真の保守が目指すべき、「切磋琢磨の共生社会」。この理念と気概を共有する1点に於いて、表層的には「保守」とは掛け離れた存在と看做(みな)され勝ちな田中康夫にとって、小沢一郎氏も亀井静香氏も、得難き“畏兄(いけい)”と呼び得るのでありましょう。
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なるほど。であれば、鳩山由紀夫が今後、この3派のどこに軸足を置くかによって政権の性質、方向性も自ずと変わっていくことになる。今、実は政権内部で各派の綱引きが始まっているのかもしれない。

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2009/11/17

鳩山政権と政権周縁部のブロガ―たちの関係

今年3月、当時の小沢一郎民主党代表の秘書が逮捕されてマスゴミの報道が「小沢は辞任せよ」という論調一辺倒になった時、この逮捕に疑問を持った少なからぬブロガ―がネット上で「小沢は辞任するべきではない」という論陣を張った。
その中には植草一秀や天木直人、白川勝彦のような有名人もいたが、しかし多くは一般の市民だった。そして彼らは、おそらくはお互いに面識はほとんどなかっただろうが、ネット上でトラックバックなどを通じて緩やかに連携していった。
私の非常に大雑把な印象では、このブロガ―たちは決してコアな民主党支持者ではない。しかし自民党の、とくに小泉以降の政権運営に心底呆れ果てており、政権交代を熱望していたところが共通していた。また、反自民でありながら教条主義的な論理を振り回すわけではなく、かといって現実に流されるつもりもない、一人ひとりがきちんとしたビジネスマインドや市民意識を持つ、非常に良質な無党派層だった。さらに既得権益者としてのマスゴミが垂れ流す恣意的な報道に対しても正しい見識を持っていた。
そのブロガ―たちは小沢代表の後継として岡田克也より鳩山由紀夫を支持した。その理由は民主党内の仙石由人、前原誠司、野田佳彦、枝野幸男といったラインに対する不信感、警戒感が根強くあったからである。結果的に民主党の新代表には鳩山由紀夫が就任し、8月30日の総選挙では民主党が圧勝、ついに悲願の政権交代が実現し、鳩山政権が誕生した。
民主党はなぜ勝てたか? もちろん最大の要因は自民党に対する国民の積年の不満の爆発以外にない。また民主党支持者たちの日頃の活動の成果もあったろう。それに比べると私が指摘しているネット上のブロガ―たちがどれほどの役割を果たしたかは定かではない。おそらく選挙全体から見れば大したことはないだろう。
しかし、それでもこの政権周縁部に位置するブロガ―たちの存在、意見というものを民主党は軽視しないほうがいいと私は思う。なぜなら、彼らが発信する主張は、民主党政権が本来、示すべきベクトルとかなりの程度一致しているのではないかと思うからだ。にもかかわらず、そのゾーンの支持者が離れると、おそらく政権は不安定になるだろう。

では鳩山政権誕生から2か月。そのブロガ―たちはこの政権をどう評価しているのだろうか?
これもまた私の大雑把、かつ非常に個人的な見方だが、少しずつ冷めた目で見始めているような気がする。
鳩山政権はたしかに自民党よりもはるかにマシな政権だ。しかし、それはあくまで「マシ」というレベルで、本来期待されていた自民党的な政治(=霞が関独裁)からの脱却が本当に可能なのかというと「?」がつく。しかもその「?」が日々、増えているように見える。
幸いにも自民党が回復不能な状態に陥っているから当面、政権は安泰だろう。が、もし自民党が昭和の時代の強い自民党であればコロリとやられているのではないかと思ってしまうほどに現状は心もとない。なぜそう感じるかというと、閣僚の面々、あるいは政権をとりまく民主党の面々の言葉や行動に重み、深みが感じられないからだ。
そうしたなかで明日、田中康夫が国土交通委員会で前原誠司と「対決」するそうだ。
与党の一員である田中康夫が前原に対してどのように切り込むのかは大変に興味深い。その成り行きによってはブロガ―たちの政権に対する距離がまた変化するだろうが、一方で田中康夫と前原の「対決」に民主党がOKを出したということは、政権の軌道修正を試みている勢力が与党内にいるのではないか?という気もする。ということで明日の質疑に注目したいと思う。


※本日、午後、twitterを見ていたら、田英夫氏の訃報に接した。
 田氏が近年のマスゴミの体たらくをどのようにご覧になっていただろうか? そんなことをふと思った。
 心よりご冥福をお祈りします。

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2009/11/15

田中康夫 ~ 「仕分け」でムダが省けるか?

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2009/11/13

普天間移設、下地私案の中身と鳩山政権の外交力

またも遅きに失したエントリーであるが、、、

今週月曜日、田中康夫出演のTBSラジオ「アクセス」のゲストは国民新党の下地幹郎で、テーマは普天間基地移設問題だった。
11月8日に行われた「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」に出席した下地は嘉手納統合派ということで評判がよくなかったらしいが、その下地を田中康夫がゲストに呼んだ理由は↓の動画を見るとわかる。

つまり下地は単純な嘉手納統合派ではない。15年の期限付きで嘉手納に統合して、さらに「嘉手納の年間離着陸7万回」+「普天間同3万回」の合計を「嘉手納同5万回」にしなければいけないといっている。では残りは?というと、日本には関西空港や静岡、神戸などムダ空港や滑走路が山ほどあるのだから、そういうところを使えばいい、関空などはB滑走路が空いていて、しかも騒音問題もクリアできるからちょうどいいのでは?というわけだ。
これに対して町村信孝が「関西の人はどう思うのか?」とヤジを飛ばし、それに対して下地は「じゃあ沖縄にずっと負担させていいんですか?」と切り返す予算委員会のシーンはこちら(嘉手納統合に関する質疑は18分過ぎから)。

こうして下地の主張を聞くと、私は田中康夫と同様、十分検討に値する案なのではないかと思う。
もちろん、それでも沖縄県民に納得してもらうのは大変なことだと思うが、しかしどこかで落とし所をつくらなければならない。さらに米軍がくる地方空港の地元では反対運動が起きるだろうが、それも含めて多くの人を最終的に納得させるのは為政者の言葉である。

下地の話でもう一つ興味深かったのは、普天間移設問題に関するこの間の鳩山内閣の閣内不一致について。下地はアクセスでおおよそ以下のようなことを言った。

「オバマ大統領が来日するから政府内で一致しない方がいいという考え方もある。一人の方は『嘉手納統合がいい』と沖縄寄りの考え方を示す。一人は『辺野古がいい』といってアメリカ寄りの考え方を示す。そして鳩山総理は『今は決めきれない、私があとで決断をする』といって立場を明確にしない。それでオバマさんが帰るまではいくという戦略があるのなら、つまり計画的に閣内で不一致をつくっているというのであれば日本の外交は大したもの。
しかし、本当に一致していないのならば、対等な日米同盟といってきたことがまったく機能しないということになる」

いったい鳩山政権が前者なのか後者なのか?
現状では後者のような気もするが、私が政権交代を機にもっとも願うのは前者のような外交をできる国になること。
そもそも外交というのは単純なものではなく、自国の利益を最大限にするべくあらゆる手練手管を駆使するものだ。つまり一筋縄ではいかないのであって、当然、交渉相手の国との緊張感が高まることもあるが、決裂することをうまく回避しながら落とし所を探っていかなければならない。
これは当たり前のことで、どこの国でもやっているわけだが(誤解を恐れずに言えば北朝鮮でも)、その当たり前のことをしてこなかったのが旧自民党政権&外務省である。なにしろ対米隷属一辺倒であとは何もなく徹底的に底が浅い。その旧政権が生んだ最終形が再単純で極めつけの無知であるアホータローだった。
もちろんそのアホーと鳩山とは比較にならない。が、岡田克也も含めて、では外交上手な諸外国を相手に微妙な駆け引き、交渉を本当にできるのかとなると、現時点ではまだ「?」であることは否めない。
その疑念を払拭するためのファーストステップが今回のオバマ来日ということになる。

アクセスのポッドキャストはこちら

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2009/11/12

植草一秀 ~ 亀井金融相の事業仕分け人人事への苦言は正論

植草一秀の『知られざる真実』

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こうしたなかで、連立与党である国民新党の亀井静香代表が、事業仕分けチームの人選に苦言を示した。人選に本質的に重大な問題が含まれているとの指摘だ。

亀井金融相は仙谷由人行政刷新相、枝野幸男衆議院議員が主導する事業仕分けの仕分け人メンバーに、小泉竹中政治主導者が含まれていることを問題視している。

川本裕子氏やロバート・フェルドマン氏、土居丈朗氏は、小泉竹中政治路線を主導した人物である。また石弘光氏や冨田俊基氏は財政再建原理主義者に位置付けられると考えられる。

鳩山新政権が小泉竹中政治=市場原理主義を否定する基本スタンスを採用するなら、上記の人選には本質的な問題があると言わざるを得ない。性急に政策運営の成果を求めることは適切でないが、基本姿勢の揺らぎは中期的に大きな禍根を残す原因になる。

鳩山政権が民主党内市場原理主義者に支配されてしまうなら、民主党および鳩山政権は国民の強い支持を簡単に失ってしまうだろう。鳩山政権の原点は市場原理主義の否定にある。市場原理主義を代表する人々を事業仕分けチームメンバーに起用することは、選挙で民主党を支持した国民に対する背信行為であると言わざるを得ない。

「市場原理主義」に加担してきた大半のマスメディアは、苦言を呈した亀井静香金融相兼郵政担当相の主張を批判するトーンで報道を展開しているが、正論を提示しているのは亀井静香金融相である。
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詳細はこちら↓
亀井金融相の事業仕分け人人事への苦言は正論

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田中康夫 ~ 447事業「仕分け」に公務員は高笑い

確かに事業仕分けをWebの生中継で見ると、絵的にはおもしろい。
政権交代を実感するといえばするが、しかし違和感があることも事実である。

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日刊ゲンダイ連載 「にっぼん改国」より(全文転載)

・447事業「仕分け」に公務員は高笑い
 組織を如何(いか)に機能させ、成果を得るか。予算と人事は、マネジメントの要諦です。にも拘(かかわ)らず、政治や行政の世界では、予算も人事も公務員が牛耳ってきました。
 そんな筈(はず)はない。政治家は自身の選挙区へと、ハコモノ公共事業に象徴される利益誘導を毎年、行ってきたではないか。だから、税金の無駄遣いが改まらないのだ。
 と口角泡を飛ばして反論される向きも居られましょう。成る程、中央ならば大臣折衝、地方ならば知事査定の段階で、特定の個別事業が“降臨”します。が、その程度の金額の変動など、予算編成担当者にとっては、予め心積もりしていた「糊代(のりしろ)」の範囲なのです。
 極論すれば、無駄な予算など存在しません。穴を掘って埋めるだけでも立派な雇用を生み出す、と看破したジョン・メイナード・ケインズの至言を持ち出す迄もなく。
「無駄」を省く上で肝要な作業とは、公開の場で担当者を糾弾し、各事業の諾否を○×式に決定する“人民裁判”ではない筈です。
 全国で唯一、在任期間6年連続でプライマリーバランスを黒字化した経験に基づき諌言すれば、各事業の「積み上げ書」を1枚づつ丹念に捲(めぐ)りながら、各部局の事業担当者と膝詰めの議論を行う気概と誠意こそが、真の「無駄」を省く道なのです。
 必要性を認められた事業であろうと、調査費や委託費、会議費を始めとした積み上げ書に記された付随予算の中には、ウイルスの如く“冗費”が巧みに密かに忍び込まされているからです。
 他方、必要性が認められなかった事業とて、代替事業を編み出すべきか否かの論議が同時に行われねば、国民の生命と財産が脅かされる事態に陥り兼ねません。
 このダム建設は不要と中止決定したとして、では、その建設の為の調査費用よりも遙かに安価で取り組み可能な護岸補強や森林整備、河床整理と呼ばれる浚渫( )が、今まで実施されなかったのは何故なのか。
 毛細血管の如く張り巡らされた「款・項・目・節」と呼ばれる形骸化した行政予算の組み替えこそは、指導者の責務です。が、その為には、如何なる日本社会を創出するかの哲学と信念が不可欠。
 僅か447事業を「事業仕分け」と称してモグラ叩きの如く人民裁判しても、“ロッシャンルーレット”に該当しなかった他部署の公務員は高笑いするのみです。「市民運動家」の心智を超えた政治の成熟こそ、急務です。
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2009/11/11

マスメディア最後のお勤め?

週刊アスキーに連載されている歌田明弘の「仮想報道」の今週分「Vol.605 米新聞社『最後の戦い』」が興味深かった。
内容は新聞社や雑誌社の有料課金についてである。もちろんこの試みがうまくいくかは定かではないが、これに失敗すれば「新聞社には経営の展望がなくなるのではないか」という意味で「最後の戦い」というタイトルがついている。
詳しくは週アスを読んでいただくしかないが、この原稿の中でジャーナリストという職業の将来性についても書かれた部分に、私は「うーむ」とうなってしまった。以下、その一部を引用すると、、、

つい最近も、その名前を聞けばジャーナリズム志望の学生誰しもが行きたがるような大手メディアで面接を担当したという人から、「募集をするとほんとうに優秀な人が集まるんだけれど、先の展望のないうちがそんな人間をとっていいものかと思う」という言葉を聞いて絶句した。

なるほど絶句する話である。
たしかに新聞社や出版社はここ数年でバタバタ倒れる可能性が高い。広告収入が大激減するなか、大手マスメディアの高コスト体質は単純な経費削減ではまったく減収分を吸収できない。しかも広告収入は景気が回復しても戻らない。それはWebの登場にともなって、クライアントが求める広告という投資に対するリターンの中身が本質的に変わってしまったからだ(これについては機会を見て書く)。

ただ、それでも大手メディアは優秀な人材を採用すればいいとも思う。
なぜならマスメディアはなくなっても、おそらくメディアはなくならないから。だったら、ジャーナリスト志望の若者にきちんとした取材や原稿のノウハウを会社が続く限り教えるのがマスメディアの最後のお勤めなのかもしれない(もっとも記者クラブ体質にどっぷりつかった人々にそれができるかどうかという議論は当然出てくるだろうが)。

そうして次に来るのは堀江貴文が指摘する↓のような時代なのだと思う。
以下のエントリーは私も同様のことを思っており、しかもそれをとてもクリアに書いてある。

六本木で働いていた元社長のアメプロ
「個人メディアがマスメディアを凌駕する時代」

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2009/11/05

祝・ヤンキース優勝&松井MVP-ベースボールと野球はやっぱり違うものだった(2)

(1)のつづき

さて、私の席は4階席であった。日本のスタジアムだと上の方の席というと「なんだかな、、、」という感じになる。
ところが実際に4階席へ行ってみると、客席数も多く、しかもフィールドを見渡せるために「えらい席に来てしまった」という感じはまったくない。

Rimg0443

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周りはこんな感じ。

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今日のヤンキースタジアムも寒そうだったが、この日も風が強くて非常に寒かった。
だが、帰りたいという気持ちにはまったくならない。それはスタジアム全体がイニングの合間や投手交代の時間も含めて、とにかく観客第一主義に徹しているから。その舞台で一流選手が最高レベルのプレーを見せることで、試合全体が第一級のコンテンツとして成立している。

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実は帰国してからしばらくして、東京ドームで行われたクライマックスシリーズの巨人-中日戦を観戦したのだが、スタジアムから試合の雰囲気まで、すべての面で彼我の差を感じずにはいられなかった。
クライマックスシリーズでは息子のたっての希望で外野席へ行った。私は東京ドームの外野席に初めて座ったが恐ろしく狭く、その観戦環境の悪さに辟易した。もう観客を詰め込むだけ詰め込んでおり、観戦のしやすさよりも入場料収入を上げること=経済効率しか考えていない。
確かにドーム球場であるから寒くはない。が、逆にいうと外気との気温差があり、そのままでは暑いので上着を脱ぎたいのだが、それを置くスペースがない。一方、ヤンキースタジアムは寒いけれども、それを客はわかっているから防寒対策をしている(中にはいかつい体で半袖の人もいるが、、、)。しかも少々、着こんでいても一席一席に余裕があるから十分に身動きはとれる。
さらに日本独特の集団での応援風景。
正直に告白すると、私も中日の応援に行くと応援団と一緒にメガホンを叩いてしまう。しかし、ヤンキースタジアムの雰囲気を味わった後だとと(これは大リーグであればどこも一緒だろうが)、あの集団での応援というのは違和感がある。とはいえ、各チームの応援団が繰り広げるあの応援風景は、そう簡単にはなくならないだろう。

そうして私は「やっぱりベースボールと野球は本質的に違うんだナ」ということを実感した。
もちろん、もはや古い部類に属する東京ドームと新ヤンキースタジアムを比較するのは多少なりとも東京ドームにとって不利だし(ヤンキースタジアムの建設費は東京ドームの4倍にもなるらしい)、日本にだって甲子園やマツダスタジアム(まだ行ったことはないが)がある。
けれども、日米を代表するチームのホームタウンを比較すると、まだまだ日本はスポーツ興行の後進国だと思う。
と、こんなことを書いている合間に昨日の日経朝刊を会社で見ていたら、吉田誠一記者の連載コラム「フットボールの熱源」のタイトルが「観客に温かいスタジアム」だった。曰く「日本のスタジアムは観戦に付随した楽しみを提供できる場になっていない。Jリーグにはスタジアム基準があって、収容人数や照明の明るさなどを定めているが、ファンのためを思った項目が少ない。Jリーグは基準の見直しに着手している。」。

経済効率優先の思考から脱却して真の豊かさへ。
これは何も政治のみの課題ではない。

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祝・ヤンキース優勝&松井MVP-ベースボールと野球はやっぱり違うものだった(1)

ヤンキースがワールドシリーズ優勝を果たした。
今日の午前中は所用があって半休をとったため、ワールドシリーズ第6戦の松井の第1打席を見ることができた。相手投手はペドロ・マルティネス。前回の対決でもホームランを打っているため、ペドロ・マルティネスは明らかに投げにくそうで、終始、松井ペースで勝負は進み、フルカウントから先制2ランホームラン。これには鳥肌が立った。第2打席は見られなかったが第3打席の2点タイムリーも見ることができた。そうしてヤンキースタジアムに響く松井への「MVPコール」を見ながら、一か月前のヤンキースタジアムを思い出した。

今年のヤンキースのポストシーズンの初戦、ミネソタ・ツインズとの第1戦を私は出張中にヤンキースタジアムで観戦する機会に恵まれた。初めて行くヤンキースタジアム。今年から新装なったこのボールパークは、これまで見てきた日本のどの球場よりも魅力的だった。

当日はマンハッタンの中心部から多くのヤンキースファンとともに地下鉄に乗ってスタジアムへ向かった。駅の改札を出て階段を上るとと視界に入ってくるヤンキースタジアム。

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この景色を見た瞬間からテンションが上がる。それは一緒に行った普段は冷静な仲間が「ついに来ちゃったよー」と叫んでしまうほどの雰囲気で、私自身も「こんなにワクワクするのはいつ以来だろう」と思った。とにかく、その場を支配している空気がなんというか尋常ではない。
とりあえずスタジアムをパックに記念撮影などをしたあと場内へ。まずはショップへ入ると、これがまたさまざまなグッズ、アイテムを売っており楽しいことこの上ない。悩んでいくつかの土産を購入したあと、いよいよスタジアムの中を歩く。まずはグラウンドを見てみると、観客席の目の前にダイヤモンドがある感じ。

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通路は人がいっぱいだが、レストラン風の飲食店があり、またビールなどを購入する店も、すべてがスタジアムの雰囲気と調和して舞台の一部となっている。

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次に続く


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