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2008/12/31

今年の○と× その1

自動車雑誌「NAVI」の年末恒例企画である「○と×」を真似して、個人的な今年の○と×を思いつくままにあげて、本ブログの本年最後の書き込みとします。

まずはごく普通に現在の政治状況に×。とくに現総理には大×。
ただ、この異常な状況になんとなく慣れつつある自分にも×。

今年は本当にいろいろな問題が噴出したが、個人的に今でも引っかかっているのが教員採用における口きき問題である。おそらくこれを深く追及すれば、与党のみならず野党にも相当飛び火しただろう。この問題が大分県をみせしめにして終了してしまったことに×。

同様に、まったく話題に上らなくなった年金問題に×。
マスゾエなんぞがいまだに大臣をやっていることが信じられない。

リーマンショックの後の景気の後退に×。ただし広告営業をやっていての実感は来年はさらにもっと悪い。年明けから春先までは、まったくお金が動いている感じがしない。

そうしたなかでトヨタやキヤノンをはじめとする企業が派遣社員や期間工を大量に解雇したことに大×。
現在、自分が乗っているクルマはスバルだが、この会社がトヨタ傘下に入ってしまったことがつくづく残念である。

秋葉原をはじめとする無差別殺人に×。しかし一方でこれは犯人個人の問題以外に社会の問題でもある。

イスラエルに×。

伊集院光「日曜日の秘密基地」が春に終了してましったことに×。これほど面白く、それでいて良質な番組はそうそうはない。現在、伊集院のラジオは深夜放送のJUNKだけである。もちろんこれも相変わらず面白いが、秘密基地での表の伊集院とJUNKでの黒伊集院のコントラストが両番組をうまく共振させていたが、その一方がなくなったことで心なしかJUNKを聴いたあとの満足感がなくなった気がする。

浦和レッズに×。

第四の権力である既存メディアの崩壊がついに現実のものとなりはじめたことに×と○。
そのメディアに所属する会社員としては大変な時代であるが、一方でブログを書いている個人としてはとてつもなく面白い時代である。
今年読んで強く印象に残った本に「グーグルが日本を破壊する」(PHP新書)がある。確かにグーグルは日本のメディアを確実に破壊へと導いている。

いまさらながらYou Tubeに○。
今年、動画の視聴時間はスポーツとニュースをのぞけばひょっとしたらテレビよりもYou Tubeの方が長かったかもしれない。
私は中南米のラテン音楽が好きなのだが、これまで日本では絶対に見られなかったプレーヤーの映像を延々と見ることができる。これはジャズやクラシックにしても同様で、これだけ貴重映像を見られるとなるとテレビどころではない。
80歳を越えている私の父親は典型的な活字の人であるが、彼からのメールに「You Tubeを見ていると本を読む時間がありません」と書いてあったのにはびっくりした。最近もカラヤン指揮の第九の映像があったので教えてあげたところ、「それよりも関連動画の中にあったフルトヴェングラーの映像がすごい」という返事があった。その動画が↓。

http://jp.youtube.com/watch?v=SBT7W7uJ3ds

メールには「観客の前はナチの連中が占めていて、よく探せばヒトラーもいるかもしれないし、ゲッペルスもいるかもしれない」と書かれていた。

もう少しYou Tubeについて。
私はまた中学生や高校生の吹奏楽や合唱が好きである。そうしていろいろな動画を見ていたら、大阪の淀川工業高校と千葉の柏高校の吹奏楽部のファンになってしまった。両高校ともその演奏がすばらしい。

淀川工業高校
http://jp.youtube.com/watch?v=Z5XowSu2trs

柏高校
http://jp.youtube.com/watch?v=mt31aDzYbZo

既存メディアに所属する“プロ”がつくるくだらないコンテンツよりもはるかに面白い情報を発信している人があふれかえっている。しかもそこに広告が入れることが可能なシステムがある。既存メディアのどれだけの人たちが、この危機を実感しているのだろうか。

その2へつづく

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