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2008/11/28

「~~というのであれば」という用法

今朝の新聞を見ると、例の「たらたら飲んで食べて何もしない人の分のカネを何で私が払うんだ」という発言について、アソーが陳謝したと書いてある。
曰く「私の発言の一部が誤解を与えて、病にある方に不快な思いをさせたというのであればおわびする」。
ま、「~~~というのであればおわびする」というのは、政治家が良く使ういつものフレーズではあるが、、、

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2008/11/20

麻生&自民党が支配する日本はアノミーに陥っている

今週売りの週刊文春、週刊新潮はともに活版のトップニュースに、麻生太郎のまともに漢字を読めないバカネタを持ってきている。
このうち週刊文春は、林真理子が同誌に連載しているエッセイのなかで「(一国の首相が漫画が大好きと公言するのは)嗜好品としての漫画以外にも、主食の本をたっぷり読んでの、お茶目を狙ってのお言葉ならともかく、あの方、本当に本を読んでいなさそうだものな」と書いていることをまず引用し、その後、例の漢字の読み間違いについて触れ、「では麻生氏は本当に本を読んでいないのか。」と続く。
次に匿名の官邸担当記者の「(麻生は)司馬遼太郎さんの歴史物などは比較的、読んでますね。今月一日には記者を引き連れて都内の大型書店に行き、四冊の本を買いました」というコメントを紹介したあと、その四冊の本のタイトルが出てくるのだが、これを見てズッコケた。

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2008/11/18

トヨタが問われていること

先週、日本経団連の名誉会長である奥田碩が、「朝から晩まで年金や保険のことで厚労省たたきをやっている。あれだけたたかれるのは異常な話。正直言ってマスコミに報復してやろうか。スポンサーでも降りてやろうかと」と発言したことがニュースになった。
この発言に対する批判はマスメディアでは出て来ないが、すでに多くのブログなどで批判の対象となっている。
当然、私もこの発言には批判的なのだが、一方で「トヨタらしいナ」と妙に納得もしてしまうのである。

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2008/11/07

筑紫哲也氏の訃報

筑紫哲也氏が肺ガンのために亡くなったという。
筑紫氏といえば朝日ジャーナルの元編集長、そしてTBSニュース23のキャスターとして有名であるが、私がもっとも筑紫氏らしかったと思うのはテレビ朝日で放送されていた「こちらデスク」だった。
この番組が放映されていたのは私がまだ中学か高校ぐらいの頃であったはずだが、ほぼ毎週見ていたと記憶している。内容も面白かったが、むしろスタジオでタバコを吸いながら(今では考えられないが)、あるいは水割りらしきものを飲みながら議論をする新聞記者、なかでも筑紫氏のことを単純にカッコイイなあと思ったものである。
当時、この番組に対しては政治からの圧力も相当なものがあったはずで、そのことについて書いた筑紫氏の原稿も食い入るように読んだ。

朝日ジャーナルでは、編集長をやっている時よりも、むしろそれ以前、確か副編集長として立花隆氏とともにロッキード事件に取り組んでいた頃の方が輝いていたと思う。
先日、筑紫氏が編集長になって最初の号の朝日ジャーナルを偶然にも見る機会があったのだが、この号はまだ表紙も誌面も前編集長までの体裁そのままで巻頭特集は「よみがえれ、不良精神」というタイトルの藤田省三氏と筑紫氏の対談であった。
その後、筑紫氏は大胆な誌面改革をして浅田彰を初めとするニューアカ・ブームを作り出した。また田中康夫のファディッシュ考現学も筑紫氏が編集長の頃に始まったと記憶しているが、この連載は私が田中康夫という人物に注目するきっかけとなった。さらに立花氏のロッキード裁判傍聴記も当時は熱心に読んだものだが、ただ誌面全体のテーストは、筑紫氏が意識的に朝日色を薄めようとしたことで本来朝日ジャーナルが持っていたいい部分までが失われてしまった印象があった。
なので私は筑紫氏の朝日ジャーナルよりも、その次の編集長だった伊藤正孝氏(故人)の朝日ジャーナルの方が好きだった。

話は脱線してしまうが、田中康夫は新党日本の候補者としてなぜ有田芳生に声をかけたのだろうと最初は思ったのだが、よくよく考えてみるとこの2人は伊藤正孝氏でつながっていた。

さて、筑紫氏はその後、再びテレビの世界に戻り、ニュース23のキャスターを長年続けたわけだが、正直、私はこの番組はあまり見なかったし(もちろん時間がないこともあるが)、たまに見ても筑紫氏の発言には「?」を感じることが少なくなかった。そもそもこの番組は「こちらデスク」と比較すると圧倒的につまらなかった。

とはいえ、個人的に非常に影響を受けたジャーナリストの死はやはり残念である。
折しもアメリカではオバマが次期大統領に決まった。
筑紫氏はこれを見届けたのだろうか?
どんな感想を持ったのだろうか?
是非、聞きたかった。

筑紫哲也氏のご冥福をお祈りする。

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2008/11/06

好きではないけど大した国~オバマ当選の感想を少しだけ

フィデル・カストロが好きな私は基本的に反米である。とくにこの8年間はある意味、心地よく反米していたのであるが、今回の大統領選挙の結果を見るとやはりアメリカという国に畏敬の念を抱かざるを得ない。
口先だけで新自由主義だとか競争などと唱えながら世襲が跳梁跋扈する国と、完全な競争を勝ち抜いて黒人の大統領を誕生させる国とでは彼我の差は明らかである(もちろんアメリカの差別構造がなくなったわけではないが)。

考えてみると2000年以降、森→小泉→安倍→福田→麻生と続いた自民党政権がそれなりに持ちこたえられたのは、アメリカの大統領が日本並みにバカだったからではなかろうか。
ブッシュと小泉、あるいは安倍、福田が並んでいる映像というのは、おぞましいけれども両者のレベルがほぼ同じという意味では鑑賞に耐えられた。ブッシュと麻生でもおそらくそうだろう。
が、オバマと麻生がもしツーショットで並んだ映像を見たら、、、
これを想像するだけで私は慄然としてしまうのである。
これはおそらく日本にとって国辱的な映像になるだろう(別に相手に辱められているわけではなく、とにかく自分たちが情けないという意味で)。
とまあそんなことを考えると、麻生が「オバマにすぐには会いに行かない」といっているのは正解だと思う。オバマ当選にあたって「日米同盟をさらに強化云々」という最低のコメントしか出せない人間がノコノコと訪米してオバマと並んだら、あまりのレベルの差に国民の士気がさらに下がるし、日本の国際的な地位はさらに失墜する。つまり国益を損なうわけで、もはや日本の民主党も「自分たちの選挙に有利になるならば、麻生がどれだけ恥をかいてもかまわない」などという考え方は捨てて欲しいものだ。

日本では過去の植民地支配について「侵略国家は濡れ衣」などと発言した(しかもそれがアパグループの懸賞論文だというのだから呆れる)現役の空幕長に対して、役職は更迭されたが6000万円もの退職金が支給されるという。
一方、アメリカでは共和党員であるパウエルが選挙戦中にオバマ支持を表明した。イラクでの日本人人質事件の時のコメントといい、このパウエルという人物の発言を見ていると、アメリカと日本では制服組のレベルにも雲泥の差がある。

このたびの大統領選を見て、私は依然としてアメリカという国を好きにはなれなかったが、しかし「大した国だナ」と思った。

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