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2008/09/25

政権交代をそこまで恐れる理由を知りたい

自由民主党に集っている面々というのは、その党名から推測するならば、自由と民主主義を標榜しているはずだ。
では"自由民主"主義とは何なのか?
その定義の細かい部分は人それぞれに解釈が異なるかもしれないが、少なくとも公平、透明な選挙によって選出された国会議員の中で、より多数を占める会派が政権政党となること、その多数派とはあくまで国民のその時々の意思によって決まるわけで、つまりは政権交代という仕組みを肯定しているのが"自由民主"主義者であるはずだ。
実際、自民党の、それもこのたびの組閣で登用された閣僚の少なからぬ連中は中国や北朝鮮の一党独裁という政治体制を常日頃、大いに批判している。
ところが、、、

どうやらこの連中は、自分たちだけは何が何でも政権から離れたくないらしい。
そのためにはどんなに姑息な手段でも使うつもりらしく、選挙の日程を決めるにあたってもできるだけ投票率の低そうな日を狙っているそうである。
かつて森喜朗は「無党派層は選挙が終わるまで寝ていて欲しい」と放言したものだが、つまるところ自民党にはできるだけ多くの国民の意思を反映さることが民主主義だという発想は皆無のようだ。
一方で、この党の連中は口を極めて「民主党には政権担当能力がない」とわめきたてている。1000兆円を越えるという借金を作った自分たちには政権担当能力があるという言いぐさにも呆れるが、本当に民主党に政権担当能力がないのならば、次の総選挙でたまさか政権交代が起きたとしても、その次の総選挙では政権与党に復帰することができるだろう。それが民主主義の仕組みというものだ。
にもかかわらず自民党全体がこれだけ「政権交代」という言葉に過剰反応している、恐れているということは、それが実際に起きてしまうとよほど困ることがあるとしか思えない。
それが何なのか?是非見てみたいと思うのである。
また自民党内には政権交代が起きたが最後、当分、与党に戻ることができないという恐怖心があるようにも見える。その恐怖の源がなんなのか?これまた是非見てみたいと思う。

日経の社説によれば、今回の内閣は「負ければ超短命に終わる背水の陣内閣」だという。
その危機感の中でできた内閣は世襲偽員で溢れかえっている。つまり自民党のなかでもとくに世襲の連中に強い危機感があるということである。
世襲偽員は圧倒的に自民党に多い。ということは政治家を家業とする場合、一族郎党を食わせていくためには与党にいることがほぼ必須条件なのだろう。ということはそこに野党議員にはない、カネを生むカラクリがある可能性が高い。
折りしも今日、小泉純一郎が引退を表明し、後継者は4代目となる次男であることが発表された。この次男が初出馬した総選挙で自民党が野党に転落したとき、小泉家がどこまで政治家という職業を家業として続けて行くことができるか?それを見ることでそのカラクリの仕組みが浮かび上がってくるのではなかろうか。


※今日の日経朝刊で印象に残ったフレーズ2つ。

「ウチは私も妻も息子も大蔵省(現・財務省)の公務員一家だ。行革相なんてできるわけないだろ」
(当初、麻生から行革担当相を提示された中山成彬・国土交通相のセリフ)

「麻生首相は組閣に伴い各閣僚に①国民本位の政策②官僚を使いこなす③省益より国益重視--の三点を指示した」

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