« 教員不正採用の徹底調査こそ「安心実現」への道 | トップページ | いま問われているのは“了見”である »

2008/08/18

農水相発言~「消費者がやかましい」より呆れた部分

農林水産大臣の「消費者がやかましい」発言の該当部分をyoutubeで見た。
メディアでは「やかましい」という部分がクローズアップされて報道されたが、私が引っかかったのはむしろその後の部分であった。曰く

「評論家のようなことを言うようですけども、社会主義の国と日本のような民主主義の国は違っていて、消費者としての国民がやかましくいろいろ言うと、それに応えざるを得ない日本のような国の場合はですね、それは社会主義の国である中国のように、基本的には何も教えなくていい、まずいことがあっても隠しておいていい国、それから消費者のことを考えないでもいいという国とは違ってですね、常にそういうプレッシャーにさらされているわけですから、とくに日本の場合はですね、潔癖だから基本的に私は食の安全というのは日本国内は心配しなくてもいいと思っております(以下略)」

どうやらこの人物はミートホープも食肉偽装も吉兆の問題などはまったくご存じないらしい。
「基本的に何も教えない、まずいことがあっても隠していい国」というのは社会主義の国なのだそうだが、そうなると年金問題から教員採用問題にいたるまで、まずいことはおよそすべて隠す、あるいはマスコミを抱き込んでウソを垂れ流す日本という国は民主主義国家ではなく、この人物が嫌いらしい社会主義国家ということになるわけだが、そこのところに気づくまでにはこの大臣のおつむはどうやら至っていないらしい。

ちなみに私はこのブログで何回も書いているように、キューバという国を見る限りは社会主義も悪くないのではないかと思っている。
つまり問題は民主主義か社会主義かではなく、腐敗した官僚(とその官僚にべったり癒着した政治屋)による独裁政治なのであって、ソ連邦の崩壊はまさにそれが原因であり、いま同じ理由で日本も崩壊へ向かっている。

かつて耐震偽装問題の時に、武部勤が思わず「この問題を真剣にやるとマンション業者がバタバタつぶれる」と口をすべらせたことがある。この問題はその後追及するマスコミもなく、結局はうやむやに終わってしまったが、おそらく隠していることはまだまだあるだろう。
食品にしても同様で、国民の健康を犠牲にして経済コスト(=金儲け)を優先する思想から脱却しないかぎり、あらゆる種類のデタラメや偽装の横行は止められない。
と、そう考えると、この期に及んでも「食の安全について日本は心配しなくていい」とのたまうこの大臣は、まさに自身が既得権益まみれであることを自ら告白しているようなものである。

ということで私はこのyoutubeの動画を見て改めて「民主党も大したことはないけど、とにかく一度、政権交代をして自民党を与党から引きずりおろさなければいけないナ」と思った。

その民主党の代表選は小沢一郎の再選ムードが高まっているらしいが、これに対して野田佳彦に近い馬淵澄夫は小沢に対して「代表選はやるべきですよね。堂々の政治をやりましょう」と訴えたそうである(今日の日経朝刊)。こういう記事を見ると、「ホントに民主党の若手はバカだなあ」と気持ちが萎えてしまうから困ったものである。


|

« 教員不正採用の徹底調査こそ「安心実現」への道 | トップページ | いま問われているのは“了見”である »