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2008/08/29

独裁権力のタガが外れる時

農林水産大臣が秘書の自宅を事務所として届けて経費を計上していた問題で、アルファブロガーで経済学者の池田信夫氏がこの秘書の自宅の隣に住んでいたことをブログで公表、話題になっている。
池田氏はこの秘書の自宅が事務所として使われている形跡は皆無で、これを国会で証言してもいいとまで述べている。

さらに池田氏は、何かと物議を醸しているグーグルのストリートビューを使ってこんなページまでつくった。
いまストリートビューの善し悪しは置いておくとして、これはこれでおそるべき説得力である。

ところで、これを見ていてふと思ったのだが、もしこのストリートビューがグーグルというアメリカの会社ではなく日本の会社が作ったものであったならば、おそらく政府・自民党は「プライバシーの侵害だ」として大騒ぎをしただろう。ことによったら警察権力を行使したかもしれない。あるいはマスコミを通じて大々的なキャンペーンを張っただろう。

しかし、世界でもっとも洗練された独裁権力をしても、このグーグルの力を止めることはもはやできない。マスコミという広報機関を使ってウソを垂れ流しても、いまやそのウソはバレてしまう運命にある。

そもそも独裁の本質は情報の独占にある。
日本ほど国民が情報から遠ざけられている国はないというのが私の意見だが、この秘書官宅のストリートビューを見ていると、ついにその独裁のタガが外れる時が来つつあるのかナと思うのであった。

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“国会偽員”はいらない

民主党のゴミが自ら自民党というゴミ箱の方へ行くという。結構なことである。そもそも代表になるという人物は民主党にいること自体が“?”で、“七奉行”ほどにも論評に値しない。
ま、世の中が変わるときには大きな流れと関係のないところに棲息している生物も妙チクリンな行動を取るのはよくあることである。
それにしても、、、
この動きを歓迎している自民党というのもとことん墜ちたものだ。いくら苦しくても民主党の比例区で当選した連中とは距離を置くぐらいの了見も見せられない。そもそも比例区で当選した議員がコロコロ所属政党を変えるというのはリーガルマインド以前の問題で、そういう“偽員”を引きずり込んででも既得権益を守ろうとする体質こそがいま問われているのである。

話は変わるが、、、
2カ月ほど前だったか、TBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」にゲスト出演した黒鉄ヒロシが言った「とりあえず議員の世襲はやめた方がいいんじゃないですか」という言葉がここ最近、妙に印象に残っている。
日本の政治が劣化した理由の一つは間違いなく世襲議員の増加にある。とくに自民党に世襲議員が多いわけだが、それは“与党の政治家”という商売がオイシイものであるということの証明である。
商売には当然ながらメシの種があるわけで、そいつが親から子へと引き継がれる利権だ。
始末に負えないのは、そういう利権を引き継いで議員になった連中が声高に新自由主義やら競争の必要性を説くことである。私に言わせれば世襲の連中というのもまた“偽員”だ。

そこで民主党への提案。
次期総選挙の公約の一つに“世襲禁止”を入れてはどうですか?
もちろん小沢や鳩山も世襲議員である。彼らもかつては自民党にいたわけで、あまりえらそうなことは言えないが、少なくとも一度は利権集団の外へ出たということを評価しましょう。
ただし政権を取ったら最後、自分も含めてすべての議員が絶対に子どもに世襲はさせない。それを公約することで初めてイカサマ新自由主義の対立軸になると思うのである。

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2008/08/22

いま問われているのは“了見”である

民主党の代表選は野田佳彦の出馬が焦点になっている。
野田は「民主党が政権担当能力を向上させるには、複数候補による政策競争などが明確になる代表選が必要と主張」(日経)しているそうだ。
この男、ぜんぜんわかっていない。
いますべての政党、すべての議員に問われているのは政策なんかじゃない。“了見”なのである。
もはや国民は自民党の個々の政策に対して呆れているわけではない。財政再建派だの上げ潮派だの、突き詰めれそんなことはどうでもいいのであって、要は既得権益まみれのデタラメ政治、今日の新聞報道で言えば総選挙を先延ばしにするために15カ月予算を組もうなどという、その姑息な了見に見切りをつけつつあるのだ。

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2008/08/18

農水相発言~「消費者がやかましい」より呆れた部分

農林水産大臣の「消費者がやかましい」発言の該当部分をyoutubeで見た。
メディアでは「やかましい」という部分がクローズアップされて報道されたが、私が引っかかったのはむしろその後の部分であった。曰く

「評論家のようなことを言うようですけども、社会主義の国と日本のような民主主義の国は違っていて、消費者としての国民がやかましくいろいろ言うと、それに応えざるを得ない日本のような国の場合はですね、それは社会主義の国である中国のように、基本的には何も教えなくていい、まずいことがあっても隠しておいていい国、それから消費者のことを考えないでもいいという国とは違ってですね、常にそういうプレッシャーにさらされているわけですから、とくに日本の場合はですね、潔癖だから基本的に私は食の安全というのは日本国内は心配しなくてもいいと思っております(以下略)」

どうやらこの人物はミートホープも食肉偽装も吉兆の問題などはまったくご存じないらしい。
「基本的に何も教えない、まずいことがあっても隠していい国」というのは社会主義の国なのだそうだが、そうなると年金問題から教員採用問題にいたるまで、まずいことはおよそすべて隠す、あるいはマスコミを抱き込んでウソを垂れ流す日本という国は民主主義国家ではなく、この人物が嫌いらしい社会主義国家ということになるわけだが、そこのところに気づくまでにはこの大臣のおつむはどうやら至っていないらしい。

ちなみに私はこのブログで何回も書いているように、キューバという国を見る限りは社会主義も悪くないのではないかと思っている。
つまり問題は民主主義か社会主義かではなく、腐敗した官僚(とその官僚にべったり癒着した政治屋)による独裁政治なのであって、ソ連邦の崩壊はまさにそれが原因であり、いま同じ理由で日本も崩壊へ向かっている。

かつて耐震偽装問題の時に、武部勤が思わず「この問題を真剣にやるとマンション業者がバタバタつぶれる」と口をすべらせたことがある。この問題はその後追及するマスコミもなく、結局はうやむやに終わってしまったが、おそらく隠していることはまだまだあるだろう。
食品にしても同様で、国民の健康を犠牲にして経済コスト(=金儲け)を優先する思想から脱却しないかぎり、あらゆる種類のデタラメや偽装の横行は止められない。
と、そう考えると、この期に及んでも「食の安全について日本は心配しなくていい」とのたまうこの大臣は、まさに自身が既得権益まみれであることを自ら告白しているようなものである。

ということで私はこのyoutubeの動画を見て改めて「民主党も大したことはないけど、とにかく一度、政権交代をして自民党を与党から引きずりおろさなければいけないナ」と思った。

その民主党の代表選は小沢一郎の再選ムードが高まっているらしいが、これに対して野田佳彦に近い馬淵澄夫は小沢に対して「代表選はやるべきですよね。堂々の政治をやりましょう」と訴えたそうである(今日の日経朝刊)。こういう記事を見ると、「ホントに民主党の若手はバカだなあ」と気持ちが萎えてしまうから困ったものである。


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2008/08/12

教員不正採用の徹底調査こそ「安心実現」への道

第二次福田政権のスローガンは「安心実現内閣」であり、消費者行政に力を入れていくそうだ。
農相などは「消費者がやかましいから徹底してやっていく」という(これに対して福田首相は「『あまり適切な言葉でない』と述べ、不適切だとの認識を示した」(日経)というが、「あまり適切な言葉でない」と「不適切」はイコールなのだろうか?) 。
そこで、もし本当にこの内閣が国民の安心を第一に考えるのならば、何よりも優先してやって欲しいことがある。
それは大分県以外の都道府県のにおける教員採用の徹底的な実態調査である。

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2008/08/05

祝!山本昌広200勝!

うだるような暑さの中、ロクなニュースがない今日この頃、、、

中日ドラゴンズの山本昌広投手がついに200勝を達成
心からお祝い申し上げます!

日大藤沢高校を卒業後、入団4年間は勝ち星なし。大卒の200勝投手がいないことを考えると、これは空前絶後の記録といえる。しかも43歳を目前にしての記録達成、それもキッチリとローテーションを守っての今季7勝目なのだから素晴らしいとしか言いようがない。

今年の交流戦で楽天の野村監督に「こういう極意のような投球をされると楽天はまだ打てない」と言わしめた投球術はまだまだ通用するはず。
これからも40代の希望の星としてもっともっと勝ち星を積み上げること期待してます!

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