« 大分県教員問題~まずは飯島勲を直撃してみてはいかが? | トップページ | 祝!山本昌広200勝! »

2008/07/24

民主党七奉行って「バッカじゃなかろかルンバ」

先週末、地元選出の民主党衆議院議員の集会に小沢一郎がゲストでやって来た。前回の衆議院選挙で壊滅した都市部の小選挙区のテコ入れ行脚の一貫らしい。
私自身はこの民主党議員には渋々投票しているクチで後援会ともなんの関係もないのだが、小沢一郎が何を喋るのか興味があったので会場となった市民会館へ足を運んでみた。
小沢の講演テーマは「政権交代に賭ける」。その内容は与党及び官僚批判、そして日米関係における日本の従属性にも及び、最後は「とにかく次の総選挙で政権を取れなければ民主党は金輪際、政権は取れない。しかし参議院選挙で勝ったからといって衆議院選挙というのはそう簡単なものではない。だからとにかく必死でやらなければならないと、常日頃、党内で煙たがられながらも言っている。とにかく〇〇君(地元選出議員)を小選挙区で勝たせてください」と締めくくられた。
この小沢の講演に100%納得はできない。たとえば、「あなたが与党で権力を持っていた時点ですでに官僚は横暴を極めていたのに、そのときは何をしていたのか。自分も既得権益集団の中にどっぷりと浸かっていたのではないか」という点は指摘されなければならないはずである。
しかし一方で現在の政治状況を考えるならば次の選挙の最大のテーマは「とにかく自公政権が終わること」でしかなく、そのためには小沢代表のまま総選挙にいくしかないとも思う。

年金問題はもちろんのこと、ここへ来て浮上した大分県の教員不正採用問題は、もはやこの国がアノミー状態にあることを示している。
その教員不正採用問題だが、この問題は案外、与党にトドメを刺す可能性があると思う。
かつてブレアはイギリスの首相時代に「1に教育、2に教育、3に教育」と演説したが、ことほどさように教育こそは国家の基本である。そこで大分県に限らず大々的な不正が行われていた可能性が高い。教員採用試験における合否情報の事前通知は、飯島勲が憤っている大学の合否情報の事前通知と同様、議員への謝礼と絡んでいるはずだ。
国の将来を背負って立つ子どもの教育機関が不正にまみれているのでは教育もへったくれもない。
これは私の知る範囲での個人的な印象だが、公立学校の教員ほど自分の子ども私立に入れたがる傾向が強いのは、自らの職場の問題点をよく知っているからだろう。
と考えていくと、この問題は掘り起こせば掘り起こすほど根が深く、真剣にやれば収拾がつかなくなることは十分にあり得る。

それにしても、、、
これだけハチャメチャな政治、癒着が行われれば「普通の国」であれば、まあデモの一つも起き、次の選挙ではまず間違いなく政権交代が起きるはずである。野党第一党はよほどヘンテコリンなことをしなければ、黙っていても政権を取れるはずだ。
ところが現実には小沢一郎が言うように、民主党は安穏としていられる状況にはない。それはこの国が民主主義国家とはほど遠い官僚独裁国家であり、既得権益の維持を目指す政・官・財・マスコミの執念は侮れないからなのだが、呆れるのは民主党の若手連中である。

日経では月曜日から政治面で「民主党研究」という記事を3回掲載した。この記事によれば民主党には渡部恒三が期待する「七奉行」というのがいるという。ま、渡部恒三などという人物の与太話を軸に記事を作る時点で記者のセンスが疑われるが、この七奉行というのは岡田克也、野田佳彦、前原誠司、玄葉光一郎、仙谷由人、枝野幸男、松本剛明で、この連中は「国会論戦と政策の一貫性を重視」するのだそうだ。
一方、この七奉行の「正論」に対して小沢は「政局主義」「現実主義」の色彩が濃いという。そしてこの記者には、「小沢氏は自民党時代からの経験に裏打ちされたリアリズムという踏み絵を、正論を唱える後輩に突きつけているように見える」のだそうだ。
この小沢像はすべてのメディアに共通したパターンで、与党も「小沢の頭の中には政局しかない」というアナウンスをせっせと流していることには注意が必要だが、しかし何よりもこの記事で呆れたのは、小沢が「今度政権を取れなかったら未来永劫取れない可能性がある。次が最後なんだ」と言っているのに対して若手の連中は「『次の衆院選は本格政権への第一歩。過半数が取れなくてもその次もある』との楽観論も多い」という記述である。
七奉行とやらを中心にした連中が、本当にそんなことを考えているのであればこれはもう楽天の野村監督ではないが「バッカじゃなかろかルンバ」というしかない。
「次はダメでもその次があるから民主党の代表選は「政策」で小沢と一戦交える」というのであれば、それこそ国民生活など眼中にない党内政局一色の連中ではないか。
つまりこの連中は「いま国民のために石にかじりついてでも政権交代を実現する」よりも、「いつか政権を取ったときに自分たちがその中心にいたい」というだけなのだろう。
そういう連中は、与党にしてみれば「重要ポスト」をエサにすれば釣りやすいと見えているに違いない。

|

« 大分県教員問題~まずは飯島勲を直撃してみてはいかが? | トップページ | 祝!山本昌広200勝! »