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2008/07/24

民主党七奉行って「バッカじゃなかろかルンバ」

先週末、地元選出の民主党衆議院議員の集会に小沢一郎がゲストでやって来た。前回の衆議院選挙で壊滅した都市部の小選挙区のテコ入れ行脚の一貫らしい。
私自身はこの民主党議員には渋々投票しているクチで後援会ともなんの関係もないのだが、小沢一郎が何を喋るのか興味があったので会場となった市民会館へ足を運んでみた。
小沢の講演テーマは「政権交代に賭ける」。その内容は与党及び官僚批判、そして日米関係における日本の従属性にも及び、最後は「とにかく次の総選挙で政権を取れなければ民主党は金輪際、政権は取れない。しかし参議院選挙で勝ったからといって衆議院選挙というのはそう簡単なものではない。だからとにかく必死でやらなければならないと、常日頃、党内で煙たがられながらも言っている。とにかく〇〇君(地元選出議員)を小選挙区で勝たせてください」と締めくくられた。
この小沢の講演に100%納得はできない。たとえば、「あなたが与党で権力を持っていた時点ですでに官僚は横暴を極めていたのに、そのときは何をしていたのか。自分も既得権益集団の中にどっぷりと浸かっていたのではないか」という点は指摘されなければならないはずである。
しかし一方で現在の政治状況を考えるならば次の選挙の最大のテーマは「とにかく自公政権が終わること」でしかなく、そのためには小沢代表のまま総選挙にいくしかないとも思う。

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2008/07/16

大分県教員問題~まずは飯島勲を直撃してみてはいかが?

本日売りの週刊新潮が、先週、私も書いた飯島勲の教員口利き問題のことを書いている。
おそらく多くの記者がこの本は読んでいるであろうから、少なくともそういう記述があったことは知っているはずである。にもかかわらず他の媒体でそのことに触れているものを私はまだ見ていない。
ちなみに社会的にはこの問題は関心が高いようで、昨日あたりも朝のワイドショーやラジオのニュースでこの問題を取りあげていた。その方向性は概ね「これは大分だけのことではない」といった論調だったが、だったらまずは飯島を直撃してみればいい。
ちなみに週刊新潮には「本誌の取材を拒絶した」とあるが、直撃したのか、それとも文書で回答を求めたのかはわからない。
が、ここはなんといっても本人を追いかけて、直接、このことについての取材をするべきでそれが記者の仕事であるはずだ。なにしろ「こと」は公立学校の教員採用という、子どもを持つ親にとってもっとも関心の高い問題なのだから。

それにしてもこの飯島の著書というのは、これ以外にも“ネタ”の宝庫である。
たとえば国会議員のなかには「入学の陳情で商売するとんでもない事務所」があるという。といっても裏口入学というのはいまや簡単ではないとのこと。が、それでもそういう陳情を受けてしまうと、とりあえず学校に対して合否の結果だけでも先に教えてもらうようにしておくという。
そうして合格しているようだったら「『先日の件ですけど、いちおう合格しているはずです』と秘書から電話をいれさせ」、本人は実力で合格したにもかかわらず謝礼をせしめるのだという。ちなみに不合格だったら「『いや、まことに申し訳ありませんが、残念ながら力が及びませんでした』などといってそれでオシマイ」とか。
飯島でさえ「このカラクリは本当にケシカラン」と怒っているが、開いた口がふさがらないとはこのことだ。

また就職の斡旋に関してはこんなことが書いてある。
「やれマスコミ関係だスチュワーデスだと、なにかと注文の多い女の子の就職斡旋だが、私がオススメしたいのはむしろアルバイトだ。ただし勤務先はお役所。つまり中央官庁の臨時雇いだ」。
その理由は「石を投げればともかく東大卒にぶつかる中央官庁」では、「どんな男にひっかかっても人生はバラ色」だそうで、「末は局長とまではいかなくとも、高級官僚のよさは定年になってから。天下りで就職支度金をたっぷり支給され、個室、クルマ、秘書つきで月給百万円以上という人生が待っている。三回か四回、天下れば、億という金がたまり、地位も名誉も最高」だという。
これを無駄と言わずになんとういのか、是非、与謝野馨に飯島の本を元に問いただしたいものである。

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2008/07/14

やっぱり民主に必要なのは自民よりも共産対策である

昨日、埼玉県新座市で市長選挙の投開票が行われた。
新座は私の住む志木市の隣だが、このあたりは小さな市が隣接しており完全な生活圏なので、選挙が行われていることは知っていた。
候補は5選を目指して自公が推す現職(ちなみに前回は無投票)、そして民主系で連合埼玉が推す新人、さらに共産党が候補を立て、その他一人であった。
結果はこれで現職が当選。2位が民主系で3位が共産党である。

この選挙、民主は友情支援いうことで自主投票だったという。その理由についてはわからないが、。もし民主がこの選挙に真剣に取り組んでいたら、おそらくこの178票差ぐらいは逆転できたろう。それをしなかった民主にはなにがしかの理由があったのかもしれないが、結果的に自公が推す多選候補が当選したことは、正念場となる次期総選挙に向けて、新座在住の民主支持者を失望させたことは間違いない。

しかし誰もが思うのは、共産党が候補を立てなければ民主系が勝てたという事実である。3位の得票数が6,756票で当選は17,559票だから当選には遠く及ばない一方で1位と2位の票差の38倍近くも得票している。これでは共産党は自公の補完勢力である。
次期総選挙で共産党はこれまでのように小選挙区すべてに候補者は立てないという報道が少し前にあった。その後、どうなったかはわからないが、この市長選の結果を見ると、民主は真剣に共産対策をしなければならないことは明白である。
そして共産党。いまこの党にかかわるすべての人々の“了見”が問われている。
そのことを肝に銘じて欲しいものである。

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2008/07/10

自民と民主~党内対立に見る“したたかさ”の差

本日の日経の「寸言」によれば、与謝野馨が「『無駄ゼロ』はむなしい議論だ。家計でもダンナのパチンコを奥さんは無駄だと言う。奥さんが通信販売で高い化粧品を買ってもダンナは無駄だと。価値観によるのであまり言わない方がよい」といったそうだ。
これはつまり歳出を見直せという議論は「むなしい」ということを言っているのだろう。
霞ヶ関の独裁官僚がどれだけ税金を無駄遣いしているのか。まだまだ明らかになっているのはその氷山の一角であるにもかかわらず、「そんな無駄遣い探しはむなしい」という。呆れた認識である。
ところで巷間、この与謝野を中心とする消費税増税派と中川秀直を中心とする上げ潮派が自民党内で厳しく対立していると言われている。しかし私はこの両派は断じて対立などしていないと思う。強いて言えば「対立しているふりをしている」だけだ。
なぜなら、この両派には絶対的な共通点がある。それは、、、

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2008/07/08

新自由主義の裏にある口利き社会

大分県で教員採用をめぐる汚職事件があったという。
この事件自体は教育関係者である親が自分の子どもの採用のために便宜を図ってもらおうしたということのようだが、そもそも公立学校の教員採用や異動というのは圧倒的にコネや便宜が効く世界である。
これは私自身も教員の友人で実例を見たことがあるのだが、なによりもそれを証明するのが飯島勲の著書「代議士秘書」である。

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2008/07/04

トヨタは労働者の“溜め”を搾取して利益にしている

かつてトヨタ自動車は財界活動に熱心ではなかった。本社が名古屋にあるということもあったが、何よりも財界活動が“ムダ”以外の何ものでもなかったからである。
その分、自動車業界で財界活動に熱心だったのは日産だ。こちらは本社も東京だし、なによりも自動車業界の代表というような立場が大好きだったこともあり、トヨタにかわってせっせと財界活動をしていたのである。これはトヨタにとっても非常にありがたいことだったのだが、そうこうしているうちにトヨタと日産の差はどんどん開き、なかんずくホンダにまで追い上げられる始末。ついには財界活動にうつつを抜かす余裕がなくなる。
そうしたなかでやっとトヨタは重い腰を上げ、財界活動に力を入れ始める。もちろんそれはトヨタが押しも押されもしないナンバーワン企業になったからであり、もはや「財界活動はカネがかかるからやらない」というような勝手なことを言える立場ではなくなったからというのが一般的な解説なのだが、、、

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2008/07/02

新聞記者は個人プレーでいいじゃないか

「Blog vs. Media」というブログがある。
書いているのは築地にある新聞社の記者でブロガーとしても有名だ。
このブログの昨日のエントリーにちょっと引っかかった。
記事自体は韓国での米国産牛肉問題に端を発する朝鮮日報と東亜日報への抗議行動、そして日本では今日、本社への抗議行動が行われる毎日新聞の問題のことが書かれているのだが、私が気になったのは本筋とは別のところで、毎日新聞について書かれた以下の部分だ。

「毎日新聞の個人プレーは業界では有名で、それ故に新聞協会賞も多いのですが、今回のケースは明らかに虚偽報道です。」

「今回のケース」以下はどうでもいいのだが、「毎日新聞の個人プレーは業界では有名」というのは、おそらく「記者クラブの縛りに毎日があまり従わない」ということなのだろう。ゆえにスクープを取れて新聞協会賞を受賞することも多いということだと思われる。
ま、新聞協会賞というものにどれほどの価値があるのか私にはわからない。またこの部分がネガティブに書かれているのかどうかは微妙だが、少なくともこの筆者が所属している新聞社は業界内で個人プレーはあまりしないようである。

そこで私の感想を述べると、新聞記者が個人プレーをしてもいいじゃないか。というか良いことである。もちろん個人プレーをした結果がガセネタでは困る。が、きちんとした取材に基づいているものならば、どんどん個人プレーに走ればいい。
最悪なのは個人プレーを慎んだ結果、肝心なことが何も表に出ず、ただの発表ジャーナリズムに墜ちることである。

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2008/07/01

“ねんきん特別便”利権はないのか?

妻に届いたねんきん特別便のことについて以前書いた。
彼女のもとに届いたねんきん特別便には漏れがあったために、すぐにそれを訂正して返送するとともに、専用ダイヤルに電話もしている。
ところが、、、
またぞろ社会保険庁から封書が来たそうだ。
その内容は「あなたはまだねんきん特別便の返事を出していないので、はやく返送するように」というものだったという。
たまたま手違いがあったのかもしれないが、それにしてもこれだって金のムダなわけであり、膨大な件数のなかで少ないパーセントでもミスがあれば、こういうムダ金が積み上がっていくわけで、それは馬鹿にならない額になるだろう。
ところでこの作業をしているのはどんな業者なのだろうか?
もちろん検索すればすぐにわかることなのだろうが、そんなことをふと考えるのは以前、こんな話を聞いたことがあったからである。

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この騒動の行方

毎日新聞が大変なことになっている。
この騒動がどういう結末を迎えるのかは私にはまったくわからないが、ただ一つ推測できることは広告営業面に少なからぬ影響があるのではないかということだ。
雑誌同様、新聞の広告営業も大変である。とくに新聞というのは毎日発行されているわけで、その広告枠を埋めていく作業というのは自転車操業に近い。
おそらく数少ない優良クライアントとその他もろもろの広告をかき集めてなんとか広告予算を立てているのだろうが、ただでさえ大変なこのご時世に、今回の一件で集広作業がさらにきつくなる可能性はあると思う。
とくに大きなクライアントに影響が及ぶと広告予算のメドそのものが立たなくなるため、毎日新聞としてはそれだけはなんとしても避けたいところだろう。
いま日本の景気は急速に悪化している。そうしたなかで企業が真っ先に手を付けるのは宣伝予算である。
そこで毎日新聞にとってもっともこわいのは、長く堅実な取引のあったクライアントが「ちょっと様子を見させて欲しい」と言ってくることだろう。つまりこの騒動が、クライアント側からみると毎日に対する予算削減のいい“口実”“きっかけ”となる可能性はある。

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