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April 18, 2008

ガソリン再値上げは本当にできるのか?

ここのところガソリン再値上げ関連の報道がやや下火になっている。
もちろん再議決で緊迫するであろう来週後半には山口の補選とともにまた大々的に扱われるのだろうとは思う。
それにしても、、、
再議決なんて本当にできるのだろうか?
少なくとも国民生活の現状をきちんと把握している議員ならば、ガソリン再値上げの議決に荷担することはできないはずだ。

毎週、日曜日の午前中は妻と一緒に近所のスーパーの朝市へ行くことにしている。住宅地に隣接しており決して好立地とは思えないのだが、この朝市には大勢の人がやってくる。
なぜならば、とにかく安いのである。
妻に言わせれば、ここの価格を見るとなかなか駅近くの大きなスーパーでは買えないという。
店内の安売りだけでなく、店外でも野菜、くだものの安売りをしており、ここには長い行列ができる。開店の1時間前ぐらいから並ぶ人もいるらしく、開店直前に到着したりすると、レジで会計をすませるまで20~30分以上かかることもある。
そうしてその行列を見ると、年金生活者のお年寄りが本当に1本100円の大根を買うためにだけにじっと並んでいる。そういうお年寄りはレジで会計しなくても店員に100円渡せばいいんじゃないかとも思ったりするのだが、とにかくみんなそうやって並んでいるのである。
もちろんお年寄りだけでなく、われわれのような中年の夫婦や小学生を連れた奥さんなども同じように並んでいる。
しかし、いくら安いといっても大根1本をちょっと高い店で買ったとして50円高ぐらいのものであろう(その時々の相場によるが)。ところが塵も積もれば山となるわけで、そうやってみんな必死になって節約しているわけである。

もちろん、なんでもかんでも安ければいいわけではない。輸入食材の安全性を考えたら、たとえ高くても国産のものを買った方がいいかもしれない(国産が安全というわけではまったくないが)。そもそもそういう安物志向が強すぎるから安全性がどんどん軽視される面だってあるだろう。
しかし、ちょっとでも安ければそちらに行かざるを得ない生活があるのも事実である。その傾向は高齢者ほど顕著であろうし、さらに例の後期高齢者医療制度によって年金から保険料を天引きされてしまうようなお年寄りほど「少しでも安く」と考えるだろう。

高齢者でなくても、子育て真っ最中の家庭ならやはりそう考える。
ちょっと話は横道にそれてしまうが、いま世の中は少子化にともなって「一人っ子時代」だと言われている。統計的に見ればそういうことになるのだろうが、実は一人っ子というのはそれほど多くはない。もちろん昔よりは増えているのだろうが、一人っ子だらけかといえばそうではない。むしろ2人以上の方が多いだろう。
つまり、生活は大変でもこういう時代に子どもが一人ではかわいそうだと考える親は少なくないわけで、私の印象だと二人以上の子どもがいる夫婦と子どもがいない夫婦をあわせた上での平均が「一人っ子時代」ということなのだ。
そうして子どもを育てるのにはやはりカネがかかる。つまり、この国ではもはや「子育て=リスク」なのであり、それがいま日本がまれに見るスピードで少子化に向かっている最大の原因だと思う。

かくいう私にも子どもが2人おり、ガソリンの値段が下がった時には「本当に安くなったナ」と喜んだクチである。
そのガソリンを道路族の連中のために再度値上げするというのならば、その神経はもはや真っ当なものではない。
そこで不思議なのは公明党で、私は創価学会というのは大嫌いだが、しかしこの組織が元来もっていた庶民へのアプローチや平和主義というものは、さまざまなバイアスを取り除けば評価すべき点があると思っている。その公明党が再議決に必要な衆議院の3分の2の補完勢力になるのならば、一刻も早く解党した方がいい。

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