« 鳩山邦夫の死刑執行には官僚独裁のエッセンスがつまっている | トップページ | なぜ政治報道はピンボケになるのか? »

2008/04/15

理解の範疇外

今朝の日経朝刊の2面、3面には、私のような凡人にはおよそ理解の範疇外のことがたくさん書いてあった。

理解の範疇外-その1
民主党の前原が小泉と定期会合を持つことになったそうだ。前原とその取り巻き連中などというのはとっとと自民党へ行けばいいわけで、勝手にすればいいのだが、それにしても現状、この場面でそういう会合を持つという“感覚”は理解不能としかいいようがない。

理解の範疇外-その2
中川秀直へのインタビュー。中川というのは自民党の実力者ということになっているらしい。その男がもっともらしく「ねじれ国会」についてのインタビューを受けているのだが、そもそも中川が日本の政界における重要人物であるという点が理解不能である。
だって中川というのは森喜朗が総理大臣になった当時に出てきたスキャンダルなどを見ると、もう単純に三流政治家である。それが森→小泉→安倍→福田と一つの派閥から総理大臣を出す過程で実力者になったという。
その昔、いわゆる田中角栄に連なる政治家が長く政界を支配していたことがあった。その当時は「一刻も早くこういう政治が終わって欲しいものだ」と思っていたが、いま考えるとこの頃の田中派、竹下派の政治家というのは、いまの福田(赳夫)派の流れをくむ政治家よりもはるかにまともだった。
たとえば金丸信。自民党の利権政治家の代表格のように見られていたが、いま思うとそれでもどこかに国政を担う人間としての“重み”があったし政治に対する“畏れ”を持っていたように思う。竹下登しかり、梶山静六しかり、もちろん田中角栄しかり……(後藤田正晴はまた別格)。
同様なものが福田赳夫にはあったと思うが、その後を継いだ森や小泉、中川、安倍といった政治家にはまるで感じられず、ひたすら権力と利権に埋没している。ここ最近の日本の政界、のみならず社会の劣化は、この連中が権力を握っていることと密接な関係があることは間違いないだろう。

理解の範疇外-その3
プルサーマル原発を新設するそうである。記事によると「大間原発は使用済み核燃料からつくるウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料だけで動く世界初のプルサーマル専用の商用炉」で、「政府の核燃料サイクル政策が本格的に動き出す」のだそうだ。
冷静に見れば国家財政が破綻しているのと同様、核燃料サイクル政策というのも完全に破綻している。にもかかわらずそれを絶対に認めたくないからさらなる施設をつくる。これは巨大な箱モノであるから利権という宝の山でもある。そうして後に残るのは後世へのツケであるが、原発の場合は金銭的な負担(最後は必ず国民負担となる)に加えて放射能という環境への負荷も残る。
そんなものをまだ新設しようというのが理解不能である。およそ官僚や与党の政治家というのは、自分たちが死んだ後のことなどサラサラ知ったこっちゃないのだろうが一方で同じ新聞に「家庭用燃料電池 松下、初の量産」という記事があった。それによると松下は家庭用の燃料電池の販売価格を2015年までに50万円台にすることを目指すという。
しかも家庭用燃料電池は複数の会社が開発しており、今後、さらに競争が激しくなるだろう。そうなれば量産化の時期がさらに早まることも考えられる。
もはや原発の新設など不要なのは小学生でもわかる論理だと思うのだが、、、

|

« 鳩山邦夫の死刑執行には官僚独裁のエッセンスがつまっている | トップページ | なぜ政治報道はピンボケになるのか? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 鳩山邦夫の死刑執行には官僚独裁のエッセンスがつまっている | トップページ | なぜ政治報道はピンボケになるのか? »