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2008/04/29

再可決は暫定税率というクスリの禁断症状

それでも政府与党は暫定税率を再可決するという。
ことここにいたってこの国の権力はついに「元々国民生活のことなんぞ知ったこっちゃはなかった」というその本性をむき出しにした。
「世論調査、補選の結果を見れば暫定税率の再可決はそう簡単なことではないナ」なんて思ってしまう私なんぞはしょせん甘ちゃんで、権力の側に入る資質のかけらもないということだろう。

これは新聞も書いていることだが、暫定税率がこのまま復活しなければ2兆6千億円の歳入が不足するという。それは避けなければならないから再可決をするということらしいが、予算の隅々まで詳細に検討して、これまで明らかになった絶句するしかない税金の無駄遣いを徹底して削れば、2兆6千億ぐらいなどはあっという間に“浮く”であろう。
それをする素振りすらないうということは、つまり2兆6千億が欲しくて欲しくてたまらない連中がいるわけで、これはもはや麻薬患者の禁断症状と同じである。

一方、国民はといえば、ついに保守王国と言われた地域で通常は与党が強いと言われる補選でさえ勝てなかった(ま、タマがあまりにも悪すぎたけど)。しばらく前、小泉のモノマネをやっていたニュースペーパーのネタで、「(改革の)痛みに耐えて耐えて耐えて耐えればね、そのうち慣れます」というのがあったが、長い年月にわたって与党とマスコミの垂れ流すウソを信じてきた国民も、ここまでくればさすがに痛みに耐え切れない。それゆえの投票行動だったわけである(といっても暴動が起きるわけでもないし、9万人以上が山本某に投票しているのだが)。
そうして出た選挙結果を見た与党の幹事長は、「山口県知事は暫定税率を復活させて欲しいといっており、これも民意だ」と述べたそうだ。驚くべき発言である(と思うのは私だけ?)。そもそも知事というのは公人であってその発言は民の声ではないはずだが、さらに20万人以上が投票した選挙結果と一知事の意見を同じ秤にかけているところにこの人物の本性が見える。
またこの人物は「参議院で問責決議が出たら衆議院で信任決議を出して対抗するべきだ」と言ったらしい。ま、これについては是非ともやってもらいたいものである。
ただし信任決議を可決したのならば、そう簡単に福田降ろしなどやってはいけない。とまあこれは常識だと思うのだが、禁断症状に陥っている連中には常識もへったくれもないのだろう。
それにしても、、、
ひと昔前は自民党の中にもまともな面々がいたものである。そうしてその面々が声を上げることでバランスを保ってきたものだが(それが自民政権を長期化させた原因でもあるが)、もはやそういう真っ当な感覚をもった議員すら自民にはいなくなったようである。

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