北朝鮮よりタチの悪い会社
昨日の日経朝刊社会面にこんな記事が出ていた。
わずか40行程度であったが、驚くべき内容である(と私は思う)。
もう少し詳しいことが知りたいが日経ではこれが限界なのか。そう思って出社してから朝日、読売、毎日をザッと眺めてみたが、このことに関する記事はなかった。これは一昨日の夕刊で日経が特オチしたものなのかナと思い、3紙の夕刊を見てみたがやはり見つけられなかった、、、
つまり日経だけが書いたようなのである。
それにしても不思議な記事だ。「放射能を検出する測定器の設定が基準の100倍」で、しかも「警報が鳴るべき値を見逃していた可能性」があり、「いつから誤った状態になっていたか分からない」にもかかわらず、「作業員の被曝はなかった」というのである。
もちろん原発で働く下請け、孫請け、そのまた下請けの労働者が過酷な労働環境下で多量の放射能を浴びながら作業をしていることは、原発に関心がある人には知られた事実である。実際問題として測定器が正確に動いてしまったらおよそ作業らしい作業をするような時間もないまま引き返して来なければならないという。つまりこの問題も現場では常識的なことで、それをいままで隠蔽してきたに過ぎない可能性が高い。その結果原発の現場では被曝した労働者を多数生み出してきたにもかかわらず、これが公になることはほとんどなかった。
電力会社というのは表向きは超優良企業である。にもかかわらず実際はきわめて差別的な構造に根ざした下請け業者に過酷な労働をさせておいて徹底的な情報統制をする。これは社会構造として見るならば多くの日本人が大嫌いな北朝鮮とまったく同じである。あるいはいくつかの宗教団体とも。
しかし私は北朝鮮やいくつかの宗教団体よりも電力会社のやっていることの方がタチが悪いと思う。なぜならば、もし原発が破局的な事故を起こした場合、日本という国そのものが滅亡する可能性がきわめて高いからである。そのような会社のトップだった人間に与えた叙勲などというものはすべて今上天皇の名において剥奪すべきである。
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